86d520cb.JPG フルサバイバル。一応定義づけとしては、ナイフ一本さえも持たずに、それこそ着の身着のままで自然の中で生きること。言葉が過激なトム・ブラウン・ジュニア先生の言葉で、「ナイフ一本持って行くサバイバルは幼稚園サバイバルだ。」なんていうのがありましたが、確かにどうシュミレーションしてみても、ナイフがあると無いでは本当に雲泥の差があるように思えます。それでも何故か今回それを試す時期が来たような気がして、三日間のフルサバイバル生活を実行してみました。

 とはいっても・・・
一人で行ったのではないんです。正直まだまだ仲間がいないと、フルサバイバルは心細い気がしますので。今回はKたやまさんと、Nかがわさんというお二人が何となくタイミングがバッチリ合って、この物好きな計画に参加してくれました。しかも平日の三日間。一週間くらい前に決まった日程でも「問題ないよ。」なんていうことで集まった三人でした。

 今回行った場所は勿論御前山青少年旅行村。いつもワークショップを行う場所であるからという理由が一つ。それからサバイバルトレーニングの際には、それこそ車まで歩いて五分の場所でいいという私の先生の教えがあったというのも理由。そしてよーく知っている場所で愛着があったからという理由もありました。

 そして早速一日目。私はNかがわさんと昼くらいに待ち合わせをして、たらふくご飯を食べてから行こうという事になりました。選んだラーメン屋さんがお世辞にも美味しくなくて、気分が悪くなってしまいました。「しばらく飯はいいや。」という事になったので一応は目的達成?

 そして先ず我々が向かった先は河原でした。ここでこの三日間の成功の鍵を握る、石のナイフを手に入れるのが目的でした。三日間での石器の用途は、先ずは竹を切り落とす事、割ること、火をおこす時の木の整形、そしてもしかしたら魚や肉をさばく事になるかもしれないという、主に4つ。それぞれの用途を考えながら石を探し、見つめ、叩いていきます。今から自分が生み出そうとしている石器が自分のこれからの三日間の「生」に関わってくると思うと、全てがリアルになって来るようでした。3人とも行動は全く別でしたが、不思議とみんな無駄な力が抜け、まったりと石器を作っているようでした。

 3人とも微妙に違う方式というか、形式のナイフで竹を切り出し始めます。必要となるのは、湧き水を持ち運ぶ水筒と調理用の鍋とどんぶりを兼ねたもの。それを一人一つずつという事で、一人2セクションの竹を持っていきます。ここまでは順調。

つづく