昨日の「ゆったり・湯めまちウオーク」のつづきである。今日はナコウ山を下りて「比波預天神社」「行蓮寺」を観る。
  
比波預天神社(式内社)

R0021077宇佐美で一番古く千年以上前からある神社で、朝廷の記録(延喜式新名帳:西暦927年)にその名が残る古い神社である。ご祭神は「加理波夜須多祁比波預命」で三島に本拠を置く伊豆族の族長であり、氏神である「三島溝杭杙耳命」の恩師御子といわれている。また菅原道真公も合わせまつられている。
風神(天神社境内)
DSC02193天神社拝殿の右側、小さな祠内に、右:風神 左:山の神、宇佐美地区内で風神を祀られているのはここだけ。

ホルトの木・・この木は、県下でも有数の巨木であり、根の部分が露出している。根周り:10m、目通り:6m90cm。樹高:約18m
静岡県指定天然記念物(天神社境内)

行蓮寺

R0021087当日は寺の戸が閉まったままで、そのため内部を観ることは出来なかった。行蓮寺に関する資料をネットで探したが、地図以外はほとんどないに等しい。建立は150年前とか?・・、もう少し詳しい情報があってもいいと思うが、いずれ調べてんみたい。
元禄地震津波供養塔

R0021089r江戸時代の元禄十六年(一七〇三年)十一月に伊豆地方を襲った元禄地震(マグニチュード79)で亡くなった人々を慰霊する供養塔が行蓮寺(宇佐美)にある。この供養塔の碑文には、元禄地震のような発生直後に襲った津波と、同地震の約七十年前の寛永小田原地震で発生後、数時間たってから津波が押し寄せたという二つの記録が残されている。元禄地震では海の潮は全く引かない状態で突然津波が襲い、約三百八十人が亡くなったとされる。相模灘を望む伊東市内には、かつての大地震で受けた津波被害を伝える跡は少なくない。この碑のほか、仏現寺(玖須美)、恵鏡院(川奈)の市内三カ所にある。静かな海を見渡す供養塔は現在の市民に津波災害の教訓を語りかけている。
大正12年関東大震災津波浸水地点
津波到達地点碑この標識は行蓮寺へ登る石段の左側にある。この地点は海抜8mだそうである。「大正12年 関東大震災 つなみ浸水地点」と記載してある。小さな石でできた標識(写真左のような一辺40cm位の変形の5角形)であるが、これは観る人に大変説得力がある。「津波発生時には、少なくともこれ以上に上がらないと危険である・・」と、静かに訴えているような気がした。

   まとめ
予報に反して小雪が舞い出してきR0021011たが、幸い一通りの行程が終了するまで天気はもった。全行程の歩行距離は約8kmとなっていたが、実際には午前中は上り坂だけ、戻りは当然下り坂のみ、山登りだから当たり前か・・。それにしても上り坂はきつかったなあ・・。標高350m位の決して高い山とは思えないが、それ以上にきつかったと思う。私自身最近余り長距離R0021000を歩くことがないので、体力、特に脚力に自信がなかった。しかし何とか無事終わりまで付き合うことができた。これが実は最大の収穫かも?・・。私の今日の万歩計(GPS内蔵型)では12000歩、7.6km(散策路以外も含む)、しばらくぶりに心地よい疲れを感じて帰路についた。
伊東市の中にはウォーキングクラブと言うのは、いくつかある。私の知るR0021014りでは6個以上はあると思う。これらの目的は単に歩くことだけ、ほとんど行く先々での説明もないまま終わってしまう。もともと健康増進、維持が目的なので、これで良いのだが、これでは物足りなさを感じる人も多いと思う。私も何回か参加したことがあるが、女性はおしゃべりがあってそれなりに楽しいようだが、男性は共通の話題がないから黙々と歩くだけ、歩くR0021015こと以外は何も得ることがない。今回で2度目の「ゆったり・湯めまちウオーク」に参加である。
「伊東に住んでいて、地元のことを知らなさすぎる・・」、全くその通りだと思う。
近くに住んでいても「こんな素晴らしいものが傍にあったんだ・・」と改めて認識した次第である。R0021037今日のウォーキングは歴史探訪の要素がつよかったが、多分、歴史に興味がなくても、引きずられて、のめり込みそうな気さえした。それだけでない。ゆっくりと歩いてみて、皆さんとの話で有益な地元のいろいろな情報も得られる。案内人の適切な説明で参加者に共通の話題が提供される。それでお互いに知り合いでなR0021037くても話し合いができる。参加している人もしっかりした人ばかりだ。ウォーキングだけでなく自身の勉強にもなるからだろう。一石三鳥くらいの価値は十分ある。
感心させられたのは案内人さん。皆さん大変良く勉強していて、いろんなことを良く知っている。それに体力があって、明るく元気そのものだ。山登りの8kmで歩いたと思うが、皆平気な顔をしている。やはりこうR0021091でなければ案内人は務まらない。我々参加者はただ付いていけばいいだけだが、案内人は参加者(一応お客さん)にも気も遣う。愛想のいいことも必要だ。コースを案内するには、それなりの事前の準備もあるだろう・・。私自身、現在、自然歴史案内人の講座を受講しているが、とても自信が持てるようになるとは思えない。今から自信喪失気味になってしまった次第。
R0021092感想としては、長時間のウォーキング、正直言って、最初は不安であった。しかし案内人さんたちのお陰で、皆さん和気あいあい。最後まで楽しく終了できた。その上、お土産のおまんじゅうと刻印の栞まで戴いた。有難うございました。
刻印石栞-02
参考ブログ:http://blog.livedoor.jp/whank-monogusa/archives/65744399.html
参考資料:H24年度のゆったり・湯めまちウオーク
H24ゆ芽街ウォ―ク