ミネストローネ

NPO法人で介護サービスを運営しています。自分の理想、利用者さんの思い、家族の思い、社会や制度の要請、職業的な理念。全部をミックスしておいしいスープを作れるか!?

気がつけば4月

つい先日、「謹賀新年」と書いたような気がしますが、はや4月なんですねえ(笑)。

なんだかこの冬はとても寒く、水道が凍ったり、お風呂が寒かったり、玄関の自動ドアが故障したり、外回りに山茶花が咲いて、そうかこれは山茶花の木やったんかと気づいたり、新しいスタッフを迎えたり、『広報けありんぐ』第1号を発行したり、とてもいろんなことがありました

そして、スタッフ一人ひとりのがんばりと僕の営業努力で、順調にご利用者さんも増え、おおむね満員という状況にまでなりました。
楽しんで通っていただいているご利用者さんやご家族さん、陰になり日向になりお支え頂いている『ほほえみ美園』さんをはじめとする近所の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。


今は、せっかく利用を希望していただいても、待機していただかないといけない状況もではじめ、今後の対応を検討していく必要があると思っています。

それにしても、ほぼ満員になっても経営的には苦しいままというのはなぜでしょう(苦笑)。


暖かくなり、このページもぼちぼち更新して行けると思います。
23年度もよろしくお願いいたします

謹賀新年

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謹賀新年であります。

大晦日に、近年にない大雪に見舞われ、休業日でよかったと胸をなでおろしたところです
ま、今日も雪でしたが

利用者さんもそれぞれよいお正月を迎えられたようで、年が明けて皆さんの変わらない笑顔にお会いできて私たちも大変うれしいです。

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お正月といえば、鏡餅、書初め、七草粥、福笑い、カルタ。
福笑いで盛り上がり、「テレビゲームばかりしている孫にも、こんな楽しい遊びがあることを教えてあげたい」と言って下さった利用者さんも。



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おまけは切り干し大根。
切り干し大根って、切って干すから切り干し大根やって皆さん、ご存知でした??


皆々様方、今年もよろしくお願いいたします

写真で綴る12月

気がついたら年の瀬を迎え、ウチの営業も年内は今日で終了です

地域の方々や関連機関の皆さんに支えられ、おかげさまで多くのご利用者さんに来ていただけるようになりました。ありがとうございます。
ケアリング日記にも詳しいのですが、スタッフの工夫でいろんなことをしてきました。
とりあえず12月分だけでも振り返ってみると、

RIMG0007s鍋を囲んだり、

101206_143201s日向ぼっこしたり、








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おやつ作りは定番だったり、

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寒さを見計らって散歩に出たり、

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昼食のお手伝いをしていただくのも定番で、

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玄関を冬バージョンで飾ったり、

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京都匠塾さんにまたまたお世話になって陶芸したり、

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サンタになったり、

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注連縄(しめなわ)を作ってもらったり
(みなさん、さすがでした!)、101229_154538s


101230_141107s最終日は餅つきで締め
(ボランティアさん、お世話になりました!)。
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近所のご婦人方有志でボランティアグループを作ってもらい、調理にも来ていただけるようになりました。地域の方々にも陰になり日向になり、お力添えをいただいたり、見守っていただいたり。
本当にありがたいばかりです。


そして、それぞれの立場で事業所としての未熟さをカバーしてがんばってくれたスタッフ。
一日も休むことなく朝から晩までがんばってくれた正職員。勤務に融通をきかせてくれたパート職員。
ありがとうございました。


みなさん、来年もよろしくお願いいたします


怒涛の鍋週間

先週は怒涛の鍋週間でした

曜日によって利用者さんも違いますので、毎日趣向を変えた鍋、鍋、鍋 でした

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スタッフは太ったかも・・・RIMG0005s
RIMG0001s101124_122323sRIMG0010s

優しすぎる人

ほんまでっかTVも尖閣問題もちょっと置いといて


「優しすぎる人」ってよくいます(笑)。
もちろん褒め言葉ではないんでしょう
むしろ、「優しすぎる」と言われた人よりも、そう言った人の優しさが表れている言葉ですね。

「優しすぎる」の背景にはおそらく、

優柔不断(どれかを選ぶことが他を否定することになるのではないかと考えすぎてどれも選べない)
リーダーシップの不足(意見をまとめたり示したりすることができない)
お願いされると断れない(断れば関係性が壊れるのではないかと考えすぎて断れない)
弱い立場の人のためになどと大義を理由にお願いされるとますます断れない

などがあるんでしょう。

ただ、その「優しさ」のツケを自分自身で払えるのであれば、それは本当に優しくてすばらしい人なんでしょうが、結局、例えば仕事上で「優しすぎる」上司のツケは多くの場合、同僚や部下やその周囲の人たちに回ってしまいます。
ひどい場合はその「優しさ」故に家庭や仕事や組織が破綻してしまうこともあるでしょう


でも、できれば何年か後に、「優しすぎる」という評価が褒め言葉に聞こえるようになればいいなあと思います。ま、もしそうなるとすれば、それは「優しすぎる」と言われた本人の評価ではなく、ひとえに、ツケを払ってたくましくなったグループの力なんですが

ほんまでっかTV

明石家さんまがMCの「ホンマでっかTV」

今ブレイクしている脳科学者を始め、各分野の評論家や研究者が集まってひとつのテーマから連鎖的に関連知識を披露していくというバラエティ番組。 この出演者たちはおそらく各分野の異端児たちなんやろなあとは思うが、あまりにも「ホンマでっか!?という説が多すぎるぬこ!!

「Aという事象とBという事象に相関関係がある」という論文は確かに多く、それはそれで統計的に事実なんやろうけど、でもそれは「Aが増えたらBが増える」という因果関係を表すものでは全くないのに、さも因果的に説明したり、「Aを改善すればBも改善される」という論調で主張されると、「ホンマでっか!?」と言わざるを得ないよなあえすえーる

よく言われることですが、たとえば、
事象A:近年、自動車事故は増えている。
事象B:近年、平均寿命は延びている。
そして自動車事故の増加と平均寿命の伸びは強い相関関係がある。

これは事実です。
でも、だからといって、「平均寿命を延ばすために自動車事故を増やしましょう!」ということには絶対ならないわけです。

自動車事故が増えた「から」平均寿命が延びたわけではないからです。
相関関係はあるが、直接的な因果関係はないということです。

でも、そんな論理が「ホンマでっかTV」では多い。
いや、もちろん、出演している研究者や評論家たちは そんなことは百も承知だろうし、言い回しも確かに因果的な言い方はしていない。ある意味、とてもうまい。でも、普通に聞いたら、やっぱり事象Aを改善するためには、相関のある事象Bを改善させることが有効だ、という因果論に聞こえるんだなあ。

ま、タイトルも「ホンマでっかTV」やから、「ホンマでっか??」と笑って済ませればいいくらいの話(企画)なんでしょうが、現実の高齢者分野でも似たような話が山ほどあります。

(続く)

お見送り

先週、ご利用者さんをお見送りしました。
その前の週までお元気に通っていただいていたのですが、結果的に最終日となったご利用日はどことなく元気がなく、スタッフも気にしていました。
それから数日後に入院され、亡くなられました。

ケアリングがオープンしてまもなくのころからご利用いただいていたこともあるのですが、何よりもそのおだやかな人柄や何気ない言葉、しぐさが大切なものを私たちに教えてくれました。

「おおきに、おおきに。」
「かまへんよ。」
「そう、そう。」

とても魅力的な方でした。

ご冥福をお祈りいたします。

ケアマネ開始

ケアリングが開設した時期と前後して、町内の事業所に新しいケアマネさんが仲間入りされました。

苅●さん(本人希望により伏字(笑))。
この苅●さん、うちの町内でバリバリ動くケアマネさんとしては初めての男性で、それだけでも物珍しがられるのに、それに加えて立ったキャラと異職種の経歴を武器に?あちこち走り回られているようです。
昨日も退院前調整のため京都市内の病院まで拉致されて行きました




ちなみに、僕はペーパーケアマネでしたが、新規に1件担当するようになりました。
最初からなかなか困難な方を担当してしまったので、うまく支援できるか不安もあるけど、最初のお客さんでもあるし、しっかり大事にやっていきたいと思っています

来月は市内のケアマネ連絡会にも参加しようっ

お泊りデイサービス

平成24年度の実施予定の介護保険制度の改正で、デイサービスにお泊り機能を持たせることが検討されているそうです。
来年度にも予算化して制度化したいと管総理が言っているとか・・。


当然、介護保険制度にはショートステイなどのお泊りサービスが以前からあったわけですが、いつも利用するデイサービスとか違う環境で違うスタッフがケアする結果、かえって当人の混乱を招いたりする「リロケーションダメージ」などが課題として挙げられ、また、ショートステイはいつも満員気味で希望の日程で予約が取れないという現状なんかもあり、これでは在宅生活を続けられないねということで小規模多機能施設なんかが制度化されたわけでしょう。

ところができあがった小規模多機能制度は「ガチガチ」で事業側としても利用者側としても非常に使いづらいものになってしまった。
国がかなりのてこ入れをして最近ようやく事業所数や利用者数が増えてきてはいるようですが、そうまでして誘導しないと増えない事業ってのは、結局、ニーズにあってないということだと思います。

僕も、事業開始時に小規模多機能を検討しましたが、制度の意図は有意義だが、制度化された小規模多機能は「使えない」」と判断しました。

それまで有志の事業所が自主事業としてがんばってきた「お泊り機能」などを制度化することで規制が強まり、結局、自主事業すらできないのが現状です。

行政側の言い分としては、お泊り機能と称して劣悪な環境で寝泊りさせている事業所もあり、実態としてそこに「住んでいる」こともあるので、しっかりした基準を作ってサービスの質を確保しなければならないということなんでしょうが、こんなことではデイサービスにお泊り機能が認められても、結局「使えない」制度になりそうやなあ

転換期?

正式にオープンして2ヶ月あまりがたちました。

現在利用者さんは、実人数で約30人。1日平均で6〜7人といったところです。多い日は10人の日も出てきました。
今月からはもう少し増える予定です。
地域の皆さんからも温かい目で見守ってもらっています。

ミニマムの体制で出発したハード・ソフト・スタッフ等々を見直さなければならない時期になりました。
人員面でもいろいろ考え、当たろうとしてはいますが、なかなかすぐにはどうにもならない。ここで言うことでもないけど、もうちょっと現状でしのいでね
当初は僕も現場の一員としてがんばろうと思っていたが、結局、なんだかんだで接客や外に出ることも多く、急ぎの事務仕事が間に合わんこともあるし、中途半端に関わるのもなかなか難しかったり、介護能力の問題もあったり(苦笑)、そんなこんなで役立たずになってるので、早急に『戦力』をなんとかしたいと思ってます

現状を踏まえた上で、将来的な構想も大幅に見直しが必要です。
がんばろー。
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