初日舞台挨拶とともに、見てきました。
本編の前に、北野監督が世界の35人に選ばれ、特別に作った短編映画が上映されます。田舎の映画館ほのぼのとした幸せが描かれています。
舞台挨拶で江守徹氏が言っていた通り、この映画はジャンルが分けられない。何映画、っていえないですよね。北野武のポートフォーリオみたいなもので、たくさんのネタ帳のアイディアをそのまま出しちゃった、みたいな感じです。
北野監督の頭の中に浮かぶ、色んな映画のシーンをちょっとずつやってみました。
見たいな感じで、賛否両論ありそうだなぁ。。。(こんなの出すなって人もいるだろうし、色んな映画を撮れる北野氏の才能だっていう人もいるだろうし。)
全体的にはコント的な笑いが流れていて、でもバイオレンスを捨てるといった北野監督が、小津映画風な古典の日本映画風のものや、はやりの昭和30年代とか、自らの唯一の興行成功作である、座頭市をぱくった時代劇や、恋愛もの、またはちゃめちゃな奇想天外なストーリーなどなど。
色んな要素が詰まっている。自分の作品へのオマージュであり、映画界のいろんな流れに対するチクリとした批判なのかなぁとか。
なまじ天才、とか一流、とか言われるために、構えてみちゃいがちでね。。こちらも監督が何を意図してたのかとか、すごく考えちゃったりしましたけど。
肩の力を抜いて、豪華な俳優人が陳腐なコントっぽいことやっちゃったおかしいね〜くらいに素直に笑ってみるのも、ひとつの見方かなと思ってみたり。
とにかく、変わった映画ですね。
そして、カンヌでのヅラ姿で、北野監督自身が見せたように、映画監督として祭り上げられることへの「あっかんべえ」的な作品なのかなあ。。。見ている人を裏切り続けて。
色んな見方の出来る、七色の映画ですね。