DSC04356tDSC04358tDSC04359tDSC04357t一碧湖畔添いの道路を悠然と歩く鳥、たぶんキジと思うが?
DSC03909場所は一碧湖神社に通じる道路、イトーピア別荘地、くぬぎ通り口のゲート付近の道路。
 キジは、日本では北海道と対馬を除く本州、四国、九州に留鳥として分布している。ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジ(Phasianus colchicus karpowi Buturlin)が、もともとキジが生息していなかった北海道と対馬に狩猟目的で放鳥され、野生化している。

全長オスが81 cmほど、メスが58 cmほど。翼開長は77 cmほど。体重はオスが0.8-1.1 kg、メスが0.6-0.9 kg。コウライキジではもう少し大きくなる。オスは翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉腫がある。背に褐色の斑がある濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色。メスは全体的に茶褐色で、ヤマドリのメスに似ているが、ヤマドリメスより白っぽい色をしており、尾羽は長い。コウライキジのオスは首に白い模様があり、冠羽と体色が全体的に茶褐色である。その他亜種間による細部の差異があるが、もともとメスや雛ではコウライキジも含め識別が困難であったこともあり、現在では亜種間の交雑が進み、現在はオスも含めて識別が困難な状況になっている。キジとコウライキジの交雑個体としては、コウライキジのように体色が茶褐色であるが、コウライキジに特徴的な首輪模様がなく、頭部と冠羽がキジ同様青緑色の個体や、逆に全体はキジのように青緑色であるが、首輪模様のある個体が観察される。