名盤CD紹介

独断と偏見で「名盤」を紹介します

2017年02月

Cuban Dreams / The Havana Sessions

 以前紹介した「New York Sessions」の姉妹盤と言つて良いでせう。聴いてみれば、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)の好きな方なら、文句なしに気に入るやうな楽曲が満載です。


 


 残念ながら、現在では入手困難な状態になつてゐます。また、あまり知られてゐない作品のやうですから、このまま廃盤になつてしまふ可能性も高いと思ひます。

 手に入れたいのなら、今しかないかも知れません。


 おすすめのアルバムです。


 

 

Itzhak Perlman, Vladimir Ashkenazy / Brahms Violin Sonatas

 ブラームスのバイオリン・ソナタである。ブラームスの残したバイオリン・ソナタ三曲がすべて収録されてゐる。正直に告白しよう。私はブラームスのバイオリン・ソナタ集はこのアルバムしか所有してゐない。

 しかし、絶対の自信を持つて断言する。

 これは素晴らしい名演である。

 ピアノ一台に、バイオリン一台。これだけの構成で、これだけの感動を届けてくれる。オーケストラの音色に劣らない、豊饒な響きと抒情。バイオリンといふものはなんといふ楽器なのだらう。ピアノの表現力といふのはこんなにも素晴らしかつたのか。素直にさういふことを感じさせられる演奏である。

 美しい。

 

 

Abdullah Ibrahim / Ekapa Lodumo

 今日はアブドゥーラ・イブラヒムのライブ盤を紹介しよう。


 EKAPA LODUMO


 このライブ・アルバムでは、私の大好きなアルバム「African Suite For Trio And String Orchestra」に収録されてゐる「Mindif」と、彼の代表曲である「African Marketplace」を聴くことができる。特にこの16分41秒におよぶ「African Marketplace」の演奏は秀逸だ。

 アブドゥーラ・イブラヒムは、南アフリカ出身のジャズ・ピアニスト。元はダラー・ブランド(Dollar Brand)として活動してゐたが、イスラム教への改宗を機に改名したやうだ。
 演奏スタイルに独特なものを感じるが、それがアフリカ由来のものなのか、イブラヒム独自の演奏スタイルなのか判断することは私にはできない。ただ、他のジャズ・ピアニストとは違ふ何かを感じると言ふことはできる。

 彼のアルバムは、これと先程挙げた「African Suite」しか持つてゐないが、どちらも時々聴きたくなる。「African Suite」が荘重にアフリカの神秘を表現してゐるやうに感じるのに対して、こちらのアルバムはライブ盤であるだけに気軽に楽しめる一枚なのだ。


 

 

時々見つかるAmazonの破格CD

 最近、電車での移動中はスマートフォンに保存した音楽をシャッフル設定で聴いてゐる。時々、「このアーティストのアルバム全部持つてゐなかつたな」と思つて、スマートフォンで検索してみることがある。手頃なCDがないか見てみるのである。

 先週、そんな移動中の検索で、アマゾンに格安のアルバムを見つけた。「Willie and Lobo」の「Fandango Nights」である。新品のアルバムで送料込で283円であつた。(最後の一枚でしたので、もう販売されてゐません。)中古CDを購入した場合の送料が350円だから、破格と言つて良いでせう。ベスト盤や日本国内向けの寄せ集めの企画盤ではないことを確認した上で電車の中から早速注文。出張から帰る日の最終の時間帯の到着を指定して、出張から帰つたその日に無事に受け取ることが出来た。

 しかし、万事便利になつたものである。かういふサービスを陰で支へてくれてゐる方々に感謝しなければなるまい。

 早速、聴いてみた。

 私の好きなウィリー・アンド・ロボであつた。


 


 


 
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