もう2013年、しかも年末。
何も書いてない。
マズイね。
Amazonを定期巡回中に見つけちゃった。
TOKONA-X 「トウカイ×テイオー」
_AA500_








なんと再発してました。廃盤でプレミアついててなかなか買えなかった。このアルバムが出た2004年、自分はヒップホップに熱狂していました。

当時の音楽シーンは
2001年にドラゴンアッシュの「LILY OF DA VALLEY」というアルバムが出た影響で私が通っていた中学でも彼らは大ブームだった。ハイスタンダードやBRAHMAN も流行っていたけど同じぐらいミクスチャーも流行っていた。
今で言えばミクスチャーだけど当時はレイジだかリンプがどうとか知らないし自分の愛読していたロッキング・オン・ジャパンにもそういったことは載ってなかった。あったとは思うけどミクスチャーってドラゴンアッシュが先駆者なんじゃないかな。押し広げたっていう点では。
 「DEEP IMPACT」っていう曲と「Grateful Days」はヒップホップの大御所であるラッパ我リヤとZeebraが「feat.」してるっていうまぁ凄く革命的な曲だったわけです。今聴いてもかっこいい。
元々のヒップホップ好きからこんなもんヒップホップじゃねーよ新参は黙れカス。っていうのがあって猛烈な論争になってた。凄く熱かった。

中校生の自分は普通にかっこいいと思ってました。

それとは別の話で、高校に入学してバイト先の先輩から自分はヒップホップのかっちょいいのをいろいろ教えてもらってたんです。
BUDDHA BRANDとか雷とか。
さんぴんにTWIGY来なかったのは草吸ってたからだとか言ってた。(さんぴん来いよ~マジでさw 一人だけだろ)

で、どんどんヒップホップ好きになっていくわけです。TWIGY名古屋出身だし。
そこで出たのがW.C.C.、M.O.S.A.D.です。
凄く詳しい方がいたのでこれ読んでください。名古屋におけるハードコアパンク、ヒップホップの昔話と、ローカルシーンの話
「WCCが鳴海にあるから今度行こうぜー」、とか「クラブ行こうぜー」って言われてて、
そういう怖いの苦手な自分は敬遠してたけど、いざ行ったら凄く楽しい。周りはB-BOYしかいないけどごくごく少数だけ、自分のような普通の格好してる人がいる。

今となっちゃどんな格好して行こうがなんとも思わないけど当時は怖かったなー。

鶴舞にあるRADIXっていうクラブにTHA BLUE HERBが来るってなって全く場所が分からず3時間近くさまよったり。(満を持しての2nd発売時期!)
どんどんはまっていって、「今熱いM.O.S.A.D. ってのがRADIXでBALLERSっていうイベントやってるから行こうや」原付で。



こういう曲を演ってるわけです。超怖い。
でも大人びたいってのもあって聴いていたらものすごい好きになっちゃった。
 
当時の情報源は2ちゃんねる。
元々情報が少ないジャンルであったしポータルサイトなんてなかったし。
052スレッドっていうところで日々情報収集。

どんどんどんどん人気が高まってTOKONA-XはDef Jam Japanからデビュー。
契約金でH2買ったりBOSS THE MCへのDISソングも出したりやりたい放題。

MUROやNITROのメンバーと絡んだりの絶頂期に、友人からのメール。
「TOKONA死んだぞ」


今や熱中症ってことになってるけど当時のスレではオーバードーズ。
誰も熱中症なんてのはなかったな。通夜行った人とか書いてたし。

 これで全国に名を馳せた名古屋のハードコアヒップホップシーンが一気にしぼんでしまった。
AK-69はB-NINJAHとまたやってくれ。復活したんだよ。