2004年09月21日

教えるということ

太陽は地球の周りを回っていると答えた小学生がかなりいる
ということでニュースになっているようです。
朝日新聞の記事
ぼくらのときはどうだったか忘れましたが、
今は「教えるようには明記されていない」とのことです。


これらについて聞こえてきた反響として、
「学校でしっかり教えているのか?」
「ゆとり教育とはなんなのか?」
「最近の子は日常生活で体験しないのか?」
「日本の将来は大丈夫なのか?」
などではないかと思います。

しかしよく考えてみたい。
おそらく上のような反応をする人は、
「地球が太陽の周りを回っているのですよ、覚えておきなさい」
ということを言いたいのだと思います。
(違っている方はコメントかメールください。
プロフィールのところにアドレスへのリンクがあります)
その中で、では実際に地球が回っているということを
「体感している」人はどれくらいいるのだろうか。
多分いなくて、どの人も学校で、または親から、
そう教えられて「丸暗記」しているから、
「信じこんでいる」からじゃないだろうか。
(つきつめると最後は信じる信じないの話になるんでしょうが)

なにも、科学的事実は、物体の運動は相対的にしか捉えられないので
地球が回っているとも太陽が回っているとも言えるから、
などと小難しい話をしようとしているのではありません。
こどもにとってみれば、教わっていないのだから、
太陽が地球の周りを回っているように見えるのは当然で、
その意味では日常生活の知識がしっかり生きていると言えると思います。
子どもの能力が欠けているわけではないでしょう。

なので、今回の調査結果の原因は、
日常の体験が生きていないというところではなくて、
「地球が太陽の周りを回っている」ということを教えなくてもいい、
と判断した人がいるということではないでしょうか。

次に、それを本当に教えるべきなのだろうか、ということでしょう。
止まっている地面が、空に浮いている太陽の周りを回っているなどと、
どうみても感覚的に違和感のあることを覚えこますことが
いい教育なのかと思ってします。

ぼくの周りには、「覚えこんでいる人」がいっぱいいるので、
このニュースを聞いて、即座に「そんなことも『知らない』のか」と
びっくりしていました。対してぼくは、「どう考えて子どもたちは
そう回答したんだろう?」と興味を持ちました。
どう考えて回答したのか、そのことについては記事には書かれていないし、
何も考えていないのだろうな、という諦めみたいなのもありますが、
この調査結果が、ダメな子どもを表していることだとは思いませんでした。
(もう一人、「最近は小学生に相対性理論を教えているのか?」と
言っている友人がいた。そんなはずはないので、
それはそれで皮肉にしか聞こえない)

「小学生」の「理科」に関して言うと、知っている知らないは
たいした問題ではないと思います。もちろん大人になると
常識というものが求められるので、ある程度のことは
知ってないといけなのでしょうが、小学生の理科は、
興味を持たせて考えさせることが目的だと思っています。
その子達に、違和感のあるものを覚えさせ、そして
どう考えたかよりも、覚えたかどうかを問う質問を用意する、
今回の調査のような体制の方が、
地動説を知らないことよりもよっぽど問題ではないでしょうか。

理科の教科書で、「惑星」という文字が出てきたとき、
(小学生では「わく星」なんでしょうかね?)
なぜ国語では「惑う」と習った文字を使っているのか、
という疑問を持つ人がいるはずです。
全員がそう思わなくても、クラスに一人入るはず。
(それが、独学ではなくてクラスという集団で勉強する意義だ)
その回答をする過程で、天体の動きをどう考えると
合理的なのか、その考え方を先生が説明できるはずです。

ゆとり教育が問題だと叫ばれていますが、
「こんなことも知らないのか」ということを問題にしている人が
多い状態で、ゆとり教育を廃止しても、結局丸暗記の
教育になるだけで、効果は薄いように思います。
今回のニュースを見て、「そんなの常識」と、
「常識」で片付けてしまった人が多いことでもわかります。
せめて「そういうこと考えたことないのか?
なぜ太陽が回っていると思った?」と聞いてほしい。
そして、「だってそう見えるよ」と答える子どもに対して、
考え方を説明できる人が増えない限り、
ゆとり教育は意味がないと思います。
これは言い過ぎかもしれませんが、「だってそう見えるよ」
という小学生と、その小学生に考え方を説明できない
大人というのは、今回の調査が目的としている
「天体や宇宙を大きくとらえられる能力」に関しては
同レベルと言えるのではないでしょうか。

えらそうなことを書いて、ぼくがどう説明するのかを
書かないのは卑怯だと思うので書くと、
子どもと一緒に、わかっていることを並べて言って、
一緒に考えて、天動説と地動説の歴史を紹介して、
最後には「そう考えるときれいに話ができるよね、
でもそれは一つの見方でしかないんだよ。
地球が宇宙の中心だとしても話ができるからね」
くらいで終わると思う。
できれば、数年たってからででも、calcさんが
天動説」でふれられているように、もっと
深いところまで噛み砕いて説明できればと思いますが、
どうでしょうか。

hot-tea.jugemさんは、「で?どうすんの?」で、
要領から削除したことの問題性、
常識が覆る可能性を述べてらっしゃいます。
まったくその通りだと思います。

他人に厳しく、自分に甘くの管理人さんは、「小学生の天体の理解度」で
今回の調査の質問の仕方を指摘しておられます。
質問については、小学生相手なので仕方なくこうなったのかもしれませんが、
結果として調査している側も、能力が疑われてしまう可能性があります。
(もちろんそんなことはないと思うのですが)

隊長:jeyさんは、太陽が地球を回ってるで、
丸暗記でいいのかということを触れられています。
もちろん丸暗記が必要な教科もあるでしょうし、
現実として意味のあるのは丸暗記の部分かもしれませんが
小学校の理科ではふさわしくないとぼくも思います。

atsuinasuさんは、小学生の知識のなかで、
今回の調査が3年以上かかっていることを指摘されています。
気づきませんでした。今のような教育を続けると、
このような作業でも3年もかかるのですよ、ということを
示しているのでしょうか(!?)


実際、自然に触れ合う機会が減ってきているのも事実でしょうし、
ぼく自身、「鳥の絵を描いてみろ」とか、「麻婆豆腐を作ってみろ」
と言われると、正直自信がありません。
しかし、これらは詰め込み教育で解決できるものではなく、
詰め込む内容が暗記ならもってのほかだと思います。

シャーロックホームズは、生活に関係ないから
地動説は知らなかった、という話もあります。
生活に関係あるない、という判断は、直接・間接を含めると非常に難しく、
そのためノルマを減らして、考える・理解するものを増やそう
というのがゆとり教育だと思いますし、実際ノルマは減っています。
ゆとり教育についてはこの記事の本題からずれますが、
地動説を知らない子どもに、教えてはいけないという決まりはないですし、
この調査の結果が、暗記を促進するようなことには
ならないことを祈ってなりません。



※9/23追記
お礼を込めて:天動説まとめ(?)
みなさまのご意見をいただいた後の
まとめのようなものを書きました。


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13. 今日はここ  [ taiyo-no.ko ]   2004年11月20日 23:34
着きました。 学校の先生、幼稚園の先生、いろいろな会のかた、普通のお母さん、お父

この記事へのコメント

1. Posted by Lhaca   2004年09月21日 20:23
続いてごめんなさい。
とても興味深い。的確なご指摘だと思います。
最前線の特攻隊のごとく,
現場で実際に指導にあたっている立場上,
この論議は大変おもしろく思います。
(おもしろいと言うには語弊がありますが・・)
コメント・・と思ったのですが,もうちょっと考えてみたいと思います。

まとまったらトラバさせて下さい(*^^*)
ちょっとだけコメントでした。
2. Posted by calc   2004年09月21日 20:23
トラックバック、ありがとうございます。
いろんな意見があって当然です。

こんなの常識で教えるべきだ、いや他に重要なものがある、枝葉末節だ、もっと経ってから総合的に教えてもいい、などなど。

もっと今の教育システムについて、厳しいことを言ってもいいとは思います。

しかし、大人達が口だけしか動かさないのでは、子供達や社会の仕組みは、根本的には変わりません。

そこのところを、どれだけの人が解っているのだろう。これは、学校教育システムだけの問題ではないことを。
3. Posted by めすねこ   2004年09月21日 22:30
トラックバックありがとうございます。

「教え方」についてはご意見ごもっともだと思います。
ただ、子供たちが疑問を持つためには、その事実、今回の場合なら、地球が太陽の回りを回っているって事を教えないといけないんじゃないかと思うんです。
4. Posted by Boston7   2004年09月22日 00:36
Tバックありがとうございました。
トラックバックのPINGがうまくとばないようなのでコメントしました。
いろんな議論ができてよかったと思います。アテネ五輪はゆとり教育のおかげらしいですし。
5. Posted by いさか   2004年09月22日 01:17
トラックバックありがとうございます。

「月は半分に見えるけど、半分に割れたわけじゃない」
「太陽が地球の周りを回っているように見えるけど、
本当は地球が太陽の周りを回っている」
こういう物の見方自体は、人の世を生き抜いていくうえで、
知っておいたほうがトクだと思うなあ。

光の当たっていない部分にも何かが存在するかも知れない。
相手が動いているのではなく、自分が動いているのかも知れない。
理科や数学を専門家以外が勉強する値打ちって、
そこら辺にあるのだと勝手に思ってます。
6. Posted by Joker   2004年09月22日 01:51
まうさんの意見にまったく同感です。
「実は地球が太陽の周りを回っているんですよ」という話を聞いただけで、それを心から信じ込んでしまう小学生が増える事の方が、よっぽど怖い気がします。
7. Posted by ヒル船長   2004年09月22日 04:04
トラックバックどもです。
いい時代に生まれました。学校で初めに習ったんじゃないんです・・・。A.C.クラークが人工衛星を提案(かな?)しました。カール・セーガン博士がいました。『アポロ計画』がありました。『2001年宇宙の旅』がありました。遅れて生まれましたが、熱は冷めていませんでした。小学館の学習雑誌の低学年向けの本にも宇宙について、よく載っていました。ガリレオの処遇も、学校より早く学べました。百科事典購入がブームで、『宇宙』図鑑もよく売れていた様です。なので、「そう教えられた」とは思っていませんでした。これは、自分よがりでした。
自分のBLOGには、自分の意見は 「ちょっと、ガリレオ先生、どう思います?おまいら、ちょっとこい! 小学生の方じゃないです。親の方です。(w」 としか書いていませんが・・・ガリレオの名を出す必然性があると強く思いました。連想だけじゃないです。ガリレオの写真を記事に添えました。(BLOGにはあえて著作不明瞭な写真をどんどん引っぱってます。)ほんの数分しか費やしていないですが、深い理由です。宗教と治世を一番最初に考えさせられたのは、地動説です。のちに古代エジプト文明(他のキリスト教以前の幾つもの文明も。多くは推測の域を出ませんが)などを知り、なによりも時系列に驚愕しました。宗教哲学、世界史などに興味をもったのはここからです。今の科学で解る範囲の自然現象を探求し続けたいと願ったのは、ここからです。そして、社会の有り様を。
ちなみに友人の7歳の子に対し惑星について語り、友人に「話が高次すぎて、親である自分ががうまくフォローできない」と叱られました。で、「親の方」となったわけです。
8. Posted by pizza   2004年09月22日 10:13
トラックバックありがとうございます。
いろいろな視点があることを意識する必要があるんだなぁって思いました。
決めつける。
覚え込ませる。
今の教育(学校に限らず)は、どこか違うぞ!って思いますね。
9. Posted by calc   2004年09月22日 22:58
文部科学省からの反論らしきものが載りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040922-00000230-kyodo-soci
10. Posted by あんにゅい   2004年09月23日 06:01
トラックバック、ありがとうございます。
私個人の意見は、ブログで述べていませんが、
『先生ってたいへんですね』
といったところでしょうか。

教育界の上層部では、
『こんなこといちいち教えなくてもわかるだろう』
親からしてみれば
『まさかうちの息子が知らないなんて思わなかった』

そのはざまに教育現場の先生方がいるのだと思います。

これは天体の移動に限ったことではなく、常識全般に言えることだとおもいます。

だからこそ朝日新聞は1面で取り上げたのでしょう。

『常識であるはずのことが常識でなくなっている』と。

知る機会がありながら知ろうとしない今の子供たち。

もっとおおいに議論すべき事柄だと思います。
11. Posted by sasuke   2004年09月23日 14:21
トラックバックありがとうございます。
今回の話は、教育が抱えている問題のほんの一端に過ぎないものだと思っています。私は教師なので、なかなか言いにくい面もあるのですが、学習指導要領に何もかも依存すること自体間違っていると考えています。

学習の適時性の問題もあります。ご指摘のとおり、子供は、様々なきっかけを通して興味・関心を持ち、多くのことを学び取っていきます。それが個々バラバラの年齢、時期に習得するということがあっても、何ら問題はないと思うのです。

同一内容を同一時期に無理矢理注入するのが学習指導要領であり、それはそれで必要なミニマムスタンダード(最低限の標準学習事項)だと思うのです。

僕は、公教育が担う役割を誤解してしまうのが最も恐ろしいことだと思っています。
ある事項について分からない子や理解できない子がいたとき、「ほら、やっぱり今の教育はダメだ」と、とりあえず教育批判をしておけば収まりがいいですからね。「学び」に関することは、とりえず教育問題という大ざっぱな括り方が常識化していること自体間違っていると思います。

そういう意味で、今回の一件は理科や科学といった固有の分野の問題ではなく、教育の仕組みを考えていく問題と思っています。

僕は、高校教師ですが、経済や会計の学習を専門に教えていて数学的な作業もたくさんあります。
例えば、「0.5」「2分の1(あるいは1÷2)」「50%」「5割」という数字は、あるレベルの子たちにはまったく関連性のない数字として認識されています。これが現実なのです。

で、これは大きな問題なんですが、それにいちいち目くじらを立てて大騒ぎしている暇はないですから、教えますよ。小学校の算数にさかのぼって・・・そんな話題がゴロゴロあります。
12. Posted by jey   2004年09月23日 16:02
トラックバックありがとうございます。
自分も何かと今回の記事については意見があったのでいろいろ書いてみましたが、考えれば考えるほど何がいいのか分からなくなってきます。でもそれでもいいのだと思います。答えを決めてしまう事が教育にとっては一番怖い事だと思いますから。これを変えたらここが駄目になる。知識が無いのもまずい気もするし詰め込む気にもならない。
やっぱり学ぶ時に学ぶと言うようなその場に応じた教育が必要なのかなと思います。そのためにはやはり学校だけの教育だけでは到底間に合うわけが無いわけです。そこで重要になってくるのが親の存在かなと。親が学校とは違う教育を行っていけば子供はそこから得る事もたくさん歩きがします。自分は学ぶ楽しさだけは持って生きていきたいなと思っています。その姿勢は必ず子供に通じると信じたいですね。
13. Posted by まう   2004年09月23日 16:18
みなさま
今読み返すとわかりにくい文章でしたが
様々なご意見ありがとうございます!

Lhacaさん
さっそくトラックバックまでありがとうございました。
サイトも拝見しました。円周率の話もしかり、
やはり何を教科の目的とし、その手段がそれに適切かどうか、
常に考えている必要がありますよね。

calcさん
まさに鋭いご指摘。ぼくは教育改革よりも、
今回の調査を通じていろんな人の考え方を知る
ということを楽しんでいたきらいがあったので。
先ず隗より始めよ、ですかね。

めすねこさん
疑問を持つきっかけは、他にもあると思います。
惑星の動き、昼夜の長さの季節変動、白夜極夜など。
詰め込み教育をぼくは否定するわけではありませんが、
詰め込む内容と詰め込み方ですよね。
すべてを暗記で対処できると思われると
「子どもの将来がもったいない」です。
実際対処できるのかもしれないですけどね。

Boston7さん
アテネオリンピックはゆとり教育のおかげとは
どういうことですか?興味があります。

いさかさん
教鞭をとっている現場の方からの声が
聞けるといいなと思ってはいましたが、
まさか市議会議員の方からコメントをいただけるとは。
自分のことは棚にあげて言いますが、
「勝手に思う」のではなくて、ぜひそれを説得して
市政に反映してください。

Jokerさん
小学生のころの体験は、長く覚えていますし、
今後の姿勢を決める時期でもありますよね。
言われて覚えこむ、のはやはりぼくも怖いです。
もっと言うと、結論を教え込まれるのではなくて、
考え方を先生に紹介された場合。
それの考えに感動する、これは大切なことです。
でも欲張りかもしれませんが、
それだと紹介されなければ感動しなくなります。
できれば自分で話を組み立て探していける、
そういうところを理想にしたいとぼくは思います。
これはかなりむずかしい!

ヒル船長さん
あらためて言うまでもありませんが、
親の役割は大切ですよね。
なにも親がものすごく流暢に説明することを
求めているのではなくて、
一緒に悩んで考えることでもいいのではないでしょうか。
そのときに、果たして今の親たちは、
「考える足がかり」を持っているかどうか…。
その足がかりは、知識のときもありますが、
方法論であったり考え方であったりします。

pizzaさん
教育についてはぼくもいろいろ思うところがあります。
自分の受けてきた教育が恵まれていたから、
まわりがかわいそうに見えるからでしょうか。

あんにゅいさん
これは全くの憶測ですが、
教育の上層部は、おっしゃっているような
『こんなこといちいち教えなくてもわかるだろう』
と思っていることも想像できますが、
『詰め込み教育で今までの人生不都合なかったよ』
ではないかと思っています。しかもその教育の勝者たち。
そして、自分たちが得意としていた記憶勝負の教育とは違う、
理解・議論型の教育の重要性がわからないのではないかと
思っています。
(逆にぼくは理解方の勉強をしてきたので、記憶勝負のよさが
いまいちわかりません。ご意見あればありがたくいただきます)

sasukeさん
学ぶ時期が人それぞれ、
はおっしゃるとおりだと思います。
今の子どもたちは、
そのきっかけが減っているのでしょうね。
付き合いが狭かったり、都会の生活であったり、
遊びの変化であったり。
これは悲しいことですが、
おっしゃるとおり学校教育のみの
問題ではなさそうですね。
経済や会計のことを習うとき、
2分の1と50%の関連を知れた人は、
きっといい機会に恵まれたんでしょう。
ぼくも、2分の1と50%の関連はわかっているつもりですが、
会計や経済を学ぶと、また新たな見方として
感動があるかもしれません。
それも一つの機会ですよね。
14. Posted by まう   2004年09月23日 16:27
jeyさん
Blogを拝見した限りでは
かなりしっかりした主張を
お持ちのようでしたのに
少し意外なコメントです。
何がいいのかわからなくなる、
それはぼくもよくあることです。
特にききわけを良くしようと
いろんな人の意見を聞いて理解しようとしたら
そうなります、ぼくは。
やはり最後は、jeyさんがコメントの
最後におっしゃった、
「信じたい」、そういう部分
なのかもしれませんが、
できるだけ冷静に信じたいですよね。

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