みなさん、こんにちは。
はじめまして、ASです。

去年まで直営店「ビージェイ」に在籍していましたが、
今年からメーカーの営業・開発に移りました。
どうぞよろしくお願いいたします。


さて今日は、


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先月発売された新製品「HGファインニッパー(ゲートカット用)」のご紹介です。
昨年のホビーショー発表後、紆余曲折して参りましたが、おかげ様で無事発売する事が出来ました。


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ちょうど、月刊ホビージャパン誌の巻頭特集内でも取り上げてもらっています。
※ニッパー以外にも様々な新製品が掲載されていますので、是非チェックしてみて下さい。

それではまず、簡単にご紹介。

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本製品は「片刃」仕様。
通常のニッパー(両刃)とは切断方法が異なります。
両刃で挟み切る通常のニッパーに対して、
本製品は、「刃のない刃先で固定しながら、もう片方の刃のある刃先で切る」
いわゆる、「包丁とまな板の原理」で切断します。


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コンパクトヘッドなので狭い部分のゲートにも難なく届きます。


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 「ストッパーネジ」付きで、「刃」の当たり具合を好みで調節できます。

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「ストッパーネジ」を最後まで締めこんだ状態。
ご覧のとおり、刃が当たっていません。

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ストッパーネジを緩めて、刃先同士の当たり具合を調整します。

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刃のあたり具合が決まったら、「固定ナット」を締めて、ネジの位置を固定します。
刃先同士の当たり具合によって、「切れ味」と「刃の寿命」が変わってきますので、
是非、自分だけのベスポジを見つけてください。


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グリップ部分が赤いラバー製ですので、滑りにくくて視認性もバッチリ。
メーカー希望小売価格:2,200円(税別)と、まずまずの値ごろ感となっております。


機能や仕様についての説明はこのくらいにして、
ここからは実際にパーツを切断して見ていきます。


今回、比較の為「NOブランド」品も用意しました。
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左(青いグリップ):薄刃タイプのニッパー
右(赤いグリップ):ベーシックタイプのニッパー

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ベーシックタイプのニッパーは、厚みのある両刃式であり、
比較的安価(1,000円未満くらい)で入手できるので、お財布的にも精神的にも負担が軽いです。

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今回は分かりやすいように3mmくらいのランナーで試して見ます。
ご覧のように、ランナーの両サイドから刃が食い込んでいます。

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そのまま力を入れていくと、ランナーを潰し切るような感じで、最後はパチンと音を立てながら切断されました。真ん中あたりに白化した跡があります。

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キットのゲート部分も、切った所が潰れてしまい、非常に目立つゲート跡となってしまいました。


続いて、薄刃タイプのニッパー。
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ベーシックタイプのニッパーより刃先が薄く鋭利に加工されていて、奥まった部分にまで刃が届きやすいです。

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ベーシックタイプと同じく両刃式なので、両側から挟み切るように切断できましたが、
やはり切断面が白化。

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ゲート部分も切ってみましたが、跡がしっかり残ってしまいました。
流石、「NOブランド」。綺麗な仕上がりとは程遠いですね。


そして、
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「ウェーブ HGファインニッパー」の登場です。

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まずは、先ほどベーシックタイプのニッパーで切ったランナーを切ってみます。

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片方の刃先でランナーを抑えながら、もう片方の刃先は内部へ進行しています。
両刃式に慣れていると、この片側から切れていく感覚にちょっと戸惑うかもしれません。
切り心地もパチンではなく、ツーっと刃が入っていく感じです。(個人的主観です)

肝心の切断面がこちら。
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断面がほとんど白化することなく、切断できました。

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薄刃タイプで切った後の白化済みランナーも「HGファインニッパー」で切り直せば、

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こんなに綺麗な仕上がりになりました。

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ゲート部も「NOブランド」に比べて、白化や潰れはほとんど起きませんでした。
これだけで、この後行うであろう表面処理の負担は間違いなく軽減されます。

切れ味は申し分ないし、片刃の薄刃ニッパーとしては比較的安い!
と良い事ばかり書いていてもアレなので、注意点についても触れておきます。

「HGファインニッパー」の刃は、その切れ味と引き換えに従来のニッパーと比べて強度が高くありません。カッコよく言うと「トレードオフ」というヤツです。
よって、お取扱いには注意が必要となります。


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パッケージの至るところに注意喚起があるのもその為です。


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ご丁寧に裏面にまで書いてあります。偉いでしょ。


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さらに下にも注意書きが!
こちらの注意点も重要事項ですので、必ずお読みください。


特に
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ニッパーの刃先で捻ったり、ぐりぐり抉ったりするのは、絶対ダメです。

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刃先が折れたり、曲がったり、ニッパーとして使い物にならなくなります。

ナーバスな面も強めに押し出していますが、
ここに書かれている注意事項は、本製品に限った話じゃありませんので、ご勘弁を。
ご使用の際は、苦手な上司や先輩に接するが如く十分に注意してお取扱いくださいませ。


ということで。
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これまで模型に関わる工具や材料を製品化し続けてきた当社ですが、
今回初めて、プラモデル用のニッパーという基本中の基本アイテムを製品化しました。
通常のニッパーに比べて、消耗度も高いし、究極・完璧じゃないないかもしれないけど、
切れ味、機能、価格はとっても良好(ファイン)です。
生産体制にも力を入れ、今後も安定供給をめざしていきますので、
どうぞ安心してお買い求めください!

以上簡単ではありますが、
HGファインニッパー(ゲートカット用)」のご紹介でした。


そして、
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散らばったゲートの破片は、「ハンディークリーナー」でお掃除♪
営業部曰く「小売店さまでの実演時、最後にコレをやると飛ぶように売れる!」だそうです。

それでは、また。

AS