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 知り合いのお坊さんが予定の時刻より大幅に遅れて我が家にやってきた。法衣はずいぶんとボロボロ、よろよろと倒れそうになって玄関の壁に手を付き体を支えていた。
 「どうしたんですか?」
 「悪霊払いをしていてね。手ごわい相手で、降伏(ごうぶく)させることは叶わず、ようやっとのことで退散させることができた。」
 「まずは中へ。」
 私が言うと、奥さんがお坊さんを部屋の中へ通した。
 玄関には私と、そして宙に浮く黒い雲の塊のようなものが残った。お坊さんが退散させたはずの悪霊に違いない。気づかれないように後ろから付けてきてリターンマッチを挑もうとしていたのだろう。なんとしつこい。
 疲労困憊のお坊さんにこの事実を告げることは憚られた。
 やむを得ない、俺が追い払おう。
 とは決意したものの、実は悪霊払いには自信がない。
 玄関にあった小さな祭壇に火をくべ護摩祈祷を始めた。作法は知っているもののお坊さんのような徳を持たない私に本当に悪霊を払うことができるのか、不動明王ご加護を!
 祈祷を始めると、私の首根っこを強く掴み後ろへと引っ張る力が加わる。私を祭壇から引き離そうとしているのだ。この強い力に負けて祭壇から引き離されたら、地獄まで引きずり困れてしまいそうな気がした。
 私は踏み堪えながら必死に経を唱えた。

 そこで目が醒めた。うなされているところを奥さんに起こされたのだ。
 起こされるのが遅かったら、悪霊にやられていたかも~(笑
 頸に痛みがあった。未だ治らぬ交通事故の後遺症のぶり返しだ。その痛みのためにこんな夢を見たのだろう。

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