August 28, 2014

温泉街

低い雲の群れ 翠の田畑
鈍行列車に乗って 独り旅路よ

口笛を吹いて 賑やか気分
四人がけの椅子 虚しく軋む

山を越えて海へ行くのよ
あたしの知らない街が見えてくる

いつまでも夢見る
あなたの微笑み
傷跡癒す旅
ここは温泉街

風鈴踊る風 滝の飛沫よ
絵馬に筆下ろす 秘めた願いよ

わけも訊かない無言のもてなし
あたしを迎える宿屋のご主人

ほんの少し忘れた
あなたの微笑み
ひぐらしが鳴いてる
ここは温泉街

月が照らす 蝶の浴衣を
あたしは彷徨う 湯けむりの中を

ちょいとお待ちよべっぴんさん
口説き文句がとっぽいネ
酒に呑まれちんとんしゃん
一夜の恋なら

いつまでも夢見る
あなたの微笑み
傷跡癒やす旅
ここは温泉街

wild_village at 17:11|PermalinkComments(0)

バースデイ

僕が生まれた今日は なんてことない
君がいつか気づいてくれるまで

眠れない夜は 目を閉じピアノを弾く
やがて生まれた いくつものメロディー
一つ一つ結ぶよ

何十億 世界の片隅
出会うことは奇跡で
それでも忘れて さよならするよね

君の心 温かいメロディー
思い出してくれて本当ありがとう

僕が生まれた今日は
なんて素敵な日

wild_village at 17:05|PermalinkComments(0)

なつやすみ

今年も暑かったね
最近じゃわりと涼しくなったけど
キミはどこに行ってたの?
日に焼けた肌が答えてる

あぁ、もう夏が終わる
ただ過ぎていく…

海だって、山だって 気づいているんだろう
風向き、雲行き、星の巡る先も
「また会えるよね」って小さく願った
なつやすみ

毎日遊び疲れて
汗だくの体によく効く薬
アイス→スイカ→かき氷
結局お腹こわしてたね

あぁ、もう夏が終わる
あと少しだけ…

海へ行こう、山へ行こう どこまでも遠くへ
遊園地、水族館、夏祭りに花火
沢山の思い出と残り僅かの
なつやすみ

まるで死んじゃうような恐怖に襲われて
一人泣いてたあの夏
永遠などなくて、失うものばかりだと気づいた

あぁ、もう夏が終わる
あと少しだけ…楽しませて!

海へ行こう、山へ行こう どこまでも遠くへ
遊園地、水族館、夏祭りに花火
やりたいこと全部やり尽くしたよ…あれ、宿題は?

慌てふためいてそれどころじゃない
なつやすみ

wild_village at 17:01|PermalinkComments(0)

June 20, 2013

星を見に行こう

星を見に行こう
夏の大三角は今日も近くで眠る

僕の帰りを待つ
君にとっての日常
食卓に並べた
冷えたビールとご馳走

君のもとへ帰る
僕にとっての日常
十九時の空を
偶然見上げたんだ

ただいま。
おかえり。
素敵なものに気づいた
僕らはツイている

星が綺麗な夜は
急いで食事を終えて
城山公園から
僕らの街を眺めよう

流れ星に託した願い
お互い声には出さないけれど
寄り添うたびに生まれる光
街の灯りは次第に消えていく

点と点を結んで
拵えた僕らの星座
ベガもアルタイルも
ポラリスだって繋いでる
星を見に行こう
幸福を探しに行こう

星が綺麗な夜は
急いで食事を終えて
城山公園から
僕らの街を眺めよう

ポットにお茶を入れて
貸し切りプラネタリウム
こんな日常があるんだね

星を見に行こう

wild_village at 12:34|PermalinkComments(0)

青葉

自分って一体何だろう
やりたいこともない
人混みに紛れて
誰かの真似をして
そんな自分が嫌いだ

伝えたい言葉がある
うまくは言えないから
黙って遣り過す毎日さ
それすら慣れてきた
こんな僕は嫌いですか

心に冷たい雨が降る

青葉 風乱れて
涙が頬をつたう
僕らしく笑えるその時まで
芽を閉じていて

新しい世界は
いつも胸を締め付ける
逃げたい気持ちが鞄の中で
みぎ、ひだり、暴れている
後ろ向いて帰った長い道を
今はどんな顔して歩いてるだろう

青葉 並木道が
背中を押してくれた
僕らしく笑えるその時まで
染まり続けていて

「誰も分かってくれない」
「誰も愛してくれない」
でもみんな同じさ、口には出さないだけ
少しの我慢と勇気が大きな力になる

痛みに触れることで
優しさが溢れ出す
そのままの僕でいればいいと
君は教えてくれた

青葉 並木道が
背中を押してくれた
僕らしく笑えるその時まで
染まり続けていて

青葉 君は彩る
白と黒の季節を越えていく
僕らを包み込んで
ゆっくりと変わっていく

wild_village at 12:22|PermalinkComments(0)

February 13, 2013

雪月花

深々と降り積もる雪よ
皓々と照り返す月よ

長い春 待ち焦がれた
北欧神話の優雅な旅
二人きり 馴れ合いでも
異国の銀世界に胸が弾む

「此処はどこ?」 街外れの林道
「秘密の場所さ」 誰も知らない
不安と期待が渦巻く

森を抜けたら 君に似合う景色をあげよう
古城へと続いてく 透明な絨毯
白い吐息が 君の横顔を霞めて
泣き出しそうに震える君が 好きだよ

青い春 瞳閉じれば
幾重にも混ざった 華やかな絵皿
麗しさ 忘れなどしない
あの日と同じ感触が 此処にはあるから

車で駆けてった 真夜中の金曜日
肩を撫でたストール 風に揺れた首飾り

――今も君に思わず見惚れてる

森を抜けたら 君に似合う景色をあげよう
湖面へと射し込む 虹のカーテン
白い子犬が 君の足跡を辿って
嬉しそうに舞い踊る君が 好きだよ

深々と降り積もる雪よ
皓々と照り返す月よ
凛々と咲き誇る花よ
花も恥じらう君よ

wild_village at 10:29|PermalinkComments(0)

November 05, 2012

I'm fine, thank you !

「元気です。」
取敢えず返事をしてたね
定型文で始まる英語の授業
気にも留めずに過ごした
現在進行形の僕らさ

小さな声で口ずさむ
カーペンターズの名曲たちを

今なら歌えるよ 大きな声で
あの頃より遥か 広がる世界
僕らはいつまでも笑顔を絶やせない
愛しい君と生きる限り

「元気です。」
僕はしがないうたい人さ
都会の片隅で一人闘ってるけど
君はどんな事をしてるんだい?
最近連絡ないから分からない

夜が来ると懐かしむ
月が奏でる名曲たちを

ずっと忘れないよ 君は友達
僕らの行く道は 夢の樹海さ
I wanna be with you.
本当の所は寂しいから
たまには酒でも交わそうよ

何十年経っても 過去形にはなりたくない
心から伝えたい
I'm fine, thank you!

今なら歌えるよ 大きな声で
あの頃より遥か 広がる世界
きっとこの先も 未来進行形
宇宙の果てまで光に乗せて
僕らの一寸先が闇でも構わない
輝く瞬間を生きる限り

I hope we're happy and live a wonderful life forever.
I'm fine, thank you!


wild_village at 00:28|PermalinkComments(0)

October 15, 2012

ゴーストバスター

僕の背中にとりついた幽霊
頭が痛い 頭が痛い
理不尽な仕打ちや不幸な知らせも
あんたのせいだ あんたのせいだ

僕の背中にとりついた幽霊
いつからいるの? どんな姿なの?
未練たらたら クロカミストレートネコゼ
怖くはないさ 感覚麻痺さ

疲れたこの身体、お好きならどうぞ
楽になれるなら願ったり

あぁこの街に咲き乱れる毒の花
種を蒔くのは周りの奴らさ
病まないで、病まないで
傷つく事から逃げるため
あんた人質にして生きていくんだ

部屋の毛布に包まった幽霊
怯えているの? 引っ張り出すぞ
窮鼠猫噛んだ クロカミストレートネコゼ
死にやしないよ さぁ出掛けよう

毎日金縛り
それでも踏み出せ
あんたがいるなら怖くない
誰も僕には敵わない

あぁこの街に咲き乱れる毒の花
「じゃあね。」とぽつり あんたは消えてった
行かないで、行かないで
華やぐ街に一人きりじゃ
誰を責めたらいいの?
教えて欲しい
誰のせいにしたらいいの?
守って欲しい

おばけなんていないさ。

wild_village at 23:54|PermalinkComments(0)

September 23, 2012

ひとがた

Good bye
今まで散々苦しめられたけど
ようやく終わりが近づく
もっと素敵な人間に生まれ変わる為
空に背を向けた

弱い自分が憎い
引き攣った笑顔 精一杯の抵抗
誰にも言えない
そして僕の未来は 嗚呼

気付いて下さい
解れた糸を突き破る綿
隠した涙は
ボタンの裏に溢れてる
尊厳も命も奪われた 僕は誰?

Monday
今日からまた地獄の日々が始まる
青い炎に焼かれて
絶対服従 激しさを増してく罰ゲーム
どんな罪があるの?

君だけは信じてた
いつも側にいてくれたのに
君はもういない
遠くで僕を眺めてる

分かっているんだ
強き者に歯向かう怖さを
でもお願いだから
悲しい目で見ないで
後ろめたく思っているなら 救ってよ

五感を失って
なんだか操られてるみたい
千切れそうな足で
空に近い場所へ

気付いて下さい
解れた糸を突き破る綿
隠した涙は
ボタンの裏に溢れてる
尊厳も命も奪われた 僕は誰?

Good bye
今まで散々苦しめられたけど
ようやく終わりが近づく
もっと素敵な人間に生まれ変わる為
空に背を向けた

wild_village at 21:01|PermalinkComments(0)

June 24, 2012

雨上がり

無力だよ
君のいないこの部屋じゃ
僕は錆びついたロボットさ
外は雨
窓越しに映る影
いつまでも動かない

無理だと分かっても 諦められないよ
君といたあの時から 僕は変わらない
雨上がりの空を また二人で見たいから
吸い上げよう 雫を
巻き戻そう 時間を

好き、嫌い
一秒先の言葉さえ変わる
まるで嵐の様に
泣けるほど想いをぶつけてくる
そんな君が愛しい

傷ついたよ 何度も
受け止めることが出来なくて
失った 春雨の季節

ため息の数だけ 生まれる絶望を
無くなるまで流して 部屋を飛び出したい

無理だと分かっても 諦められないよ
君といたあの時から 僕は変わらないけれど
雨上がりの空を 二人で見る日は来ないから
呆れるくらい降り注げ

時間は進んでいくのさ
いつかは晴れるさ

wild_village at 21:25|PermalinkComments(0)