15,000kmの青春 日本一周 悠久の旅路

2009年5月18日〜2009年10月17日。原付バイク『トワイライト号』とともに全国各地を駆け抜けた、137日間・19,420kmにわたる日本一周の旅の記録★

コメントをくださった皆様、旅先で出会った皆様へ

旅を終えて、一週間が経過しました。

私の旅を応援していただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。



何十億という人間がこの地球上に生きている中で、同じ時代に生き、ひとりの人間の日本一周という旅の中での出会いというのは、本当に奇跡的な出会いなのだと思います。家族あるいは学校や職場でできる友人と違って、それまで何の縁もない方と出会うというのはなかなかないことです。

人と人とがつながる旅。新幹線や飛行機の利用、そして有名観光地や温泉だけを巡るような旅では決して味わえない人と人との交流を、たくさん経験することができました。私が日本一周の旅に求めていたものが実際に旅の中に存在しました。車であれバイクであれ自転車であれ徒歩であれ、手段が何であっても人と人とがつながり交流できる『スローな旅』こそが旅の本質であると思います。



◆コメントをくださった皆様へ

ブログでのコメントを通して旅を応援してくださった方々、本当にありがとうございました。全てのコメントに返事を出すことができずに申し訳ありません。各コメントは、その都度全て拝見しておりました。旅のルートを考える上で参考にさせていただいたり、旅の励みになったりと、コメントに随分支えられた気がします。この場を借りて、改めて感謝いたします。ありがとうございました。

◆旅先で出会った皆様へ

励ましの言葉、食糧のおすそ分け、宿の提供、バイクの修理、そしてお金までいただいたり・・・。多くの方と全国各地様々な場所で出会うことができ、私の旅を支えていただきありがとうございました。一人旅だからこそ、旅先での出会いというのは本当に貴重で、旅の醍醐味そのものでした。お一人ずつ感謝を言いたいところですが、なかなか難しいので、この場を借りて旅先で出会った皆様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。



旅人の夢、果てしなく・・・

ご無沙汰です。自宅に到着してだいぶ落ち着いてきました。旅が終わったと思ったら連日の晴天・・・。まぁ、そういうモンですよね。


今日は旅が終わったあとの、感想や心境について書こうと思います。


コピー 〜 pics 174



自宅に到着した瞬間は『あ〜ついに終わったなぁ・・・』という気持ちでした。長旅を終えた『トワイライト号』を見て、巡り巡った旅の記憶が一気によみがえってきました。幹線国道から細い路地、さらに険しい峠まで柔軟に移動でき、なおかつスピードの遅い原付バイクは、日本一周を成し遂げるには最適の移動手段でした。険しい道も数多く通ってきましたが、パンクや故障は一切なく、ただひたすらに颯爽と走ってくれた『トワイライト号』には感謝のしようがありません。本当に頼りになる相棒でした。

137日間の日本一周の旅。

成し遂げた瞬間(実際には到着の1週間前くらいから)は達成感と充実感、そして旅が終わるという寂しさでいっぱいになりました。同時にこみあげてきた両極端の感情が錯綜しました。

旅のあとはきっと心が空っぽになって、抜け殻のような状態になるかな〜と予想していたのですが、全くそれが的中しました。日常となっていた旅が確かにここで終わるのに、その現実となかなか向き合えない心境でした。

確かに旅の途中はきついこともありましたが、私は旅をやめたいと思ったことは一度もありません。むしろ、旅の面白さにどんどん魅了されていく自分がいました。自宅に到着した瞬間も、「もう旅は十分!」という思いは一切なくて、今すぐにでも日本二周目に出発したいと思いました。そう思ってしまうほど、私は旅が好きなのです。

人間が生きる以上、人それぞれに理想の生き方や大きな夢があるはずです。夢をいつの日か実現したい・・・、こういう人生ならどんなに楽しいだろう・・・と考えるはずです。みんな心のどこかでそうなりたいと思っているはずなんです。でも仕事のことや家族のこと、将来のこと、そしてお金や時間の問題。いろいろな問題を抱えて歳を重ねていく中で、いつしか夢のことを忘れてしまう。年老いてリタイアしたら今度こそと思っても、もうその頃には何も出来なくなってしまうのかもしれません。

旅先で出会う方々に、よく言われてきた言葉があります。

『若いうちにしかできない』。『今しかできない』。



その大多数が私よりも年上の方で、その方の人生経験の上で言われる言葉ですから、きっとその通りなのかもしれません。その場では頷きながら聞いていましたが、私はもしそれに納得してしまえば、この先の人生きっとつまらないだろうな〜と感じていました。やりたいことができず、夢のもてない人生なんてつまらなすぎます。こんなに豊かな国なのに、その時代に生きる人々が未来への希望や夢を持てない社会でいいのかと思ってしまいました。もちろんそれは旅に限ったことではなく、多くのしがらみの中で様々な夢を実現できないケースが今の時代多いと思います。そんな中で、それを実現できた自分は本当に幸せ者で、恵まれているのかもしれません。


画像 295


この旅で得たものについて。

やはり全国各地、今まで訪れたことのない土地をたくさん訪問できたこと、地域によって異なる自然や文化に触れ、多くの方と出会い交流できたことは、一生の財産となりました。また、私は学生の頃から農村地域に足を運んできて、農村地域の地域づくりを研究テーマにしてきたのですが、この旅でも全国各地の農山漁村を訪れ、地域によっては住民の方と交流することもできました。今の日本は都市部に人口が集中し、多くの農山漁村を含む地方は産業が衰退し、高齢者の割合が上昇し、過疎化が進行しています。農林水産業の基盤であり、土砂の流出や洪水を防ぎ、電気や水資源を都市に供給し、豊かな自然が残されている等の様々な要因で、農山漁村が国全体に及ぼした貢献は計り知れないものがあると思います。それだけでなく、農山漁村に暮らす人々の生活は、素朴でありながらも実に豊かです。ありのままの自然を受け入れて、家族の絆や地域のつながりを大切にし、いのちを育てる産業と真剣に向き合う生活。農山漁村の面白いのは、地域によってその営みが全く異なること。風土・風習・風景・風貌・風情・風格。地域には独自の「風」がふいていて、即ちそれは「地域性」「独自性」です。画一化した都市部の生活とは全く対極をなす生活空間。本来であればその存在意義や価値が評価されるべきなのに、時代の流れの中で人口が希薄になり取り残されつつある実情があります。活気を失いかけている農山漁村の現状を見ると、大きな危機感を抱きます。

ただ、多くの地域では元気のない地域に何とか活気を取り戻そうと奮闘している人々がたくさんいるのも事実です。その人たちの姿はとてもいきいきと輝いていました。私も農山漁村の地域づくりに関ってきた人間として、この先も何らかの形でそれに携わりたいという気持ちが非常に強くなりました。都市と農山漁村をつなぎ、そこで暮らす人と人をつなぎたい。自分の納得いく仕事がなかなか見つからずに悩みも多かったですが、今後のことについての方向性も見えてきたような気がします。


かなり話が飛躍してしまいました・・・。でもそんなことを常に考えながら旅を続けていたのは事実ですね。



コピー 〜 画像 418


今回の日本一周の旅はとりあえず幕を閉じますが、私の夢は終わりません。

それは次なる旅への夢。もう現時点で、次はあっちに行きたいこっちに行きたいという妄想が膨らんでおります。日本にはまだまだ私の知らない場所があって、日本一周だけでは到底全てをまわりきれません。旅をしながら農村に足を運び、何らかの形で地域づくりに携わることができれば仕事としても生き方としても理想的。なかなか難しいかもしれませんが、そんな人生を模索しながら今後の方向性を考えていきたいと思います。

いくつになっても、旅人として夢を追い続ける人生でありたいですね。



旅人の夢、果てしなく・・・。

 

 

祭りのあと

DSC03237



到着から一夜明けまして、今日は積載していた荷物を撤収しました。

BOX自体はもちろんこの先も使おうと思えば使えるのですが、やっぱり使わずに残しておきたいですね。箱の中に旅の思い出の品々を詰め込んで、宝物としてしまっておきたいと思います。

BOXに貼ったステッカーも、書いてもらったメッセージも、そして一度も拭いていないその汚れも、思い出の品と共に残しておきたい。いくらこの先時代が流れても、旅の記憶に戻れるような財産として、時を止めたまま持っていたいものです。

★Information★
10月17日 午後13時22分。日本一周を成し遂げ、トワイライト号は無事に市川市の自宅に到着★★通算自走距離は19,420km!!137日間の旅路が終わりを告げました・・・。
★旅の軌跡★
旅のルートと、到達済みの都道府県庁所在地を地図上で紹介しています。
★Tour Summary★
2009年 春〜夏。
長年の憧れだった日本一周旅行に出発します。相棒は50ccバイクの『トワイライト号』☆

<旅の期間>
◆西日本編:5~6月  
◆東日本編:8~9月

<旅の目的>
・長年の夢の実現。旅好きの自分にとってバイクでの「日本一周」は究極の旅のかたちです。自分の意思でバイクを走らせ、思いのままに行動する。「自分だけの旅」の創りあげる最高の方法です。

・旅先で出会う人々との交流、都市や農山漁村など様々な地域の営み、そして美しい自然。これらを五感を駆使して大いに楽しむ。

・旅先での経験を、今後の自分の人生の財産にしたい。旅とはまさに人生そのものであり、旅と向き合うことは即ち自分自身と向き合うこと。旅が自分自身の成長に繋がるように有意義な時間にする。

・将来に向けて様々な悩みがある中で、一歩先へ踏み出す自信と勇気を日本一周を通してつかみとりたい。何もないかもしれないけど、きっと何かあると信じて旅に出たい。


<ルール>
・46都道府県(※沖縄は除く)をすべて走破し、都道府県庁所在地には必ず立ち寄る。
・予算はそれぞれ10万円。宿泊はキャンプ中心。
・安全運転遂行!交通法規遵守!無事故・無違反!
・旅先で出会う人々とは積極的に交流。名刺(500枚)を全て配る!
・写真をたくさん撮る
・続行が困難な場合は無理をしない


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