在宅勤務のために、自宅PCにUSBハブを増設した。バッファロー(iBUFFALO?)の「BSH4AE12」である。



 購入したまま使用せずお蔵入りになつてゐたものを、モニター・アームの設置に合はせてパソコン・ラックに設置した。個人所有のパソコン用に使用してゐるキーボードとマウスを会社のノートパソコンに接続して使ふためである。

 これまでは、キーボードもマウスもつなぎかへることを想定してゐなかつたので、パソコン・ラック足元に設置したデスク・トップ型パソコンの背面に直接つないでゐた。勿論、自宅で仕事をするやうなことがなければ、これで何ら問題は無かつたのである。
 しかし、会社支給のワイヤレス・マウスは「戻るボタン」もない極めてオーソドックスなもので、ロジクールのそこそこ多機能なマウスに慣れた自分は、これに焦れつたく感じることが多かつた。持ち運んで使ふことを重視したノート・パソコンのキーボードが、長時間の事務作業に適さないのは言ふを俟たない。
 社用ノート・パソコンの入力装置の使ひ勝手に改善の余地を感じてゐたのだ。

 ノート・パソコンを置いたテーブルが華奢で高さも低く、ノート・パソコンを使つた文字入力の姿勢に無理を感じてゐた点も改善したかつた。

 或る日、置いたままになつてゐるUSBハブを活用することでこれらの問題が解決できることに気付いて、パソコン背面に接続したUSBハブをパソコン・ラックの机上に設置した。この製品にはハード・ディスクなど電力消費量の大きな機器を接続するときのために電源が付いてゐるが、この程度の利用なら電源を接続しなくても問題なく機能する。

 (通常)
 個人のPC(背面)⇔USBハブ(机上)キーボード
                    マウス

 (在宅勤務時)
 社用のノート・パソコン(机上に設置) キーボード
                    マウス

のやうに接続しなほしたのである。付属のケーブルの長さが1.5mあるので、問題なく設置できた。USBハブを設置したことによつてキーボード、マウスのUSB端子は机上に出てゐるから、自宅で仕事をする時には、USBハブから外して、社用のノート・パソコンに容易に接続することができる。(部分。)

 在宅勤務のために個人の所有物を使ふのは何か違ふやうな気がしないでもないが、これで在宅勤務中に少しだけ快適に過ごせるやうになつた。