最近よく


「パソコン買ったんですが、遅いんです」


というご相談を受けます。
今回はそんなお話を一つ、参考にしてやってください


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①安いパソコンってこんな感じ

②CPUはパソコンの性能を決める一番の基準

③新旧CPU性能比較

④まとめ

⑤一時期、ノートのCeleronでも問題なかった



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①安いパソコンってこんな感じ


殆どが「Celeron」や「AMD Eシリーズ」を搭載された
海外メーカー製なら5万、日本メーカー製でも8万あれば買えるパソコン



↓代表例として・・・
某通販店や大型電気屋でよく見かける富士通AHシリーズ
ah40






















見た目も悪くないのに値段が安いので


「ネットくらいしかせーへんしこれでいいか」


くらいの気持ちで買われる方が多いかと思います


・・・がここに落とし穴が





今までCeleronで使い倒してたユーザーさん中心に


「遅いんだけどなんとかならんのか?」
 

とご相談を受けます


イラチの方ならともかく
今までマッタリでもOKって言ってた方でも相談を受けます







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②CPUはパソコンの性能を決める一番の基準


CPUというのはパソコンの性能の目安の一つ
車でいうと「エンジン」みたいなもの

その性能を数値で表してくれているHPがありまして
そこで具体的な性能が判るんです
https://www.cpubenchmark.net/


数値が大きければ動作に余裕が与えられます
店長の感覚ですが、具体的に言えば


1500以内(激安パソコンのCPU)
・・・CPU使用率100%状態多し、常にストレスを抱える状態

1500~3000(Core2Duo・Pentium系)
・・・もっさり動作、気が長い人は気にしないレベル

3000~5000(Core i3系)
・・・ネット・ビジネス用途では問題ないレベル

5000~7000(Core i5・i7(低電圧)系)
・・・殆どの方が、満足できるレベル

7000~9999(Core i7系)
・・・軽い動画編集などにも対応できるレベル

9999~
・・・ 動画編集やゲームなど負荷のかかる作業向け


注:すべてノートパソコン向けCPUの場合


といった感じでしょうか

数値が少なければ使う用途が限られますし
動作に余裕が無くなります

性能の良いCPUを推奨するのはこういうことなんですね




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③新旧CPU性能比較


例えば最近の売れ筋のCore i3搭載機の場合

7100U
















ほぼほぼ問題のないレベルです。
よっぽど負荷のかかる仕事をしなかったら大丈夫かと





次に10年前に販売されていた
Core2Duo搭載ノートパソコンの場合

p8700

















流石にCore i3まで速くはないのですが
のんびりネットするくらいなら十分な性能です
*中古市場でもCore2Duo Pシリーズは人気あります








それでは・・・
最近の激安パソコンのCPUの性能目安を御覧ください



↓某通販で販売してるパソコンに搭載
AMD E1-7010

e1-7010

















↓こちらも激安パソコンで多数搭載
Celeron N3350(N3050はもっと遅い)
n3350


















見ていただければおわかりの通り、
先程ご提示した10年前のパソコン(Core2Duo)より
遅い事がわかると思います。


この辺りのCPUは性能の大きな別れ目でして、
最新のWindows10&セキィリティソフトを搭載すると
負荷が大きくて何もできないことになる訳で


負荷を数値でわかりやすく言いますと


Windows10 : 300~
セキュリティ対策ソフト: 500~

くらいの数値をCPUスコアから減らした量を
余力だと思っていただければと思います

余力がないパソコンはまともに動かすのは難しくなります










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④まとめ

Windows10&Celeronなどの
低性能CPUが搭載されたノートパソコンは
よっぽどの理由がない限り控えたほうが懸命


Core i3搭載以上のCPUを
搭載されたものをおすすめします


 



nec note


















SSDを搭載すればある程度誤魔化せますが
数年もすればアップアップになると思います








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⑤一時期、ノートのCeleronでも問題なかった

一時期、速いCeleronの時代があったんですよ


b840















2010年くらいのモデルです
この時代はWindowsも軽かったし必要十分でした




ちなみに遅くなっている原因はコストの問題かと


昨今のパソコンは5年前と比べて値段が上がってます
同じモデルナンバーのCPU搭載機だと1.5倍くらい値段が違います
*もとに戻っている、という見方もあります


 
値段に転嫁をして売れば良いのですが・・・
以前安く買われたユーザーさんからの買い替え需要に影響がありまして


でもってメーカーさんは以前と同じ値段(安く作ろう)とした結果、
中に入っているもののコストを下げてる訳です


メモリーやHDDなどの部品は上位機種と共通のものを使ってますが
CPU(やメイン基板など)を安く(低性能)のものを使っているんです





ご予算が難しいのであれば中古パソコンでも良いかと
同じ値段なら倍くらい性能が良いものを選べますからね