ノートパソコンで動画編集をされている方から
下記の相談がよくあります


・編集中、動作が鈍い
・発熱が凄い
・ファンが煩い
・編集が出来るまで時間がかかる
・3年位で壊れることがある



代表的なところをざっと言えばこんな感じでしょうか







動画編集というのは

パソコンに高負荷を与える操作


操作の中身としては

・デジタルビデオカメラで撮影したデータの編集
・編集したデータをDVDなどへ変換
・動画データを別の形式に変換(エンコード)


といったものになりまして、
その際に


・CPU
・メインメモリ
・ストレージ(HDDなど)
・グラボ(搭載していないものも)


に高負荷をかける操作な訳です。


その際にパソコンは


高負荷がかかる
→電力を沢山使う
→電力は熱に変換されパーツが発熱
→発熱されたものをファンで冷やして一定の温度を保つ



作業中にこういった流れを繰り返して
パソコンを動作させていく訳です








ノートパソコンで動画編集が厳しいのは
性能云々よりも発熱の問題が非常に厳しく
殆どの製品が発熱が追いつかなくなることが多いのです


一般的なノートの場合、

高負荷をかける、
電力を沢山使う
電力は熱に変換されパーツが発熱
発熱されたものをCPUファンで冷やそうとする

まではいいのですが


→CPUファンの冷却が手一杯もしくは追いつかない
→HDDなどファンで冷却出来ない部位が加熱し始める
→加熱した部位は性能低下をしてパフォーマンスを下げる
→動画編集に時間がかかる、といった作業効率低下現象発生
→幅広い温度域の熱の加熱・冷却を繰り返し、部品劣化を招く


といった事が多くなるのです

また

部品劣化をすることで
故障が通常使用よりも早くなってしまう

といった現象が発生しやすいのです
*3年以内で壊れる使い方をしている人はこれが多いのです








メーカーさんはどうやって対策をしてるかと言いますと
一般的に販売しているパソコンでは対策が不十分なのが現状


↓一般的なパソコンの例、SONY VAIOの中身
小さい冷却ファンが1つだけあるだけで
他の部分の冷却が出来ない
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もちろん耐久性を考えたノートもあります

高負荷にも耐えるノート、MSIのゲーミングパソコン
性能はもちろん独自の冷却方式で冷すことを重点にしています

↓詳しくはここ
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=4418

MSI













ただお値段が高く、
メインボードやストレージ関係の冷却は
デスクトップタイプと較べて難しい状態



↓一般的なBTOデスクトップパソコンの中身
エアフロー(空気の通り道)が出来て冷却も優れている
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結論から言いますと、
ノートパソコンでの動画編集作業は
「出来る」けど「向いていない」というのが現状


 
基本的にはデスクトップ(モニタと本体が別れているタイプ)
BTOパソコンの方が良いと思います

↓ウチのBTOパソコン「CustomPC」
IMGA0504


















もちろん大きいので置く場所の関係で無理という方も
いらっしゃると思います





どうしてもノートパソコンでいかれるから

・定期的な清掃点検
・エアコンなどの温度調整(暑くしない)
・ノートパソコンクーラーを設置

といった対策をオススメします




以上