おはようございます。昨晩はフェブラリーSを予想するので手いっぱいで、朝起きてから小倉大賞典の予想を始めました。一見すると、ヴェロックスで良さそうですが、昨日の小倉芝レースを観ると、かなりの凸凹馬場で、しかも、なかなか勝ち切れない馬、ならば、別なところから入るのが良いと思うようになりました。そこまでは良かったのですが、いかんせん、ビシッとはまる馬が見つからず…。あれこれ調べる中でようやく一つの結論にたどり着いた、そんな感じです。今日は2020年最初の中央G1フェブラリーSもありますし、馬券を当てて祝杯を、なんて思っています。それでは小倉大賞典の結論をどうぞ。

【小倉大賞典】
<解説>
まずは小倉1800mのコース特性の紹介。

スタート地点は正面スタンドの直線真ん中よりやや右。最初のコーナーまでの距離は約272m。1〜2コーナーは上り坂で、2コーナー地点が最高地点となっている。その後、3〜4コーナーはスパイラルカーブの下り坂。最後の直線距離は約293m。新馬から重賞まで行われ、年間35レース程度、施行されている。枠は1、2枠の成績が良い。新馬&未勝利、1勝、2勝&3勝、オープンの4分類でみると、1番人気は、71%⇒60.7%⇒57.1%⇒40%、クラスが上がるごとに信頼度は低くなっているものの、全体的にはここ数年、上昇傾向。逃げ馬は31.4%⇒22.7%⇒34.8%⇒45.5%、9コースある1800m戦の中では新潟、東京に続いて低い値となっている。上がり最速馬は、73.9%⇒54.1%⇒66.7%⇒54.5%、中山、函館に次いで3番目に低く、1800m戦の中での重要度は低い。脚質は新馬は圧倒的に先行有利、未勝利、2勝&3勝は先行有利、1勝はフラット、オープンは逃げ切りもあれば、追い込み一手も決まるなど極端なレースになりやすい。種牡馬はディープインパクト(34.7%)、ヴィクトワールピサ(33.3%)、キングカメハメハ(30.1%)、マンハッタンカフェ(29.6%)。騎手は川田(57.7%)、浜中(38.5%)、小牧(37.8%)、松山(36.4%)、和田(33%)、北村友(31.3%)、藤岡康(27.8%)。前走は、京都1600m外(34.2%)、阪神1600m(30.4%)、小倉1800m(28.6%)の成績が良く、未勝利&500万は中京組と好相性。生産牧場はノースヒルズ(44.2%)が優秀。社台系は追分F(41.2%)、ノーザンF(30%)、社台C(29.5%)、社台F(22.4%)の順。社台系の率はまずまずで、ノーザンFはクラスアップで率を上げる。厩舎はS&Aが他を圧倒、抑え必須のレベルである。また、そこにC評価が加わるイメージ。クラスによって脚質の狙いに違いはあるため、予想時はそこを踏まえることが絶対条件となる。なお、重賞は逃げ馬か追い込み馬のどちらかに狙いを絞るか、先行馬が勝ち切って3着に差し馬が来るパターンの2パターンを想定したい。1、2枠の成績が良いことやコース巧者の騎手、クラスアップのノーザンF、S&A厩舎あたりを狙いたい。

1番人気は近年上昇傾向も、重賞は低め、逃げ馬は全体で見れば低めも、重賞は高め、上がりの重要度はクラスによって差があり、重賞はやや低めと、とにかく、つかみどころのない難儀なコース、それが小倉1800mです。注目すべきは、1、2枠の率の良さと、川田騎手、生産牧場のノースヒルズ、あとは社台Fを除く社台系。前走は案外、距離延長組の成績が良く、厩舎はS&Aが他を圧倒と出ています。狙いどころとしては、脚質にあって、「逃げ馬か追い込みのどちらかに絞る」、または「先行馬が勝ち切って3着に差し馬」、この2パターンのどちらを取るかから入りたいところです。

厩舎力
小倉大賞典








厩舎力を見ると、S評価はアロハリリー、ヴェロックス、タニノフランケル、ジナンボー、A評価はなく、B評価にテリトーリアル、エメラルファイト、C評価はカデナ、アンノートル、ドゥオーモ、ランスオブブラーナ、D評価はサイモンラムセス、ナイトオブナイツ、アウトオブライアーズ、E評価はレイホーロマンスとなっています。

近走パフォーマンス
1位 100 ヴェロックス
2位 99 カデナ
3位 96 ジナンボー
4位 95 テリトーリアル
5位 92 エメラルファイト
6位 91 ナイトオブナイツ
7位 89 アウトライアーズ

トップ評価はヴェロックス、2位はカデナ、3位はジナンボー、4位はテリトーリアルと、ここまでが指数上位の評価。意外にも、ヴェロックスが抜けた1位とはなっておらず、カデナとは僅差との評価です。人気薄ではナイトオブナイツ、アウトライアーズの2頭がそこそこの値を示しており、注目と言えるでしょう。

今回はヴェロックスをどこまで信じ切れるか、ここがポイントになりますが、近走パフォーマンスでさほど差がついていないこと、コース適性への不安、凸凹馬場への対応などから単勝1倍台なら少し疑ってみるのも一つの手。厩舎S評価、コース1番手の川田、ノーザンF生産馬など、コース特性にピタリとはまる部分も多く、嫌うのは得策ではないですが、それでも、「勝ち切れない」という点はどこか引っ掛かるため、対抗評価とすることにします。

となれば、アプローチとしては、近走パフォーマンス2〜4位の中から本命馬を選びたいところ。「逃げ馬か追い込み馬を狙う」に該当とするカデナ、厩舎S評価のディープ産駒ジナンボー、内枠を引いたコース巧者の藤岡康が乗るテリトーリアルの3択ですが、今回は凸凹馬場への対応と、内枠を引いたレース巧者という点を買ってテリトーリアル、この馬に◎を打つことにします。西園厩舎は一時はD評価まで落とすほど成績が下がっていましたが、昨年見事復活した名門厩舎。前走中山金杯では最内枠から完璧な立ち回りを見せて3着に食い込むなど、レース巧者としての力を存分に示しました。再度の内枠を引いたのは好材料で、内馬場が悪いと見て、みなが3角から4角にかけて外に回すのが予想されるの中、ある程度の位置に付けて馬場の良いところを先に取ることが出来るメリット、ここを買うことにしました。また特筆すべきは3走前のカシオペアSで、今の小倉と似た凸凹馬場だった京都芝で、外に回すロスがありながら、最後、差し返す根性を見せた点に注目。スパッと切れる脚でかわすのではなく、ジリジリでも伸びて我慢できる、これが小倉中距離の上級戦で問われる資質であり、このレースや、前走、馬群を割ってグイグイ伸びてきた根性にそれを見たこともあり、今回、◎を打つことにしました。

対抗は近走パフォーマンス1位&実績上位のヴェロックス、3番手は厩舎S評価のジナンボー、4番手は一か八かの脚質にかけてのカデナとします。左回り巧者では、と思われているジナンボーですが、堀厩舎の中距離重賞は押さえる必要あり。レースも決して下手なタイプではないですし、小回り対応も出来るのではという見立てです。カデナは本命にするか迷いましたが、最近のスタート後の出の悪さがあまりにも気になること、大外ぶん回しで果たして届くのか、という懸念があり、それならテリトーリアルの器用さが上との判断で4番手とすることにしました。

以下、タフな馬場で覚醒する可能性がある近走パフォーマンス5位のエメラルファイト、スタミナ勝負になれば再度浮上の可能性あるレイホーロマンスを押さえることにします。穴には近走パフォーマンス6位のナイトオブナイツと、近走パフォーマンス7位のアウトライアーズの2頭を推奨します。小回り適性の高い2頭で、そろそろの雰囲気があること、着順の割にはそれなりに中身のあるレースをしている点を評価。ここまで人気がないなら一枚抑えたいです。

<予想>
◎ テリトーリアル
○ ヴェロックス
▲ ジナンボー
☆ カデナ
△ エメラルファイト
△ レイホーロマンス
穴 ナイトオブナイツ
穴 アウトライアーズ

馬券は◎の単複、馬連、ワイド。○▲☆からの縦目も例によって押さえておくことにします。

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