らいすぼーるが行く(GO RICEBALL)

アメリカ・カリフォルニア州のサンノゼ市の教会で働く日本人牧師のページです。

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みなさん

ハッピーハロウィン。

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ハロウィンはアメリカでは子どもたちの文化的イベントとして定着していますが、近年安全の事が懸念されています。

教会は毎年、子どもたちが安全に楽しむ事ができるように駐車場をオープンしてこのイベントに協力しています。今年も沢山のバルーンをつくり、子どもたちを迎える事ができました。


さて、この日の朝は一つ悲しい出来事がありました。
いつものようにホームレスの方々にコーヒーと手作りのパンををもってセントジェームスパークに行きました。

すると、警察と公園の管理スタッフがやって来て、
「ちょっとこっちまで来い」と引いていかれました。

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そして、新しく造られたこの看板の前で、もうホームレスに食事を提供してはいけないと諭されました。
この看板には、ホームレスの方々がどこに行けば食事にありつけるかを記しています。

実はこのセントジェームスパークは数年後にリフォームする事がきまっており、
カフェや犬の遊び場、ステージなどを造ることにより、より多目的な公園に変わることになりました。

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(写真は10月25日に開かれた市の説明会の新しい公園のアイデア)

公園をより多目的にする事により、ホームレスの方の集まるのを抑えようという試みです。
このプランの実行ために、市は先週からパトロールを始めているのです。
私も、恐らく次に同じ事をすると、多額の罰金を支払わなければならない事になるでしょう。

公園で安心して子どもも遊べない、という近隣の方々の苦情も理解できますし、食事を提供しているところにホームレスは行けばいい。という発想も理解できます。

けれども、問題は「食べ物」ではないのです。
「一杯のコーヒーとパン」を通して互いを思い合う事、普段は全く避けられて、話す機会も与えられないホームレスの方々のお話をお聞きし、共に心を痛めたり、笑いあうそのような関係性と安心できる場所こそが大切なのです。

それなら「ホームレスは教会やシェルターに行けばよい」と思われるかもしれませんが、

私たちが平日に公園で出会う彼らの多くが深刻なメンタルの問題を抱えています。

看板を建てられても理解できない人たちや、人が苦手で、沢山の人や見知らぬ人が集るような場所に「ここで食事を与えていますから行きなさい」と言われても行けない人たちが多いのです。(そもそもシェルターも圧倒的に足りないのですが)

その様な公的施設に適応できない人たちはどうしたら良いのでしょう?
どのようにしてその様な方々を地域で受けとめていくことができるのでしょう?

警察の方の説明を受けながら色々と考えていました。

話が終わって「いよいよこの日が来たか・・・」と寂しく思いつつ皆の所に戻って来ました。

 しかし、私が戻ってきた時のホームレスの方々の顔のほうがもっと寂しそうで、それを見て何とかして今築きつつある良い関係を更に続けなければと感じ、「Don't worry」と励まし、「何か別の形を探すよ」と言って帰って参りました。


 きっと彼らの基本的な人権がこの町で守られるために、良いアイデアがあるはずです。
考え、行動したいと思います。

 定点ではなく、私たちが食事や物資をもって回る形で続けようかなぁ。。


過ぐる10月16日(月)に大規模火災に見舞われたサンタローザ、ソノマを訪れました。

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教会で普段よりホームレスミニストリーで集めている物資を積んで100マイルの道のりを車で走りました。
途中より空が煙のためかすみ、焦げた匂いが鼻をつくようになりました。


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訪れたのはサンタローザ ファースト合同メソジスト教会(Santa Rosa First United Methodist Church)

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下の地図の赤い丸が教会の場所。また地図の赤い部分で囲まれたエリアが被害のでている避難地域(月曜日現在)。火の手が上がっている場所は教会から約10マイルと説明を受けました。

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この教会では一日三度の食事を避難者とボランティアに提供しておられます。

バークレーの教会からのボランティアが泊り込みでお手伝いをしておられました。
普段小礼拝堂や図書室になっている部屋がボランティアの寝室になっていました。

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最初の1週間は朝2時に起きて準備するなど大変な状態だったようです。

支援物資も届き、自由に誰でも持ち帰れるようになっていました。

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私も一緒に昼食の準備を手伝い、食事をいただきながら話をうかがいました。

教会員も12家族が家を焼失されています。

乾燥したカリフォルニアの気候と強い風の影響で火は時速50マイル~70マイル(時速80-112キロ)で広がったといいます。
40人以上の方が犠牲となったのはそのような自然の猛威、そして、地域自治体・消防などからの知らせが全く追いつかなかったという防災環境の遅れがあったと見られます。

あるシニアのご夫婦のお姿に心を打たれました。

避難生活が続く中で「どうせ家にはまだ帰れないから」といいながら笑顔でボランティアを手伝い、私を含む数名のボランティアを集め、教会の中を案内してくださいました。

このような状況にあって、なお誰かのためにと手を差し伸べてくださったご夫婦に心打たれました。
どうか、無事に一日も早く戻れますように。


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町のいたるところに、消防やボランティアへの感謝のメッセージがみられます。

またソノマの町にもより、教会員の家が火の手まであと2ブロックになっているという事で心配で見て参りましたが、皆さんの尽力で火は食い止められていたようで安心しました。

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皆、愛する自分たちの街を守ろうと心を一つにして必死で火と戦われたのだという事を肌で感じ知りました。

復興はこれからです。支援の手を差し伸べて生きたいと願っています。

皆さま

カリフォルニアのサンタローザ、ソノマカウンティの火災でご心配くださっている方もあると思います。
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このサンタローザという街はサンフランシスコから北に約55マイル (90 km) 。
サンノゼからちょうど道のりにして100マイル。

ここで10月8日大きな火災が発生しました。

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一時、このサンノゼでも煙の影響で子供達が外遊びが出来なくなるほどでした。

この度の火災はサンタローザだけでなく、いくつかのエリアに甚大な被害を及ぼしました。
以下がその被害のマップです。

http://calfire-forestry.maps.arcgis.com/apps/PublicInformation/index.html?appid=5bbcbed430ad45e5a38e6be155ef5fec

80000エーカー(甲子園球場8000個以上)以上の面積に広がった火は、7000という家や店などを消失させました。

 亡くなられた方が現時点で42名で、その点でカリフォルニア州での火災では史上最悪となりました。
これまでのカリフォルニアの火災は以下。
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昨日、多くの人が避難から解かれましたが、未だ15000人もの人が避難生活を続けています。

被災地に、神さまの慰めをお祈りいたします。



 

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