2007年04月05日

男の4大条件

以前、結婚したばかりの中国人の同僚がこう言った。

「家も車も買ったし、奥さんももらったし、あと子供が
できれば男の4大条件をすべてクリアだ」

中国人の人生目標は非常にわかりやすい。ある一定の
年齢になったら必ず結婚しないとだめ(親からのプレッシャー
がすごい)だし、お金ができたらまず家、そして車を買う。
目標にバラエティというか、個性がない。幸福の条件は
人によって違うとかそういう発想はないらしい。

まあ、高度成長期の日本もそうだったのかもしれないが。
三種の神器もマイホームもマイカーもひととおり揃った後で、
はじめてそれだけが人生目標ではなかった、と気がつく
わけで中国社会はまだそこまで来ていないということなの
だろう。

さて、管理人がある日会社で残業していると、同僚のCさん
が突如携帯メールを見て叫んだ

「弟がBMWを買った!!!!!」

Cさんの弟は小さな会社を経営しているのだが、昨年1年の
稼ぎを全部投入してBMWを買ったのだそうだ。日本人が
聞いたら「ふーん、すごいね」で終わりなのだが、Cさんには
とてつもない衝撃だったようで、さっそくインターネットで弟が
買ったモデルを検索し、

「北京で買ったら35万元、広州だったら38万元か。。。」
などと一人でぶつぶつ言っている。

なんでも前日までは日本車を買う予定だったのが、ショー
ルームに行っていきなりBMWを衝動買いしたのだそうだ。

翌日。

Cさんが「弟がさー、今朝から早速BMWで出勤してるんだ
よね」
と誰も聞いてないのに報告して回っている。Cさんも弟さんも
結婚して家も買い、子供もいて男の4条件のうち3つをとうに
クリアしていたのだが、最後のクルマというところで弟に先を
越され、しかもそれがBMWだったのがどうにも悔しいらしい

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数日後、大学生アルバイトのシャオフーがなんだか暗い顔をして
いるので聞いてみたら

「占い師に『あんたは一生金持ちになれない』と言われた」

いかにも今時な若者の彼がこういうので、

「別に金持ちじゃなくてもいいんじゃないの?普通の収入
で楽しく暮らせれば」と言うと猛烈に反論された;

「日本人とは違うよ。中国人の男はまず家を買わないと
結婚もできないし
、両親が年をとったら楽をさせてあげたいし、
お金はぜったい必要なんだ。自分はそこそこの暮らしでいい、
と思っても家族はそうは思わない。大学まで出してもらったら
それなりの責任があるんだ」

分かりやすくて単純な目標やプレッシャーは中国人のパワーの
源であると思うし、こういう社会ではニートも発生しないだろう。

自分で自分は何が欲しいか、自分にとっての幸せは何かを真剣に
考える作業は面倒で、しかも皆と同じ道を選ばないことにはリスク
が伴う。が、やっぱり皆と同じ道を半ば強制される社会は窮屈だよ
なあ.....

と、もしも中国に生まれてたら200%社会から落第している管理人
は思うのでありました。

  

2007年03月25日

復活!ディープ広州生活

すっかりご無沙汰しております。

広州を離れてからこのブログ、半年以上も放置プレイを
してしまいましたが実はしばらく前に広州に戻ってきました。
仕事を変えて広州にもどったわけですが、新規設立の会社
に入ったもので、それこそオフィスの机を買うところから始まって
ここしばらくノンストップで働いており、とてもブログを再開する
ところではありませんでした。

が、ありがたいことに管理人を心配してくださる方が時々いらっ
しゃって、本日もポリタンクさん、管理人が日本で昔勤務していた
会社の先輩、I氏のお二人からメールをいただき(本当にありが
とうございます!)、とりあえず復活宣言をすることにしました。

が、今後何を書くかちょっと迷っています。

というのも現在仕事以外のアクティビティーが何もない生活(涙)
ので、何を書いたらいいのかわからない状態なのです。

とりあえず明日も出張なので今日は寝ます。ものすごく中途半端な
復活宣言で誠に申し訳ございませんが、今後もどうぞよろしく
お願いいたします。

 

  
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2006年08月25日

緊急告知-部屋を貸します

管理人は9月1日に広州から引っ越すことになりました。
が、現在借りている家があと半年契約期間が残って
おります。

どなたか日本人女性で借りてくださる方、
nini_20040830@yahoo.co.jp まで至急ご連絡
ください。中国人3人とのシェアになるため、
語学留学される方にぴったりだと思います。

部屋の概要&セールスポイント

1. ジャスコ、地下鉄体育西駅徒歩3分広州でもっとも
   買い物交通便利な場所です
2. 上記にかかわらず緑豊かで大変静か。付近はカフェ
   、ブティックなどたくさんあり散歩に最適です。
3. キナン大学、華南師範大学まで直通バスですぐ。
    中山大学へも地下鉄5駅(乗り換え1回)
4. 1Fが派出所、エレベーターはICカードがないと
    乗れないなどセキュリティ万全
5. 家賃1200元(雑費、無線インターネット込み)
6. 家具家電完備、内装きれいです。身の回り品だけ
    もってくればすぐ住めます。
7. 4LDKを4人でシェア。他3人の中国人(男2女1)は
    全員フレンドリーで良い人ばかりです。中国語があまり
   できなくてもOKだそうです。
8. 今回貸し出す部屋はマスターベッドルームで専用バス
    トイレつきです。バスタブ有(広州では希少です)
9. 当然ですが不動産仲介費、その他初期費用ゼロ
  (敷金2ヶ月のみ必要。退去時に返却されます)
10. 家全体の大きさは140平米、お貸しする部屋は20平米
   くらいだと思います。ベッド、ドレッサー、大きな
   クロゼット付です。

*注意点

1. 禁煙です
2. 貸し出す部屋は続き部屋の奥にあり、隣の部屋を通過
  
しないといけません。隣の部屋に住んでいる女性は、
   朝早く出勤し夜11時ごろには寝てしまうので、原則
   夜11時までに部屋に戻ってください。週末などたまに
  遅くなる分には問題ないです。
3. 飼い猫を連れて移動する予定ですが万一なんらかの
  トラブルが発生して連れていけなかった場合、1ヶ月
  程度猫を残していく可能性があります。
  この間、猫の世話をお願いするかもしれません。

ご連絡をお待ちしてます!!

追記(8/26):メールアドレスが間違っていましたので修正
しました。26日日本時間正午までにメールいただいた方が
もしもいらっしゃいましたら再送ください。ごめんなさい!!


  
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2006年08月19日

日中男尊女卑比較

すっかり更新をサボってしまいました。
忙しかったというよりは、心労が溜まってブログを
書く気分でなかったわけですが、よく寝てよく食べて
よく歌って踊った(笑)ら8割がた復活しました。
(管理人はアルコールがダメなので飲むというのは
ない)
今回気がついたのですが、歌う&踊るというのは
落ち込み解消に大変効果的ですね。


さて類は友を呼ぶ、というのはこの場合適切な使い方
ではないような気もするが、最近友人のリャオ君も
袋小路状態に陥っている。

リャオ君は管理人が広州にきてすぐのころに知り合った
のでもう3年来の友人なのだが、当時から日本人の
彼女と付き合っていて数学科の学生ながら日本語を
勉強していた。

2人は彼女が広州に留学に来た際に知り合ったのだが、
彼女は大学4年次を終了するために当時日本に帰って
おり、
彼は独学で日本語を勉強していた。

彼女は去年の3月に日本の大学を卒業後、広州にやって
きて広州の日系企業に就職、1年くらい中国勤務を経験
しながらリャオ君が大学院を卒業するのを待ち、結婚
して2人で日本に行くというのが当初の計画だった。

が、1年半近くが経過した今でも2人はまだ広州にいる。

理由はリャオ君が日本に行った後、仕事が見つかるかどう
かが心配で日本行きに踏み切れないからだ。

彼女の家庭はわりに裕福らしく、ご両親も2人が日本に
くれば経済的にはできるだけサポートする、と言って
いるそうなのだが、それはリャオ君にとってメンツ
丸つぶれ
になることを意味する。

日本に何度か行ったことがあり、日本がすっかり気に
入っていて、彼女のご両親も信じられないくらい良い
人達だった、というリャオ君だが、自分がプータロー
になるかもしれない、という恐怖感が日本に行きたい
気持ちにまさるらしい。

「だっていつまでも僕がプータローだったり、すごく
条件の悪い仕事しか見つけられなかったら、そのうち
彼女に見捨てられちゃうでしょ?」

リャオ君は通訳をやってもかなり高級な部類に入る
くらいの上手な日本語を話すので、仕事がみつからない
ということはないと思うのだが、よくよく聞くと本音は
もうすこし違うところにあるらしい。

「彼女のご両親はとてもいい人だけど、親戚とか
近所の人達は中国人に対して偏見があるかもしれないし、
それは絶対耐えられない。」

それだったら2人で中国で暮らせば?と思うのだが彼女
自身が中国永住を希望しておらず、ご両親は一人娘
が心配で気が気でなく、早く帰ってこいと毎日催促
なのだそうだ。

「それにね、彼女はお母さんみたいに早く結婚して
子供を産んで専業主婦になりたいんだって。日本人の
女の子ってみんなそうなの?」

「それは人によるけど、まあそういう人もたくさん
いるよね」

「ハア....」

3年前に知り合った頃は、卒業したら結婚して日本に
行くんだ、日本人の彼女がいてみんながすごく羨まし
がってるんだよ、と得意げだったリャオ君であるが。

中国で(というか世界中で)日本人女性が人気がある
というのは結婚したら家庭に入って夫に従うという、
ステレオタイプなイメージがあるせいだろう。が、
夫に従わせるには夫が男の責任を果たさなくてはなら
ない、という点がすっぽり忘れられている。

今になってこの点に気がついたリャオ君。
管理人は「考えててもしょうがないからとりあえず
日本に行ってダメだったら帰ってきたら?」と
無責任にいきあたりばったり作戦を勧めたのだが
彼の反応は鈍かった。

中国人に「日本人の男は男尊女卑なんでしょ?」と
言われると非常に違和感を覚える。男尊女卑の定義
が難しいが、管理人に言わせると中国男性の方がより
その傾向が強い気がする。

リャオ君の場合のように、彼女のご両親が裕福で経済
的にサポートしてあげる、と言われたら喜んで結婚
する日本人男性は結構いそうだが...(そんなことない
ですか?)

ストレスが溜まって帯状疱疹が出てしまった、という
リャオ君を励ましながら、申し訳ないけど自分の
状態はこれよりマシかな?(客観的には管理人の事態
の方が悪いと思うが、ストレス耐性があるという
意味で)と、自分をも励ました夜だった。


さて来月から異動のため、ディープ”広州”生活
ではなくなる予定です。
(これも心労の原因のひとつなわけですが)
中国に来たばかりの時は言葉もできず、毎日必死で
ホームシックにかかる暇もなかったのですが
こんなに広州に馴染んだ今となっては新しい土地に
行ったら広州シックにかかりそうです。。。
でも新たな土地で新たな中国を発見できるかな、と
いう期待もちょっとあったりします。

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2006年08月02日

外国人上司

私の中国人の友人には日系企業で働いている人が
何人かいるが、彼(女)らの日本人上司評というのは
とても興味深い。

良い上司、悪い上司ともにいろんな人がいるのでとても
一括りにはできないが、共通していると思うのは
外国人であるところの日本人上司に率直な意見を言うと
いうのは、それがどんなに仲の良い上司であっても
彼(女)らにとって困難だということだ。

中国人同士、あるいは日本人同士でも上司にモノ申す
のは簡単ではないが、これが外国人上司となると
難しさは倍増する。(主観だが日本人部下&中国人
上司の方がまだ言いやすい気がする)

友人のアウェイの会社は今マーケティング部門の
マネージャー4人全員が次々に競合他社に転職して
しまい、危機的状態らしい。

彼女の勤務する会社は日本人なら誰でも知っている
大手なのだが給与や各種手当にいろいろ不合理な
部分があり、詳しくは書かないが、社員は激務なのに
割に合わないと感じてしまうのだ。

問題は、こんなに多くの退職者が出ているのに未だに
事態が改善されないことだ、とアウェイは言う。

問題提起をしてみたのか、と聞くと一度したが受け入れ
られなかったそうだ。会社側(日本人総経理)の言い分も
一理あったが、やはり社員には納得できなかった。

前にも書いたが、管理人も日本にいたころ外国人
上司の下で働いたことがあるのでこの気持ちは
良くわかる。この上司は決して話のわからない人
ではなかったのだが、腹を割って話し合うことので
きるような人間関係が我々の間にはなかった。
なので、一度問題提起して受け入れられないと、それ
以上つっこんで話し合おうという気がなくなってしまうのだ。

社員数人が退職するだけでは済まないこともある。


中国のインターネットサイトで話題になっている
のだが、深センの某日系大手銀行で先日大規模な
ストライキがあり、業務が全面停止してしまったらしい。
原因は親会社の合併に伴う待遇面のトラブルだったそうで、
団結が苦手な(?)中国人が全員一致でストに参加したと
なると、問題は相当大きかったのだろう。


さて、話をアウェイの会社に戻すと、この日本人総経理
は中国語も達者で社員との関係は決して悪くはないようだ。
社員教育に熱心で、アウェイが元いた会社にくらべて
半分の給与でも働いているのは、仕事の裁量権が大きく
学ぶところが多いからだという。

管理人がアウェイの口から聞いた話なので情報が
一方的だが、この一方的情報から判断すると辞めて
しまった4人のマネージャーとこの総経理は絶対に
まだ話し合いの余地があったと思う。4人がすぐに
交渉を放棄して、転職という手段にでてしまったのは
とても残念な結果だ。


かといって急に社員と密接なコミュニケーションを、と
言っても難しいと思うのだが、知人のO氏に聞いた話は
参考になるかもしれない。

中国滞在6年目のO氏は今年になって、地域の日本語教室
の先生のボランティアを始めた。生徒には日系企業の社員
も多く、彼らと友達になって授業以外の場でも話をするよう
になって
「世界の裏側が見えた感じ」
がしたそうだ。

自社社員の本音を聞くのは難しいので、他社のスタッフの
意見を聞いてみるという作戦、なかなかいいと思うのだが。

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最近公私共にトラブル多発で多少まいってます。
完全匿名ブログだったらここに書いてストレス発散する
のですが、(他人事として聞くには面白いネタばっかりです)
若干知人も読んでるので、人サマに迷惑をかける可能性が
あることは書けず....

最近は何かあるたびに「将来、時効になった後で「真実の
ディープ広州生活」
を書く時のネタがまた増えた♪」
と自分を励ます日々。

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2006年07月24日

Close to you & Make me warm 鑑賞記

またまた面白いドラマを発見したのでご紹介。

「靠近你,温暖我」(Close to you&Make me warm)
は今年の頭から各地で順に放送され、人気を博して
いる全26話の連続テレビドラマ。

3組の男女の結婚、離婚、不倫、その他いろんな
要素が同時進行で展開する。

dvd

 

DVDジャケット

 

 

 





3組のカップルにそれぞれ第3者が登場したりして
登場人物が非常に多いのだが、全員のキャラクター
が細かく描写されているのでややこしくない。

どのカップルの話もとても面白いのだが、管理人
的に一番気にいったのは広告代理店のバリバリ
キャリアウーマン、謝香枚とその部下の林丹青の
物語だ。

TWO











他2組の話はとても現代的なストーリーなのだが、
この香枚と丹青は「結婚と家族」という、伝統的
要素がうまく組み込まれている。

香枚は小さい時に父親を亡くし、母親とバツ
イチで無職の姉、その高校生の娘の3人を
女一人で養っている。家族を養わねば、という
責任感から会社では仕事一筋の冷酷無比な上司と
して部下から煙たがられている。

デザイナーの丹青は香枚がかぶった仮面の下の
家族思いで優しいところを見抜き、彼女に好感を
持つ。香枚も丹青を憎からず思うのだが、
なにしろ中国では;

つきあう結婚
相手の家族にも責任を持つ

なので、安月給の丹青に自分の扶養家族3人の
面倒も見させることになると思うと踏み出す
ことができない。


ところで、日本の農村で嫁不足だからと中国
からお嫁さんをもらい、その後奥さんが実家に
大金を仕送りするのを夫の側が不満に思っている、
というニュースを見たことがあるような気がする。

が、このドラマを見れば、奥さんにとって実家に
できるだけ仕送りするのは至極当然
だという
ことがよく理解できると思う。


ある日、香枚の姉が近所の小さな雑貨店の店主と
結婚すると言う。「好きとかどうとか、よく分
からないけど良さそうな人だから」と言う姉に、
自分の負担を減らすために好きでもない相手と
結婚するのでは、と心配した香枚はこの店主の
気持ちを確かめに行く。

見るからに人の良い店主は、香枚の姉の名義に
変更した雑貨店の権利書を取り出し;
「あなたのお姉さんと結婚できるのだった
ら、こんなものは私にとって重要ではない

と言い切ったのだった。

この後、香枚にセクハラをしようとした社長を
丹青が殴ったのが原因で2人ともクビになり、
2人はさらに経済的に困窮。デザイナーの仕事が
見つけられない丹青は不動産屋の営業マンになり、
自信をなくして香枚と別れてしまう。

全体にトレンディドラマ風のストーリーのなかで
香枚と丹青の2人だけがいつもお金の問題に悩ま
されていてなんとも現実的。また、他のヒロインと
違って香枚役の女優だけが、特に美人とは言えない
ところもリアルさを盛り上げている。

だが上述の雑貨店店主もそうだが、美男美女
でもなく裕福でも地位があるわけでもない人が、
自分のことは省みずに相手にどこまでも尽くそう
とするエピソードが一番感動的に思える。

香枚と丹青も他のカップルと違っておしゃれな
シチュエーションでデートするようなシーンは
全然ないのだが、そういう演出がなくても一番
ロマンチックなカップルに仕上がっている。

「お金より愛情」と、誰もが頭では分かっていても
中国では日本よりも実践するのはさらに難しい。

だからこそ、皆がそれを追い求めこういうドラマが
ウケるのだろうか。



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2006年07月15日

あの子を探して

数日前、出張から帰ってきたらうちの猫がいなく
なっていた。

ルームメイト3人に聞くと、夜11時までTVを
見ていたときは横にねそべっていたという。
ところが朝になったら忽然と消えていたのだ。

ドアは閉まっており、出て行くところは窓しかない。
隣家の窓まではかなり離れており、飛び移ることは
不可能。
7階から落ちたとすると間違いなく死んでしまうと
思うのだが、下の工事現場にも死骸はない。

奇妙なことこの上ないが、死んでいなければまだ
この辺りにいるはず、と信じて賞金1000元を賭け、
ビラを作って近所に貼りまくった。

nekoneko

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町内掲示板も共産党掲示版もお構いなし
あちこちに貼っていたら、道行く人が興味深そうに
見る。

「かわいい猫だねえ〜」と感心するおばさんや、
ビラ貼りを手伝ってくれる女子校生もいたが
一番多かったのは「猫が逃げちゃったらもう
帰ってこないよ」という悲観的意見。

そのほか、道端のガードマンや、ごみ拾いのおじさん
や、猫がいる可能性が高いと思われる階下の工事
現場の作業員十数人にもビラを配った。

夜、窓から下を見ると工事現場の作業員の人たち数人が
懐中電灯をもってうろうろしているのが見えた。
探してくれているらしい。

が、初日は反応なし。唯一、「自分の家の猫が
子猫を生んだのでもらってくれないか」、という
電話があったのみ。

この間、自分でも出勤前と帰宅後に
自宅付近を探していたらすっかり近所の有名人
なってしまい、いろんな人が声をかけてくる。

「まだ見つからないの?」
「この近所にいると思うけどねえ〜」


2日目から毎日電話が数本かかってくるようになった。
毎回現場に駆けつけてみると違う猫でがっかり、
なのだが、どういうわけかその後通報主から
お茶や食事に誘われる
ことがたびたび。猫に賞金
1,000元かけたと
いうことで金持ちと間違われている
らしい(管理人が日本人ということはバレていない)

さらにはナンパ(?)携帯メールもきた。

「毎日一緒にいた猫がいなくなってさぞつらいことで
しょう。あなたはきっと心細やかで善良な女性なのだ
と思います。さて、自己紹介させてください
自分は69年生まれ、重慶出身で中国電信でセールスを
していますうんぬん」

その他、夜中の3時半に公園当直のガードマンから
「目の前に似た猫がいるからすぐ来い!」と電話が
かかってきたり(さすがに行かなかったが)。
精神的、肉体的に疲労がたまってきた昨日のこと。

午後3時ごろ客先から戻る途中、ちょうど自宅付近
まで来たところで電話があった。

「猫がいたよ!すぐ来て」

管理人の住むマンションの前の道路を歩いていたところを
近所の作業員のおじさん二人が発見。すっかり怯えて
いる猫はものすごい勢いで逃げ回り、到底つかまえられ
なかったのだが、うまく近所の空き家に追い込んで閉じ
込めたという。

ここからが大変だった。

管理人を見れば寄ってくるかと思いきや、猫は死に物狂い
で逃げる。
猫は3日で恩を忘れるって本当らしい(泣)
エサで釣ってもダメ。
窓を閉め切った空き家の中は気温40度くらいあったの
ではないだろうか。おじさん二人と管理人と猫のガマン
大会のようになってきた。(追記:後で知ったのだが
この日はこの夏最高の気温37.5度を記録していた)

30分ほど経過し、人間3人が汗ぐっしょりになったころ、
猫も疲れたのか、それとも管理人を思い出した
のか、おとなしくなり、無事捕まえることができた。

ケガもしていないし、ちょっと痩せたが元気そう。
小さい時から家で飼ってるので自分で食べ物を探せないん
じゃないか、と心配していたがそうでもなかったらしい。


昨夜中国電信セールスマンからまたメールがあった
(管理人は一回も返事してないのだがこのガッツは認める

「大事にしていたものは亡くして
はじめてその価値がわかる」

いやおっしゃるとおり。管理人の人生でこんなに
一生懸命失くし物を探したことはいまだかつてない。



今日は近所を回って、皆に「見つかりました」
と言ってきます。

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2006年07月07日

人生は交渉だ!

先日、仕事で朝から午後3時くらいまで車が必要に
なった。同僚のK君とタクシーに乗り込んだとたん、
彼が値段交渉を始めた。

「今日午後3時まで、市内を2箇所回って、昼ごはん
の間待ってもらって、空港まで行って、市内に戻って
きたら終わりなんだけどいくらにしてくれる?」

メーターを倒すと600元(9,000円)くらいだろう。

運転手「お客さん、いくら出します?」

K君「いや、まずそっちから言ってよ」

自分から先に値段を提示しないのは大原則だ。

この後、運転手もK君もいろいろ関係ない話を
したりしてのらりくらり値段交渉。

K君「運転手さん、どこの出身?河南省なんだ。
じゃあ、お互い北方人同士だね。名刺くれる?
これからも車が必要になった時は呼ぶよ。
北方人同士だからね。さっぱりと行こうよ」

結局、350元と妥当なところで値段がまとまった
のは出発してから40分後、一つ目の目的地に到着
してからだった。

中国人の値段交渉は毎回本当に感心させられる。

中国に住んでる日本人でも粘り強いという点では
中国人顔負けの人も結構いるが、強硬すぎて交渉を
決裂させてしまっていることがままある。

交渉において重要なのは粘り強さではなくて、
適正な市場
価格を調査する力だ。あるいは、たとえ
相場より多めに支払ったとしてもその分の見返り
が期待できるならそっちを選ぶ、という決断力だ。


この点において、日ごろから
他人の持ち物に対して

「いくらだった?」

と、マーケティング調査を怠らず、同僚間でも
給与を教えあっている中国人に対抗するのは
難しいだろう。

さて、自腹ではない、会社に請求できる費用でさえ
ここまで頑張って値切るのだから、自分の給与交渉
はもっと熾烈だ。

日本以外の場所はどこでもそうなのだろうが、中国
では給与は交渉で決まる。全員がプロスポーツ選手
みたいに毎年真剣勝負の年俸交渉なのだ。

先日、ルームメイトのアメイの大学の時の同級生、
ウエンディがスーツケースをもってやってきた。

広州の隣の仏山市にある貿易会社を辞めて、広州
で仕事を探すのでしばらくアメイの部屋に居候する
という。ウエンディによると、給与は5,000元と
良くも悪くもない、といった程度だったが、遊ぶ
場所もない仏山はつまらなく、やはり広州市内に
転職したいのだそうだ。

「辞めるって言ったら社長は給料を1,000元上げる、
って言ったんだけど、たった1,000元くらいで
気が変わるなんて思ってもらっちゃ困るんだから」

かくしてプータローのイソーローとなったウエンディ
だが、翌日からもインターネットの転職サイトなどを
見たりしてはいるものの、実際に応募している様子
もなく、そんなにあせってはいないようだった。

1週間後の金曜の夜、アメイとウエンディがなにやら
真剣に話している。何でも社長が給与を2,000元アップの
7,000元にするから戻ってこい
、と言ってきたのだという。
貿易業務で7,000元なら悪くない。だが、ウエンディは
考えた末にやはり;

「やっぱり仏山に戻るのは気が進まない。広州で
大手外資の仕事を探せば、最初はちょっと落ちたと
しても、将来昇進して7,000元よりもっとたくさん
もらえる可能性だってあるわけだし」

と、断ったのだった。有名大学をでて英語堪能な
彼女としてはやはり外資のかっこいいオフィスで
働きたいらしい。多少給与が良くても田舎は嫌なのだ。

ところが、さらに3日後の水曜、管理人が帰宅すると
ウエンディがスーツケースと共に消えていた。

アメイ「社長が8,000元出す、って言ったんだって」

社長の方はウエンディが去ってから、必死で他の
人材を探したに違いない。だが10日たっても適材が
見つからず、業務が滞って仕方なく折れたのだろう。

次の仕事を見つける前に会社を辞め、辞めた後も
真剣に探していなかったあたり、ウエンディには
勝算があったに違いない。社長より彼女の方が
マーケティング力が上だったというわけだ。



逆に言うと、この社長は本来8,000元の価値がある
人材をそれまで5,000元で使っていたわけで、実際には
勝ったのは社長の方かもしれません。

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2006年06月28日

優雅(?)で中華な、広州の休日

広州はいよいよ夏本番!

先週土日以来、毎日気温36度オーバー

このクソ暑い中、何を血迷ったか管理人と同僚男女
合わせて十数人は先週末、山へサイクリングに行く
という暴挙に出たのである。
(どこが優雅やねん、と思わずに先を読んでください)

我々一行は金曜の夜、仕事が終わってから広州郊外の
ベットタウン、番禺へ向かった。ここは広州市内に
比べて緑が多く、空気もきれいで高級マンション
が立ち並び、管理人の同僚も多くがこのエリアに住んで
いる。

同僚の一人の家に皆で一泊(しかも「セクシーな
寝巻きを持ってくる
のが条件、ちなみに全員30代)
して、翌日土曜にサイクリングに行く、というのが
今回の主旨なのだ。


なにが優雅かというと、まず番禺まで行くのに
同僚の車4台で行ったわけだが、うち管理人が乗せて
もらった1台がBMWだったのだ。

さて、管理人が感動したのはBMW自体ではない。
中国でBMWに乗るということのご利益(?)を今回目の
当たりにしたのだ。

広州は治安が悪いので、高級マンションの入り口の
管理は大変厳しく、ここの住人である同僚(日産車に
乗っていた)も入場証の提示を求められていた。

ところがBMWだけは完全ノーチェック!

      分かりやす〜

ちなみに翌日、二人乗り自転車7台をレンタルした際も、
店主は一言、「保証金は要らないよ。引き換えにBMWを
置いてってくれるんだから」


広州の高級マンションはプールやフィットネス
クラブ、レストラン、宴会場などさまざまな共有
施設がついている。

この日夜10時過ぎに到着した我々は既に閉まりかけていた
プールを貸しきって優雅に遊ぼうと責任者に交渉する
ことにした。

日本だったら「規則だし、職員も退勤する時間なので
ダメ」ということになるのだろうが、そこは中国。
責任者は一言、

     「いくら出す?」

値段交渉も虚しく、あまりにも吹っかけられて馬鹿馬鹿
しくなった我々は翌日泳ぐことにして引き上げた。
(中途半端に優雅な我々)

中華の休日ポイントその1
マネーパワーは絶大

同僚の家は1Fにあり、集合住宅にもかかわらず専用の
広大な庭には大きな池に鯉がたくさん飼われていると
いうゴージャスさであった。(家自体も10数人が宿泊
できる大きさであることは言うまでもない)

夜は中国人の定番、マージャンだのポーカーだのを
やったりして、翌土曜日の朝。

飲茶

中国南部の休日の朝はもちろん
飲茶

 

 

マンション付属のレストランでたらふくたべてから
いよいよサイクリングに出発!


途中、BMWの持ち主が皆の飲み水を買おうとスーパーに
立ち寄った。ここで彼は1本1.1元(1元=約15円)の水を
「14本買うからまけろ」と、1本1元に値引きさせること
に成功。

中華の休日ポイント その2
いかなる時も節約精神を忘れない

 

さて、水を買った後、BMWの持ち主が一言。

「で、どこに行くんだっけ?」

おいおい、走り出す前に行き先を確認しなかった
のかい!!

皆が皆、こんな感じで目的地はごくごく近所の山だった
のだが、全部の車が揃ったのは約1時間後だった...
(ドライバーは皆、このエリアの住人なのだが)

皆でドライブに行くときにはあらかじめ道を
しっかり確認してから出発する、というのは
日本の常識であって中国の常識ではない、
ということをこの時再確認した。

 

そんなこんなで、山のふもとで二人乗り自転車を
借りたら既に正午近く。既に陽は高く登っている。

かんかん照りの日差し省みず、果敢に自転車で
坂を上る我々。

雨が降っても濡れないほどに深く木が生い茂った
スポットがあるとかで、我々はそこを目指して
ところどころで職員に道を聞きながら自転車を漕いだ。

が、走っても走っても同じところをグルグルする
ばかりで一向に行き着かない。2時間走り回った揚句、
「今度来たときに探そう」ということで諦めた。


中華の休日ポイント3.
目的地に着くことが大事なのではない。経過を楽しめ


この後、ヘロヘロの我々は湖南料理の店で辛い料理を
食べ、元々暑いのにもっと暑くなり、食べ終わる
頃には疲れて泳ごうという気力もなく、ここで解散と
なったのだった。


さて、この1泊2日の優雅な(?)週末の出費(3食
の豪華な食事、夜のビール、レンタサイクルなどなど)
のは一人あたり50元(約750円)でした。

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Posted by NINI at 01:31Comments(17)TrackBack(0)広州の日常

2006年06月18日

サッカーワールドカップ予選!広州の悲劇

地元一部メディアの報道によれば、かのフィリップ
・トルシエ氏が2008年オリンピックの中国代表チーム
監督に決まったようです。前々からうわさはありま
したが...トルシエ

おとといの新聞を見て、どっかで見た顔
と思ったら

 


 


さて、中国でもW杯は大いに盛り上がっているのだが、
TVでワールドカップ観戦する中国サッカーファンの
胸によぎるのは、2年前のドーハの悲劇ならぬ
広州の悲劇に違いない。


2004年11月17日、広州の体育中心でW杯予選、中国
vs香港が行われた。

管理人はルー君と、彼が勤務するやっつけ仕事デザイン
会社
の社長(といっても30歳くらい)、トウさんと
一緒に観戦に行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日の記事の本題からは多少脱線するが、この年
2004年は春先に各地で反日デモが起き、8月の
アジアカップ(この決勝戦の日本は強かったですね!)
で反日感情が頂点に達した、あの年だ。

日本人である管理人がサッカーを見に行くのはちょっと
した緊張感があった。ルー君もトウさんも管理人が
日本人だと周囲にばれないように会話内容に気を
つかってくれたりした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

中国ではコンサートなど、人間が多く集まる場所は
日本よりずっと警備が厳重だが、この日はいつにも
増してものすごい厳戒態勢だった。

まず、荷物は全部会場の外の荷物置き場に預けねば
ならず、会場に入るのにボディーチェックをし、
さらに金属探知機にかけられるといった具合だ。

サポーターが暴動を起こすのを恐れたためだろうか?

というのもこの日は中国代表にとって天下分け目の
決戦だった。

ここまでに中国は最初4連勝した後、クウェートに
敗退してこの時2位。この日が予選最終戦。

この日の同時刻、グループ1位のクウェート対マレー
シアの試合も行われていた。

中国とクウェートとの直接対戦成績は1勝1敗、得点も
1−1で並んでいたが、グループ全体の得失点差で-2。
つまり、この香港戦でクウェートよりも2点以上多
く取らなければ本大会に出場できない
、という非常に
厳しい状況にあったのだ。

そういうわけでこの日、観客席にはうまくボディー
チェックをごまかして小型ラジオを持ち込んでいる人
が数人いた。もちろん、クウェート戦の様子を聞く
ためだ。


いよいよ試合開始!


どちらのチームも切れがよく、互角に見えたが前半
8分で中国が先制ゴール。会場は大ウェーブの盛り上がり。

とりあえず中国人のふりをしている管理人ももちろんウェーブ!

気になるのはクウェート戦の様子だが、なにしろうる
さくて隣のルー君が何を言ってるのかもよく分からない
ほど。ラジオなどちゃんと聞きとれるはずがない。

周りでラジオを聴いている人たちの情報が錯綜する。

「クウェートが1点入れたらしい」
「違う、マレーシアが1点入れた」

前半43分で中国が2点目ゴールを決め、前半2-0で終了。
この時会場アナウンスが、クウェートVSマレーシアが
前半1-1と伝えた。
得失点差で並んだ! 


後半開始。

いきなり中国が1点を追加!いよいよドイツ行きが見えて
きたか?!

が、ここでクウェートもどんどん点を入れ始める。

トウさん「オイルマネーで八百長やってんじゃねーの?」

さて、八百長疑惑という意味では中国の方がよっぽど
マークされていた。
何しろ中国と香港は政治上は同じ国
試合前にアジアサッカー連盟とFIFAが「不正のないように
しっかり監視する」と言っていたほどなのだ。

後半が始まってあっという間に中国は3点追加で5-0。

う〜ん、なんか香港代表、いま全然動いてなかった
ように見えるな〜。でも不正やったら即没収試合
と警告されてんだからさすがに不正はないよな〜、

などと考えていると、5-0となって中国代表も安心した
のか、どことなくだれてきた様子。


       ところが、


「クウェートがまた点を入れたらしいぞ」
と聞こえてくる。が、果たして何点入れたのか、
よく分からない。5-0でもまだ足りないのだろうか?

この時80分を超えていたが、また中国が点を入れた。

おいおい、クウェートが点を入れたらこっちも
入るのかい?


周りの中国人からも「嘘くさ.....」という声が
ちらほら聞こえて来る。


試合終了間際にまた追加点、結局中国は7-0と圧勝!!


周りは大興奮。誰もがドイツ行きを確信した。 


        が、


ラジオおじさんから聞こえてくるクウェート戦の6-1と
いう結果。

あれ、得失点差0になった。これってどうなんの??

会場がどよめいたところで、選手が去ったグラウンド
数百人単位の警官が現れた。

「速やかに帰宅してください」というアナウンス
が流れ、我々は何がどうなってるのかよく分からない
まま、会場を後にした。


結局われわれは帰り道、唐さんの運転する車の中の
ラジオで中国はクウェートに総得点差で1点 、
たった1点 負けてドイツ行きを逃したことを知った。


結局、八百長があったのかどうかは誰にも分から
ないわけですが。最近、周囲の友人に「あの試合、
なんか嘘くさかったよね〜」というと皆あいまいな反応
でした。どうやら心の中では皆ちょこっと疑ってるよう
です(笑)

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後注:コメントでご指摘いただきましたとおり、この試合は
第1次予選でした。記事中に誤解を生むような表現が
ありましたのでここに修正いたします。

  

2006年06月07日

実録・中国の会社(小ネタ)

さて、管理人は中国の会社で働いているのだが、
合弁ではない、純粋な中国の会社とは一体どんな
ものか?と思われるかもしれない。

実際には中国の会社だからと言って特に何か日本の
会社と違うわけではない。スケジューラーを導入した
といっては大騒ぎし、月末には受注売り上げの数字
に追われ、ランチ時は上司の悪口で盛り上がり
...
世界中どこもこんなものであろう。

が、管理人の会社にはザ・中国の老板(ラオバン
=社長)がいるのだ。

一応まだ30代なのだがとてもそうは見えない貫禄。
サングラスをかけ、頭は角刈り、唇は薄く....
見た目ははっきりいって

    ヤ○ザ

(ある日系企業のクライアントが初めて社長に
会った時、『味方でよかった!』と思ったそうだ)

この社長、見た目もそうだが中身も○クザぽく、
怒ると信じられないほどの勢いで社員をどなりつけ、
気に入らない社員はすぐクビにする。
まさに世界は自分を中心に回っていると思い込んで
いる正真正銘、中国のラオバンだ。

(ちなみに女性社員に対してはこれほど厳しくなく、
特に管理人は外国人だという遠慮もあってか怒鳴ら
れたことはない)


ある日、営業アシスタントの女の子が社長室(別名、
おしおき部屋)に呼ばれた。ちょっとした数字の確認
で用件はすぐに終わったのだが、この後社長がおもむろ
に彼女に尋ねた。

「ここに卵があるとして、机の上に立てるのにはどう
やったらいいと思う?」

彼女は当然コロンブスの卵の話を知っていたが、
なんとなく「わかりません」と答えた。

すると社長は得意げに、「机に軽くぶつけて端を
壊せば立つんだ。な、ちょっと頭を働かせれば
この世に不可能はないんだ


彼女があっけにとられて物が言えなかったのを、
社長は心底感心したものと勘違いしたらしい。

この日、彼女はさらにあと2回、まったく別の用件で
社長室に呼ばれた後、全く同じコロンブスの
卵の話を2回聞かされた


「1回だけならまだしも、」


次の日、ランチで円卓中華を囲みながら彼女はこの
話題を持ち出した

「1日3回は耐えられない凸」


一同大爆笑したのは言うまでもない。


昼から円卓中華で宴会気分が楽しめるのも中国の
会社のよいところです。

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Posted by NINI at 23:20Comments(12)TrackBack(0)笑った!

2006年06月03日

大草原の大きな家

広州は今不動産バブルの真っただ中にある。

過去たった半年の間に1平米あたりの平均価格が18%
も上昇。管理人が住む市中心地区では20%以上も
値上がりし、100平米の家の価格は今や平均80万元
(約1,200万円)

管理人が広州にやってきた3年前にはこの半分くらい
だったように思う。管理人が賃貸物件を探していると
オーナーがまだ20代半ばの普通の会社員だったりする
ことがままあった。ホワイトカラーとして安定した
収入があれば20代のうちに市内に無理なくマイホーム
を購入できたのだ。

が、この半年から1年で完全に様相が変わってしまった。
もし、今20代の若者が家を買おうとしたら郊外地区で
ないととても無理。(一般的中国人は狭い家に我慢
ならない。職場から遠くなっても家族3人で100平米
は欲しいところだ)

無理をして郊外にマイホームを買ったはいいが、
通勤は片道1時間以上、ローンの返済に追われて、
生活を切り詰める....といった日本の都市部の
ような状況が出現しつつある。

政府はいろいろな施策を打ち出しているがあまり
効き目はなく、「暴利を貪る不動産屋に対抗する
ため家を買うのをやめよう」と呼びかけるインタ
ーネットサイトが話題をよんだりしている。

管理人の周りでも「土地はまだ上がるのか?」
「今マンションを買うべきか?」などと騒がしい。


さて、先日管理人のルームメイトの同僚、孫君が遊び
にきた。孫君は内モンゴルの出身で、家族は羊の放牧
で生計を立てている。

皆でTVを見ながらご飯を食べているとまた土地高騰
の話題を伝えるニュースになった。


管理人の家の近所に1平米2万元(約30万円)の
マンション(感覚的には日本の億ションに相当)
ができた、というニュースを見て皆でため息を
ついているところに孫君が言った。

「内モンゴルではね、どの家庭も数万ムーの
土地を持っている
んだよ」

ムーというのは中国の土地単位で1ム-は15分の1
ヘクタール、つまり約670平方メートル。


てことは、1万ムーは670×10,000=6,700,000平米!


「生活は広州ほど便利ではないけど、家には一通りの
家電もそろってるし、特に不自由はない。通勤もないし
空気もきれいだし快適な暮らしだよ」

皆の頭の中にはモンゴルの大草原のイメージが広がった。


「...それに比べたら、広州では毎日こんなに残業
しても家を買うなんてとても無理。毎日通勤バスは
すごい混雑だし、広州に来てから生活レベルが下が
っちゃったよ」


そうかといって彼がモンゴルに帰りたがっているか、
と言えばそんなことはないと思うのだが。


それにしても経済発展と真に豊かな生活というのは
両立しないものなのだろうか?

急激な成長を遂げた中国はいまや住環境悪化のほかに
深刻な公害、治安の悪化など問題が山積みだ。

昨日の新聞にはついに深センでプログラマの青年
が過労死
したとの記事が出ていた。

こんなことならこれ以上発展しないほうがいいんじゃ
ないか、と思うのは先進国から来た人間の身勝手
なのだろうか。


ところで今週水曜に会社の同僚とカラオケに行く
予定をしていたのだが、あとからその日は
端午の節句だと分かって中止になった。

中国では(特に古い習慣にこだわる広州では)、
こうしたお祭りの日は必ず家族と過ごすのだが、
この日も見事に皆が定時退勤した。

どんなに経済発展してもこういう習慣は残って
ほしいものだ。


ちなみにお祭りの日は家族と過ごす、というのは
本当にそうしたがっている人と半ば義務的にやって
いる人の両方がいるようです。日本人がお盆に
田舎に帰るのと同じですね。

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2006年05月23日

中国の見積書

管理人が働く中国系企業で、業務の一部をアウトソース
するにあたり、管理人が業者の選定をすることになった。

とりあえず某日系業者に連絡してみると、やってきた
のは広州の某理科系大学を卒業したての営業S君。

彼はぎりぎりコミュニケーションできるくらいの
日本語を話すことができた。

中国語で打ち合わせを始めたのだが、S君はまだ全然
要領がわかっておらず、ちょっと質問すると全く答え
られない。
マニュアルとおりの説明をするのが精一杯
のよう。

イライラして聞いてみた。

NINI「ところであなたの会社は日本人の営業担当も
      いるのよね?」

S君 「いますが大手のお客さんのとこにしか
      行きません
(ニコニコ) 」


   
....彼に質問の答えをもらうのは諦め、こちらが知りたい
ことをを一つ一つ丁寧に説明することにした。S君が理解
できた
ことを確認する頃には、管理人もどっと疲れていた。

NINI 「会社に帰ったら他の人に確認して、メールで
       なるべく早く見積を送ってください。判った?」

S君  「ハイ!(さわやか)」

 


次の日の朝、PCを立ち上げるとS君から見積と思われる
メールが届いている。送信時間は前日夜11時すぎ。
おお〜、
やる気はあるじゃんとちょっと感心し、
メールを開けてみると本文は空白で、添付ファイルが
一つ。


(以下S君による見積書の内容、カッコ内は管理人注釈)


NINIさん、

日はうらら空は青く(30年前の
「手紙の書き方」を参考にした?)

いよいよ爽やかな季節になって来ました、

仕事は忙しいですが(誰が??)御元気ですか。
 (数時間前に会ったばかりだと思います)

本当にすみません、出来るだけ早くE-MAILを送る
約束なのに、そんな遅くなって、本当に御免なさい!

さて、弊社と貴社の間には業務協力についての件ですが、
私は次のようなオファーを さしあげます。



〜具体的見積内容(省略)〜


 
まだ、何か分からない所があったら、私と連絡して
いただきませんか!

今日は、初めでNINIさんと会いますが、なんか、旧い
友達とあったの様な感じがあります、NINIさんはとでも
明るくて、優しくて本当に可愛い子ですよ!
(いや私の方は半分キレそうなのを我慢してたんだけど)

NINIさんと友たちになりたいですが、よろしいですか!
(ここまでの部分、清音と濁音がことごとく間違って
ます。
)

まずは右お願いまで、まだ連絡します!
附:当月の費用は当月で払います。現金でも振り込み
でもいいです!

--------------------------------------------(完)


あ〜朝からよく笑った。これだから中国生活はやめられない。


てか、以上すべての内容をA4一枚にまとめて添付
ファイルで送る
のはやめてくれないかな。上司に見積を
見せる前に余計な部分をカットしなきゃいけないからさ。



って、今日の記事はちょっと自慢?オホホ

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Posted by NINI at 22:57Comments(15)TrackBack(0)笑った!

2006年05月19日

気がつけば中国人

管理人も中国在住3年弱になると、やはりいろいろ
なところが中国化してきた。

まず、日本ではすごいコーヒー中毒だったのに
お茶を飲むようになった。しかもコップに直接、
お茶っぱを入れてお湯を注ぐと、飲み方も本格的だ。

あとは、当日にいきなり電話して人の家に遊びに
行ったりとか、会社で
人が話しているところに割って
入る
(急いでいるときだけだが)とか、明らかに
中国に来てから身につけた習慣だ。

これらについては自分自身で自覚があって、
「私も現地化したもんだ」と、実をいうとちょっと
満足感があったのだが...


今日、自分でも気づかない部分で中国化していた
ことが露呈する事件があった。


あるルートから、クライアントである日系企業の
中国パートナー、A社が製品の横流しをしているらしい、
との情報を得た。状況から見てこの情報が真実で
ある可能性はかなり高かったが、決定的な証拠はない
段階で、管理人は”A社は不正をしている可能性が
あります”とクライアント宛にメールを書いた。


するとこのクライアントより、

弊社のパートナーが不正をするようなことはない
と信じたい
。証拠が揃っていない段階で安易な表現は
謹んでください”

といった趣旨の返事が来た。


このメールを見たときの管理人の衝撃がご想像いた
だけるだろうか?


人を見たら疑うのがいつの間にか習慣になっている
これはしょうがないとしても、他人もこの習慣を共有
しているはずだ、と無意識に考えていた。


A社が不正を行っている可能性が高く、それを
クライアントに早めに知らせた、というこの判断
自体は正しかったと思う。だが、パートナー企業を
疑われてクライアントが気分を害しないだろうか?
などとは露ほども思わず、それが文面にも出てしまっ
たのだ。


中国では知らない人を疑ってかかるのは当たり前だ。
それが失礼なんてことはない。


このことは中国に住んだことのある方ならご理解
いただけると思うのだが、このお客様は日本にいて、
中国滞在の経験もない。ごく自然な日本人の発想で、

証拠もないのに人を疑うようなことを軽々しく
言うものではありませんよ


と管理人を諭したわけだ。

ちなみにこのお客様は、おめでたい性善説主義者と
いうわけでは決してなく、A社が疑わしいと情報提供
したこと自体には感謝していただき、裏を取った上で
何らかの対策をとる、とのことであった。

要するに管理人の口調(文調?)が適当ではない、と
ご指摘いただいたわけだ。


中国人同僚にこの話をしたら、クライアントが
なぜ”証拠もないのにうんぬん”などと言うのか、
そして管理人が何にショックを受けたのか、イマイチ
理解できないようであった。


先日日本に一時帰国した際、某大型オフィスビル1Fの
食堂で、携帯や財布をテーブルの上に置いて場所取り
してある光景を見てちょっとびっくりし、
”ああ、日本
だなあ”
と思った。

これからどこまで自分の中国化が進むのか、楽しみな
ような怖いような.......


でも、中国人同僚に”NINIはもう中国人だ”と言われると
素直にうれしかったりします。彼らにとってたぶん
最大の賛辞だと思うので。

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2006年05月13日

中国のネット恋愛-その2

さて、前回のつづき。

両親の代にカナダに移住したエリックは、完璧な
中国語を話すが中国語の読み書きはできなかった。

アンは結婚する相手としては考え方や生活習慣が
同じ中国人が良いと考えているので、エリックが
中国語の読み書きができない点については多少
ひっかかっていた。

が、その次の週末も、その次もエリックはマメに
深センから車を運転してアンに会いにきた。
他に女がいるような様子はまったくなく、アンの
警戒心も緩みはじめ、中国語の読み書きができない
くらいは目をつぶるか、と思い始めた頃、事件は
起こった。


アンはイングリッシュネームを勤務している外資
系の会社だけで使っていた
(管理人は最初仕事の関係で
彼女と知り合ったので、彼女をアンと呼んでいる)

だが、彼女は個人的な友人や家族の間では中国語名で
呼ばれる方が好きで、3回目にエリックに会った時、
彼に自分のことを中国語名で呼んでくれ、と頼んだのだ。

ところがエリックの返事は

中国の名前で呼ぶなんてなんだか変な感じ。英語名
の方がかわいいと思うよ」

だったのだ。


アンはこれを聞いてカチンときてしまった。

「その時は自分だって中国人のくせに、ってすごく
腹が立った。だけど後で冷静に考えたら、な〜んだ、
彼はただの老外(ガイジン)だったんだ、見た目も
話す中国語もまるっきり中国人だからうっかり
勘違いしたけど、中身は全然違うんだって、
そう気がついたらなんかすーっと冷めちゃって。」


アンがエリックに転職して上海に行くことを告げると
「あ、そう」とそれっきり見事に連絡が途切れた
そうだ。


ネットで知り合うってなんだか虚しい、って思った。
だってこれが普通に知り合ったんだったら
引越ししても少なくとも友人としての関係は続く
でしょう? こんなに跡形もなく消えうせるなんて」


アンはGWを利用して上海に引越し、今は新しい会社に
勤務している。

「上海で知り合う人の方が自分に合っているみたい」、
だそうだ。


アンはもともと太っていなかったのですが、上海に
行く前にダイエットして2kg痩せ、気合を入れて
引越して行きました(笑)

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2006年05月09日

中国のネット恋愛 - 事実は連ドラより奇なり(?)

連休前はめちゃくちゃ忙しく、連休中は遊びほうけて
すっかりブログの更新をサボってしまいました。
すみません。


さて、随分前に予告したネット恋愛の話。


最近アンは根性で彼探しをしているのだが、その
アンと2週間ぶりに会ったらいきなり;

「この2週間の間に彼ができたり、別れたり、
結婚したりしてない?」

とすごい勢いで聞かれた。

「ないない、あるわけないでしょ。なによ急に」


「いや最近、久しぶりに会った友達が皆電撃結婚
してたり離婚してたりするから..
爆弾発言される前に
こっちから聞こうと思って。」

そうとうあせっているようだ。


親戚や友達が持ってくるお見合い話ではこと足りず、
ついに出会い系サイトにも手を出したと聞かされた。


この日からしばらくたったある日、

「報告することがあるから♪」

とKFCに呼びだされた。

何でもその前日の日曜、出会い系で知り合った
深セン在住のエンジニアに会ってみたら意外にも
すごく気があったのだという。

性格的に気に入っただけではない。

この彼、エリック氏はカナダ生まれの中国人2世で
米国の有名大学の博士号を持っているそうだ。
また米国IT企業の駐在員として1年前から深センに
住んでいるそうで、つまり条件的にも申し分なかった
のだ。

「よかったじゃない。ネットで知り合ってもそんな
いい人っているんだね」

「でもね、こんなに条件がよくて35歳まで独身って
変じゃない
?」

「たまたまでしょ。まあ×イチの可能性はあるかも。
聞いてみた?」

「さすがに初めて会うのにそんなことまでは聞けな
かった。だけどあまりに話がウマすぎるし、ネットで
知りあってるから疑いはじめるとなにもかも疑わしく
思えるんだよね。 勤務先の名刺はくれたんだけど」

と見せてくれた名刺の肩書きにも確かにDr.とある。

「う〜ん、心配だったら名刺の電話番号に電話して
みればそこに勤務してるかどうかはわかりそうだけど..
話した感じでウソを言ってる雰囲気はあったの?」


「そうだなあ....勤務先とか学歴とかはあんまりウソ
を言ってる感じはなかった。ただ、プライベートな
ことは分からない。なにか重要なことを隠している
気もする。下手すると既婚者かも」


エリック氏はアンのことを気にいったようでまた次の
週末にも深センから広州に会いに来る、と言って
帰っていったそうなので、既婚者である可能性は低い
と思うだが....

管理人はもう一回会って確かめればいいんじゃないの?
思ったが、アンにしてみるとそんな悠長なやり方
は我慢できなかったらしい。

なんと、翌日には彼女の会社の深セン支社の同僚のツテ
を頼ってエリック氏の身辺調査を手配していたのだ
(そこまでするか.....)


さらにその日の昼、仲良くしている会社の上司(35歳
男性)に意見を聞いてみたそうだ。


エリックと同年齢のその上司の意見はさすがに鋭かった。


そりゃ〜絶対に何かあるね。中国に来て1年経つん
でしょ?この間、独身なのに誰とも何もなかったなんて
ありえないよ。奥さんか彼女か、いずれにせよ絶対女が
いるよ。やめた方がいいよ」


そのまた翌日の火曜、早くも身辺調査の1次結果がでてきた。
エリック氏は確かに名刺の会社に名刺どおりの肩書きで
勤務しており、少なくとも深センでは独り身だという。

また本人が言ったとおり、毎日6時半に退社した後は
まっすぐ帰宅するらしい。


アンは余計判断がつかなくなってしまった。

「毎日ほとんど残業もないのに、奥さんも彼女もいない
なんてありうる?特に深センは何が何でもお金もちの
男性を捕まえたい農村出身の女の子がうようよしてる所よ?
特にエリックみたいな海外国籍の華人は一番狙われる
ターゲットのはず」


ちょっと勘ぐりすぎでは?とも思うのだが、今までさんざん
お見合いその他をやって一人も満足の行く相手に会えな
かったのに、ネットであっさり見つかってしまったのが
どうにも納得がいかないらしい。


本当はここからエリックと何回か会ってゆっくり
見極めればいいだけの話だったのだが.....


実はこの数日前にアンはヘッドハンターの紹介で
上海にある、国内最大手製薬会社のプロダクト
マネジャー職の面接を受けていた。本人は話を聞く
だけのつもりで面接に行ったそうなのだが、結果は
見事採用。しかも現在の2倍以上の給与を提示された
そうなのだ。

製薬業界もその他多くの業界と同じく、中国国内の
ヘッドクオーターを上海に置く企業が多いそうで、
アンはかねてから機会があれば上海に行きたいと
言っていた。それが突然実現しそうなのだ。


「今まで何年も毎日家と会社の往復だけで単調この上
ない生活だったのに、一体なんでこんなに急に
いろいろおこるわけ??」

と頭を抱えている様子だった。

「とにかく次の週末にエリックともう一回会ってから
考える」


果たしてアンの決断は??続きは次回を!

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2006年04月25日

中国の遠距離恋愛

中国人の遠距離恋愛はかなりやっかいである。

何しろ中国は広い。たとえば北京から広州に転勤に
なったとしたら汽車なら30時間以上(!)かかる。
飛行機なら下手すると1ヶ月の給与が飛んでしまう。

さらに中国人の場合、大変多いのが国際遠距離恋愛だ。

とにかくある一定以上の経済的条件がある中国人に
とって、一度は海外で勉強するなり仕事するなりする
のはほとんど義務に近いような感じさえ受ける。

言ってみれば結婚して家を買うのと同列にあるような
感じだろうか?

つまり結婚するのもマイホームを購入するのも別に
義務ではないのだが、しないとなんとなく格好が
つかないような気がするのと同様に、”出国”も
しなければいけないというものではないのだが、
一度はしないとなんだか他人に遅れをとってしま
った気がするようだ。

なのでカップルの片方が出国してしまって、そのまま
物別れになったという話は管理人が見聞きしただけ
でも枚挙にいとまがない。


先日、以前の同僚の陳さん(既婚)と陳さんの会社の
後輩のルーシーと一緒に食事をした。

26歳のルーシーはこの秋からカナダの大学院に進学
予定で、既に全ての準備が終わっているのだが、
1年前から付き合っている2歳の年上のBFと遠距離
恋愛になるのが不安で、行くべきかどうかすごく
迷っているのだという。

このBFは現在インターネットビジネスを立ち上げる
べく準備中で、ルーシーにも手伝ってほしいと言って
いるのだそうだ。


ルーシー「そうは言っても私は英語専攻だったから
         手伝えることなんかないし、ものすごく
         苦労してやっと大学院の入学許可をとった
         のにいまさら行くのをあきらめるなんて....」

陳さん   「だけどカナダにいったら2年は離れ離れなんだ
     よね?休暇のときなんかは帰ってくるに
         しても、2年は待ってくれないんじゃない?」

管理人   「心配だったら先に結婚してから行けば?」

ルーシー 「私はまだ26だし、正直言ってまだ彼と結婚
     するというほど気持ちが固まってないんです。」

陳さん  「まあ、留学したらあっちで新しい出会いが
          あるかもしれないしね」


ルーシー 「だけど、彼とは本当に別れたくないと思う。
      でも今留学しなかったらもうチャンスがない
      んじゃないかと思うと、やっぱり行くべきかな
          とも思うし...本当にどうしたらいいか分から
      なくて悩んでるんです」

管理人   「別に留学したかったら後からでもいいんじゃ
         
ないの?」

陳さん   「そうだよ。留学するより彼が会社を立ち上げる
           のを手伝う方が学ぶところは多いけどな」

自分がすでに海外留学済みで、留学が多くの中国人が想像
するほどには得るところが多くないことをよく知っている、
陳さんらしい発言である。

ルーシー「彼と結婚するって決まってればそれでもいいけど、
          もし結婚できなかった場合、後で生活に困ること
          になるかもしれない。
      留学すれば、少なくとも自分を養っていくことは
          できるようになると思うし...。
        
          でも、正直言うと留学するって考えても全然ワク
          ワクしなくて、不安ばっかりなんです。生まれて
          このかたずっと両親と一緒で一人暮らしすらした
          がないから」


ルーシーの悩みは一見日本人の我々と共通のようで、
やはり中国人特有の部分がある。

つまり、彼女は海外生活や学業自体に興味があって留学
したいのではなく、なく、純粋に将来のキャリア
(=生活の安定)のために行こうとしている。自国に
いるのが比較的に安全策である日本人とはそもそも
前提が異なる


「日本の社会福祉システムはどう?」というのは
中国人に大変よく聞かれる質問である。逆をかえせば
中国人は自国の社会福祉が不安なので、他国の事情に
興味シンシンなのだ。


「将来が不安」というキーワードから切ると中国人の
行動パターンがよく理解できることが多い。

とにかく出国したがるのも、有名大学に入るための受験
戦争が激烈なのも、会社や仕事内容に見切りをつけたら
躊躇なく転職するのも皆、
原因はここにある。


ルーシーの場合は生活の安定が彼との結婚によって保障
されるのであればそれでもいいのだが、現在のところ
そうなる可能性が100%ではないので、せっかく掴んだ
留学のチャンスは捨てがたい。しかし、彼のことは好き
なのでどうしたらいいか分からない、ということなのだ。

 

しかし、最後は高校の同級生と結婚して大変幸せな結婚
生活を送っている陳さんの一言が効いた。


「これぞ、と思う男性に出会うチャンスは本当に少ないよ。
だから出会えたらそのチャンスを逃したらダメ」

ついでに管理人のダメ押し。

これぞ、と思わなくても男性に知り合う機会自体、
そんなにないよ
」(泣)


食事を終えて帰るとき、ルーシーはやってきたときの
沈みこんだ様子とは打って変わって晴れ晴れとした
顔をしていた。

「今日から早速、会社が終わったあとは彼の仕事を
手伝うことにします。今日は本当に収穫が多かったです。
ありがとうございました。」


後日、陳さんからルーシーが留学に行くのをやめたと
聞いた。

正直な感想を言えば、管理人はこれを聞いてうれしく
思った。



次回は中国国内のネット&遠距離恋愛の話!


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2006年04月15日

中国警察VS香港警察

先日、自宅近くのスタバでコーヒーを飲んでいた。

すると若い頃のケビン・コスナーみたいなカッコいい
外人
がやってきて、管理人の向かいの席に相席しても
いいか?と聞いてきた(店内は満席だった)


なんとなく雑談を始めたのだが、この男前、ロバートは
ドイツ系イギリス人で香港海上警察の警官をしている
という。この日は非番で広州に遊びに来て、ついでに
買い物をしてから帰るところなのだそうだ。


おお!飛んで火に入るブログネタ(?)とばかりに
いろいろ質問攻めにした。


「外国人が香港警察で働けるの?」

「香港は1997年までイギリスの植民地だったんだけど、
そのころには1000人を超えるイギリス人警官がいたんだ。
1994年の時点で新規採用はなくなったんだけど、
それ以前に採用された人はそのまま勤務できることに
なったんで、今でも数百人のイギリス人警官が残って
いるというわけ。
僕は大学を出た後に1年海軍で働いて、1992年に香港に
やってきて、それ以来ずっと香港にいるんだ」


「海上でも香港警察と中国警察の持ち場はきっちり
と決まっているんだけど、いろいろ協力する場面も
あるんだよ。だけどね.....」



ロバートは周囲を見まわして声を低くした。


「こう言っちゃナンだけど、中国の警察は
カスだね」


オ〜イエ〜全面賛成! (「横領事件」参照)


「僕らの仕事のメインは密輸業者を取り締まる
ことなんだけど、スピードボートで追跡してあと
一歩、というところで中国の領海に逃げ込まれると、
それ以上は追いかけられないんだよ。すると
どうなると思う?」


「?」


「密輸業者のボートが突然、中国警察のボートに
横付けして止まる
んだ。で、しばらくそのまま
停止してから悠々と去っていくんだよね。
中国警察もそのまま追いかけるでもなし。」


「お金を渡した....」


「そういうこと。でもって、中国警察に抗議して
ワイロ受け取った船に乗ってたやつを処分してくれ、
というと「証拠もなしに処分できない」なんて、
一人前のことを言うんだよ!!」

 

見ず知らずの管理人に向かって愚痴るところを見ると
相当頭にきているらしいが、中国生活3年目に突入して
いる管理人に言わせると;

 

       さもありなん

 


「以前は僕ら香港警察の検挙率はすごく高かったんだ。
だけど、最近の密輸業者はまずます資金が豊かになって
きていて
やつらの装備の方が僕らより格段に上
なんだ。

船も高速なら、レーダーも最新式。中国領海に入りさえ
すれば、莫大なワイロを中国警察に渡して逃げきることが
できる。困ったもんだ。」


話は面白いが、雰囲気が暗くなってきたので管理人は
話題を変えた。

 

「ところで、広州で買い物って何を買って帰る
んですか?」


「え....っと」


ロバートが急に言いよどんだ。

 

 

 

「.......プレステのソフト」

 

 


    ワハハハハハ!

 


密輸取締りをやってる香港警察の警官が、
海賊版プレステソフトを買って行くとは。。


笑いすぎて涙が出てきた。


ちなみに管理人のルームメイトが持っているので
知ってるのだが、海賊版プレステソフトが使える
ようにするためにはプレステの本体に結構大掛かり
な改造が必要である。

プレステ本体を買った際に追加料金を払えば店が
改造までやってくれるが、広州でも取り締まりが
厳しいので大手のショップではできず、知る人ぞ
知る、という店まで行かなければならない。

広州でこうなのだから、香港では改造までやる店
などないのではないだろうか?するとロバートは
以前に改造版プレステ本体も広州で買って香港に
持ち帰ったってことか....


             うぷぷ。


まあ、警官も人の子。安い方がいいに決まってる
ってことですね....(<いい男には甘い)

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Posted by NINI at 23:42Comments(52)TrackBack(0)

2006年04月09日

商売人の国の慈善家

先日の羊城晩報に大変面白い記事があったのでご紹介
(ちなみに「羊城」とは広州の別称)

屠孝天先生(62歳)はもと湖南省の国営コンピューター
工場で工場長をしていたが、92年に労災によるケガが
元で早期退職を余儀なくされた。

家も貯金もなかった屠先生は単身深センに行き、技術を
生かしてコンピューター工場でしばらく働いてお金を
貯めた後、湖南省に帰って小さなコンピューター
関連工場と家電販売業をはじめ、見事成功させた。

こうして2001年にはある程度の財産もたまり、2人の
子供も成人して生活にゆとりの出た屠先生は何か社会
に貢献できることをしようと考えた。

貧しい家庭に生まれて学校に通えず、学問がなくては
現代社会で生きていくのが大変であることを痛感して
いた屠先生は2002年に「貧しい子」学校を開設する
ことにした。
写真
屠先生と「貧しい子」学校の生徒達     

 

 


貧しい家庭の子女に無料で国語、コンピューター、
英語などの授業の他、食事付の寮も無料で提供、
「貧しい子」学校で勉強した数百人の生徒の大部分
が、その後条件の良い仕事を見つけて貧困からの
脱出に成功している。
パソコンクラス

コンピュータークラス

 

 

ここまでなら単なる美談で終わりだったのだが....

生徒数も増えて、40万元(約600万円)もの私財を
投入した屠先生は資金に行き詰ってしまった。

そこで、何とか学校運営資金を稼ごうとした屠先生は
「貧しい子」ブランドの食品を販売しようと思いつき、
まず「貧しい子」商標を申請するところから始めた。

屠先生がまず商標を申請したというところが大変
興味深い。

よく知られている通り、中国ではWTO加盟後もコピー品
が氾濫しまくり、知的財産権がなかなか保護されない。

かといって中国人に知的財産権意識がないわけでは
ないことがよく分かる。一昔前はコピー品が出ると
これで自社ブランドも一人前
、などと喜ぶ経営者も
いたそうだが、最近では中国の経営者も知的財産権
の保護に懸命なのだ。

屠先生が「貧しい子」ブランドの食品を生産・販売
したければ商標などなくてもすぐに始められるわけだが、
登録商標なしでは「貧しい子」ブランドが大成功した
場合(この可能性に屠先生は相当の自信があるに違い
ない)、偽物が出回ったり、最悪の場合は別人が商標
登録してしまう。

さて、この後の経過も面白い。

「貧しい子」という商標名が中国商標法の社会主義の
精神を冒さないこと」
という条文に触れているため、
どの商標代理事務所も申請業務を引き受けてくれな
かったのである。

しかし最終的には屠先生の努力が実り、「貧しい子」
商標は2005年11月にようやく登録に漕ぎ着けた。

商標

商標申請受理書
手書き?みたいなロゴが
泣かせます

 

 


だが、これまで屠先生を無私無欲の慈善家として
賞賛していた人々が一転、慈善事業を傘に着て荒稼ぎ
しようとしていると非難、屠先生の行為の是非に
ついて論争が起こった。

一般的には起業家をとても尊敬する風土のある中国で、
慈善事業家に対しては「見返りを求めない犠牲精神」
を求めていることろが意外だ。

新聞記事は数人の知識人による賛否両方の意見を紹介
した後、ある弁護士の言葉で締め括っている。

「中国人は慈善事業は純粋な犠牲精神をもってなされ
なければならない、と考える傾向があるが、君子だって
結局は食べていかなければならない。屠先生を非難する
のは民度の低い行為だ」

妥当な意見だと思う。

 

実は「貧しい子」学校が資金繰りに困ったときにいくつ
も寄付の申し出があったのを屠先生は全て断っている。

「寄付金は一時的な解決にしかならず、すぐに他人に
頼る習慣をつけてしまう。私は自力で問題を解決する
のが好きなのだ。」

知識を身につけて自立することを目指す、「貧しい子」
学校の校長にふさわしい思想だ。


それにしても経済的には恵まれない技術者として
生きてきた屠先生が、老後といえる年齢になってから
突然商売人DNAを目覚めさせるあたりがいかにも
中国的な話だと思う。

「貧しい子」食品工場は、すでに用地選定も終わり、
今年後半からマントウ、餃子など「貧しい子」たちが
大好きな食品の生産を開始する予定である。

「貧しい子」ブランド食品が(ニセモノが出回る
ほどに)大成功するかどうか注目したい。


正直言うと「貧しい子」という名前のマントウを親が
買って子供に食べさせたいと思うかどうか、微妙ですが....

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Posted by NINI at 17:24Comments(10)TrackBack(0)

2006年04月04日

メトロポリスの片隅で

ある土地に落ち着くことを中国語で「落根」という。
逆に別の場所へ移り住むことはピャオ(飄PIAO 1)と言う。
たとえば北京から上海へ引っ越すのは南ピャオだ。

広州は中国のいろんな場所から人が集まってくる場所だ。
ある人は広州で「落根」するし、ある人は別のところへ
ピャオして行く。


何をもって「落根」したというのかは、人によって
定義が違うだろうが、一般的には安定した仕事に
ついたり家を買ったりして、もう他所の土地には
行かない、と決めた時がそうなのだろう。

管理人は日本にいたときは関西と関東生活がそれぞれ
十数年づつで、今は広州。実家を出たあとはずっと
賃貸暮らしなので未だ「落根」の感覚がない。



さて、先日アンに誘われて「ワインの会」とやらに行った。

新しくできたイタリアンの店で男女あわせて30人くらい
いたのだが、男性はほとんどが欧米人。

(アンに言わせると「中国人の男はまだこういう会に
来る文化レベルに達してない」のだそうだ)


数人しかいなかった中国人男性はみなお洒落で、
「ザ.金持ち」といった雰囲気だったのだが、
そのうちの一人が管理人に向かって、

「以前に会ったことがありますね」

と言う。


そう言われても見覚えがない。大体、そんなリッチな
男性の知り合いがいたら忘れるはずがない(笑)

「人違いだと思いますけど」

「東山湖の家に来たの、覚えてないですか?」


.......そう言われて思い出した。

 


2年ほど前、引っ越そうと家探しをしていた時のことだ。


この男性、マルコは広州市内のほぼ真ん中にある
東山湖のほとりの、広州では大変珍しい一戸建て
住宅を借りて住んでいた。

二人の女性とシェアしていたのだが、うち一人が
引っ越すというので、新しい同居人を探していたのだ。


このあたりは静かで環境がよく、昔は高級住宅地
だったそうで、今でも古い洋館風1戸建住宅が数件
残っている。

マルコが借りたのもこうした古い2階建ての家で
高い天井にシーリングファン、漆喰塗りの壁、
よく磨かれたフローリングなど、なんともいえない
趣の
ある物件であった。

マルコは長年空き家であったこの家を、外から見た
だけですっかり気に入り、近所の住人に聞きまわって
既にアメリカに移住していたオーナーと連絡をとる
ことに成功、たったの月2000元(約3万円)
で貸して
もらったのだという。

彼はこの数ヶ月ほど前に、広州にある米国系保険
会社に転職、湖北省から出てきたばかりだった。

この物件もマルコの人となりも気にいったのだが、
いかんせん最寄のバス停まで徒歩15分と交通が
不便すぎ、借りるのはあきらめた。

この家にあったアンティークのピアノがすっかり
気にいった管理人をみて、マルコは家を借りる、
借りないに関係なくいつでも遊びにきていいよ、
と言ってくれたのだが、結局その後連絡をとること
はなかった。

それにしても目の前にいるマルコはカルバンクラインの
スーツを着こなし、管理人がうっすら覚えている、
素朴を絵にかいたような男性とは随分違っている。

.......................................

「なんだか、ずい分感じが変わりましたね」

「ハハ、妻の影響かな」

 マルコはその後、なんとあの家を買い取り、広州で
結婚した上海人の奥様と一緒に住んでいるという。


もう一度くれた名刺を見ると、今でも同じ保険会社に
勤めていたが、今ではマネージャーに昇進していた。


広州には900万人もの人間がいるのに、こうしてばったり
出会うのは相当な確率だ。しかも2回も


「あの後も時々、今頃どうしてるかな、もう日本に
帰っちゃったかな、って思い出すことがあったんだよ。
まだ広州にいたんだね。元気そうでよかった。」

見た目は随分立派になったけれど、話をすれば
以前のまま、相変わらずいい人であった。



2年前に会ったときはまだお互い広州にやって来た
ばかりだった。

一方は仕事でも順調に成功し、結婚して家も買ってと
立派に広州で「落根」

もう一方は相変わらずふらふら、「落根」の気配
すらないが、毎日それなりに何とかやっている。


広州という大都会の片隅で、顔見知りにばったり
会うとは、すこしはこの土地の人間になったようで
嬉しかった。


ちなみにこの日、同僚から「中国が台湾に進攻した」
という携帯メールを受け取り、店のオーナーに見せたら
会場は騒然。 大慌てでTVのニュースをつけたところで
誰かが「今日、エイプリルフールだよ」と気がつきま
した。

それにしても、その場にいた全員がこのデマを信じた
とは.....

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Posted by NINI at 08:39Comments(7)TrackBack(0)