15,000kmの青春 日本一周 悠久の旅路

2009年5月18日〜2009年10月17日。原付バイク『トワイライト号』とともに全国各地を駆け抜けた、137日間・19,420kmにわたる日本一周の旅の記録★

新たなる旅立ち

皆様、ご無沙汰しております。


2009年春〜夏にかけて挑戦した原付スクーターで日本一周。

旅立ちの日から3年が経ちました。


あの頃の楽しかった旅の記憶を胸に、現在は社会復帰し、たまの休みには旅を楽しむ毎日を送っています。


旅の終了から今までいろいろなことがありましたが、旅立ちから3年が経ったタイミングと合わせて、2006年から続けてきた日常ブログ(最近は更新皆無だった)をリニューアルし、



『ニッポン風めぐり紀行』



と題し、再始動することにしました。



鉄道旅行、バイクツーリング、珍スポット訪問、まち歩きなど、旅の記事に特化した『旅ブログ』として運営していくつもりです。内容はまだまだ充実しませんが、仕事と旅のバランスを考えながら、『旅に生きる日々』を綴っていきたいと考えています。

どうか、末永くご愛顧くださいませ★★

【被災地】宮城県南三陸町

三陸沿岸の被災地を釜石より南下し、宮城県南三陸町までやってきました。すぐ隣りは、ボランティア活動をした石巻市です。「平成の大合併」によって志津川町と歌津町が合併して2005年に誕生したのが南三陸町です。

今回は志津川地区を中心に訪問しました。志津川湾に開けるかたちで広がる志津川地区も、津波によって壊滅的な被害を受けました。

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【JR気仙沼線 志津川駅(2011.4.11)】

はじめに志津川駅周辺を訪れました。駅から少し高い位置にある線路とホームですが、津波は軽々と乗り越えて、呑み込んでしまったようです。駅から延びる線路は途中で曲がりくねり、土台は崩れ落ちてしまっていました。


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【志津川郵便局/上、ショッピングセンター サンポート/下(2011.4.11)】

街の中心部へ車を進めました。1枚目は志津川郵便局、2枚目はショッピングセンター『サンポート』です。いずれも志津川湾至近に立地しています。志津川郵便局は建物も低く、局内で働いていた人々はおそらく犠牲になったのではないでしょうか。そして配達中の社員はどうだったのか、同じ郵便事業会社で働いている者として、津波に呑まれた郵便局の光景は大きな衝撃でした。局前には、泥まみれの配達用バイクが無残な姿で残されていました。一方の『サンポート』は比較的高層の建物ですが、天辺の看板部分までは水が来たものと思われます。建物に引っかかったままの巨大な漁獲網が印象的でした。


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【公立志津川病院 (2011.4.11)】

こちらも海の近くに位置する公立志津川病院。5階建ての建物ですが、4階まで水が到達したそうで、職員や入院中の患者さんが犠牲となりました。建物自体は残っており避難ビルとして機能するように作られたようですが、我々人間の想定を遥かに超えるのが自然の驚異です。


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この日は4月11日。

地震の起こった午後2時46分にあわせ、私もここ南三陸で黙祷をすることにしました。最初に訪れた志津川駅をもう一度訪れ、少し高台になっているホームの上で南三陸の街を望みながら、志津川湾に向かって黙祷しました。しとしとと雨が降り出し、町長の言葉の後に町全体に鎮魂のサイレンが響き渡りました。


我々日本人はキリスト教やイスラム教徒は異なり、仏教と神道が融合した多神教国家です。全国的に「神無月」と言われる10月、出雲には八百万の神々が集まり、来年の人と人の縁、人とものの縁を取り決める「神議(かむはかり)」と呼ばれる話し合いをしていると言われています。あらゆる自然には神々が宿っているとされ、畏敬の念をもって自然と共生してきたのが我々の民族です。

人間に対して恵みを与えもするが、逆に奪いもする。それが自然であると私は考えています。日本人は基本的にそれを理解していて、そのうえでどのポイントで落としどころを見つけ、自然とうまく付き合っていくかを考えてきたのだと思います。さらに自然と向き合ってきたのと同じように、生活の中で生じる人間同士の利害関係の克服を考え、「共生」してきたのが我々日本人であり、今はその真価が試されているのだと思います。

何もかもを失った被災地の様子を見て、私は映画『もののけ姫』の最後のシーンを思い浮かべました。たたら製鉄の村の長であるエボシは森を切り拓こうとし、それを守ろうとする山犬一族やサンと闘います。太古の森の長であり、生死を司るシシ神の首をエボシが獲った瞬間、デイダラボッチへと姿を変えたシシ神は呪いや祟りを撒き散らしながら自分の首を捜します。最終的に首は戻されますが、日の出の光にあたったデイダラボッチはその命を失い、人の命も村社会も豊かな自然も奪っていってしまったのです。

被災地の今の様子とものすごく似ているなと思いました。命が残ったエボシは、生き残った住民を集め、「イチからやり直しだ、ここをいい村にしよう」と自戒の念をこめて住民に語ります。今を生きる我々に、もう一度ゼロから新しい社会を作ることはできるのでしょうか。そこに住んでいた人だけの問題ではなく、日本全体の問題であり、我々は試されているのだと思います。

今回のボランティア活動と被災地訪問。自分の眼で現地の状況を見れたことは、私にとって非常に大きな経験となりました。

【被災地】 宮城県気仙沼市

かなり鮮度落ちになってしまい恐縮ですが、4月上旬に訪問した被災地の様子をお伝えします。

陸前高田から南下すると宮城県に入り、気仙沼市を目指します。陸前高田〜気仙沼間の国道45号線は、陸前高田方の「気仙大橋」が津波によって崩落。完全に寸断されていたため、内陸を通る迂回路、県道34号線<陸前高田気仙沼線>を利用します。

気仙沼市街地に入ると、これまでとは違った光景が広がっていました。

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【宮城県 気仙沼市 鹿折地区 (2011.4.11)】

上の画像はいずれも、陸前高田方面から走り、気仙沼市の市街地に入ってすぐの『鹿折(ししおり)』という地域です。気仙沼湾の最も奥まった部分に位置しており、水産加工会社や工場、また地元住民の住宅地が立地しているところです。

見ての通りですが、町全体が空襲を受けたように焼け焦げていました・・・。「焦土」とは、こういうことを言うのでしょうか。港湾部のオイルタンクが津波に呑まれ、流出した油に火がついて全体に燃え広がったようです。赤く燃える気仙沼の街の様子は、3月11日の夜のニュースで繰り返し放送されていました。

私も車を止めて歩いてみましたが、1ヶ月が過ぎたこのときでも、いまだに焼け焦げた匂いが立ち込めていて、当時の爪跡を残す街は本当に恐ろしかったです。

ここからさらに進むと気仙沼の中心市街地に入るのですが、被害の規模が大きく捜索活動中とのことで自衛隊の方によって規制されていました。結局、気仙沼はここで断念し、南三陸町へと向かいました。
★日常ブログ更新中!★
旅56日目 青森県外ヶ浜町 竜飛崎 『階段国道』R339にて

 ニッポン風めぐり紀行

鉄道旅行、バイクツーリング、棚田・名水めぐり、珍スポット訪問等を中心に、『旅に生きる日々』を綴っています。


★旅の軌跡★
旅のルートと、到達済みの都道府県庁所在地を地図上で紹介しています。
★Tour Summary★
2009年 春〜夏。
長年の憧れだった日本一周に挑戦!相棒は50ccスクーターの『トワイライト号』☆

<旅の期間>
西日本:5月18日〜7月6日  
東日本:7月22日〜10月17日

<旅の目的>
・長年の夢の実現。バイクでの「日本一周」は究極の旅のかたち。自分の意思でバイクを走らせ、思いのままに行動できる。「自分だけの旅」の創りあげる最高の方法。

・旅先で出会う人々との交流、都市や農山漁村など様々な地域の営み、そして美しい自然。これらを五感を駆使して大いに楽しむ。

・旅とは人生そのものであり、旅と向き合うことは自分自身と向き合うこと。旅が自分自身の成長に繋がるように有意義な時間にする。


<ルール>
・46都道府県(※沖縄は除く)をすべて走破し、都道府県庁所在地には必ず立ち寄る。

・安全運転!法規遵守!

・無事故・無違反!

・名刺(500枚)配布!

・写真をたくさん撮る
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★PROFIRE★
1981年7月、島根県生まれ。

2006年4月〜2009年3月:
千葉県内の中学校で教師として勤務。社会科担当。

2009年5月〜10月:
原付50ccで日本一周
(通算137日間・19420km)

2010年5月〜:
再就職&社会復帰。

2010年6月:写真展出展

「写真でつなぐ世界一周」

2012年5月:旅ブログ

『ニッポン風めぐり紀行』始動
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『スーパーカブで日本一周』

日本一周人・ビートさん。
私が旅の途中で初めて出会った同業者様です。静岡・御前崎で初対面し、鳥取県鳥取市、福井県小浜市、福島県喜多方市でも再会。

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