いま給食費の不払いが問題になっている。
読売新聞によると18億円にもなるという。
本来の意味から学校給食の必要性は薄らいでおり、むしろその役目は終わったと見るべきであろう。
終戦直後の栄養不良の状態から子供の健康を守るという意味から学校給食は始まった。
私も学校給食には御世話になった口である。
最近の学校給食の役目はむしろ子供たちというより、母親たちの弁当つくりを軽減してやっているほうが大きい。
母と子の絆という意味から考えれば母親の弁当が子供にとっては一番愛情を感じ、感謝する心が養われると思う。
この歳になっても、貧乏ながらも母親が美味しい料理を作って食べさせてくれたなあとシミジミ思うのである。
そこで提案ですが、
この際、学校給食を廃止して、会社や大学のように学食(ビュッフェ方式)と売店方式にしてはどうだろうか。
そうなれば教育上「労働の対価」としてのお金を払うことにより食べ物を得ることが出来ることを、知らしめることは大きな意味があると思う。
母親は弁当を作ることにより母親としてのステータスを高め、子供との絆を深めることが出来る。
また弁当を持たすことが出来ない親は学校の食堂で学食を取ることが出来るようにする。
給食費の支払いを拒否する不届きな親はそこではじめて親として子供に食べさせる責任を感じるのである。
今までの給食関係者は学校の食堂又は弁当屋さんの従業員として雇用する。
この給食にかかわってきた人件費は莫大なものになっているはずである。
給食産業も民活にして経費節減を図る必要がある。
このように考えれば反対も多いと思うが、
親は子供に愛情を込めた美味しいご飯を食べさせようとするし、親子関係の基本が復活できるとともに、不払いの回収に神経を尖らす必要もなくなり、一挙両得で収まるものと思う。
今朝のワイドショーでやっていたが、
高級マンションに住みながら給食費は払わないという、
義務教育だからタダにするべきだとか、
子供の携帯に月4〜5万円をかける親が4000円弱の学校給食費を払わないという、
これほど世の中をなめた話があろうか。
本来の日本人の感覚からは到底理解できない考えが一般化してきており、
こういう恥知らずの親に育てられた子供が10年もしたら親になる。
子供の気持ちを思いやりすぎてかえって、
何が大切かを教えない現状を、
今変えなければこれからも変わることはないであろう。