映画【カ】行の作品

2006年03月05日

コントロール4

『コントロール』



コントロール2004年アメリカ(105分)


監督:ティム・ハンター
出演:レイ・リオッタ
   ウィレム・デフォー
   ミシェル・ロドリゲス
   スティーヴン・レイ
   キャスリーン・ロバートソン





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ストーリー
数々の凶悪犯罪を起してきた男・リー・レイ(レイ・リオッタ)は、死刑執行直前に、命と引き換えにあるプロジェクトに参加することを余儀なくされる。新薬“アナグレス”の投与を巡り、犯罪者・リーとコープランド博士(ウィレム・デフォー)との心理操作作戦が始まる。

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パッケージを見る限りでは



どっちが悪役???



と思うぐらいの悪役専門の2人方。
だが、さすがのデフォーもレイ・リオッタには
適わなかったとみえて(笑)

今回の悪役は彼↓↓↓



コントロール2レイ・リオッタで決まり!!
もう彼が出て来ただけで過去に犯した犯罪等の説明なんぞ不要。
その顔と風貌だけでどんな犯罪をしてきたかがたちまち想像出来てしまう。ある意味凄い役者だ。




いきなり、リーの死刑執行から始める物語。


だが、この死刑執行は仮の行いで……実際には“アナグレス”と言う新薬の開発の為の人体実験。コープランド博士に「新薬の実験台か死か」と選択を迫られ“アナグレス”の投与を受け入れたレイ。


この薬を投与する事によって、人間の“怒りやイライラ”が抑えられる事が出来る。レイは犯罪を起こした事後悔など微塵にも感じていなかったが、日を追う事に犯した過ちを認める様になり、ついには社会復帰まで果たそうとする。


出だしでは凶悪犯に見えていたレイも、人格更正された事で凄い優しそうな男に変化していくあの変貌ぶりはおったまげ。
最初の怖いイメージを持っていた彼はどこへいったやら……?


ラストは静かにじ〜んとくる。
思っていたよりも意外な結末だった。
レイに好意を持ったコープランド博士とレイのやり取りが見モノ。



●評価点…★★★★★★★☆☆☆7点



ただ『サスペンス』と言うには物足りなかったかもしれない。
『サスペンス』よりは寧ろ『人間ドラマ』とした目線で受取れた感じ。もっとサスペンス独特の展開でストーリーを運んでも良かったのでは?とイイ題材、イイ役者が揃っているだけにちと勿体無い感じ。


wildroad178 at 23:22|この記事のURLComments(18)TrackBack(25)

2006年03月04日

クリープショー4

『クリープショー』



クリープショー1982年アメリカ(120分)


監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:スティーヴン・キング
出演:E・G・マーシャル
   ジョー・キング
   アドリエンヌ・バーボー
   ハル・ホルブルック
   エド・ハリス
   スティーヴン・キング




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ストーリー
ビリー少年が購入した俗悪怪奇漫画雑誌『クリープショー』を父親が捨てた所から始まる。漫画の絵が実写に変わり本編へ。1話終わる事に漫画→実写→漫画に戻るといったストーリー構成。全編ともコミックタッチで描かれ、キッチュな笑いがところどころに散りばめられている。

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ジョージ・A・ロメロと言えば『ゾンビ』
だがこの異色ホラー作品も中々に面白い!


出だしとラストのビリー少年(←ちなみにスティーヴン・キングの実の息子)とその親子のやり取り以外は、漫画本に掲載されているストーリー全5話で収録されている↓↓↓


   ■1話『父の日』
    娘に殺された父が墓場から蘇る話。

   ■2話『ジュディ・ヴェレルの孤独な死』
    空から降ってきた謎の隕石を触れた農夫が、そこか
    ら異常繁殖した草に襲われ草人間になっていく話。

   ■3話『迫りくる潮流』
    波打ち際に首から下を埋め水死させた、妻とその妻
    の愛人のゾンビに報復される話。

   ■4話『木箱』
    悪妻を怪物に喰わせる教授の話。

   ■5話『這い寄るやつら』
    潔癖性の男が◯◯◯◯の大群に襲われる話。


なんと1本のホラー映画で5話も楽しめてしまう優れモノ!
1話1話のストーリーも簡潔で見易い。
ホラー映画でだれてしまうシーンは結構多いが、スティーヴン・キング脚本と言う事もあり見どころのビックリシーンもちゃんとキッチリ抑えてくれている。


特に見どころなのは1話目の『父の日』
5話の『這い寄るやつら』




【1話目の『父の日』】

実の娘に殺され、莫大な財産を残していた父の死を
心底喜んでいる身内達。

……となれば墓場から蘇った父親は皆への復讐に燃え蘇ったモノだと思うが…コレが違う。
骸骨姿に腐敗した父が娘に一言……




ケーキはまだか〜?




…………('A`)ワロタ
そりゃあんた、娘に殺されて当然だわさ。




後は【5話の『這い寄るやつら』】

これは虫嫌いの方は目を覆いたくなる程の




超ビッグな◯◯◯◯軍団




…が登場する。
このシーン撮影の為にわざわざ飼育して太らせたんだとか。
いや〜何度観ても気持ちが悪い(;´Д`)ノ


『何か気になる〜〜〜!』

と、仰る方はこちらをクリック→◯◯◯◯の正体


作中の映像はもっと生々しい・・・。
(この映像を観た苦情等は一切受付けません)


ジャンルがホラーだし……ロメロ&キングのコンビ製作だから、だから相当怖いに違い無い!…と思っていたら笑えるシーンも結構組み込まれている。正統派ホラーよりもコメディホラーだね。
『怖い映画が観たい!』って方にはちょっと物足りない構成だったかもしれないが、俺的には怖さの中にある笑い……ってのも十分アリかな?と思う。
ロメロは正統派のホラー監督だから、今までとは一風違った彼の作品を拝見するのもまた面白い。この作品好き!!!



●評価点…★★★★★★★★☆☆8点



未見の方は是非!!!

…と、言いたいところなんだけど、既に廃盤になっているのでDVDは疎かビデオですら中々お目にかかれない幻の作品と化している(『クリープショー2』はよく見かけるんだけどな〜)。ネットオークションでもかなりの高額(1万円以上)で出品されているので、もし見つけられたらレンタルしてみましょうw

ちなみに先日この作品の中古版を見つけました。
値段はなんと1000円!!!
もう入手困難な作品だと思っていたのに思わぬ収穫、そして安過ぎる驚き価格!!(中古屋の見る目が腐っているとしか思えない)

やっぱ日頃の行いが良いせいだな(ニヤリ)


wildroad178 at 23:59|この記事のURLComments(7)TrackBack(1)

2006年03月01日

コレリ大尉のマンドリン3

『コレリ大尉のマンドリン』



コレリ大尉のマンドリン2001年アメリカ(123分)


監督:ジョン・マッデン
出演:ニコラス・ケイジ
   ペネロペ・クルス
   ジョン・ハート
   クリスチャン・ベイル
   デヴィッド・モリセイ





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ストーリー
戦火の時代、ただまっすぐに生きた愛と人生があった。第二次世界大戦下のギリシャ・ケファロニア島。イタリア軍大尉アントニオ・コレリ(ニコラス.ケイジ)は、占領軍としてこの島にやってくる。人生と音楽を愛するコレリと部下たちに戦争の陰りはなく、彼らの誠実な陽気さに敵意を抱いていた島の人々も次第に心を開いてゆく。そしてコレリと、情熱的で聡明な島の娘ペラギア(ペネロペ・クルス)との運命的な出会い…。しかし時代は無常にもこの国境を越えた愛と友情を引き裂き、彼らの人生を狂わせて行くのだった……。

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またしても『クリスチャン・ベイル』絡みで借りて来た作品。

『アメリカン・サイコ』や『バットマンビギンズ』で魅せてくれたインパクトの強い彼を楽しみに鑑賞してみた。主役じゃなかった事が不服だが、ニコラス・ケイジ相手じゃ仕方あるまい…(バットマンの時はあえて名優が脇を固めるって設定だったしね)
だが今作……彼はイマイチだった。


舞台はギリシャ・ケファロニア島。
澄んだ海と平和な住人達が住むこの島。医者の娘ペラギア。
ペラギアの婚約者がクリスチャン・ベイル演じるマンドロス。


『帰って来たら結婚しよう』と約束を交わし、婚約早々マンドロスが戦地へ向ってしまう。そのマンドロスの留守の間にやって来たイタリア兵…『コレリ大尉』と恋に落ちる(要は心変わりしちゃう訳ですな)


この展開がどうも腑に落ちない。
2人が恋に落ちてしまう根拠が伝わり辛いのが難。

コレリ大尉のマンドリン2マンドロスが戦場へ向い、彼が一つに連絡も寄越さないまま月日だけが流れ、寂しく時を過ごすペラギアの前に敵の兵士とは思えない程の陽気で明るいイメージを持つコレリ大尉。マンドリンを奏でる彼のに惹かれる様になる…。確かに戦争の事ばかり考え、彼女の事をニの次に考えるマンドロスに対して寂しさや不満を持つ気持ちは分かるけど……観ている限りではこの設定では少し安直過ぎない?コレリ大尉の最初の登場も軽い男って感じが否めなかったし。
もうちょっと二人の惹かれ合うシーンを取り入れても良かったと思うんだけどなぁ。


マンドロスも愛国心を持つ青年だが、一方では恋愛に対して軽さが観られ、ペラギアに対する想いがイマイチピンと来ない。キャラ的にもインパクトさに欠けるし掴みどころがない(男らしさの潔さを魅せてくれたのも最後だけ)


この戦争で先に連合軍に降伏したイタリア兵2000人余りがドイツ軍によって虐殺された事実も語りかけているこの映画。……恋愛面よりもそちらの方がより心に伝わってきた。
改めて『ナチのドイツ軍って酷いな〜』と思い知らされた作品でもあるので、あの戦争(第二次世界大戦)での一つのエピソードを語っていた感じ。恋愛映画と言うには程遠いかも?戦争ドラマの方が合ってる気がする。



●評価点…★★★★★★☆☆☆☆6点



良かったのはペネロペ!
多分今まで観た彼女の作品の中でも会心の演技力。
ニコラス・ケイジやベイルよりも良かったです。


wildroad178 at 23:59|この記事のURLComments(4)TrackBack(6)

2006年02月19日

危険な情事4

『危険な情事』



危険な情事1987年アメリカ(120分)


監督:エイドリアン・ライン
出演:マイケル・ダグラス
   グレン・クローズ
   アン・アーチャー
   スチュアート・パンキン
   エレン・ハミルトン・ラッツェン





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ストーリー
妻の留守中にパーティで知り合ったアレックス(グレン・クローズ)と一夜を共にした有能な弁護士・ダン(マイケル・ダグラス)。彼にとっては遊びでしかなったが、彼女は彼に執着し殺意を抱くまでに…。

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怖い・・・(;´Д`)ノ



怖い!マジで怖い。
危険なんて生易しいもんじゃない。


全米中の男性が震撼した(←っていうキャッチコピーだった筈)と書かれてあったが、




その通り

震撼したわ!






見どころは…一夜の情事を過ごしてしまった事で、アレックスがダンに対して特別な感情を抱いてしまったと言う点。


『貴方はもう大切な人よ。これからも逢いたいわ』
と言う彼女に対し、
『俺には妻がいる。逢うのは難しい』
と拒否され、挙げ句には自殺未遂を図ってしまう。
これにはダンも引いてしまい、
『君とはこれっきりにしたい』と別れを告げる。


家族に情事がバレない様彼女を避けるダンに対し…一方のアレックスは彼逢いたさに行為はエスカレートし、ついには家族にまでその手が延びる……。


危険な情事2子供が勝手に連れ出したり、不法侵入したり、昼夜問わず彼に電話しまくるアレックスの行動は観ていて寒気すらする感じるが、これは不倫をしたダンが悪いんでしょうがないっちゃ〜しょうがない(同情はするけど(笑))


アレックス演じるグレン・クローズの迫真に迫る演技は怖過ぎる!

ラストで『あの人は私の男よ』と
ダンの妻に包丁を持って迫る彼女の姿は



恐ろしや…



くわばらくわばら……。



●評価点…★★★★★★★★☆☆8点



この作品を観て得た教訓

『たった一夜でも不倫行為はやめましょう』(笑)

これは映画の中だけとは思えない内容…。
コレに似た様な事件が日本でも実際にあるんじゃない?


やっぱ怖いわ・・・(⊃Д`)


サスペンスと言うよりホラーに近いね…
心理的に・・・。


wildroad178 at 23:59|この記事のURLComments(8)TrackBack(3)

2006年02月09日

告発5

『告発』



告発1995年アメリカ(124分)


監督:マーク・ロッコ
出演:クリスチャン・スレイター
   ケヴィン・ベーコン
   ゲイリー・オールドマン
   エンベス・デイヴィッツ
   ウィリアム・H・メイシー




★ストーリー★
全米一悪名高きアルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだ、一人の囚人と彼を支えた若き弁護士の友情を描く、実話の映画化。死刑確実と言われていたアルカトラズ刑務所内で起こった殺人事件を担当することになった若き弁護士ジェームス(クリスチャン・スレイター)は、犯人の囚人ヘンリー・ヤング(ケヴィン・ベーコン)を調べていくうちに彼の有罪に疑問をもつようになっていった。やがて彼はアメリカ合衆国に真っ向から闘いを挑んでゆく……。



今アメリカの観光名所になっている『アルカトラズ刑務所』
この刑務所がなぜ閉鎖されたかを実話に基づいて作られた作品。



もう感動モノ(⊃Д`)
大好きな作品の一つに必ず挙げる。


何が好きかって…
まず、ヘンリー。
飢えた幼い妹に食べ物を買う為に盗みを働き、当時建設されたばかりのアルカトラズ刑務所へ収容される。そこで脱走を心みるが、脱出不可能とされるこの刑務所で脱走と言う行為は難解を極め敢え無く玉砕し、独房へ送られる。グレン副所長の計らいで独房生活を1000日以上も送らされ、足を切られ歩行困難にされ、密告した仲間を刑務所内でスプーンで殺害する。


果たしてこれはヘンリーのせいなのか…。
この様な環境を作ったグレンに責任があるのではないか。


一番心惹かれたのが、ヘンリーの弁護をするジェームス。
彼はこの事件の全貌を知り、アルカトラズ刑務所そしてアメリカ合衆国へ告訴を起こす。
弁護士とは本来、彼の様な人の事を言うと思う。


弁護する為に法廷で議論を交わすのではなく、なぜこの様な事件が勃発してしまったのか?その原因となったのは誰のせいなのか?その真実を追求していくのが本来の裁判ではないだろうか。


『殺人犯を作ったのは貴方だ!』と所長に詰め寄った彼の姿に感動を得た。


『ケヴィン・ベーコン』はこのヘンリー役を演じる為にかなり減量し名演をしている。彼の演技も凄かったけど、グレン副所長役の『ゲイリー・オールドマン』彼の素晴らしく憎ったらしい演技が素晴らしい!(←ホンマに憎らしかった)



●評価点…★★★★★★★★★★10点



『ヘンリー、彼が欲しかったのは友達だけ』と語られた最後は涙モノ。
クリスチャン・スレイター目当てで借りた作品だったのですが、この作品を観て一気にケヴィン・ベーコンのファンになりました。


wildroad178 at 23:59|この記事のURLComments(8)TrackBack(16)

2006年01月26日

暗闇にベルが鳴る5

『暗闇にベルが鳴る』



暗闇にベルが鳴る
1974年カナダ(93分)


監督:ボブ・クラーク
出演:オリヴィア・ハッセー
   ケア・デュリア
   マーゴット・キダー
   ジョン・サクソン
   アンドレア・マーティン





★ストーリー★
クリスマスの晩に、かかってきた不気味な怪電話。それがその女子寮での連続殺人事件の始まりだった。次から次へと行方不明になり、そして惨殺死体として発見される女子学生たち…。




この作品、知ってる方が居るんだろうか…(⊃Д`)




電話がかかってくると必ず殺人事件が起こる…と言うストーリー。
1974年……今から30年以上前の映画。


小さ〜い頃TVで初めて観たのがきっかけでこの作品の存在を知ったが、




これは怖い・・・




ジャンルがサスペンスになっているけど、これはホラーでしょう!
子供心に『コエェ〜〜〜』と思った作品である。
(多分…今観ても怖いんじゃないかな?)
『何歳の時に観たのか、何処のTV局で放映していたのか』は全く覚えてないけど、強烈な怖さだけが印象に残っていて未だにストーリーの全貌を覚えている。


74年に製作された映画でこの出来はちょっと凄い。
昔のホラー映画って最初は説明っぽい出だしから始まる傾向が多かったが、これに至っては最初っからハラハラドキドキで怖い。


殺人者が出てくるが、犯人が誰なのかサ〜〜〜ッパリ分からないままエンディングを迎える事が出来るので最後まで目が離せない。(犯人が分かった人は凄い)


ラストがまたキショイ!!!←これが強烈だった。
ものごっつい後味の悪い余韻を残しながら恐怖感を味わえる。
ホラー好きな方には是非拝見して頂きたい。



●評価点…★★★★★★★★★☆9点



ちなみにこの作品は1年前の今日(1/26)発売されました。在庫数が僅からしいのですが、値段がまだ高い(3,990円)ので購入よりもレンタルでオススメしたいのですが、レンタル店では中々お目にかかれません(^^;)過去に数十件のレンタル屋を探しましたが見つけたのはたった1店鋪でした。でも、もし見つけられましたら鑑賞する事を是非オススメします!観て損は無し!!!(でもレンタル屋に無いのが悲し過ぎる…(⊃Д`))


wildroad178 at 17:37|この記事のURLComments(15)TrackBack(2)

2006年01月22日

グラディエーター5

『グラディエーター』



グラディエーター2000年アメリカ(155分)


監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ
   ホアキン・フェニックス
   コニー・ニールセン
   オリヴァー・リード
   リチャード・ハリス




★ストーリー★
西暦180年大ローマ帝国。時の皇帝から絶大な信頼を得て、次期皇帝の座を約束されていた将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)。皇帝の息子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)はそれを許さず、実の父親である皇帝を自らの手で殺害。さらには刺客を仕向け彼の最愛の妻と息子を惨殺する。地位と家族、人生に必要なものをすべて失ったマキシマスは奴隷剣闘士に身を落とし、ある決意を胸に闘技場に立つ。それは名誉のためでもなければ生き延びるためでもない。真の剣闘士(グラディエーター)となって新皇帝への復讐を果たすために…。


リドリー・スコット監督の代表となる作品。
第72回(2001年)アカデミー作品賞受賞作品。
主演のラッセル・クロウが主演男優賞を受賞。
同年、ゴールデン・グローブ賞男優賞(ドラマ)も受賞。


主演のラッセル・クロウ扮するマキシマスがイイ!
この人は将軍などの将校役が断然似合う。

マキシマスが殺された家族を発見するシーンは、いつ観ても怒りが込み上げてくる。真剣にホアキン(いや彼が悪い訳じゃくてコモドゥスが悪いんだけど…(^^;))が憎たらしいと思う程激怒した。


コロシアムでも戦いのシーンは壮絶!
剣闘士のマキシマスの戦いっぷりは本当に格好イイ!



●評価点…★★★★★★★★☆☆8.5点



何度観ても感動出来ます。
特にラストのシーンは泣かせるなぁ……(⊃Д`)



wildroad178 at 23:59|この記事のURLComments(12)TrackBack(31)

2006年01月08日

キングダム・オブ・ヘブン3

『キングダム・オブ・ヘブン』



キングダム・オブ・ヘブン2005年アメリカ(145分)


監督:リドリー・スコット
出演:オーランド・ブルーム
   エヴァ・グリーン
   リーアム・ニーソン
   ジェレミー・アイアンズ
   エドワード・ノートン




★ストーリー★
父親が勇敢な騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)と知った鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)は、十字軍に入隊、戦いに身を投じる。たくましい騎士に成長したバリアンは、やがてエルサレム王を助け、美しい王女シビラ(エヴァ・グリーン)と禁じられた恋に落ちるが……。


キングダム・オブ・ヘブン2トロイでかなりヘタレっぷりを魅せて(?)くれたオーランド・ブルームだったが…今回はやってくれました!



エライ格好良い役やってるな〜〜〜と(笑)


エルサレムの歴史についてはチンプンカンプンなので、これについては触れないでおくが……戦闘シーンはかなり迫力があり見応えがあった!あれだけ攻められたら降伏せざるを得ない!…が、どのように降伏するか(和平交渉)が今回のキーポイントであって、その辺りについては上手くまとめられていたし何より分かりやすかった。


後…一番楽しみにしていたエドワード・ノートン。(←彼が出ているから観たようなモノだったが)


顔出てたん最後だけやん…(⊃Д`)←しかもちょっとだけ。しかも素顔殆ど分からんし……。『そりゃぁね〜だろ〜〜〜』って感じだったけど、これはこれで彼の味のある役柄だったのかもね。


リーアム・ニーソンは相変わらずの名役者ぶり。もう少し登場時間を増やしてくれても良かったんじゃないかな〜と思ったが、ストーリーの進行上、仕方なかったのかもしれない。



●評価点…★★★★★★☆☆☆☆6.5点



全体的には悪くないんだけど……リドリー・スコット監督と言えば 『ハンニバル』『グラディエーター』『G.I.ジェーン』があまりに強烈なインパクトの映画が多いかったので、それと比べると今回はイマイチだったかな?

でもオーランドファンの方には必見の作品です。


wildroad178 at 23:59|この記事のURLComments(42)TrackBack(82)

2005年12月20日

クライシス・オブ・アメリカ2

『クライシス・オブ・アメリカ』



クライシス・オブ・アメリカ2004年アメリカ(130分)


監督:ジョナサン・デミ
出演:デンゼル・ワシントン
   メリル・ストリープ
   リーヴ・シュレイバー
   ジェフリー・ライト
   キンバリー・エリス




★ストーリー★
クウェートの砂漠地帯で襲撃されたマルコ少佐(デンゼル・ワシントン)の部隊は、レイモンド・ショー軍曹(リーヴ・シュレイバー)の活躍で無事生還する。アメリカでは英雄として迎えられたレイモンドは副大統領候補として脚光を浴びるが、マルコには違和感があった……。


まず思ったのは『暗い!暗過ぎる!!』
暗い展開の映画は決して嫌いじゃない。
けどこの展開は何!?


脳細胞にチップを仕込む事によって、どれだけ人間をマインド・コントロールする話なんだが…途中までストーリー展開がダラダラし過ぎて『何が言いたい!?』と幾度となく思う。


クライシス・オブ・アメリカ2社会派的な内容を期待していただけにちょっとお門違い。ハラハラするシーンは結構あるし、デンゼル・ワシントンが凄く苦悩する姿が上手く表現していた。その辺は良かったけど、早くから政治展開へ話を進めておけばもっとテンポに良い作品になったと思うのに残念。



後、レイモンドの母親怖過ぎ!(レイモンドがマザコン&言い也になり過ぎ!)息子に犯罪をさせてまで副大統領の椅子が欲しがるなんて後味悪過ぎる。




●評価点…★★★★☆☆☆☆☆☆4点



不発。観ていて途中で寝そうになった(´`;)
デンゼル・ワシントンが主演している作品の中でこれ程『面白くなかった』と思った作品ってあったかな?期待して観ただけに不満度ウルトラ級。
一回観たらもう十分です。


wildroad178 at 15:42|この記事のURLComments(12)TrackBack(16)

2005年12月12日

コンスタンティン

『コンスタンティン』



コンスタンティン2005年アメリカ(121分)


監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーヴス
   レイチェル・ワイズ
   シア・ラブーフ
   ジャイモン・フンスー
   マックス・ベイカー





★ストーリー★
かつて2分間だけ自殺に成功したことで天国行きを閉ざされたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)。天国に行くために自らの特殊な能力を生かして悪魔祓いのエクソシストとなるが……。


この映画を観て『本気で禁煙しようかな?』と考えてしまった(笑)


コンスタンティン2
エクソシストみたいな悪魔祓いかな?と思っていたら…大間違いだった。殴って気絶させたり銃で倒したりと…『そんな退治の仕方ってアリなのか?』とエライ現代的な悪魔のおっぱらい方に、ミョ〜に納得されられた。


人とは違った特殊な能力を持つ者の苦悩や感情が良く表現されていて、苦しみから解き放たれたいばかりに自殺を計ってしまう。


自殺はかなりの大罪であって、自ら命を断った者は地獄行きを決定づける。自殺未遂を起こしたコンスタンティンが天国行きたさに悪魔を次々にやっつけていくが…どんな行動をおこそうと答えは地獄行き。


『天国へ行けるか地獄へ落とされるのかは、生前の生き方で変わってくるもんなんじゃないのか?』と疑問を感じていたが…その答えはラストで見せてくれた。


最後は自分を犠牲にしたコンスタンティン、天国行き。(地獄へ送られたキアヌも観たかったけど)このラストはこれで良かった。


宗教がらみ(キリスト教)の話なのに別に特別違和感を感じる事なく、最初っから飛ばしてくれた内容で個人的には面白かったと思う。



●評価点…★★★★★★★☆☆☆7点



キアヌは映画は相変わらず面白い!(^^)
マトリックスの様なキャラの似合ってるけど、コンスタンティンの哀愁漂うキャラもまた違った意味でイイ。


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