おはようございます。昨日の菊花賞、秋のG�汽轡蝓璽砂蘚�中ができました。「迷ったらノーザンF＆ルメール騎手」というのもあって◎オーソクレースにしたんですが、終わってみると「G�気呂笋辰僂蟲骸蝓廚任靴燭諭�この後、じっくり回顧しますが、福永騎手の上手さもそうでしたが、G�気脳”蕕任�る騎手というのは限られているなと感じました。それにしても、昨日の横山武史騎手の手綱さばきは鮮やかでしたね。ゴール後のガッツポーズは父親そっくりで、「血は受け継がれている」と思いました。タイトルホルダーの父ドゥラメンテは自身が出走叶わなかった菊花賞を息子が制して、天国でも喜んでいることでしょう（完全に人間目線ですが）。読者予想企画もシリーズ初的中になったのですが、まさかの書き間違えで、そちらも的中と棚から牡丹餅状態で良いときの流れというのはこんな感じなのかと思いました。

冒頭トークでもう一つ、昨晩「第34回ひたむきチャンネル」をアップしました。今回はゲストに「非馬新聞」の編集長である非馬さんに来ていただきました。一年半の競馬歴の彼がいかにして人を惹きつける予想力を身に付けたのか。素敵な予想家さんとの出会いやバイアスマトリックスという予想法のお話、非馬新聞立ち上げの経緯など、盛りだくさんの内容になっていますので、是非お聞きください！「予想に競馬歴は関係ない」、まさにその言葉を感じる内容でした。ダラダラと続けていても身に付かないもので、じゃあ、どうすれば良いか。そのヒントが隠されていますので、ご自身の競馬への向き合い方と重ねて聴いてもらえたらと思います。

＜回顧＞
タイトルホルダー（菊花賞１着）
好スタートを切ってためらうことなくハナを主張。横山武騎手の激しいアクションと共にワールドリバイバルをかわす姿に多くの競馬ファンは「無謀では」と思ったはず。実際、1000ｍ通過は60.0秒と、3000ｍ戦とは思えないラップを刻んでいました。当然ながら誰も付いていかずに縦長の展開になりましたが、すべては横山武騎手の計算通り。向正面では12.8‐14.3‐13.1と見事ペースダウンに成功し、後方で控える有力馬が動くに動けない状況を作り上げました。あとは内が伸びる馬場を生かして徐々に加速してロスなく回っての完封劇となりました。２着以下に付けた着差は５馬身。父横山典騎手がセイウンスカイで見せたような鮮やかな逃げ切り勝利でしたね。勝因は騎手の腕もありますが、ステラヴェローチェ始め、有力どころが後ろに集中して、この馬に競り駆ける馬がいなかったこと。これも大きかったと思います。阪神3000ｍのコース特性にある「逃げ切りは難しく、残って３着」と、全頭にとって初の中央場所における長距離戦ということから「無理に競りたくない」という心理が働き、これが先行勢の金縛りを生んだように思います。勝負どころの２週目３コーナーでタイトルホルダーは11.7‐11.5のラップを刻んでおり、この時点で地力のない先行勢は付いて行けず、またここから動き出した後続勢は決定的な差を付けられているという仕組み。人馬共にセントライト記念の鬱憤を晴らす見事な走りでした。今後ですが、中長距離戦における立ち回りの上手さは現役屈指のものであり、逃げても良し、番手で控えても良しの万能タイプ。私は中山適性が高いと見ていますが、これだけ上手に回れれば、どこでも良いでしょうね。問題は前走のように「マークされる側に回った時」、この時は危ういですが気楽な立場でのぞめるなら、力は発揮してくるでしょう。世代上位が抜けて混戦の菊花賞ではありましたが、それを感じさせない成長力の高さとレースの上手さを見せた一戦と言って良いでしょう。

オーソクレース（菊花賞２着）
スタート出遅れで後方の位置。さらに大外枠の不利があって位置を取れないと、完全に終わったパターンでしたが、ルメール騎手の選択は多少無理してでも押し上げる、でした。あのあたりの判断がほんとG�気如椄舛領呂鮟个控骸蠅里修譴任△蝓∧造澆竜骸蠅覆藹佗蕕韻靴浸�点で「動かない選択」をすると思います。その後も、じっと我慢させて、タイトルホルダーの位置を見て勝つのは難しいと見るとすっと着狙いに移行。とにかく完璧なリカバリーでした。馬に関しては突出した武器はないものの、スピード、スタミナ、根性、折り合い、立ち回りなどすべてにおいて世代上位のものを備えており、まさに総合力で掴んだ２着。ホープフルSからの長期休み明けでのぞんだセントライト記念で見せた走りはまさにその証明だったと言えるでしょう。終始ロスを強いられる競馬で、２周目３コーナーからも外に回す形。あれで来るんですから、スタミナに関しては相当なものがある見て良さそうです。先に書いたように「突出したものはないが総合力で勝負できるタイプ」として付き合っていきたいですね。

ディヴァインラヴ（菊花賞３着）
スタート後、少し無理をして前目の位置を確保。幸運だったのはタイトルホルダーが前半1000ｍを飛ばしたことでポツンの６番手追走が叶ったこと。ただ運ではなく、あのあたりは福永騎手の上手さでもあり、有力どころが後ろに集まると見て是が非でも勝負できる位置を、と判断したのだと思います。それが功を奏して絶好の位置で直線へ。今回に関しては福永騎手お得意の着狙いに行かず勝負に行ったのが見て取れて、それで３着なら十分評価できる内容と言えるでしょう。前走木曽川特別でマカオンドールを封じて見せたのも見事でしたが、今回も器用な立ち回りから確かな末脚と、中長距離馬として今後の活躍が期待できるレース振りでした。74年振りの牝馬制覇はなりませんでしたが、非常に中身の濃いレースだったとの評価です。

ステラヴェローチェ（菊花賞４着）
攻めの調教ができない最終追いと大幅馬体減（‐12�圈法△気蕕妨綢海砲聾靴靴づ験�からの大外ぶん回し競馬と、決して良い状態ではなかったにも関わらず４着に来たのは地力の証明であり、この馬が２着以降では最も強い競馬をしたと言えるでしょう。泥んこ極悪馬場のダメージがあったと見るのが普通で、神戸新聞杯のレースが結果的には良くなかったですね。負けはしましたが、やるべきことを吉田隼人騎手はしていましたし、馬もよく頑張ったと思います。一旦リセットして、という感じですね。古馬になっても十分戦える下地はあると見ます。

ディープモンスター（菊花賞５着）
大跳びの当馬を武豊騎手は上手にエスコートしていましたし、馬群でレースを運べたのは大きな収穫。直線ではスッと外に回して追いだしての５着は次第点でしょう。距離が合うとは思わなかったですが、2200〜2400ｍあたりのカテゴリーなら面白い存在になるかもしれません。一方で、バックボーンがしっかりしているだけに人気先行になりやすいのも事実。馬券はそのあたりとの兼ね合いですね。今回に課しては適性外のレースでもよく走ったとの評価です。

ヴェローチェオロ（菊花賞６着）
前半はじっくり構えて馬群でレースを進め、２周目の勝負どころから仕掛けていく形。当馬にとって痛かったのはコーナーでの進路取りの際にアリーヴォに寄られて減速したこと。あそこでワンテンポ遅れてしまったのは誤算でした。ただ、その後からグイっと伸びてきており、相変わらずの根性型を見せつける形に。加速力のない長距離ホースなのは歴然で、パワー＆スタミナを備えた根性型。こういうタイプは長距離で才能開花する気がしますね。勝負が決してから追い込んできた感はありますが、最後まで伸びていますからね。この馬は今後、長距離戦線で面白いかもしれません。

アサマノイタズラ（菊花賞９着）
最後方で構えて直線ではイン突き。大勢決してから追い込んで来ているので、厳しい言い方をすると「レースに参加していない」と見て良いでしょう。最後グイっと伸びてきていますが、そのあたりが良かったとは思わず。私の中では「まともにレースをしていない」という評価です。中山非根幹適性が抜群に高いので、そこを頭に入れつつ、もっと距離を縮めてどうかでしょうね。

ヴィクティファルス（菊花賞10着）
距離短縮で買いたい馬と前走時評価したように今回はさすがに長すぎ。良いところ出せずの敗戦なので度外視で良いでしょうね。私は小回りの1800ｍ戦向きだと思っています。

レッドジェネシス（菊花賞13着）
スタート後、両サイドと接触し減速。道中は後方２番手と絶望的な位置となって終了。京都新聞杯の回顧記事で「並みの馬」と評していた通り、スタミナはあれどもスタート＆レース下手のタイプ。前走は極悪馬場での２着であって、はっきり言って参考外。確かにスタミナ問われる展開で浮上する余地はありましたが、そうなる前にレースが下手すぎて参加できなかったという感じ。あの気性の難しさはずっと抱えた課題であり、今回出てしまったのは残念でした。今回の上位人気は完全に罠だったということですね。力を出せるツボは限られていて、すべてにおいて「程よい条件」、これだと思うので、そこに当てはまった時に、という感じですね。

ヴァイスメテオール（菊花賞15着）
前走、前々走の走りを見て「可能性」を感じたのですが、結果的にはスタミナ不足。普通に走って普通にガス欠になってしまいました。ヴィクティファルスと同じで距離を縮めてどうか。東京2000ｍの走りを見ると適性がない訳ではないですが、私は小回り向きだと思っています。一旦リセットしての中山またはローカル中距離重賞で見直したいですね。

ピックアップホース
・ディヴァインラヴ（福永騎手の継続騎乗）
・ステラヴェローチェ

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