こんにちは。札幌は曇りにはなりましたが、芝ダートともにやや重になりましたね。馬場渋った札幌記念と言えば、トウケイヘイローが逃げ切ったレースを思い出しますが、あのときの馬場はほんと凄かったですね。まるで田んぼのようでした(苦笑)。

それでは時間もないので本題へ。こちらでは新潟メインのNST賞の予想をお送りします。3場の中では最もスムーズに予想が進みまして、案外、あっさりと決まりました。地方重賞のようなイメージで、3連単でいけるレースという見立てです。

【NST賞】
<解説>
まずは最新の新潟D1200mのコース特性の紹介。

スタートは2コーナーのポケット地点。ローカル唯一のD1200m戦である。中山D1200mと同様に芝スタートで、外の方が長く芝を走ることができる。直線は約525mで、3〜4コーナーはスパイラルカーブでほぼ平坦。新潟ダートは高低差0.5mでJRAコースの中で最も平坦なコースという特徴を持つ。新馬からオープンまで使用されるコースで、年間60レース以上組まれている(主に未勝利と500万)。枠は1、2枠がやや不振。新馬&未勝利、500万、1000万&1600万、オープンの4分類でみると、1番人気は72.2%⇒64%⇒58.1%⇒40%、堅実な新馬&未勝利と波乱含みのオープン特別の二極化が見られる。逃げ馬は60.9%⇒56%⇒41.9%⇒40%、クラスを問わず好走率は高く、馬券的にも抑え必須。上がり最速馬は54.1%⇒48.7%⇒31.4%⇒50%、ダート短距離戦の中では、それなりの値となっている。先行勢が圧倒しているものの、意外と差し馬も来ており、先行馬のワンツーに、差し馬3着のイメージ。騎手は戸崎(37.5%)、田辺(35.5%)、丸山(35.1%)、柴田善(33.3%)、柴山(31.9%)の順。若手なら鮫島克が優秀。新馬&未勝利は戸崎、田辺、柴山、吉田隼の率がすこぶる高い。種牡馬は全体的に目立つ馬はいないが、メイショウボーラー(27.5%)、デュランダル(26.7%)、ゴールドアリュール(25.8%)、サウスディグラス(25.3%)はまずまず。出走数は少ないがベーカバド、スクリーンヒーローは要注意。前走は同コース(30.7%)の成績が良く、他は中京D1200m(28.8%)、京都D1200m(26.3%)と続く。基本的には同距離組が有利だが、妙味を求めるならD1700m組が良い。社台系はノーザンF(24.4%)、社台F(24.2%)、社台C(19.2%)で可もなく不可もなし。小規模牧場やダーレー(31.6%)の方が率は良い。クラスを問わず、逃げ、先行馬を狙うべきコースだが、思うほど前3頭の決着は少なく、差し馬が1頭は絡んでいる。少し1、2枠の成績が悪いことや、リピーターコースであること、クラスによって1番人気の率が大きく変わる点も抑えておきたい。

ポイントは、逃げ、先行有利コースでありながら、差しがよく決まっていること。一方で、波乱の傾向もあり、このあたりをどう見るかですね。基本的にはコース経験のある先行馬を狙いたいところで、騎手なら戸崎、田辺、丸山、柴田善、柴山、社台系は可もなく不可もなくという感じです。あとは各馬の順位付けをどうするか、見立てとしては「波乱含みのコースではあるが、力関係ははっきりしている」、これでいくことにします。

本命はオールドベイリー。昇級初戦となった前走でも、何の問題もなく圧勝、満を持してのオープン入りを果たしました。今回は初のオープン戦になりますが、相手を見ると、ベストマッチョ以外は小粒。そのベストマッチョにしても、一時の勢いはないと見れば、自然とこちらの方が上となるでしょう。とにかくレースセンス抜群で、鞍上の意のままに動ける武器を持っています。前走も、他を寄せ付けない完勝劇でしたし、今回のメンツなら崩れるイメージはほとんどないです。スッと出てのいつもの競馬を心がければ勝ち負けという結論です。

対抗はベストマッチョ。前走はアイビスSDにチャレンジするも17着惨敗。調教の動きからすぐに「重い」と見てアイビスSDのときは切りましたが、やはりこの馬はダート馬。得意の条件に戻って、オープン級とは思えないメンバー相手なら、こちらも崩れるイメージは少ないです。後は状態がどうか、ここだけでしょう。

3番手は戸崎鞍上のアードラー。溜めるだけ溜めての末脚勝負、これが当馬のスタイルですが、追い込み不利のダート戦で、結果を残しているのはこの馬のポテンシャルの高さゆえのものでしょう。上がり最速馬の馬券率が50%を越える条件なら、昇級初戦でも、通用すると見ます。ただ、距離短縮の追い込み馬という点は割引で、前半置いていかれると苦しくなりそうです。相対的に見て、ベストマッチョの方が上とのジャッジです。

以下、長期休み明けの前走でもしっかり走ったプロトコル、オープン実勢あるドリームドルチェとサイタスリーレッド、先行力と堅実性を買ってベック、前走本命馬の3着だったスティルライクビー、穴にはいきなり前走覚醒したワンダーヴィヴァを推すことにします。

<予想>
◎ オールドベイリー
○ ベストマッチョ
▲ アードラー
△ ドリームドルチェ
△ ベック
△ プロトコル
△ サイタスリーレッド
△ スティルライクビー
穴 ワンダーヴィヴァ

馬券は3連複◎−○−▲△△△△△穴(7点)。3連単なら◎オールドベイリー固定で、相手をベストマッチョ、アードラーを経由してのドリームドルチェ、ベックまで。ひたむきステップアップの◎オールドベイリーから○ベストマッチョ、アードラーも買う予定です。馬券方針は◎オールドベイリーの馬券内堅しで、○ベストマッチョ、▲アードラーのどちらかは馬券に来るというもの。そこに抑え候補を絡めてのイメージです。地方重賞のように上位と下位に差があるため、3連単も狙えるレースという見立てです。

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