攻撃は最大の防御。

 

それは私自身分かったことだ。

八巻には徹底したM攻撃で、対抗した。

だから、彼が私に牙を剥く事は無かった。

不倫という後ろめたさもあったかもしれない。

きっと、奉仕を受けるのは嫌いではないのだろう。

だが、夫との場合ではそれが通じなかった。

 

多分、これは憶測だが、私の存在が大きいのだ。

私の前で犯されるのは、屈辱なのだろう。

現に、彼の男根で私はめくるめく快楽を経験している。

負けたのだ。

あの時点で、私はもう八巻には勝てなくなった。

 

だったら、残る敵は夫。

夫を犯せば、八巻を私たち夫婦双方を制覇したことになる。

それは究極の悦楽。

 

ひょっとすると、八巻のM嗜好は縁起だったのかも…

私や夫を油断させる為に…

それにしても、時すでに遅し。

 

八巻は目を爛々と輝かせ、挿入の準備に入っている。

 

「さあ、まずは指でお試しかな?」

余裕をかまして、八巻がたっぷりと口に指を咥える。

そして、その唾液十分な指をおもむろに、夫の男根の奥深くへと指し入れてゆく。

前戯。

そんな名目。

だが、それは明らかな陵虐の一歩だった。