ラッパのマークでお馴染みの、よく効く下痢止め薬の『正露丸』(大幸薬品)に、新たに液体カプセルの新製品(「正露丸クイックC」)が加わり、4月から発売されることになりました。臭いもなくって飲みやすくなったので、若い世代にもアピールしていくらしいです。


●新タイプは液体カプセルで下痢に即効性

正露丸の新製品は「正露丸クイックC」という名称で、4月3日に発売されます。
16カプセル入りで希望小売価格は1000円。1回に2カプセル服用(大人の場合)なので、8回分となり、やっぱりやや割高ですね。

ヘビーユーザーの私としては、糖衣錠でも高いと感じているので、「クイックC」の場合は、丸薬と使い分けるのが経済的でしょうね。


「正露丸クイックC」の特徴として、丸剤に比べて匂いがなく、苦みを感じることなく飲みやすいという点があげられます。さらに、胃の中で素早く溶け(6分で全て溶ける)、主成分「木クレオソート」を液体のままで血中に吸収できるため、即効性が高いという点もあります。

急な下痢に素早く効果を発揮できるようになったわけです(丸薬でも効果は遅くはないと思いますが)。本当に直ぐに下痢を止めたいという緊急の場合は助かりますね。

大幸薬品としては、飲みやすさと即効性をアピールすることで、若い世代にも使ってもらい、伸び悩んでいる販売数を伸ばしたい考えのようです。


●正露丸は毒薬で危険だという説

ところで、正露丸にカプセルタイプが新しく加わったことで、ネット検索で口コミ効果など調べようとしたら、「正露丸は飲むな」「正露丸は毒薬だ」などという医療関係者の注意喚起のページが結構あるので、驚きました。

正露丸の主成分の「木(モク)クレオソート」は、消毒薬そのもので、内服は危険だというのが、共通する主張のようです。

正露丸を服用すると、神経毒の作用で、最悪の場合は腸の壊死、麻痺性腸閉塞などを引き起こすと警告しています。

確かに正露丸の誕生のキッカケを調べてみると、当初は腸内の消毒を目的に作られたようですが、近年の研究では、下痢をしている時の腸内の水分分泌の抑制と腸の過剰な運動の沈静化が、下痢止めの作用メカニズム(クレオソートの作用)のようです。

どうも、正露丸危険論者が唱える、”腸の神経をクレオソートの毒性で麻痺させて動きを封じ、痛みと下痢を止めている。その反動で、却って痛みが激しくなる恐れもある”という説は、正しいとは言えない気もしますね。

また、急性の下痢を無理やり止めるのは、有害物質を外に出そうとする体の自然の作用を邪魔することで、病状を長引かせることになり良くないとも言います。

しかし、食中毒やウィルス性の異変の場合は、そもそも症状の重さが違うので、市販薬を使わず医療機関を受診するでしょうから、正露丸を使うのは、日常的な胃腸の不調による下痢(それこそ、食べすぎ飲みすぎ、体調不良による胃腸機能低下、ちょっと悪いものを食べたなど)で、危険は小さいと思います。

それに他の下痢止めの薬でも、半ば無理やり止めるのは理屈は同じです。


クレオソートが劇薬的な性質の成分であることは事実でしょうが、他にもアセンヤク末、オウバク末、カンゾウ末、陳皮(ちんぴ)末などの生薬成分も入っているので、それらが、クレオソートの毒性を緩和しているとも考えられます。

クレオソートだけを取り上げて、それのみを持ってヤバイ薬と断定はできないでしょう。


●ヘビーユーザーの私には害なしだが

実は、私は正露丸を常備薬としているヘビーユーザで、丸薬の普通サイズ(50粒?)を1年に2瓶くらいは使っているでしょうね。

かれこれ、30年近くは使っていると思います。

それでも、特に体に異変はなく、正露丸を飲んだために腹痛が酷くなったとかの経験もありません。


最近は、下痢でも「軽く済みそうだな」とか、下痢までいかずただの軟便で、何となく腹が頼りない感じの時は3錠を2錠に減らしたりすることもあります。
それでも、調子は整うので、私にとっては都合のよい薬です。
(量を増やすのは無茶なので、止めましょうね)


今度、液体カプセルで即効性のある新製品が出たので、丸薬と使い分けで利用していこうと思っています。