04-07-28_21-23.jpg角川ソフィア文庫の「おくのほそ道」を読み終へました。この本良いですよ。
現代語訳付きの古典の本は書き下し文→現代語訳の順になるのが常であります。
しかしこの本は最初に現代語訳が飾り枠に囲まれて堂々と登場し、その後に太字で強調されてゐる書き下し文、素の字体の解説と続き、これらがセットで章になつてゐます。
初めは面食らひましたが、この作品自体が冒頭から漢文調で始まつてゐるため、読者が芭蕉庵を出るところで挫折してしまふのをこの構成によつて防いでゐるものと思はれます。
実は私、この本の前に講談社の現代語訳付き文庫本を読んでゐたのですが草加で行き倒れてしまひましたから(^_^;
この本は解説があつさりしてゐるのでどんどん読み進められました。
その他、豆知識がコラムで説明されてゐたり、付録に更に詳しく知りたい人向けの情報や作品中に出て来た歌枕への交通アクセスも載つてゐたりでとても親切でありました。
これで600円出せば買へるのだから安いでせう?
この作品で得たものが東北への旅のスパイスとなるのだ。