今年の初夢はこんなの。

 里山のかなり急な斜面。獣道が付いているのだが、あまりに険しいため実用的な道とは言えず、ほとんど使う者はいない。山頂近くまで遊びにいく子供達が使うくらいだ。
 冬になり、雪がつもると、その獣道がソリのコースに変わる。同じコースを子供達が何度も通過するために圧雪となり、ハーフパイプ状の蛇行するボブスレーのコースさながらとなる。
 そこをソリで滑り降りるのはかなりのスピードが出る危険な遊びだ。
 だが子供達はそんな遊びが大好き、猛スピードでコースアウトして斜面を転げ落ち、時には立木に激突することもある。それでも再挑戦する。勇者を目指す男の子の遊びだ。
 そんな遊びを大人になってから再びやってみたくなった。
 プラスチック製の赤いソリにソリに乗り、コースを下る。ぐんぐんスピードが出る。正直怖い。右に左に蛇行するコースに合わせて体重移動。難所の大きく鋭く曲がるカーブでコースアウト。体重があるせいか、子供の時のように派手にぶっ飛び転げるようなことはなかった。横滑りしながら止まる。
 ああ、失敗、もう一回やりたいけど、コースの上まで上るのが骨だなあと、子供のような気持ちとおっさん臭さが入り交じった気持ちがわき出てくる。

 そこで目が冷めた。今年も下りっぱなしでコースアウトという人生を暗示しているのだろうか?