whomeohのblog長崎ぶらぶら平和日記


 確定申告の真っ盛り。長崎市での会場の長崎新聞文化ホールは多くの人が連日、訪れて手続きをしている。自民党安倍派の中心にした裏金に所得税がかからないことに、庶民は怒り、♯確定申告ボイコットーとSNSで騒がれている。でも税金の申告をしないと後で追徴されてかえって多くの税金を取られることになる。だから我が家では確定申告を済ませた。一昨年まで私が全身のコリで保険が効く鍼灸院に毎週1回行って一回につき6900円もの高額な治療代を払っていた。一般病院医院歯科の治療費25万円と合わせて申告していたので、所得税は支払わなくて済んだ。住民税も下から2番目だった。昨年から保険が効かない整体に5日に1回通っているが、1回3500円ほどで支払っているが、医療費に含まれないので、一般病院医院歯科の治療代を申告、申告の手続きをした女房によると、今年は800円ほどを払らわなければいけないとか。私の収入は厚生年金と厚生年金基金、それに両親が住んでいた我が家と隣りあわせの他人に貸している、わずかな家賃収入だけで、生活するのがやっとだが、年金基金と家賃収があり、私の周囲の年金生活者よりは恵まれているが、個人的な感想を言わせれば生活に必要な食料品などには年金生活者には税金を免除してもらいたいし、電気代やガス代も無料にしてもらいたい。また一般のバス・路面電車、普通のJR、私鉄の料金、一般美術館、資料館、長崎では原爆資料館・グラバー園料金など(長崎市民の70歳以上は無料だが、全国のまた外国人の70歳以上は無料にしてほしい)<昨年。中国大連に行った時、70歳以上の外国人も無料で地下鉄に乗れた>
これからが本題。かなり昔の話だが女房の友人(息子同士が中学高校の同じ学年)が花屋でパートしていた。旦那は三菱の超エリートで当時、建造していたドイツ・アイーダ社から受注していた大型豪華客船の設計責任者だったので、かなりの収入があると思われていた。だが子供は高校、中学だし夫は午前7時前に出社し、帰宅が午後11時頃の勤務状態で、お金のためではなく趣味でのパートと言った状態だった。
この人がある年、確定申告をするとき「しまった。パートのし過ぎで頼まれるままに働き過ぎた」と悲鳴を上げていた。なぜかというと「年収の壁」と言われるパートの年間収入が106万円をわずかに超過して、次の年は夫の扶養家族から外れて、馬鹿高い(年収が多いので)社会保険料を払わなければならないと言っていた。女房の友人たちは同情しきり。「好きでしているパートに働きすぎ」というより、106万円という年収の壁があることが問題だ。「年収の壁をせめて500万円以上にすべき」と口をそろえていた。
ところで、団塊の世代が現役を引退して年金生活になっている。1949年生まれをピークに年々、生まれてくる人が減少。だから今は日本は深刻な人手不足になっている。だが年収に壁はそのまま放置されて、多くの主婦のバイト・パートは年収の壁を考えて106万円を超えないようにしており、この国の何もしない政策により、人手不足はさらに深刻になっている。生活に少し余裕がある主婦は高い社会保険を払いたくないから、年収の壁を考えて仕事を控えている。この先の人手不足対策をどうするのかかなり心配だ。
何というい自民党政治の不毛か。やはり政権交代できる制度にしてお金持ちと創価学会員の意見を取り入れた自公政権を代えないと庶民の声を政治に反映されない。ここは投票率50%を割る状態でこの20%の支持率で政権を維持しているのは、おかしい。
皆が投票所へ行き、自公政権ノーの言うのを示して年収の壁をとり除き、アメリカ追随のアメリカから莫大な兵器を買ってアメリカの軍需産業を潤すのをやめて、5年で倍になる予定の軍事費を最低限度の自衛隊員の人件費だけにすべきだと思う。
まだ書き足りないがかなり長くなったのでここで辞める。年収の壁を500万円以上に、軍事費の大幅削減でこれを社会保障に充てようではないか。

◎最近の春闘に違和感
私たち団塊の世代以上の春闘といえば、ストを前提に経営側に賃上げを迫ったのを春闘といっていた。だが今年の春闘は労使ともに物価上昇以上の5%以上の賃上げを労使のトップが実施しなけけば行けないと語っていた。何かが変。
 今の日本はなぜかストライキを嫌う。私には分からない。春闘で例えストライキをして鉄道、バスなどの交通機関が止まって混乱してもそれはストは労働者の権利だから仕方がないと私は思う。だが今のマスコミは交通機関が混乱するようなストライキを一斉に非難する。私も一応、地方のマスコミに勤めていた(谷川弥一元衆院議員に言わせれば「頭、悪いね」の分類)が、マスコミが労働者の権利を非難するのはおかしいと思っている。
 アメリカでは昨年、自動車産業のGMらがストを背景に20%かなりの以上の賃上げを勝ち取った。新聞にはストへの批判は載っておらず、アメリカではストに対する世間の風当たりがない。また5,6年前、長崎市の企画で欧州の姉妹都市3都市を訪れるツアーに参加し、ポルトガルのポルト市に行った時、鉄道がストで止まっていた。だがここでもストに対する不安は聞かなかった。これが日本ならストに対してかなりの抵抗があると思う。
 今、日本は円安で輸出企業は大きな利益を出しているにも関わらず、企業は利益をパートを含めて従業員や下請け企業に回さずに内部留保に回している。労働組合はこのことを十分に分かっていて、内部留保を賃金に回せとは言わない。
 今の連合は本当に従業員・組合員の味方かと疑う。連合幹部ら一部は労働貴族になっていると思っている。
 だから最近の春闘は政府頼みの官製春闘になっている。まるで労働者は企業から労働の対価の施しを受けているようだ。
 もう10%以上の大幅賃上げをして少しインフレを起こそう。私たち年金生活者にはインフレは老後資金の貯蓄が実質減ることになりきついが、年金も大幅にアップしてもらおう。
 とりとめないが、とにかく春闘はストライキを背景にしていないと、大幅アップは勝ち取れないことだけは言える。
以下デジタルから
春闘、労使が賃上げ一致 連合「5%以上目標」
 経済界と労働組合の代表が賃上げなどについて話す経団連主催の労使フォーラムが24日、東京都内で開かれた。物価が下がり続けるデフレを脱却して、賃金や物価が安定して上がる社会に向け、労使がともに賃上げを唱える異例の春闘が事実上始まった。
 労働組合の中央組織・連合の芳野友子会長はこの日、「今春闘は、経済も賃金も物価も、安定的に上昇する経済社会へとステージ転換を確実に進める正念場だ」と強調した。連合は今年の春闘に向けた統一要求の賃上げ目標を「5%以上を目安」と設定。昨年の「5%程度」より表現を強め、傘下の産業別労働組合も要求額を過去最高とする方針が相次ぐ。
 一方、中国訪問中でビデオメッセージとなった経団連の十倉雅和会長は「物価動向を重視し、ベースアップを念頭に置きながら、できる限りの賃金引き上げの検討、実施を」と呼びかけた。
 労使がそろって賃上げに積極的なのは、デフレ脱却に向けて賃金と物価がともに上がる社会を実現したいという考えで一致しているからだ。
 日本経済は、1990年代のバブル崩壊や金融危機を経てデフレに突入。連合の集計によると、定期昇給を含めた賃上げ率は2000年代に2%を割り込んでいった。中でも、賃金体系を底上げするベースアップ(ベア)がほとんどない時期もあった。
 昨年は賃上げ率が3・58%となり、30年ぶりの高い水準となった。ただ、物価高への対応として重要なベアは2・12%にとどまった。22年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の上昇率3・0%に届かず、実質賃金は前年割れが続く。
 各労組の賃上げ要求は2月以降に本格化し、大企業の回答は3月中旬に集中する見通しだ。(片田貴也、北川慧一)

毎日新聞デジタルから
松尾貴史のちょっと違和感
取材に「頭悪いね」 政治家とは思えぬ品性
 久々に、悪い意味での強烈なキャラクターが再注目されている。政治資金パーティーで、清和政策研究会(安倍派)から過去5年間に4000万円を超えるキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載しなかったことでマスコミの取材を受けたのだが、その受け答えのあまりのひどさに批判の目が向けられているのだ。
 谷川弥一衆院議員(82)は渋々というか不承不承、記者団のぶら下がりの取材を受け「キックバックはあったのですか」という質問に、「あの……、読み上げますよ。清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認して、適切に対応してまいりたい」と、松野博一官房長官の答弁と同じ内容のメモを読み上げた。記者が続けて質問をすると、すこぶる不機嫌そうに「だから今言った通りって言ってるでしょ。今言った通りって」などと回答しなかった。
 さらに記者団から「これからの議員活動については」と問われると、「だから今言った通りって言ってるじゃない。何で何回も同じこと言ってるの?」と述べた。「会派の中でそのようなことが……」と追加質問をする記者団に対して、谷川氏は「まあいいから。だから何を言ってもその通りって。頭悪いね、言ってるじゃないの。質問してもこれ以上、今日言いませんと言ってるじゃない。分からない?」と、居丈高な態度で記者たちに言い放ったのだ。
 こんな人が当選7回というから、よくも長崎3区の皆さんは根気よく支え続けたものだと思うけれど、もういいかげん、こんな品性の老人を税金で養うようなことはやめにしてほしいものだ。どれ程の仕事をしているのかは存じ上げないが、あるジャーナリストの解説によると「当選回数を重ねても入閣をしたことがないのは、何か(問題が?)あるんでしょう」とのことだが、人を見下すような人柄では周りの人もついてこないだろうと想像する。
 再注目と言ったが、前回注目されたのは以前、衆院内閣委員会で谷川氏が質問に立った時の振る舞いが、また悪い意味で個性的だったからだ。野党が政府を追及したりする質問の時間を何とか確保すべく腐心する中、統合型リゾート(IR)整備推進法案(カジノ法案)の審議で、この人の質問は持ち時間を使い切れなかったので、あろうことか般若心経を唱え始めたのだ。「般若心経ちゅうのがあるんです。『観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄』ちゅうんですがあ……」と読み上げて意味を説き始めた高齢の議員、と言えば覚えておられる方も多いのではないだろうか。
 この谷川氏、十数年前にも話題になったことがあった。北九州市内で、数人の国会議員と会合を開いて、長崎から芸者を呼びつけて盛り上がったようだ。その時の代金、約15万5000円を「組織活動費」の名目で政治資金収支報告書に計上していたのだ。代金には、芸者の交通費や宿泊代も含まれていたという。彼は「長崎の芸術を見せようと思った」となかなかに無理のある言い訳をひねり出したのだが正当化できるわけがない。代理人の弁護士が「領収書の仕分けミスで、議員に返金を求め報告書を訂正する」ことになった。こんなものをミスで記載してしまうということがあり得ようか。よほどのぼんくらに会計を任せていたということなのだろうか。政治家の資質、適性を持っているとは思えない品性だが、この人がどうして国会議員で居続けられるのか、世にも不可思議、色即是空である。(放送タレント、イラストも)=12月12日執筆
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9関口達夫、坂本 浩、他7人

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