WE21ジャパン港南

横浜市港南区のボランティアがささえるリサイクルショップ WEショップ上永谷とWEショップ港南台を運営するNPO WE21ジャパン港南の情報をお届けします

おしどりマコ&ケン トークライブを開催しました

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福島第一原発事故から7年が経とうとしています。
避難指示が解除された地域もあり、前進したかに見える福島ですが、現実はどうなのか・・・
おしどりマコ&ケンさんにお話を伺いました。会場は幅広い年齢層の方で埋め尽くされ、関心の高さがうかがえました。

東電の記者会見
マコさんが原発事故について関心を持ったのは、事故後に自分たちの芸を見に来てくれる子どもたちに放射能の危険性を伝えたい、それにはきちんとした知識を得なくてはいけないと思ったのが発端。
情報を得られるのは東電の記者会見と思い、ネットで見て、ノートに書き起こしたそうです。その中で気づいたのは、突っ込んだ質問をする記者は指名されない、指名されたとしても他の記者から野次が飛ぶなど、会見の不公平さでした。
そこで、こんな会見はおかしい!自分が行って、おかしいことはおかしいと言いたいと思い、2011年4月から現在に至るまで記者会見に出席し、東電の担当者も何人も変わる、記者の顔も変わる中、継続して出席しているマコケンさんは誰よりも多くの情報を持っていて、今やご意見番という存在になっているそうです。
マコさんは、鳥取大学医学部生命科学科で学んだ経験があり、データを読み込み分析する力は素晴らしいものがあり、その裏付けからの質問は、東電も一目置かざるを得なくなり、マコさんの質問がなければ公にならなかった貴重な情報もあります。

福島県民健康調査検討委員会
子どもたちの健康被害について知りたいと、公開開催となった4回から健康調査検討委員会にも取材に行かれています。最初のうちはまばらだった傍聴席や記者席が、甲状腺がんや体調不良を訴える子供が増えるにつれて、最近は多くの人で埋まるようになってきたそうです。
最初は、子どもの甲状腺がんと放射能の関連を否定していた委員の方々も、最近の甲状腺がんの増え方は放射能の影響を否定できない状況だと考えるようになっているようです。国も、放射能と甲状腺がんの関連の可能性を認め、早く対策をとって欲しいと思います。
校庭を使用していい放射線の基準値が驚くほど高く、そのせいか運動部の子どもたちに体調を崩す子が多いと心配の声が上がっているそうです。国や自治体は、子どもたちの健康を守ろうと思っているのでしょうか?不信感が募ります。
また、自分たちの健康に危機感を持った農民の方々も参加されていて、汚染された農地では、異常な形をした作物が採れたりなどしており、自分たちの体にも悪影響があるのではと心配しているそうです。
マコ&ケンさん⑩

福島県農民連の政府交渉
農家の放射線防護対策を求めている福島の農民連の政府交渉も取材されています。
農家の方々は、健康を守るための制度などを要求しますが、国は自己責任と言わんばかりの態度で、対策が取られないのが現状です。福島の農業というと、作物の風評被害ばかりが取りざたされますが、農民の方々の健康が維持されるような対策が、まず取られるべきです。
― 避難解除になった地域に帰還して、農業をしようとする人々への説明会でのこと ―
家や畑は除染されているというが、畑まで行く道は除染されていないところがあるのではないか?という質問に、そういうところは確かにあるので、そういう留まる必要のないところは、できるだけ息をしないで走り抜けてください。鼻から吸い込んだ場合は、鼻をかめば、かなり除去されます。との答えだったそうです。
避難指示解除は、安全になったから帰還してくださいではないのです。自分たちで安全対策を立てて、セシウムと共存してくださいということなのです。驚きです!

日本列島が放射性廃棄物処理場に
福島県は、30年以内に最終処分場を県外に作るという条件で放射性廃棄物の中間貯蔵施設を受け入れ、広大な土地を提供しました。
しかし、国としては、30年以内に県外に用地を確保することは難しいと考え、廃棄物の量を減らしてしまおうと、再生利用を考えたようです。8000ベクレル/㎏以下の廃棄物は通常の廃棄物として処理でき、更に日本全国の公共事業の建材として利用していこうというもので、道路や公園にも使われることになります。
降雨による地下水の汚染など、国民全体の問題になる可能性があります。
もともと日本ではセシウムで汚染されたものを再利用できる基準は100ベクレル/㎏と決まっているのに、基準を大幅に緩めるのは法律違反ではないかと思われるのですが、国が法律を破る場合は「新概念」として許されてしまっているとか。国民として、見過ごしてはいけないことだと思います。

ドイツの国際会議に招待され
2014年からドイツの国際会議に招待され、その際、ドイツの学校の生徒さんたちに原発事故のことなど話しているそうです。ドイツの子どもたちの関心は非常に高く、活発に質問し、自分の考えをしっかり持っているそうです。
ドイツは、ナチスを生んでしまったことを恥じ、反省し、大勢に流されないように自分の考えをしっかり主張できるように育てることを教育目標にしているそうで、一方、日本の学校では中立を求められ、原発や憲法のことに触れると政治的だと言われるため、話すことができないと悩んでいる先生がいるそうです。
これでは、日本の先行きが不安になります。

マコ&ケンさん②マコさんの熱く語る姿に触れ、わたしも報道を鵜呑みにせず、自分の考えを持って、世の中を見ていかなくてはいけないと思いました。
「今、日本の報道は資本主義社会の商品になっていて、お金になるものにしか飛びつかないが、わたしたちが命に関わるものだから報道してほしいと、大きく声を挙げれば、報道も取り上げざるを得なくなると思う。一斉に声を挙げれば、世の中を変えることができる。」というマコさんの言葉が胸に響きました。
一人一人が自分にできることを考えていきましょう!





チョコ募金のお知らせ

今年度も、チョコ募金の時期が近づいてきました。
皆さまにお馴染みになった JIMーNETのチョコ募金ですが、今年のテーマは「みんながHappyになれるチョコ」です。

イラクの小児がんの子どもたちと家族のを支援するために、JIM-NETが1月に開設した「JIM-NETハウス(小児がん包括支援施設)」は、多くの人々に利用されていますが、チョコの原価高騰による価格上昇に伴い、薬代に回せるお金が減ってしまいました。
そのため、今回は募金の増額をお願いし、550円募金してくださった方に缶入りチョコを1個プレゼントします。

缶の中のチョコは、いつもの六花亭のおいしいチョコです
WEショップ上永谷店で扱っておりますので、皆さま、どうぞいらしてください。
ご協力、お願いいたします。
チョコ募金

ほかほかニュース81号を発行しました

ほかほかニュース81号 表面ほかほかニュース81号 A3中面
ほかほかニュース81号    裏面

日本の貧困の現状についてお話を聞きます

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貧困なくそうキャンペーン2017 開催します

2017貧困なくそうキャンペーンチラシ(表面)2017貧困なくそうキャンペーンチラシ(裏面)E

郡山から川崎に避難している松本徳子さんにお話を聞きました

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去る6月21日、福島原発事故後、郡山市から母子で川崎に自主避難している松本徳子さんにお話を伺いました。

松本さんは避難者でありながら、避難している人たちを支援する活動に関わり、昨年7月に避難者が孤立しないで生活するための支援の窓口となる「避難の協同センター」を設立し、代表世話人を務めています。


松本さんは、次々に爆発する原発による被害を恐れ、2011年3月末、一旦、当時12歳のお嬢さんを東京の妹さんのところに避難させましたが、中学校より入学式の連絡が入ったため、お嬢さんを郡山に戻し、進学をさせたそうです。そのためか、6月末に大量の鼻血を出し、下痢、体調不良を訴えたため、ご主人と相談し、松本さんとお嬢さんと、神奈川県の民間借り上げ住宅提供の情報を得て、川崎市の民間借り上げ住宅に避難されました。
ご主人は、家族のため、住宅ローンのために郡山に残り仕事を続けているそうで、家族バラバラの生活が続いています。


避難している方々の事情はまちまちで、支援の枠外にいる人たちも多くいます。そのため避難者の実態が把握されておらず、松本さんは避難者の住宅事情や経済状況について、国も福島県も早く実態を把握してほしいと言います。


この3月31日の住宅提供の打ち切りにより、今まで頑張ってきた力も尽き果て、自ら命を絶つ人もいます。このように厳しい状況にある避難者の方々から「避難の協同センター」に、多くのSOSが入っているそうで、松本さんご自身も甲状腺に異常が見つかり、不安な中でありながら、支援活動をされていることをお聞きし、胸が痛みました。


吉野復興大臣の「最後まで、一人残らず支援する」という言葉が、きちんと実行されるよう、わたしたちもしっかり見ていかなくてはいけないと思います。
一人一人が他人事とせず、できることは何かを考え続けなくてはいけないと、改めて思いました。


*避難の協同センターとは
東京電力・福島第1原発事故により避難を余儀なくされた人たちの「健康に生きる権利を共助の力で実現しつつ、国や自治体に対して、避難先での住宅保障や就労、教育等も含めた生活支援など、総合的な支援の実現のために活動しています。

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