2008年01月28日

日記

今日はお昼に学校が終わったあと、多恵子と一緒に学校を出ました。 古川でバスを降りて、跨線橋の近くの喫茶店へ向かいます。 多恵子と私が時々やる「入ったことないけど気になってるお店に行ってみようの会」です。 店の看板はアルファベットに見えないこともなかったけど、踊ったような文字で書かれていて読めません。 店内には厚いコートとごつい靴を履いたひょろひょろした男の人がカウンターに座っているだけで、テーブル席には誰もいませんでした。 その人はお店の人の友達らしく、だいぶ前からいた様でした。 お店の人はずーっとニコニコしてるお姉さん一人で、「はいよー」が口癖みたいでした。 メニューを渡すにも「はいよー」、呼ばれて答えるにもオーダーを受けるにも「はいよー」、全部で十回は聞いた気がします。 お店の中は壁も床も木で、カウンター、椅子、テーブル、棚、フォークの柄にいたるまで木でいっぱいでした。 でも木の色が統一してある訳じゃないので薄茶もこげ茶も混ぜこぜです。 ぼんやり眺めると、お店の中は森に似ていました。 置いてあるのはどれも北欧家具のような感じで、お店自体が小さいのもあって通路は狭いです。 私たちは一番奥のテーブル席に座りました。 真っ黒い大きな一人掛けのソファが向かい合っていて、その間に茶色いテーブルが置いてあります。 見た限りでは机の低さの割りに椅子が大きくて高すぎるように見えたのですが、座ると丁度いい高さまで腰が沈む程、そのソファは凄い椅子でした。 お姉さんは私たちの方に向けたストーブに火を点けてくれました。 油のいい匂いがしたので私がそう言うと、いい匂いがする、と多恵子も繰り返して言いました。 私たちがメニューを選んでいる間に、カウンターにいた男の人が帰る支度を始めて、居心地の悪そうに帰って行きました。 考えすぎのような気もしたけど、やっぱり制服を着た女子高生が入ってきたら話しづらいのかもしれません。 メニューを頼んだ時にお姉さんに「今日はもうお勉強終わり?」と聞かれて、私は今が平日の昼間だったことを思い出しました。 ご飯はナポリタンを頼んだのですが、それがすっごくおいしくて驚くくらいでした。 カフェよりレストランよりずっとおいしいです。 スパゲティはおいしいソーセージを使うとレベルが上がる料理なんだなと思いました。 ちなみにご飯はどれも500円です。 私たちは「おいしいね」を連発しながら食べ終えて、それからお姉さんが「食後にどうぞ」と置いていってくれたチョコレートを食べました。 その時に多恵子がどこか行こうかと言ったので、映画を観たいと答えたら、何だか次の行き先は映画館になったようです。 急に言い出して悪かったかなと思いましたが、多恵子を見ると笑顔でチョコレートの金色の包み紙を丸めていたので安心しました。 私たちがご飯を食べている時にやって来たお客さんもまた、お店の人の友達のようでした。 さっきまでカウンターにいた男の人は共通の友達みたいです。 しばらくの間、二人はその「オオカワくん」の話をしていました。 お店を出る時には「風邪ひいちゃだめだよ、勉強頑張ってね。いってらっしゃい!」と言ってくれました。 このお店には「ありがとうございました、またお越し下さい」は無いみたいです。 名前も分からないのですが、私はこの喫茶店が好きだと思いました。 映画館までのバスの中で、平日の昼間に制服でナポリタンを食べに来る高校生は変だね、と話しました。 それも料理を待つ間、小川洋子や吉田修一、夏目漱石や樋口一葉、果ては正岡子規なんかの話をしています。 私たちの最近がたまたま本の話の多い時期だっただけなんですが、今日初めて会った人にはそんなことは分かりません。 喫茶店のお姉さんもパスタを茹でながらきっと、ヘタに話しかけたら面倒なことになりそうだと思ったかもしれませんでした。 次行く時があれば、今度は他にも服とかの話をしようかなーと思います。 おしまい

wenny17 at 23:32 │Comments(2)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by 宮崎文庫    2008年01月30日 00:26
本にして出版させて頂きたい。
後ほどご連絡を差し上げます。
オオカワさん気になります。
2. Posted by ちあき    2008年01月30日 18:59
あ、どうも… 笑

オオカワくん気になりますか?行きますか?\(^o^)/

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