しかしこのままで終わらないのがフットボールだ。ディフェンダー1枚を前線に上げパワープレー繰り返していたPESユナイテッドは116分、DFエドワーズ・ディズレーリが混戦から同点ゴールを押し込んだ。
アラシル監督の初陣は120分で決着がつかずPK戦へ突入。
RBテーゼルファーゲンのファーストキッカーMFタフィーが落ち着いて決めるが2人目が失敗、3人目は成功する。
対するPESユナイテッドはツァクトユーリの好セーブを含め3人連続で失敗。そして4人目のカベラールトが決めPK戦3-0でRBテーゼルファーゲンが勝利した。
これでRBテーゼルファーゲンは4年連続通算10度目となるPEUスーパーカップ優勝を成し遂げた。また今回のタイトル獲得で、PEUリーグ、PEUカップ、PEUスーパーカップでの通算30冠を達成した。
チームを率いるメルキアデス・アラシル監督は試合後のコメントで「公式戦初戦がPEUスーパーカップだったこともありナーバスな気持ちもあった。時間が経つにつれて多少の焦りもあったが選手たちはよく踏ん張ってくれた。どうしても勝ちたかったし、非常に難しい試合だった」と話した。
また、主将のファンデブールトは「これをシーズンの最後まで続けたい」と語りながら、次のように振り返っている。
「今日はいいスタートとなった。もちろんこの試合だけが今シーズンの全てではないけどね。それでも内容は素晴らしいものではなかったが、勝利に値していたと思う。シーズンは長い。今後ハイレベルなポジション競争が待っているだろう。望むところだ。なぜならそうしてチームがまとまり、それによって今シーズンの大きな目標を達成することができる。チームが30冠を達成したことについて?それはとても偉大な記録だね。しかし僕たちはまだまだタイトル獲得し記録を伸ばしていくよ」
先制点をあげたカベラールトは「特に攻撃についてだが、全選手に課題が残っている。これからの数週間でその課題に取り組まなくてはね。そして僕らはきっと克服できる。皆で協力して取り組む必要がある。このチームはクオリティが高いんだ。あとはそれをどの試合でも発揮しなければならない」
PESユナイテッドのベーラミは試合後「RBテーゼルファーゲンはとても強いチームで、ボールは持たれたが、われわれも良い守備をしてコンパクトな陣形を保った。カウンターで仕留めなくてはならないのは分かっていたし、何度かそのような形でチャンスを作れていたが決めきることができなかった。またこの舞台に戻ってきてリベンジを果たしたい」
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