October 12, 2007

アメリカでも遂に始まった本格的なレコード会社離れ

 いやぁ、池田信夫氏のブログエントリー「マドンナはレコード業界を捨てるのか」を見るまで、単にライブ興行に関する契約の話だけだろうと、見出しだけ見て無視していたニュースが実はとんでもない話だったことに今日気がついた。

マドンナ、ワーナー離れライブ・ネーションと140億円の新契約へ(ロイター)
[ロサンゼルス 10日 ロイター] 米人気歌手マドンナが、これまで長期にわたって所属していたワーナー・ミュージック・グループとの契約を解消し、ライブ・ネーションと総額1億2000万ドル(約140億円)の新たな契約を結ぶ見通しであることが分かった。事情に詳しい関係筋が10日に明らかにした。

 このニュースを最初に報じたウォールストリート・ジャーナル紙の電子版によると、ライブ・ネーションは、マドンナのスタジオ・アルバム3枚の権利やコンサートツアーのプロモート権のほか、関連商品の販売権などを獲得。

 これはもう、レコード業界にとっては激震の大事件だな…。

 Billboard.bizの10月10日付け記事「Madonna Close To Massive Deal With Live Nation」によると、マドンナは依然としてワーナーと1枚の新作およびベスト盤に関するレコード契約が残っているらしい:

She still owes Warner Music a new studio CD and a greatest hits package, a label spokesperson said in August, when speculation of a tie-up with Live Nation first surfaced. Her last album, "Confessions on a Dance Floor," came out in 2005.

 このことから考えて、ライブ・ネーションとの莫大な契約金には、ワーナーへの違約金分が含まれているのかもしれない。

 蛇足な情報としては、去年の来日公演で特別席チケットがオークション制だったりしたのも、このライブ・ネーションが日本の興行会社を通さず直に仕切ったからのはず。商売上手というかスゴイやり手…。

 PS. 読めないものとばかり思っていたWSJの元記事(英文)がアクセスできたのでリンクをクリップしておく。それにしても欧米の記事見出しは粋だね:「Madonna Heads for Virgin Territory」(Wall Street Journal Online/Oct 11, 2007)

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捨てられ始めるレコード会社【MAL Antenna】at October 12, 2007 22:45