おはようございます。昨日の日本シリーズ、見事な下剋上でしたね。このシリーズは前にも書きましたが、試合自体は接戦になりづらく、結構、早い段階で大勢決する感じでしたね。昨日もDeNAの大量得点で中盤戦ですでに終戦ムード。シーズン中、ずっと厳しい立ち位置だった筒香、彼が打ったのが大きいですね。速球に対応出来ないとか、打ち損じが多いとか、結構、言われていましたし、それでも使い続けた三浦監督、まさに「勝負の一手」でした。ペナント3位からの下剋上、阪神戦から勢いがありましたし、勝つときはこういう感じなんだなと、改めて。DeNAファンのみなさん、おめでとうございました。

次いで、競馬について。昨日はアルゼンチン共和国杯で記載したシザーズ馬券が的中。◎マイネルウィルトスだったのであまり大きい声では言えないですが、しっかりと穴馬3頭、人気馬3頭の順位付けが出来て馬連的中に繋げることが出来ました。普通に考えて、なかなかハヤヤッコには行きつかないものですが、何気に近パ妙味馬1番手でしたからね。タイセイフェリークも妙味馬に該当し、クロミナンスは近パ1位。終わってみれば、ベタに「黙って近パ指数買い」で良いレースでした。と、そんなことを思って近パ指数の結果を調べて見たら、あら不思議。近パ妙味Aから近パ1、2位&妙味勢への馬連流し、これで重賞は回収率200%近いものを叩き出していました。

となると、あれこれ味付けして予想立てていたのは何だったのかと…。まあ、そんな思いも浮かんだんですが、それはそれで。一応、ブログ予想とは別PATで近パ指数に振った買い目だけを購入しているんですが、昨日の調べた一つの答えとして「どう買うか」が見えて来た気がします。結論としては「近パ上位から」ではなく、「近パ妙味Aから」、これが回収率に振った最適解だったということ。指数さえ出せば、あとは的中率10%をいかに我慢出来るかの勝負。少しメンタルケアをするならワイドも入れることで的中率は20%に上がっていたので、そのあたりも加味して、ですね。今年好調なだけで来年どうなるかなんてわかりませんし、そこは「競馬に絶対はない」と思いつつ。でも、良い答えが出たので、来週からはコツコツとやっていこうと思います。

ということで本題へ。こちらではファンタジーSの回顧をお送りします!

<ファンタジーS回顧>
ダンツエラン(ファンタジーS1着)
前走逃げてヴーレヴーに捕まったところから、今回は控える形を選択。外目追走とはいえ、キャリア3戦目にしてしっかり鞍上の指示を聞いて動けたのは立派ですね。最終コーナーを回る時の脚は水を得た魚のようにスイスイでしたからね。相当、重馬場適性が高いのでしょう。スピード勝負だと分が悪い3着馬に対して、1、2着馬は時計を持っている強みあり。それが近パ最上位に位置した理由でもあり、今後にも繋がる部分との見方。首の上げ下げは半ば運みたいなところがありますが、それでも、ちゃんと差し切ったことや、前述の通り、前走の逃げから差す形で競馬が出来たこと、これはかなり大きいと思います。団野騎手は「何が何でもという馬ではないので、調教師とも話をしてこの競馬になりました。最初の2ハロンで折り合いに苦労するところはありましたが、今日は結果を出せて良かったです」とコメント。このレースを観て京都適性が低い訳がないので、そのあたりを考慮して、ですね。ただ、距離はあまり持たないかなとは思います。

モズナナスター(ファンタジーS2着)
スタート後、ためらうことなくハナを主張。ポイントになったのはどこを走らせるかで、富田騎手はラチ沿いを選択。直線で内に入った組が伸びを欠いたように完全に馬場適性が問われたレースでしたが、そこはサドラーズウェルズの血、全く問題にしなかったですね。レースラップは12.4-11.3-12.3-12.1-12.0-11.2-11.5、前半36秒、後半34.7秒のスロー競馬。外に回して追い込む2頭を封じた見事なエスコートでした。富田騎手は「1200mを使ってきたのでゲートもいい感じで出て、いい形で逃げられました。直線もいい反応で、2番手の馬といい併せ馬になってしっかりと走れていましたが、(クビの)上げ下げで負けてすごく悔しいです。前走で時計の速い決着を経験していますし、このクラスでも通用するところは示せました」とコメント。3着馬は明らかにスピード勝負では分が悪いタイプですが、こちらをそれを経験してのタフ馬場攻略ですからね。キャリアの浅い馬の方が好走しやすいファンタジーSにおいて、使って使って強くしてきた矢作厩舎(S厩舎)の強みが出ましたね。3走前はヴーレヴー、カワキタマナレアに完敗の内容、そこから急激に強くなったとは思えないので、やはり良馬場の瞬発力勝負だと切れ負けはするんだろうなとは思います。唯一のS厩舎かつ近パ妙味馬2番手の走り、見事でした。

ベルビースタローン(ファンタジーS3着)
果敢に先行策に出ての粘り込み。レースラップは12.4-11.3-12.3-12.1-12.0-11.2-11.5、前半36秒、後半34.7秒のスロー競馬。向正面の内馬場は悪くないものの、直線は外伸び馬場。そのあたりを考慮して西村淳騎手はエスコートしていましたが、最後はレース経験豊富な2頭の前に屈して、という3着でした。西村騎手が「あと少しでした」と話すようにかわされた後も粘りましたからね。時計勝負だと厳しいので、雨が降ったのは幸運で、新馬戦で見せた道悪適性を存分に披露。前走は差し向きの流れで失速の形でしたし、条件が合えば、こういう形もいけるのだなと。ただ、重馬場を含め、これ以上の好条件はめったになさそうで、次はスピード負けする可能性が高いかなとは思います。

ヴーレヴー(ファンタジーS4着)
前半中団馬群で構えて直線まで我慢。そこから追い出すも、結果的には踏み遅れ。前が踏ん張ったのもありますが、もうひと押しでしたね。シュタルケ騎手は「馬場もあって、追い出してから直線でエンジンがかかるのが遅かったです。最後はすごくいい脚でした。距離も1600mの方が向いていると思います」とコメント。着実に力を付けている印象で、前走と同じ京都1400m外戦。リピーターコースとはよく言ったもので、まさにそれを感じるラストの脚でした。前走捕らえたダンツエランに残されたのは展開と捌くのに手間取った多頭数の影響。能力負けではないですね。人気で飛んだカワキタマナレアと共に、今回は「不運だった」というよりないですね。京都1400m適性馬と見て間違いなさそうです。

カワキタマナレア(ファンタジーS5着)
大外スタートとスローが祟っての金縛り競馬。最後は馬場の良い外に回して、というか、回さざるを得なくなって伸びるも届かず。鮫島駿騎手は「馬場は大丈夫でしたが、ペースが遅すぎて大外で外々を回される形になりました。上がりはしっかりといい脚を使えましたが、極端なスローになりました」とコメント。姉カワキタレブリーもそうですが、どうしても大味競馬になってしまうんですよね。ゆえに人気だと買いづらい面あり。能力があるのは見えたので、あとは「外差し競馬」にマッチするか否か。そこを判断材料にしたいです。それと受けて立つ側だとより保守的になってしまうので、買うなら程よい人気が良いでしょうね。

スリールミニョン(ファンタジーS6着)
スタート後、無理に行かせず我慢の競馬。直線ではインを突くも、最後は脚色鈍ってのゴール。直線だけ内が伸びづらい馬場でしたし、今回は次に繋げる意味で折り合いに専念したレース。そのあたりを永島騎手は「道悪も多少こなしてくれましたが、どうしても力んでしまうところがあります。次は距離を延ばすので、我慢したことが次につながってくれれば」とコメント。点と点を結び付けてレースを覚えさせている段階なので、これはこれで悪くなかったのかなと。次は距離を延ばすということですが、この競馬は間違いなく繋がって来ると思いますね。あとはE厩舎、ここですね。

キャッスルレイク(ファンタジーS7着)
中団外を追走するロス競馬。ただ内は良くなかったですからね。そこを見据えての田口騎手の選択だったと思います。直線を向いた時には勝ち馬の外から被せる形で行きましたが、思うように伸びず。そうこうしているうちに後方にいたヴーレヴー、カワキタマナレアに差されての7着。あの負け方を見ると能力差かなと。田口騎手は「前走よりも流れに乗れましたし、しまいはしっかりと反応してくれました。徐々に力をつけてくれれば」とコメント。内容は可もなく不可もなく。もっと輝くものがあればでした。

ウォーターエアリー(ファンタジーS8着)
スタート後、位置を取れずに後方競馬。そこからこれでもかの大外ぶん回しの策なし競馬。それでも、そこそこ伸びていますからね。池添騎手は「過去2走がゆったりとした流れだったので、最初のポジションを取れませんでした。いいポジションを取れればもっとやれると思います」とレース経験の浅さに言及。ウォーター軍団はやたらと大味競馬をする馬が多いので、そこを頭に入れつつ、はまり待ちのその時を、ですね。

ニシノクードクール(ファンタジーS9着)
大外から上手く位置を取って回っていましたし、9着とはいえ、大きく負けた訳ではなし。武藤騎手は「重賞のメンバーでしたが、上手に立ち回れていましたし、最後まで粘れていました。現状だと1200mが合っています」とコメント。この経験を生かしての距離短縮で妙味ありそうですね。着順ほど悪くない印象。

タマモティーカップ(ファンタジーS10着)
これでダメなら…という競馬も、特に見せ場なし。小倉2歳Sでは今回3着に来たベルビースタローンと共に重い印を打ったのですが、その差がはっきりと出てしまった印象。長岡騎手は「ゲートも良くスタートを出て、前走よりもいい競馬をしてくれました。道中は脚がたまっているかなと思いましたが、伸び切れませんでした」とコメント。馬場への対応力以前に能力的に厳しい感じがする負け方でした。

カルプスペルシュ(ファンタジーS11着)
上手くスタートを決めて好位追走も勝負どころで置いて行かれて終了。佐々木騎手は「ゲートは速かったです。最初はフワっと物見しましたが、馬の後ろにつけてひとためできました。それでも馬場がしんどかったです」とコメント。ラスト1ハロンの失速を見ると馬場の影響があったように感じますね。新馬戦ではそれこそ昨年の当レースの勝ち馬カルチャーデイのような前が壁からの抜け出し競馬を披露。内枠を引いたことで、そのパターンが出るかとも思いましたが、最後は苦しくなってしまいました。函館2歳Sのレース回顧では、ヤンキーバローズ(後の京王杯2歳S3着)の方が中身の良い競馬と評していましたが、能力的にそれは間違いなさそうです。

ゴージャス(ファンタジーS12着)
スタートで大きく遅れて最後方。あれで終わってしまいましたね。その後、後方で構えてのイン突きに活路を見出すも、直線は外向き馬場でどうしようもなく。浜中騎手は「ゲートの中で2回くらい立ち上がってしまい、我慢できませんでした。出遅れたのが全てです。気負い過ぎて頑張りすぎるところがあって、冷静になれないのが課題ですね。そこが良くなってくれれば」とコメント。若駒の気性面の難しさをもろに見せたレースになってしまいました。新馬戦では父ゴールドシップを彷彿とさせる豪快な外捲り一閃。今回の出遅れと言い、まさに父と似た大味タイプ。敗戦はあまり気にせずの一発はまり待ちで良さそうですね。

ラヴェンデル(ファンタジーS14着)
枠を生かして好位を取ったまでは良かったのですが、直線手前で手ごたえが怪しくなって終了。岩田望騎手は「いい位置につけて競馬できましたが、得意な馬場ではありませんでした。これからの成長に期待ですね」とコメント。サドラーズウェルズの血を持ち、姉コンクシェルというバックボーンに期待しましたが、荷が重かったですね。自己条件戦で仕切り直し。

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