毎年、大雪のニュースが伝えられる新潟県魚沼地域にお住まいのIDMご使用者Hさんから嬉しいメールが届いた。

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昨年暮れには、大変ありがとうございました。

 

IDM4台の内、今までやっていた事業場と同じ箇所に3台を再取付し、消雪井戸のデマンドコントロールを行ってみました。

2月で雪も山を越えたので、あとは心配ないと思いますが3カ所とも成果が上がりました。 

今までの時より、限界報の出る割合も少なくなっているようですが、抑制できた電力は、どの事業場も昨年を上回っており

クレーム等も出ませんでした。

今年のような雪の多い年で実証できたので、来年からもうまくいってもらえそうです。 

停止時間の設定が最大900秒(15分)だったので20分までほしかったかなと思いましたが、問題なく働いてくれました。 

取り急ぎ簡単な報告で申し訳ございません。

 

京都の勉強会に行けたら良かったのですが、ご出席の皆様に伝えていただければと思います。 

来冬に向けて次の設置個所の検討もしたいと思っておりますので、またよろしくお願いいたします。

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「何カ所かの管理先でIDMの限界報出力を使い消雪ポンプのデマンド制御を実施しているが、うまくいかないところがあるので、教えてほしい。」との、連絡を頂き、
昨秋、 はるばる新潟県から滋賀県の開発者宅までお越し頂いたのだった。

今まで、エアコン制御のことばかり考えてきたので、30分デマンド時限で1回のみ大型設備を制御する累積制御には注力してこなかった。
それで、お越しになるまでに、累積電力を重視した累積デマンド予測エンジンのプログラムの見直しに取り組んだ。
サンプリング時間を1秒から0.1秒に変えたり、演算方法を改良することで、30分に1回制御したい設備の容量(=調整電力)入力しておくと、累積電力量と残り時間のを組み合わせた予測演算プログラムの改良でピッタリ制御できるようになった。

それで、Hさんお手持ちのIDMを新しい累積デマンド予測エンジンにリニューアルさせてもらって、消雪ポンプのデマンド制御に再挑戦して頂くことになり、結果を待っていたのだった。

先日、大きな電気炉が数台稼働している県内の工場に伺ったときも、既設IDMをこの制御方法にバージョンアップさせてもらったので、代理店を通じて大手ゼネコンのトンネル工事に使ってもらっているコントローラも、バージョンアップしていくつもりです。