日本迷車紀行

珍車、迷車、変態車、不人気車、マイナー車、ネオクラシック車、たまに名車を探索しています。

マツダ ペルソナ
販売期間 1988-1992

幻の一台に出会うことができました。マツダが作ったカリーナEDことペルソナです。それほど売れなかった分、今となってはよほどラッキーでない限り遭遇することが困難なモデルです。しかも天然物のようで、よくぞ生き残っていたといいたいです。     
 

当時はカリーナEDの大ヒットに便乗する為に各メーカーがこぞって4ドアHTを作りました。日産プレセア、三菱エメロードなど、ペルソナは本家を超えられなかった空振り感が強い系 (=当ブログでは評価が高い) 軍団の一角です。狭い以外には取り立てて悪いところはない車でしたが、HTブームの終焉と共にモデル消滅。しかし、そんなところに魅力がある気がします。


さて、ペルソナはカリーナEDの後追いであることは間違いありませんが、今となっては本家よりもレアな存在です。中古車サイトでは在庫が1台ヒットし、100万円を超える値段がついていました。一時は捨て値で売られていた車もこうしてレア化する場合があるのが面白いところです。


今回の個体は当時ナンバーを保持しており、ボディの凹みを含め渋い雰囲気を発していました。当時ナンバーは、4ドアHTブーム終焉後の誰からも見向きされない不遇の時代もずっと乗られていたという証拠だといえます。これは私の推測ですが、もしかすると今回のオーナーさんは現在、ペルソナがレア化していることを知らないし、気にもしていないのではないでしょうか。そうだったら究極に渋いですね。いずれにせよ、今回はよいものを見させて頂きました。


レア度   ☆☆☆☆☆
迷車度   ☆☆☆・・
絶滅危険度 ☆☆☆☆☆

トヨタ スターレットGT(4代目)
販売期間 1989-1995



80系スターレットGTの後期型です。コンパクトカーのホットモデルとして定番的な存在でした。当時はマーチスーパーターボ、シャレードデ・トマソ、ファミリアGT-X、ミラージュサイボーグなどなど各社から色々なホットハッチが展開されたアツい時代でした。


4代目スターレットはお母さん用NAモデルに歴代最高出力のDOHCエンジン、新設計の衝突安全ボディ、オプションでABSが設定されるなど、ライバルだったマーチ、シティ、カルタス、フェスティバ辺りに大きく差を付ての登場でした。同年デビューのセルシオが新世代のセダンだったように、スターレットも新世代に突入していたという訳です。


ホットモデルのスターレットGTは135馬力を発揮する1.3リッタークラス最強エンジンを搭載する鼻息荒めな車で、最も特徴とされたのが出力に対してのボディ重量でした。軽自動車と同程度の860キロ (前期830キロ) の軽量ボディにはミスマッチなハイパワーエンジンでかなり過激なハンドリングの車だったようです。


過去に我が家の母は後期型のソレイユに乗っており、あまりの走行音のうるささでラジオがほとんど聞こえないと一度ディーラーへ行った事を覚えています。そこでディーラーからは「スターレットはこういう車です」と言われたエピソードが今でも印象に残っています。コンンパクトクラスではエンジンは高性能化したもののボディ剛性や静粛生、乗り心地などが追いついていませんでした。それもまた味です。


レア度   ☆☆☆・・
迷車度   ・・・・・
絶滅危険度 ☆☆☆・・

三菱 ギャランスポーツGT
販売期間 1994-1996



7代目ギャランの派生車であるギャランスポーツGTです。以前に2WDNAのギャランスポーツを掲載しましたが、今回はこのシリーズの決定版である4WDターボのギャランスポーツGTです。


ハッチバックの外装を当時流行のRV風に仕立て、あとは4WD+ターボで武装するという三菱の常套手段といえる手法で誕生した一台です。確かに当時はRV×スポーツというジャンルは三菱の独壇場で、何かとハイパワーを謳うRVが生まれました。ただ、あまりにも一本調子というか、ともすれば投げやりな商法だったように思います。 (そこが愛おしいですが・・・) 


大ヒットした6代目からのモデルチェンジで大きく丸みを帯びた7代目ギャランは特異なデザインが敬遠されて不人気でした。その派生車であるギャランスポーツGTは、やはりあまり売れず日陰に隠れた車となりました。個人的にはこうした不遇な運命を辿った車が好きですね。人気車にはない深い味わいがあります。


今現在、状態の良いギャランスポーツGTを探そうと思ったら至極困難だと思われます。かつての不人気車とはいえ、今ではタマ数の少ないレア車といえると思います。もし中古車市場に出回ったらどんな価格がつくのでしょうか。この車を見た時、ただの古臭い車と思う人、失禁する人の二種類がいると思います。私は後者です。今回は良いものを見せて頂きました。


レア度   ☆☆☆☆☆
迷車度   ☆☆☆☆☆
絶滅危険度 ☆☆☆☆☆

トヨタ セリカGT-Four RC(5代目)
販売期間 1989-1993


180系セリカGT-Four RCです。あまり見かけなくなった180系セリカですがその中でもレアなグレードを捕獲しました。GT-Four RCはWRCのホモロゲーションを取得するために生産され国内では1800台限定で販売されました。


'90と'92はサインツ、'93にはカンクネンによってWRCドライバーズタイトルを獲得し、180系セリカはトヨタのラリー活動で最も輝きを見せた時代を築いたのではないでしょうか。ランエボとインプレッサがWRCを席巻する前はトヨタの時代でした。セリカのホモロゲモデルは海外でも販売され、名前はカルロスサインツエディションだったそうです。後のランエボで展開されたトミマキネンエディションのはしりという訳ですね。


今回の180系GT-Four RCですが中古車市場では驚きの値段になっていました。10万キロ目前の個体が約200まさか万円。限定モデルとはいえここまでの値段になるとは驚きです。こうしたマニアが確実に存在するグレードが絶滅する危険性は低いでしょう。この反面、ベーシックなグレードはかなり減っているのではないでしょうか。


レア度   ☆☆☆☆・
迷車度   ・・・・・
絶滅危険度 ☆☆・・・

ホンダ CR-X (2代目) 
販売期間 1987-1992


今回は人気車で残存数が多いはずですがなかなか捕獲できなかった2代目CR-Xです。FFスポーツというジャンルを確立して一世を風靡した名車だと思います。


同世代のEFシビックも走りの良いFFですが、シビックはお母さんの買い物用という要素もありました。同じような印象のある二台ですが、シビックよりもホイールベースの短いCR-Xはよりスポーツ志向が強いモデルでした。実用性を捨て、排気量は小さいといえどホンダが本気で作ってきたスポーツカーという雰囲気がCR-X最大の魅力だと思います。


ちなみに、2代目CR-Xはホンダ史に残る名車ですが、3代目CR-Xはホンダ史に残る迷車となっています。両方の歴史に名を刻んだ稀有なモデルでした。


レア度   ☆☆☆・・
迷車度   ・・・・・
絶滅危険度  ☆☆・・・

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