月と風とキヨタblogと

尼崎の重症心身しょうがい者の地域生活(入浴・外出)を支え、アートを通じて地域と本人さんを繋げる『NPO法人月と風と』代表キヨタによるブログ。

May 2011

マイ バック ページ

みました。


天然コケッコー
松ヶ根乱射事件

の山下敦弘が監督。
天然コケッコーがカンヌ出展が決まった時、
自身がまだ女性経験がなかったため、

『史上初!童貞でカンヌに乗り込んだ監督!』
と揶揄されたあの山下監督です(逆にかっこいい)

大阪芸大卒の二歳年下だし、
ほぼ同世代がその昔の学生運動を
どう見てるのか感じてるのかとても興味ありました。

正直、ぼくらの世代には
学生運動に対するあこがれがあります。
ベトナム戦争や日米安保や世界革命を
あんなに声高に多くの学生が叫んでいたなんて
1990年代に大学時代を経験した
ぼくには想像もつかないこと。

大学時代ぼくが在籍していた演劇部は
まだアングラ演劇を公演していて
稽古終わりで先輩と飲んでは
『表現とは』
『非日常とは』
『なぜ芝居をやっているのか』
『自分とは何なのか』
『今の学生にはなぜ
 日常に対するアンチの姿勢がないのか』
を、あーでもないこーでもないと話していました。

雰囲気的には演劇を通じて
ぼく(自己?)やその周囲(大衆?)に対する分析(総括?)
をなんとなくやっていた印象があります。

とにかく『楽しい』以外の
『自分が舞台に立つ理由』をひたすら求められました。

この映画のシーンにも通じるところがあり
わかってはいましたが、ちょっと痛々しくも甘酸っぱかったです。

どうしてもぼくは学生運動自体を
完全に間違ってたとは言えないと思うのです。
それは今も同じ。
だからぼくはNPOをやっています。




東都新聞社(ホントは朝日新聞らしい)に
1970年東大卒で就職した沢田(妻夫木)。

学生運動も終わりつつある時期に、「遅れてきた男」(松山)と、
卒業後に学生運動が勃興した早すぎた男」(妻夫木)が出会います。


しかし妻夫木演じる沢田と松ケン演じる梅山の間には
甘酸っぱい青春というにはあまりにも辛辣で
革命というにはあまりにも雑で稚拙な事実が横たわります。

そして何より人が死んでいる。

人の命を最優先に考えた上での思想・行動にもかかわらず
他人の命をあやめてしまった、それに加担した最大の矛盾。
ゆえに思い返して振り返れない。

何気ない日常の、ふとした瞬間のきらめき。
思想ではない感性で通じあった、男同士の友情。
そして今、隣にいる人を大事にすること。

それらを痛感したとき・・・



ぼくは真夜中のカウボーイを思いだして
ラスト号泣してしまいました。

いやあついつい学生運動の人たちと
プライドばかり高かった
自分の稚拙な大学演劇時代を重ねて

グッときちゃうんですよねえ。

間違ってはいなかったはず。
でもなぜ映画のようになった?
思い出話にもできない感じになった??

若者は潔癖だ。盲進する。それが特権。
しかしそこまで白黒はっきりさせないといけなかったのか???



そしてもちろん表紙はこの人。
今日売りの週刊東都・・・いや、週刊朝日です(本物)
asahi

歓待

みました。
現在東京と大阪一館ずつしかもレイトのみという公開規模。

劇作家・演出家の平田オリザ氏が主宰する劇団
「青年団」の俳優が多数出演してました。
監督の深田晃司も青年団の演出補佐だとか。
多才だなあ。クドカンのながれだ。

ヒロインの杉野希記は27?くらいなのに
プロデューサーらしい…。
骨のある女優がでてきました。注目す。

都内で印刷店を営む一見平凡な家族が、
かつてこの印刷所に資金援助をした地元名士の息子
というふれ込みの男の訪問によって
大きく狂い始め崩壊していきます。

この地元の名士の息子が
いーぐあいに胡散くさい!
言ってることは正論だし
危機対応能力も高い!

中盤までこの人が出てくるだけで
こわーくなってました。

明らか低予算!
しかし役者の芝居と、かなり深い脚本で見劣りしません。

たまたま直前にキッズオールライトみたので
アメリカと日本の家族のありようのギャップ
(オープンで感情的なアメリカと陰湿で察することばかりな日本)
に愕然としてました。

どうやっても歓待の方だもんなあオレは。
巻き込まれるもんなあ。はっきり言えず。
とか考えてもやもやしっぱなし…。

コメディやらホームドラマやら言われてますが、
ぼかぁホラーだったなあ。

しかし最後は国際交流、国際化とは?
なんて事も考えさせる
なかなか芯のある作品でしたよ。
質が高く、かなり面白かったです。




キッズオールライト

みました。

レズビアンカップルが、
精子バンクを通じてそれぞれ妊娠し、
男女一人ずつ出産した四人家族の話。

高校卒業した娘が
精子バンク上のお父さんさんと会ってみたい!
と連絡とるところから物語が展開していきます。

外国人のリアルな『困った表情、表面上にこやかなウラのある表情』
を見れます。
あんまそんなイメージないからちょいおもろい。

しかし外国人は感情表出がストレートだ。
子どもたちに対して
『ごめん!反省してる!』
てことまで、どストレート。

昔なら『アメリカ人はガサツやわー。あーやだやだ』
となってたとこだが、
今は何かうらやましい…。

特殊な家族の中の問題を
戸惑いながらも多少のやるせなさもありながらも
どストレートに解決する。
適度なカタルシスありつつの
見てて気持ちのいい作品です。

要は、愛情をどうやってちゃんと伝えるか
そこですね。

宣伝再び。ツイッターやっております。

個人的な宣伝ですが、
キヨタはツイッター始めました。

ユーザー名
kiyota20062000

で検索していただいて、
フォローしていただければと思っております。

よろしくお願いします。

宣伝です。本日19時よりワークショップ開催!

宣伝です。本日19時より月と風と事務所で

『わくわくワークショップ~居心地のいい組織にするために~』

というワークをします!
組織のなかでモヤモヤしてる人はぜひ。

ミチベーションアップに成功した
とある歯医者さんの密着映像をみて
みんなで話し合います。

料金無料です。よろしくお願いします!

ピュ〜ぴる

みました。

テアトル梅田のレイトショーで。
ピュ〜ぴるとはゲイで現代アート作家の名前です。
ぼく知りませんでしたが。

バイトをして作品の材料代を稼ぎ
ひたすら作品を創作。
部屋も変な作品だらけ。おもろい。

自分の存在に悩み
整形や手術をくりかえし
女性ホルモンを投与し
ホルモンバランスが変わることによる躁鬱に苦しみ
親と対立し
彼氏と別れ

それでもひたすら作りつづける。あまりに純粋で圧巻。
そして横浜トリエンナーレに呼ばれ
両親の前で、自分の作品の中でパフォーマンス。

感動しました。
撮り方、切り口はドキュメンタリーとしては普通だが
被写体が魅力的すぎました。
ブラックスワンの時も思いましたが、

ギリギリの状態の人が表現した
一瞬のきらめき。これはすばらしい。

◇◆◇◆

ぼくが代表をつとめる
NPO法人 月と風とのHP
http://tsukikaze.mond.jp/
も更新中してます。
よろしければっ

スコットピルグリムVS邪悪な元カレ軍団

みました。

なんておもんなさそうなタイトル…
と思ってはいたのですが
原題は『スコットピルグリムVSワールド』
なので、あえて狙ってB級なタイトルにしてるのな。

てことは逆に見たい!

と行ってきましたテアトル梅田。

内容はバンドマンでゲームオタクの主人公が恋をするが、
その彼女の元カレ軍団と戦うハメに。

というむちゃくちゃなもの。
格闘ゲームの

ジャッキーチェンのベストキッド見た時も思ったのだが、
アクション映画を下じきにして格闘ゲームが隆盛して
その格闘ゲームを実写映画化するというスパイラル。

日本人なので、ギャグやフレーズや表現に
ついてけないとこもありましたが、
随所で笑えますよ。
ほんっとうにくっだらない内容で
きがーるに見れる映画でした。

格闘ゲーム好きでB級映画好きな方はどうぞ!

エンジェルウォーズ

みました。

施設に閉じ込められた、少女たちが
そこから出るために5つのアイテムをとるための戦いにでる!

頭の中で・・・。

実はこの話、ほっとんどが少女たちの空想・想像です。
そこではドラゴンと戦ったり
鬼みたいに怖い虚無僧と戦ったりします。
アクションシーンは絶品!
かっこいいしキマッてます。
さすが300(スリーハンドレッド)の監督!

かっこいいし女の子かわいいし
支離滅裂な話だけどまあこれはこれでいいか。

と思いながらみてると最後にドスンとくるセリフが!
そーゆーことかー。

最終的にぼく自身が
何かにちょっと立ち向かおうとアガる、いい映画でした。

◆◇◆◇◆◇

キヨタが代表をつとめます
NPO法人月と風とのHPでもキヨタの思いを更新中です!
よろしければっ!

ブラックスワン

みました。

ぼくの大好物、ダーレンアロノフスキー監督作品!
『レスラー』という映画が去年のキヨタのベスト1!

この監督
物語の主人公の始まりの状況と
主役を演じる役者自身の現在の境遇とが
近い人を主役に抜擢します。

おちぶれたプロレスラー役をミッキーロークみたいな。
だからこそ迫真の演技ができ、すばらしい作品になります。

今回は、

清純なだけで、裏の面・爆発的な感情の解放をみせれず、
白鳥の湖の王女役になるも、黒鳥を艶っぽく踊れないバレリーナ役を

ナタリーポートマン。

ぴ、ぴったり・・・。

ぼくも知りませんでしたが
白鳥の湖の主役は、白鳥と黒鳥の二役するんですね。

いやーしかしこわい!
全てに『伝統』という否応なしさがつきまとうバレエ。
そして演出家以外ほとんど女性しかでてこない不健全さ。
様々にしばられ、黒鳥を演じれないナタリーポートマン。
しだいに気持ちが不安定になっていく主人公。

そして圧巻の白鳥の湖のバレエシーン!
それを上回る、舞台裏で黒鳥になろうともがくニナ!(役名)
それらをはるかに凌駕する、鬼気迫るナタリーポートマン!!
ながれる『白鳥の湖』!!!

鳥肌もんでした。

不安定だからこそギリギリの状態だからこそ
見てる人の心をつかむ表現になる瞬間がある。
その一瞬をとらえたすばらしい映画でした。

劇場版・神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ

見ました。

監督は『SRサイタマノラッパー』
の入江監督。

レイトなのに若い子でほぼ満席!
監督の入江悠はうまい!泣きました。

バンド、母子家庭、引きこもりの兄を持つ将棋少女
3つの話が同時進行で
かまってちゃんのライブに向けて進んでいって、
最後は表題曲!


それぞれのロックンロールが流れだし、
それぞれが走りだし、鳴り止まない。
て、展開としてはわかってるのにー!
き、決められたー!!

今年の邦画ベスト1きたかも!

しかし噂には聞いてたけど、
神聖かまってちゃんの
ロックンロールは鳴り止まないっ
本当にいい曲!いい歌詞!
青春をこじらせてる僕にはグッときました。