色々と学校を調べてみると、一般的な筆記試験以外にも「推薦入試」がある。中でも面白いのが一部の学校に存在する「自己推薦入試」というものだ。自己推薦?そう、自分で自分を推薦するという何とも傲慢なシステムだ。
まず、暴論を吐くと、自己推薦入試を行う学校は一流・・・・・・気取りの二流校である。学校の名前を少しだけ聞くと、一流校に聞こえるが、最後まで聞くと一流校の系列であることが多いような気がする。

さて、受験生としては楽して合格したい、親としては早く合格させたい。となると、推薦入試をと考える親子がたまにいる。
実はこれが破滅への第一歩である場合が多い。
例えば、自己推薦入試の受験資格として、英検X級、漢検X級などがある場合がある。その級さえ持っていれば、ほぼ合格が内定。普通に4科目を勉強するより、検定X級をとる方が楽だと短絡的に考える愚か者は、そこにだまされる。
もともと、4科目の勉強が嫌だからという、消極的な動機の持ち主だ。検定の勉強なんて続くわけがない。1科目だけの勉強は飽きるのだ。
また、検定X級という条件は、意外と受験学年にはきつい。たとえば、小学6年生に英検3級。ちなみに英検3級は、公立中学校の中3レベル相当。自殺行為だ。
でも、うちの子は幼いころから英会話教室に通い・・・・・・これが無知。英検3級以降は、単語力が勝負を分ける。そして、幼児向けの英会話教室は単語を重視しない。余程賢くなければ、まず、役に立たない。 
で、どうなるか?
英検も漢検も失敗。受験勉強もしていないから、一般入試も玉砕。
自業自得である。

また、自己推薦入試の試験科目によくあるのが、自己推薦文(親が子供を推薦する場合もある)と面接である。しかし、試験科目は事実上、面接一本である・・・・・・いや、これも余程のことがなければ、まず落ちない。きちんと面接官と対話ができれば大体受かるというわけだ。
あら?自己推薦文は?・・・・・・と思われる方もいるだろうが、これは「手習い」で終わる場合が多い。
何故か?塾が肩代わりしてくれるのである。つまり、受験生本人の特技・性格などを上手く盛り込んで国語の講師が下書きする(面倒くさかったなぁ)のだ。後は、その下書きを生徒が子供の字で書き写すのだ。
ちなみに、親が子供を推薦する文章も国語の講師が代筆する(面倒くさかったなぁ)。もしくは推敲をしまくる。
そんな馬鹿な!!自己推薦作文を利用すれば、何の苦労もいらないなんてことが有り得るのか?あるんです。必要なものは塾に払う金だけ。


だが、これらの代筆はどの塾もやってくれるわけではない。しかも、公に宣伝(できるわけないし)もされていない。
では、どうやって見つけるか。
実際に自己推薦で受かった生徒の保護者と仲良くなって情報をもらうのが一番かな・・・・・・教えてくれないかもしれないけど。だって、自分の子供のアホさを暴露するようなものだし。
もしくは、合格実績に推薦入試合格者がいる塾を探すか。


でも、自己推薦を考える前に、もう一度子供のレベルを考えるべきだ。ざっくり言って、賢さが足りない子供は、逆に地獄を見る。
子供の実力をきちんと見分けないといけない。これは親の役目だ。自分の子供の実力を客観的に評価する必要がある。大概の親は自分の子供を過大評価する傾向がある。ま、仕方ない。
では、どうすればいいのか。
よし、塾にきいてみよう!
これは最低の選択肢である・・・・・・え?
塾側とすれば、一般受験をしても受かる見込みのない生徒が自己推薦で受かれば、実績が出るのだから、ゴーサインしか出しません。しかも、塾の通常カリキュラムに、検定対策がなければ、まともな対策はできない。さらに、スポーツ推薦の場合、塾ができることは何もない。
つまり、落ちたら自己責任なわけだから、塾側にしたらデメリットがない。
超良心的な塾でなければ、100%ゴーサインを出すだろう。
(ま、自己推薦作文があるなら、私が合格答案を書くから受かるから、ゴーサインだな)




さて、検定の結果で合否が決まるこの自己推薦は、志望校の偏差値とはほぼ無関係に合格が決まる面がある。
で、合格後どうなるか?
入学後に、授業について行けず、落ちぶれる。
余談だが、自己推薦を実施していた中高一貫校は、自己推薦合格者があまりにレベルが低いばかりに、高校に上がれ(内部進学)ないという事態が連発。その結果、自己推薦入試を取りやめ(笑)