2011年12月31日

DENON SC-CX101を接続

12月29日にポチッとやって注文したDENON SC-CX101が昨日、我が家に配達された。

DENON SC-CX101 DENON SC-CX101

ということで、本日、設置。
元々使っているスピーカーケープルも、このDENON SC-CX101に付属してきたケーブルも同じAK-1000なので、既設のケーブルにDENON SC-CX101を付けて入れ換えるだけである(既存スピーカーは自分の書斎行き)。
5分か10分で作業は完了。

元々、使っていたSC-MG35GTも十分に気に入っていたけれども、柔らかいまろやかな音はそのままに、よりリアル感が増したように思う。
ドラムのシンバルや、カスタネットなどパーカッションが特にリアル感が増したように思う(スピーカー切り替え機で切り替えながら聞き比べたわけではないので、何となくの感想)。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2012-01-05に書いた。



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2011年12月30日

番犬、ディラ

我が家の愛犬、ディラはトイプードルとヨークシャテリアのミックス。
いわゆるペット犬なので番犬ではない。

年末は自分の部屋を整理するのに追われて、年賀状作成は滞っていた。
ということで突貫工事で年賀状作成をして、今日というか、明朝未明というか、午前2:30頃にマンション下にある郵便局のポストに投函しに行った。
日付は違うものの年末恒例という感じ。

そこで、例年と違うのが、我が家に愛犬、ディラがいること。

p1040397_1924x680(随分前の写真ですが・・・・)






そっと玄関のドアを開け、静かに締めて出て行ったのだけれど、どうやらワンワン、キャンキャンと大騒ぎしたみたい。
郵便局から帰ってきて、玄関を開けたら、ディラを抱きしめた妻が立っていた。

わたしを不審者と間違えた模様。
小型犬だから真の意味での番犬にはらないが、われわれが寝ていても不審者に気がついて知らせるということは十分にできるのだということが分かった。
その意味では、十分に番犬としての働きもしているわけだ。
何だか新しい発見である。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-31に書いた。

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2011年12月29日

『DENON SC-CX101』を注文!!

今年は12月26日まで学校に行き、27日から休みを取っている。
わたしにとって最終日にあたる26日、仕事帰りに新宿のヨドバシカメラに行った。

リビングに設置しているSC-MG35GTというスピーカーを書斎の方に持って行き、リビング用に別のスピーカーを買いたいと思っていた。
特に、このタイミングで購入するつもりはなく、見に行った程度。

JVCのウッドコーンも気になっているし、DALIのスピーカーもできれば使ってみたいなどと夢は膨らむ。
勿論、DENONのSC-CX101も有力候補。

設置場所に大きさによる制約があるので、余り大きなスピーカーは購入できない。
いろいろ見たものの、この日はそのまま帰ってきた。

それて、29日、何となくヨドバシカメラのサイトを見ていて、ついついポチッと押してしまった。

結局、最初からの有力候補だったDENON SC-CX101で決着。
これを購入することにした。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-31に書いた。




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2011年12月27日

『武士道セブンティーン』を読了!!

誉田哲也氏の『武士道セブンティーン』を読み終えた。

『武士道セブンティーン』 誉田哲也・著 『武士道セブンティーン』 誉田哲也・著

『武士道シックスティーン』の続編。
磯山香織、西荻早苗、それに強力な先輩たちという最強のチームができつつあった東松学園女子剣道不あ゛だったが、この『武士道セブンティーン』では、いきなり、西荻早苗の転校からはなしが始まっている。
かつての盟友は、県立福岡南高校に行ってしまう。
その昔、磯山香織が全中大会で敗れたときの対戦相手、黒岩伶那(くろいわれな)がいる高校だ。

この試合も曰く付きのもので、勝負としては磯山香織が勝っていた。
審判の誤審で結果は逆になってしまったというもの。

『セブンティーン』では、磯山香織や甲本早苗(この時点では、両親がふたたび再婚して甲本姓に戻っている)が目指している『武士道としての剣道』と、福岡南高校の黒岩伶奈が目指している『スポーツ剣道』との闘いだ。
『剣道』を全くやったことがないわたしが、日頃、疑問に思っていることを扱っている。
武士道としての剣道(甲本早苗)とスポーツ剣道(黒岩伶奈)の真剣勝負というラストシーンでは吉野先生の過去も明かしながら、福岡南高校の複数の顧問の中でこの異色顧問が語る一言一言がずしっと来る。

「剣道はどこまでいっても・・・・・・路上でやっても、防具かなくても、心に武士道があれば、武道たい。暴力に成り下がってはいけんし、暴力に屈してもいけん。剣道は、武道は、武士道は、相手の戦闘能力ば奪い、闘いを収める。そこが終着点たい。相手の命も、自分の命と等しい、たった一つの命・・・・・・。さらにいえば、試合や稽古で相手をしてくれるのは敵ではなか。常に同じ道ば歩む、同志たい。やけん礼に始まり、礼に終わる。そういうこったい」

吉野先生は、このラストシーンで急に饒舌になるのだが、特にこの引用部分が、わたしは好きだ。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-12-27から2011-12-27
                     1日で1回読み終えた。

#多いに記事投稿が滞っている。
 この投稿は実際には2012-02-12に行った。

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2011年12月26日

『武士道シックスティーン』を読了!!

誉田哲也氏の『武士道シックスティーン』を読み終えた。

『武士道シックスティーン』 誉田哲也・著 『武士道シックスティーン』 誉田哲也・著

殺人事件を取り扱う小説が誉田哲也氏の真骨頂だが、そのなかでも珍しい学園もの、剣道をテーマにした青春小説である。
主人公は磯山香織。
日々『五輪書』を読み、鉄アレイで腕を鍛えているという変わり者である。
また、自分より強いものがいることは許さないと考えている15歳で全国大会で準優勝した経験を持っている。

所属する中学校とは関係なく、町道場の一員として参加した横浜市の大会。
全国大会で優勝を逃した傷心を癒すために出場したこの大会で、甲本早苗(実は両親が離婚していて、現在は西荻早苗)という無名選手に負けてしまう。
小さいときから日本舞踊をやっていたのだが、たまたま入学した東松学園には日本舞踊の部活がなく、一番日本的(日本舞踊に近い)と感じた剣道部に入部し、それ以来、剣道が大好きになったという設定だ。
特に勝ちを強く意識しない女子中学生で、「やる気があるのか」とさえ感じる動きなのだが、ふとした瞬間に振り下ろした竹刀で、磯山香から『面』をとって勝ってしまう。
『勝たなければ意味がない』と考えている磯山香織と、『楽しく、美しい動きの剣道』を目指している甲本早苗。
このふたりの出会いの瞬間が実に印象的に描かれている。

弱そうな、初心者のような甲本早苗(西荻早苗)に負けた磯山香織が、この試合を機に、甲本目指して東松学園に入学を決意する。
いわゆるスポーツ推薦だ。

ここからは青春まっしぐらの設定。
タイトル通り『シックスティーン』、高校一年生である『ふたり』を中心とした女子剣道部員たちの成長のものがたり。

それを、剣道具屋(防具屋)の『たつじい』や、磯山香織を育てた『桐谷玄明先生(桐谷道場主)』が彩りを添える。
磯山香織が、勝つことだけの剣道に心が揺れ始めて、部活から遠ざかったりもしている。
そんな磯山香織を東松学園の剣道部に連れ戻すために、西荻早苗が「『横浜市の大会』で再度闘おう」と磯山香織を誘い、決勝で対戦するところで終わっている。

ざっとストーリーはこんな感じだけれども、磯山香織と西荻早苗の一挙手一投足が気になってしょうがない。
ふたりの活動を追っていたら、あっという間に1日が過ぎてしまった。


『武士道シックスティーン』 誉田哲也・著 『武士道シックスティーン』 映画版(DVD版)

#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-12-26から2011-12-26
                     1日で1回読み終えた。

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2011年12月25日

『鴨川ホルモー』を読了!!

万城目学氏の『鴨川ホルモー』を読み終えた。

『鴨川ホルモー』 万城目学・著 『鴨川ホルモー』 万城目学・著

順番からいったらこちらの作品の方が先(デビュー作)なのだが、わたしにとっては万城目作品の2作目である。
最初に読んだのは『プリンセス・トヨトミ』。


『プリンセス・トヨトミ』 万城目学・著 『プリンセス・トヨトミ』 万城目学・著

『プリンセストヨトミ』が無茶苦茶面白かったことと、筑摩書店の松田哲夫氏が『「王様のブランチ」のブックガイド200』で激賞されていたのを読んで、いつかは読んでみようと思っていた作品だ。

タイトルからイメージされることは、わたしにとっては『鴨川辺りでホルモン焼き屋をやり始めた大学生たちの成長記』だったのだが、最初の数ページを読んでみると見事にそれは否定されている。

『ホルモー』とは『ホルモン焼き』の『ホルモン』ではないとのこと。

北の『玄武』、南の『朱雀』、東の『青龍』、西の『白虎』という、いわるる『四神相応』の『四神』。

京都の東西南北(実際には北・東・南・西)に存在する『京都産業大学』、『京都大学』、『龍谷大学』、『立命館大学』。
また、その近所に位置する四つの神社である『上賀茂神社』、『吉田神社』、『伏見稲荷大社』、『北野天満宮』。
京における神社仏閣の配置は四神相応に則って建てられている訳なので、それぞれの神社がそれぞれの四神に対応していても不思議はないが、それを4つの大学に対応させてしまったところが、先ずは驚かされるところである。

それでもって、各大学に各神社からの式神を割り当てて、あたかも大学対抗のアメリカンフットボールかラグビーをさせてしまったような『ホルモー』という競技を考え、小説にしてしまったところが何よりも驚くところである。
そして、驚いただけではなく、何とも痛快なものがたりであった。
式神(このものがたりではオニと称されている)1000体がどのようにして青龍会をはじめとする各大学各サークルのメンバーに見えるようになるのか、1000体の式神がどのようにしてサークルメンバーからの指示を受けて動くのかなど興味は尽きなかった。
サークルメンバー同士の『片思い』や、『恋の成就』など、そちら方面でも楽しめる。

自分の住んでいるそこらかしこに式神がうじゃうじゃと見えてしまう状況など、想像すると気が狂ってしまいそうだが、そんなことはものがたりの中のことだと割り切って適当なところで丸々1日を楽しむことができた。

#情報科教員MTの読書記録・・・・20111225から20111225
                     1日で1回読み終えた。

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 この記事は実質2012-01-09に書いた。

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2011年12月24日

『私の古事記物語』を読了!!

阿刀田高氏の『私の古事記物語』を読み終えた。

きのう購入した『CARTA 『古事記』総力特集』の別冊付録で、新書スタイルのもの。
実際の帯ではにないが、ご丁寧なことに『朱色の帯に見える印刷』もされてて本当に販売されている新書のように見える。

『CARTA 『古事記』総力特集』 『CARTA 『古事記』総力特集』

帯(帯状の印刷)には『日本神話をイッキ読み!』と書かれていたので、わたしも『イッキ読み』してみた。

大八洲(大八島(おおやしま):淡路島・四国・隠岐の島・九州・壱岐の島・対馬・佐渡島・大倭豊秋津島(おおやまとあきつしま:本州))のはじまり、いわゆる『イザナキ・イザナミによる国造りの物語』、『火の神を産み、更に数々の神を生み続けたことにより亡くなってしまったイナザミをイザナキが黄泉の国まで迎えに行く物語』、結果的に既に戻すことができなくなっており、イザナミの現在の姿を見てしまったイザナキが逃げ戻ってくるということと『1日に1000人の青人草(人間のこと)を殺すというイザナミの呪いと1日に1500人の青人草を生み出すことにしたというイザナキの物語』、イザナキの目を洗って禊ぎをして垂れたしずくから三柱の神が産まれ『アマテラス(左の目を洗ったしずくからできた)・ツクヨミ(右の目を洗ったしずくからできた)・スサノヲ(鼻を洗ったしずくからできた)』となったことなど興味は尽きない。

高天の原でのスサノヲの蛮勇によって、スサノヲは追放されてしまうが、その後のものがたりはわたしの含めてよく知られている『ヤマタノオロチ退治』のものがたりだ。

スサノヲの『ヤマタノオロチ退治』のおはなしなどは大筋は知っていたが、退治したオロチのうち、中程のオロチの尾から剣が出てきて、それをアマテラスに献上して『叢雲の剣(草薙の剣)』と呼ばれるようになったことなどは再確認したこと。
わたしの記憶に残っている『スサノオのオロチ退治』のはなしは、40年以上前に見た『東映か何かのアニメ映画』だったと思う。
このへんのところは、それでは省略されていたのかなどと自分で考えてみた。

『オオクニヌシ』の『稲葉(因幡)の白ウサギ』のはなし、『海彦・山彦(海幸彦・山幸彦)のものがたり』、『天孫降臨』、『オオクニヌシの国譲りのはなし』、『マヨワとツブラノオオオミのはなし』などなど阿刀田流に分かりやすくまとめられている『古事記物語』であった。


アマテラスが天の岩戸にこもってしまったのを岩戸から引き出す手段を考えたのは『オモイカネ』という神だった。
昔からあるリナックスディストリビューションのひとつにオモイカネというものがあるけれど、ここから来ていたことをここで知った。
確認のために少々ググってみたけれど、会社概要に書かれていた。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-12-24から2011-12-24
                     1日で1回読み終えた。

#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2012-01-09に書いた。

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2011年12月23日

『CARTA・創刊号(『古事記』総力特集)』を購入!!

今日、妻とふたりで訪れた近所のTSUTAYAで見つけた雑誌。
『CARTA』という雑誌で、創刊第1号の雑誌である。
タイトルにも書いたけれども、『古事記』総力特集とのこと。

『CARTA 『古事記』総力特集』 『CARTA 『古事記』総力特集』

来年、2012年は古事記編纂1300年ということで、三浦佑之氏の『古事記を旅する』を読んで以来、ここのところで小さなマイブームになっている。
そのようなこともあり、見つけた瞬間に手にとって購入を決定。

写真とイラストが多い雑誌なので、パラパラとページをめくっているだけでも、十分に楽しい。

24ページにある古事記の宇宙観というイラストは、今まで文字で読んで来たイメージを固める上でも多いに役立った。

神々がどのように生まれるのかということについては、『古事記講義』にも書いてあったと思うが、『成る』ということばが解説されている。
『成る』とは、無からジワジワッと生じてくる感じなのだが、現代を生きているわたしにも実にリアルに感じられ、古代人の感性の鋭さに感心した。

82ページに紹介されている『古代出雲大社』は、先の読書記録にも書いた高さ48メートルのものである。
過ぎの巨木を3本束ねた『心御柱(しんのみはしら)』という約3メートルの心柱で基本構造を造り、そこに何百段かの階段を造ってある。
その最上段にあたるところに神殿がある構成で、その高さが約48メートルということに驚きを感じた。
これは2000年に出雲大社の境内から『心御柱』が発見されたことから作られたイラストである。
そういえば、以前ニュースで見たことがあるという記憶が蘇ってきた。
そのときも、その大きさに驚いたはずなのだが、改めて考えてみるとこれは驚かずにはいられない。

その他、いろいろ、楽しいことが満載。
マイブームにきっちりと応えてくれる雑誌であった。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-29に書いた。

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2011年12月21日

EV SSL証明書の更新インストール

わたしの勤務校ではコモドジャパンのEV SSLというサービスを使っている。
コモドジャパンから「期限が近づいてきたので更新手続きをお願いします」という連絡が来ていたので、その手続きを行っていたのだが、一区切りがついたので、メモをしておこうと思う。

認証局への更新申請は、単に更新の申込みをして代金を振り込めば完了とはならないので注意が必要である。
初めて認証局に申請したときと、全く同じ手順で申請手続きが必要だった。

手続きは厳密に行われなければならないということは当然のことであり、理屈は理解できる。
しかし、現実に今年もそして来年も存在し活動している団体(学校や企業であったりという違いは各団体で違いはあるのだが・・・)なので、2回目以降はもう少し簡略化されてもよいのではないかと感じた。

2回目なので必要な文書は学内でも直ぐ準備ができ、更新申請は比較的スムーズにできた。2011-11-18に更新申請し、2011-12-20に納品されたようなので、この間、1ヶ月ほど掛かっている。

さて、証明書が2通添付されてくるので、そのインストールについて行ったことを、メモ書きしておこうと思う。

送られてきたふたつの証明書のファイル名をここでは、一応、

 mydomain.crt(サーバ証明書=公開鍵ファイル)
 mydomain.ca_bundle(中間証明書・中間CA証明書)

として、このメモを書いておくことにする。

さて、この二つのファイルをどこにコピーするか。
/etc/httpd/conf/ssl.srtというディレクトリにコピーする。

server.key(秘密鍵)は、従来通りのディレクトリ(/etc/httpd/conf/ssl.key)にあるのでそのままでよい。

各設定ファイルの確認。

今まで正常に動作していた設定ファイルに、若干の説明を加えるべくコメント文を追加した。
この状態で、apacheを再起動したところ、次のようなメッセージを表示され動作しなくなってしまった。

# /etc/rc.d/init.d/httpd restart
Stopping httpd: [ OK ]

Starting httpd: [Wed Dec 21 17:29:45 2011] [warn] module ssl_module is already loaded, skipping
Syntax error on line 117 of /etc/httpd/conf.d/ssl_bf_20111221.conf:
SSLCertificateFile: file '/etc/httpd/conf/ssl.crt/server.crt' does not exist or is empty
[FAILED]

勿論、バックアップしてある元の設定ファイルに戻してみたのだが、動作しない。
仕方なく、いくつかググッて見たところ、次のようなページに行き当たる。

http://www.kyhm.org/modules/wordpress/index.php?p=9

どうやら、正規の設定ファイルと、バックアップとして残しておいた設定ファイルの両方を読みに行ってしまうことが原因のようだ。
バックアップ用の設定ファイルは拡張子を.confから別のもの(例えば、.confback)に変更してバックアップ用のファイルは設定ファイルではない状態にしてみたところ、正規の設定ファイルだけを読むことになり、正常に動作し始めた。

何といっても、とりあえず現状の設定ファイルはコピーしリネームしてバックアップしておくのが普通だと思うので、はまりやすいことだと思う。
私もそうだったが、この辺は、他の方もはまりやすいもののようだ。
調べてみると、同じ失敗に陥った方々の記録がゴロゴロと出てくる。失敗例とその解決方法を扱った記録は非常に役に立った。

ssl.confを設定変更したときに、迷ったこと。

認証局(本校の場合はコモドジャパン)から送られてきたサーバ証明書は、最初に設定したときのサーバ証明書とは違う名称であったので、そのディレクトリにコピーすればよいのか、設定ファイルをどのように書きかえればよいのかを少々迷った。

ここのページなども多いに

  http://d.hatena.ne.jp/kamicup/20090716/1247721570

参考になった。


設定ファイル内の下の部分(日本語で書いてところ)を必要なファイル名に変更した。

#------------------------------------------------------------------------
# MT checked and modified at 2011-12-21.
#------------------------------------------------------------------------
#SSLCertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/最初のもの.crt
SSLCertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/認証局から送られてきたもの.crt
#------------------------------------------------------------------------

結局、元の証明書の方をレム文にして、今回のものを採用することにした。


#1日遅れで実投稿は2011-12-22。


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2011年12月20日

『Net Audio Vol.04』を購入!!

『Net Audio Vol.04』という雑誌を購入した。

『Net Audio Vol.04』 音元出版 『Net Audio Vol.04』 音元出版

次に掲げるネットワークプレイヤーのエントリーモデル4機種の紹介記事などが載っている。

PIONEER N-50
DENON DNP-720SE
MARANTZ NA7004お
ONKYO T-7040


既に我が家のリビングにはDENONのRCD-N7Kが入ってしまったし、見るだけなのだけれども、それでも結構楽しいので、ついつい手が出てしまった雑誌である。
DENON DNP-720SEはRCD-N7Kを購入するときに迷った機種なので、この機種の紹介記事が載っていたことが、購入の切っ掛けになったことは否めない。

後半にはメートル単価1万円とか4万円とかするオーディオ用のUSBケーブルやLANケーブルが紹介されていて、ただただ驚くばかりである。
先日、読んだ『オーディオの作法 朝倉怜士・著』では、電源ケーブルを交換したときのことが書かれていて、プロ中のプロである朝倉怜士氏がその違いに多いに感激されていたので、これらのオーディオ用のUSBケーブルやLANケーブルも価格に反映されている能力はあるのだろう。
コンピュータ側寄りのわたしには少々理解できない状況である。

−−−−−

Net Audio User−やってみたら面白かった!!−というコーナーでは5人のリスニングルームが紹介されていた。
そのうち4人の部屋にも驚く(壁一面スピーカーで埋まっているなど・・・・)。
最後のひとりは女性で、『Net Audio Vol.02』でモニターアンケートに当選した方のレポートだった。
対象のシステムはDENONのRCD-N7(ホワイト)。
自分の持っているDENONのRCD-N7K(ブラック)とは色が違うだけなので「そう、そう、そうだよね」と納得しながら読んだ。

多いに楽しめる1冊である。


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2011年12月12日

『オーディオの作法』を読了!!

麻倉怜士氏の『オーディオの作法』を読み終えた。

『オーディオの作法』 麻倉怜士・著 『オーディオの作法』 麻倉怜士・著

巻末の推奨コンポ例を見てみると、100万円クラス、50万円クラス、30万円クラスと、最低でも30万円くらいのオーディオシステムを想定しているようなので、わたしのような一般人には敷居が高いような感じもするが、素人にも参考になることが随所に語られている本である。

例えば、『CDは必ず2度がけする』、『電源を入れてから30分経ってからが本来の音』など。

前者は単純に、CDを入れて直ぐには聴かないということで、CDを入れてから再生せずに一度CDを取り外し、もう1度CDを入れてからCDを聴くというテクニックとのこと。
プロやマニアの間では80年代頃からよく知られていたことだという。

その他にも、『スピーカーとスピーカーの間にはテレビなどを置かない』、『ブックシェルフ型は本棚込みで音作りをする』など。

ブックシェルフ型スピーカーとは本棚にも収まるくらいの小型のスピーカーくらいにしか思っていなかったけれど、

「設置した本棚を共振させることによって、低音を増強させる効果を発揮し、小型サイズであるがための欠点を補う」という技術的な発想に基づいています。

とのこと。

『縦置きのスピーカーを横置きして使うのは論外』とも説明されていて、我が家はまさにコレなので邪道な置き方なのだなと再認識した。
しかし、オーディオラックの上部空きスペースが余りなく横置きしかできないので邪道を貫いている。
大昔買ったオーディオ雑誌には、同じ事が書かれていたが『スペースの関係でやむを得ず『横置き』しかできない場合には、ウーファー側を外側にするとよい』と書かれていたので、それに従っている。

最後に紹介されていたガラス製のCD(ベートーベンの交響曲第9番 カラヤン&ベルリンフィル)は価格が20万円とのこと。
その価格に驚かされるが、音質的にはガラス製が最もよいとのこと。
このガラス製のCDに関しては、数々のエピソードがあってそのひとつひとつが興味をそそった。




#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-12-11から2011-12-12
                     2日で1回読み終えた。

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2011年12月10日

『古事記講義』を読了!!

三浦佑之氏の『古事記講義』を読み終えた。

『古事記講義』 三浦佑之・著『古事記講義』 三浦佑之・著


第1回 神話はなぜ語られるか
第2回 英雄叙事詩は存在したか
第3回 英雄たちの物語
第4回 出雲神話と出雲世界
第5回 古事記の古層性


という5つの講義から構成されている。

古事記の知識をほとんど持っていないわたしだが、スサノヲのヲロチ退治のはなしぐらいは知っている。
『八岐大蛇(ヤマタノヲロチ)』に苦しめられていた『アシナヅチ』と『テナヅチ』という老夫婦を中心とした農民たちを助けるために知恵と勇気を振り絞るものがたり。
「村の中に8つの門をつくり、門ごと酒船をおいて濃厚な酒を満たしておけ」と指示して、出て行く『スサノヲ』。
ヲロチを酒に酔わせたところをスサノヲが攻めたてて退治するというところ、つまり、知恵を使って巨大な怪物に立ち向かうというところがポイントだ理解していた。

それはそれで間違いではないけれども、実はヲロチの尾の部分が重要だったことも新たな発見だった。

ヲロチ(原文では遠呂知(智))と書かれて、『遠(ヲ)』は『尾』の意味、『呂(ロ)』は「の」を表す格助詞、智(知:チ)は威力がある神格を表す接尾語であると説明されていた。
尾が一番大切な部分である怪物(大蛇)だったのだということをこの本で知る。
また、そこ(つまり、『尾の部分・8つ分かれた尾のうち中央部分とのこと』)を切り開いてみたところ、妖しい剣が出て来たところが最後のポイントで、実はこれが『三種の神器』のうちのひとつとして高天の原に献上される『草薙の剣』の起こりであった。

この『草薙の剣』は、その後、ヤマトタケルの東征に使われることになる。

−−−−−

マヨワのはなしは、この項目のタイトルになっているように『ハムレット』のはなしに似ている。
父・オホクサカ、母・ナガタノオワイラツメの御子として生まれたマヨワ。
表記では『目弱』と表記されているので、『目が見えない』若しくは『目が余りよくない』というイメージがあるが、それは間違いであるという。
語りによる面白さを追求している間に、このようなイメージが作られていったのでないかとのこと。
後の安康天皇、当時のアナホに父を殺され、母はアナホの后にされてしまう。
既に即位して天皇となったアナホと母の会話を盗み聞きしてしまったマヨワは、自分の父はアナホによって殺されたのだということを知ってしまう。
迷うマヨワは、7歳という若さで現在の父、安康天皇(アナホ)を殺害し復習を果たすというものがたりだ。
なるほど、ハムレットの物語と構成は同じである。


−−−−−

『オケ(後の第24代仁賢天皇=にんけんてんのう=)』と『ヲケ(後の第23代顕宗天皇=けんぞうてんのう=)』のシンデレラストーリーは三浦先生の一連の本で教えて頂いた。
天皇家の血筋であった父の『イチノエノオシハ』が権力闘争で殺されてから、落ち延びていた『オケ』・『ヲケ』の兄弟が天皇家に復帰するという物語だ。
兄弟のうち弟の『ヲケ』が最初に天皇の地位に就くところが興味深い。
兄の『オケ』の方が穏健派というか、常識に富んだ方という感じがする。
弟の顕宗天皇(『ヲケ』)が崩御後、その後を継いで仁賢天皇となった方である。

−−−−−

オオクニヌシの話は『因幡(稻羽)の白兎(素兎)』などを、大昔、絵本か何かで読んだ気がする。
だいたいのストーリーはイメージできている。
昔。読んだとおりのイメージだ。
そして、オオクニヌシが最初に統治した国は『葦原の中つ国』ということを知った。
更に、先日の『古事記を旅する』にも書いたけれども、『大国主命』の名前の多さに改めて驚いた。
優しくて、凄くよいイメージが先行している大国主命だけれども、名前や各種のエピソードから、少々好色が過ぎるところもあるのだなぁと再認識した。




#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-12-01から2011-12-10
                      10日で1回読み終えた。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-27に書いた。

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2011年12月01日

2011年11月に読んだ本たち

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2011年11月30日

『古事記を旅する』を読了!!

三浦佑之氏の『古事記を旅する』を読み終えた。

『古事記を旅する』 三浦佑之・著 『古事記を旅する』 三浦佑之・著


挟んであったレシートによると2011-07-17に近所のtsutayaで購入したらしい。
発行日が2011-07-10なので、この本も発行後比較的直ぐに購入したものである。
この月は気になった本が多かったので、いろいろなものを結構立て続けに買った記憶がある。
そのうちの1冊が本書である。

著者の三浦佑之氏は千葉大学で教授をされていた方で現在は立正大学教授だそうである。
その三浦市が、写真家の大海秀典氏とともに古事記ゆかりの地を訪れ、書き記したエッセイが本書である。

ファンタジー好きのわたしなので、神話の世界には興味がある。
ギリシャ神話やローマ神話、勿論、日本の神話の世界も興味はある。

『2012年 古事記編纂1300年』

という帯のキャッチコピーに誘われて、購入したのだ。
気楽に古事記の世界を味わってみよう(バーチャルな旅をしてみよう)というつもりで、手に取った。

正直なところ、基礎知識が足らず四苦八苦した。
古事記に登場する神々の名前もカタカナ表記統一されている(とはいうものの、ところどころに漢字表記のものあり)ので、普段慣れていない(基礎知識の足りない)わたしには中々覚えられない。
ここに書かれたことの5パーセントも理解していれば、わたしにとってはよいくらいだと思う。

そんな中で特に印象的だったのは出雲大社の高さだ。
現在の出雲大社は高さ24メートルだそうだが、記録に残るところによれば、その昔(本文によると『中世以前まで』)は48メートルあったらしい。
現在の建築物で想像しても、たとえばひとつの階を3メートルくらいとして考えても16階建て、4メートルとして計算しても12階建てくらいになる。
この時代の建築物としては、異様に高いものと思う。
まさに、『畏敬の念』を感じざるを得ないようなものだったのだと思った。
いや、現在の24メートルであっても、かなりの高さだ。
今の出雲大社を訪れても、圧倒されるというか、ある種の独特な気持ちを自分自身に感じることになるのだと思う。
日本国内にも訪れたことがないところは多いが、この出雲大社にもいつかは行ってみたいと思う。

同様に『平碆(ひらばえ)』なども、イザナミとイザナキ(わたしの知っている表記ではイザナギ)の国造りの舞台となったところとして興味深い。

驚いたのは、わたしのようなものでも比較的なじみの深い『大国主命(オオクニヌシノミコト)』。
実は、この本で『大国主命(オオクニヌシノミコト)』が『オホナムヂ(オオアナムヂ)』、『アシハラノシコヲ』、『ヤチホコ』、『ウツシクニタマ』など多くの名前を持っていたことを知る。

その他、『オケ』・『ヲケ』のシンデレラストーリーなど、初めて知ったことも多かったので、次に移ろうと思う。
ということで、この本に関しては、これで終わりにする。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-11-23から2011-11-30
                      8日で1回読み終えた。

#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-20(オフの日)に書いた。

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2011年11月22日

『盗まれた街』を読了!!

ジャック・フィニィの『盗まれた街』を読み終えた。

『盗まれた街』 ジャック・フィニィ・著 『盗まれた街』 ジャック・フィニィ・著

『月の裏側』 恩田陸・著 『月の裏側』 恩田陸・著

先日読んだ『月の裏側』は恩田陸氏の作品だが、その中で紹介されていたのがこの『盗まれた街』。
『月の裏側』は、この『盗まれた街』に対するオマージュだという。

ストーリーは『月の裏側』とほぼ同じ。
勿論、こちらがオリジナルなので、『月の裏側』は、この『盗まれた街』に敬意を払いつつ、恩田陸氏独自の世界を築きあげたものだというのが、正しい記述ということになる。

『月の裏側』とほぼ同じ展開であると書いたが、ラストシーンは全く別物。

『月の裏側』では、侵略者と思われる生命体に結局、登場人物が飲み込まれて(すり替わって)しまい、ギョッとしたのだが、こちらの『盗まれた街』の方は主人公が侵略者である生命体をガソリンで焼き尽くし、一応、侵略者たちが宇宙に逃れていくところではなしが終わっている。

1955年に書かれた作品のようなので、希望に満ちた結末になっているのだろうと勝手に理解した。
結末としては、比較的楽天主義のわたしにとって『盗まれた街』の方がしっくり来た。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-11-19から2011-11-22
                     4日で1回読み終えた。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-13に書いた。


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2011年11月20日

メロディアスライブラリーで『君について行こう ─女房は宇宙をめざす』

今日のメロディアスライブラリーは向井万起男氏の『君について行こう─女房は宇宙をめざす』であった。

『君について行こう─女房は宇宙をめざす』 向井万起男』・著 『君について行こう─女房は宇宙をめざす』 向井万起男』・著

当然、この本の存在も知っているし、発売当時、書店にてパラパラとページをめくりながらにんまりとしたことはある。
しかし、残念ながら購入までには至っていないもので、全部は読んではいない本だ。
今読んでも、やはり面白い本だと思うので、どこかで見つけて読んでみたい気になっている。

さて、この投稿では、別のことを一つ書いておこうと思う。

実は、わたしは通勤に石神井公園駅を使っていて、ここで降りてバスに乗る。
最近は一つ前の電車で行っているのでお会いしていないが、以前はよく駅で向井万起男氏にお会いしていた(ということになる)。
当時は、「よく似た人だな」と思っていただけ。
人懐っこい感じの方でヒゲを生やした独特の風貌の方なので、『間違いようはない』感じもするが、当時は「本当によく似た方がいらっしゃるものだ」と純粋に思っていた。

それで、今日に続く。

今日、メロディアスライブラリーで向井万起男氏の『君について行こう─女房は宇宙をめざす』が取り上げられたことを切っ掛けに、少々向井万起男氏をググってみた。

検索語はズバリ『向井万起男』。

結果を見て驚いた。

向井氏は石神井公園に住んで居られる方で、近所の方の目撃情報(?)がたくさん検索に引っかかってきた。
「だからどうだ」といわれれば、それだけのはなしなのだが、これはもうこの本を探して読まずにはいられない。
近い将来、私の手元には向井万起男氏の『君について行こう─女房は宇宙をめざす』が存在することになるだろう



#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-11-27に書いた。


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2011年11月18日

『盗まれた街』を購入!!

今日、石神井公園の草思堂に行った。

時々行く古本屋さんだ。

特に目的はなかったのだが、古本屋さんに行くと最近は『盗まれた街』を探していることはあったのだ。
最近読んだ『月の裏側(恩田陸・著)』で紹介されていた本である。


『月の裏側』 恩田陸・著 『月の裏側』 恩田陸・著

『月の裏側』は、恩田陸氏特有の『盗まれた街』に対するオマージュだという。

その『盗まれた街』を草思堂で発見。

『盗まれた街』 ジャック・フィニィ・著 『盗まれた街』 ジャック・フィニィ・著

即、購入決定。

何だか幸せな気持ちなので、今日はリアルタイムでブログ記事を書いてみた。




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2011年11月17日

『浅見光彦へのLOVE LETTER』を読了!!

『浅見光彦へのLOVE LETTER』を読み終えた。



1997-03-15に『ワニの本(新書)』として出版されたもの。
著者は上西恵子氏。
関東北部の公立高校で日本史を押している先生ということなので、同業者の方である。
発売された直後に購入したのか、それとも古本屋で見つけてきて購入したのか、購入時点の記憶は定かではないが随分前に購入したものだ。

購入直後に一通り目は通したものなので、今回は再読ということになる。

要するに、内田康夫氏の描く『浅見光彦』シリーズをこよなく愛し、単なるファンを超えてしまったような方のファン本ということになる。

浅見光彦に関するうんちくが随所に語られているところが極めて楽しい。
「そうそう、そうだよね」とか「そうそう、そうなんだよ」と同感しながらページをめくった。

逐一挙げることはしないが、ひとつだけ、ファンの一人として書いておきたい。

TV版、つまりドラマに関すること。
随分昔のことになるが、ドラマ化されたときに最初に浅見光彦を演じたのは水谷豊さんだった。
兄さん役の高橋悦史さんも、母さん役の音羽信子さんもわたしには浅見家の人々そのものというイメージで、ぴったりのキャストだっと思う(日本テレビ版)。

それが、何回かシリーズものとして放映されたものの、その後、突然日本テレビから姿を消し、他局から浅見光彦シリーズが放映されることになって、ファンの一人としては釈然としない状態が続いた。
何といわれても、内田康夫作品を読んだイメージとしては、映像化された水谷豊さんたちの浅見光彦シリーズはイメージ通りだったのだ。

いまでも、ときどき、『浅見光彦』シリーズのドラマは観るのだけれど、何となくしっくり来ない。
どの役者さんも格好がよすぎるし、浅見家の中では『屈折した次男坊』という感じがしないのだ。


TV版に関することが、この本の最後の方に書かれている。

(軽井沢の)センセイは、水谷豊の浅見光彦は本人とは似ても似つかないので、シリーズを中止させたいということなのです(括弧内は前の文脈より、わたしが追記)。

読者の多くは水谷豊さんの演じる浅見光彦を『読んだとおりのイメージ』と思っていたが、作者の内田康夫氏は自分のイメージとは違うということに驚きを感じた。
しかし、作者が何といおうと、それを読んだ読者のイメージは『水谷豊さんの浅見光彦』が最高だと思う。
この本に書かれているように、日テレ版の『浅見光彦』シリーズがなくなってしまったことに対して、当時、非常に残念に思ったものである。

前述したように、今も『浅見光彦』シリーズを観るけれども、わたしも上西恵子さんの意見に多いに賛成である。
いつまでも、わたしにとっては『水谷豊さんの浅見光彦』が最高なのだ。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-11-16から2011-11-17
                     2日で1回読み終えた。

#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-13に書いた。

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2011年11月13日

『しまなみ幻想』を読了!!

『しまなみ幻想』を読み終えた。

『しまなみ幻想』 内田康夫・著(文春文庫版) 『しまなみ幻想』 内田康夫・著(文春文庫版)


極めて久しぶりの内田康夫作品。
その昔は、内田康夫作品は随分読んだのだが、特に理由がないまま最近は読んでいなかった。
一応、わたしは『浅見光彦倶楽部』などにも足を踏み入れたこともあるくらいのファンではある。

今回のこの『しまなみ幻想』は、何だか装幀に惹かれて購入したものである。

「何か装幀が変わったな」と思ったのは、わたしの勘違いで実は光文社文庫からもこの作品が出ている。

『しまなみ幻想』 内田康夫・著(光文社文庫版) 『しまなみ幻想』 内田康夫・著(光文社文庫版)

わたしが購入した『文春文庫版』の方は、じっくり観ていると『目の位置に違和感』を感じるのだが、パッと見た限りは何だが凄く素敵な感じがしたのだ。
まぁ、登場人物のひとりは少女だから、子どもの顔なのだと思えば納得はする。
しかし、目を入れなければ、もっと幻想的な感じがするようにも思った。

主人公はおなじみの『浅見光彦』。

何となく警察にいぶかられ警察署に連れて行かれたとき、いつものパターン(光彦をさんざん言葉でいたぶっておいて、身元確認をしていくと刑事局長の弟だといういうことが分かってきて、対応ががらっと変わること)が見られないところが新鮮だった。

警察署内における最初のやりとりでは、いつものパターンがないのだ。
最初は、斬新だと思ったが、実はあとからいつものパターン。

はなしが進んできて、別の警察署でのシーンが出てくる。
この警察署での対応は『いつものパターン』で、「『浅見光彦』シリーズは『これ』でなければ」などとこころのなかでつぶやく。

舞台は愛媛県今治市。
広島から続く『瀬戸内しまなみ海道』と愛媛辺りがはなしの中心だ。
『村上水軍』の末裔という設定になっていて、今は村上造船の社長である『村上康彦』という人のところに嫁いだ女性(美和)が亡くなったところがはなしの出発点である。
既に子供も中学生になっていて、ときどき東京まで出てきてピアノのレッスンを受けている少女だ。
少女の名は『村上咲枝』。

村上美和は『しまなみ海道』で『自殺扱い』で処理されたのだが、そこは『浅見光彦』シリーズ。
勿論、事件のにおいがつよく、光彦が絡んでくる。
咲枝のピアノの先生は光彦の母とも懇意にしている『島崎先生(島崎香代子)』。
まんざら、関係がないわけではない。
『光彦』が動きだし、はなしが進んで行くにつれ、私の頭の中にも何となく犯人が浮かんでくる。
村上咲枝の目付役兼警護役である『マサ(伴正之助)』という『凄腕の老人(咲枝に従順だが、どう見てもヤクザの親分にみえるとのこと)』など、魅力的なキャラクタも素敵だ。

犯人捜しの方は、「最初に伏線が張ってあるしなぁ。予想通りだったな」などと思いながら、楽しく読み終えることができた。

「そういえば、大学時代に村上水軍の末裔という友達がいたなぁ」などと、昔を懐かしみながらこの本は読めたのである。

#ちなみにこの作品は、あくまでも内田康夫氏の『創作』であるということをここに書いておく。





#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-11-08から2011-11-13
                     6日で1回読み終えた。

#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-12-06に書いた。


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2011年11月08日

大失敗(彩の国古本まつりは今日まで)!!

今少し前、手元にあった『彩の国古本まつり』のカレンダーを何気なくみていた。

3月と6月、9月と11月の4回に分けて行われている。
西武線の中は未だ中吊りを見たことはないけれど、「11月はいつだっけ」と眺めていたわけだ。

あれっ!!!

なんと今日まで!!!

あぁ!!!

日曜日も意外と時間はとれたし、今日はオフの日だったので、行こうと思えば行けたもの。

行けば行ったなりに、意外な本との『何らかの出会い』があるので、いつも楽しみにしているのだが、今日は大失敗であった。
次は3月で、しばらくやってこない。

#久しぶりにリアルタイムの投稿である。



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2011年11月07日

『鷺と雪』を読了!!

北村薫氏の『鷺と雪』を読み終えた。
第141回直木賞受賞作である。

『鷺と雪』 北村薫・著 『鷺と雪』 北村薫・著

発売日(2011-10-10)の翌日(2011-10-11)に購入したもの。
少し間が開いてしまったが、ここのところで読み終えることができた。
実はつい最近、うっかり同じ本をもう1冊買ってしまって2冊になってしまった。
2冊目の本は購入してから1週間以上は間が開いてしまったが、購入した書店に事情を説明して返却し、別の本(『森に眠る魚』・角田光代・著)と変えることとなった(差額支払いにて購入)。

さて、『鷺と雪』。
『ベッキーさん』シリーズの3作目にして、完結編とのこと。
いつもの三話構成。

『不在の父』
『獅子と地下鉄』
『鷺の雪』


神隠しにあったといわれている子爵のものがたりである『不在の父』。
『獅子と地下鉄』では、『受験の重圧にまけないためには、とライオンにまたがればよい』というおまじないを実行しようとした少年のものがたり。
上野、浅草などのライオンをかんがえたものの結局は銀座『三越』のライオンにというおはなし。
その、『上野、浅草、銀座、ライオン』のメモから花村英子がその意味を解釈するというもの。
暗い昭和初期の中にあって、何となく心温まる、明るい感じのものがたりであった。

表題作『鷺の雪』は、写ってはいけない人写真に写っているという怪現象を花村英子が解決していく。
級友が修学旅行用にカメラを新調するのだが、別の級友がちょっとしたいたずらをしてしくんだもの。
同じ2台のカメラがミソだった。

謎解きとは別にして、ベッキーさんがガソリンスタンドでガソリンガールに向かって「何ガロン」というシーンがあった。
時代は変わって、ガソリンも女性が入れるようになったのだというシーンなのだが、私にはそのガロンという言葉が印象的だった。
今でこそ、日本では何リットルという感じでガソリンを購入するが、この時代(昭和の初期)はガロン単位で売られていたのかなどと妙に感心してしまった。
このシーンで、花村英子が(ガソリンスタンドの給油機も扱えるの化という質問に「はい」答えた)ベッキーさんに向かって「何でもできるのね」という言葉を返す。

それに返答するベッキーさんの言葉がこころに残るような名言だった。

「別宮には何もできないのです (『− と』:括弧内は本文の正確な表記)」

「前を行く者は多くの場合−慚愧の念と共に、その思いをかみしめるのかも知れません。そして、次に昇る日の、美しからんことを望むのかも−。どうか、こう申し上げることをお許し下さい。何事も−お出来になるのは、お嬢様なのです。明日の日を生きるお嬢様方なのです」


『未来は、未来を生きるあなたたちのためにあるのだ』というこの一文が、わたしは好きである。

桐原様の兄、桐原勝久。
ベッキーさんの胸元に隠された拳銃を見抜き、ベッキーさんの射撃の腕前を試すために2人で的に打ち合った人だ。
その桐原邸で出会った『若月秀明陸軍少尉』。
何となく若月と英子とは『好感触』の2人である
『不在の父』では、偶然会った花村英子にこの若月の方から話しかけてきている。
はなしの展開では花村英子は山村暮鳥の『聖三稜玻璃(せいさんりょうはり:『プリズム』のこと)』という詩集を、この若月から頂くことになる。

若月から頂いた詩集のお礼に何をすればよいかに迷っていた英子が、服部時計店ならば若い男性の気に入るような製品の相談に乗って貰えるだろうと電話を掛けるのだが・・・。

ラストシーンで花村英子が服部時計店に電話を掛けたつもりが、首相官邸に繋がってしまい、その電話を取ったのが若月という設定だった。

英子の声だけで、若月が「まさか・・・・・・、花村英子さんでは・・・・・・」と即答するところが素晴らしい。
非常事態のさなかなので、長話はできなかったが、偶然話すことができた。
これが若月との最後のシーなのだが、実に劇的なシーンだ。

2・26事件。

国の不安定を憂いて、若き青年将校たちが起こしたクーデター未遂事件。
この『鷺と雪』では、若月たちがこのメンバーだったということで終わっている。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-11-05から2011-11-07
                     3日で1回読み終えた。


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2011年11月05日

DENON ネットワークCDレシーバ RCD-N7を購入!!

本日、仕事帰りに新宿のヨドバシカメラに立ち寄った。

先日、遅ればせながら、その存在を知ったDENONの ネットワークCDレシーバ RCD-N7(DENONのサイトへ) DENONの ネットワークCDレシーバ RCD-N7


DENON RCD-N7K DENON RCD-N7K

少々、その顔を見るつもりで行ったのだが、結論としては購入してしまった。
『衝動買い』というものだろう。

私が購入したのはRCD-N7Kという型番でブラックの方だ。
わたし的にはブラックの方が好みである。

クリスマス商戦まで待っていようと考えていたのだが、何となくヨドバシカメラに足が向いてしまった。
アマゾンやその他の店など、ネットワーク上の価格を調べた後、ヨドバシカメラに行ったので、純粋な意味での『衝動買い』ではないけれど。

4万円ちょっと払ったけれども、実質4万弱でありネットワーク上の価格とも十分に勝負できていた。
私が調べた中で実質価格では最も安かったと思う。

ということで、ついにインターネットラジオが我が家にやって来た。
大満足の週末である。


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2011年11月04日

『神様2011』を読了!!

川上弘美さんの『神様2011』を読み終えた。

『神様2011』 川上弘美・著 『神様2011』 川上弘美・著

中はほとんど見ずに趣旨に賛同して、購入したものである。
デビュー作『神様』をリメイクしたもの。

登場人物や主な展開はそのままに、時代設定だけを2011-03-11以降にしたものだ。
収益は『東日本大震災』関係に使う目的で寄付されるということだったので、前述のようなにこれに賛同したことと『神様』じたいに強い関心があったので、「『神様2011』はどのような展開になるのだろう」ということで購入した。

『神様』に書かれていた作品がすべて(つまり、文庫版や単行本版に収録された全作品)リメイクされているものだろうと考えていたのだが、中を読んでみるとデビュー作の『神様』(表題作の短編)と、そのリメイク版である『神様2011』だけであった。
作品は両者を読み比べられる楽しさはあったが、『神様』だけだったので、少々物足りないというのが正直な感想である。

少しでも『東日本大震災』の復興に役立ったのだったら、それはそれでよかったとおもっている。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-11-04から2011-11-04
                      1日で1回読み終えた。


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2011年11月03日

『不連続の世界』を読了!!

恩田陸氏の『不連続の世界』を読み終えた。

『不連続の世界』 恩田陸・著 『不連続の世界』 恩田陸・著


『月の裏側』のところにも書いたのだが、2011-10-15に『不連続の世界』という作品が文庫版として発売された。

「おまえが殺したんだよ。おまえの奥さんは」と友人は言った。

という衝撃的なキャッチコピーが帯についていて、単行本が発売されたときも帯に同じようなことが書かれていて面白そうだとは思っていた。
それで、購入後、比較的早い時期に読み始めようと思っていたのだが、後書きなどを読んでみると主人公の『塚崎多聞』は『月の裏側』に初めて登場した人物(勿論、こちらも主人公)であることがわかった。
しかも、恩田陸氏がかなり気に入っている登場人物のひとりだという。

ということで、『月の裏側』から読むことにして、『おあずけ』をくった作品である。

結果的には『月の裏側』とは微妙に繋がっていないものがたりで、著者によるとそれゆえ『不連続の世界』というタイトルになったという。
とりあえず、多聞の妻はフランス人の『ジャンヌ』という女性であることは繋がっている。
この作品は5つの短編からできていて、キャッチコピーは『夜明けのガスパール』という最後の短編の本文だ。
多聞を含めた友人4人組が夜行列車で旅行中に恐い話をして一夜を明かそうと始めた話の中で出てきたもの。


5つの作品の中では『悪魔を憐れむ歌』という作品が特に好きだ。

その歌を聴くと死者が出てしまうとうわさされている曲を追って、塚崎多聞が『セイレン』という歌手の故郷を訪れる。
そこであった『セイレン』の父。
娘をこよなく愛す穏やかな父親だ。
『セイレン』の夫の失踪。
先祖の眠る聖なる裏山。
「山が鳴る」といわれる裏山だ。
音声合成された『セイレン』の歌声。

事の真相を『セイレン』の父から語られる多聞。
多聞のこころの中に封印される事実。

『セイレン』の歌声についての説明を恐怖を持って読み進めていくと、悲しい現実が。
何とも切ないものがたりであった。




#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-10-29から2011-11-03
                     6日で1回読み終えた。

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2011年10月28日

『月の裏側』を読了!!

恩田陸氏の『月の裏側』を読み終えた。

『月の裏側』 恩田陸・著 『月の裏側』 恩田陸・著

実は、最近、同じ著者による『不連続の世界』が文庫化されて新たに発売されたので、発売とほぼ同時期に購入した。
そして、それを読もうとページを開いたところ、『不連続』ながら主人公も同じで辛うじてこの本と繋がっていることを知った。

『不連続の世界』 恩田陸・著 『不連続の世界』 恩田陸・著

恩田陸氏の作品は文庫化されたものならばほとんど持っている。
新潮社文庫と集英社文庫を中心に随分読んだけれども、講談社文庫と幻冬舎文庫のものは未読本が多い。
この『月の裏側』は持ってはいたが未読本だったもの。

本と本との関連性を知った今、『不連続の世界』から読むのはよしとしないので、こちらの『月の裏側』から読むことにした。

本文中ならびに後書きなどをみるとジャック・フィニィの『盗まれた街』という作品のオマージュであることを知る。
こちらは、随分古い本なので、定例の『古本屋まわり』のときに探してみよう。

『盗まれた街』 ジャック・フィニィ・著 『盗まれた街』 ジャック・フィニィ・著


さて、『月の裏側』。

ある街の住人がいつの間にか他の生命体に侵入されてしまうというおはなし。
本人は全く変わった感じはしないのだが、じつは全くの別物になってしまうというもの。
全く不気味な世界だった。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-10-24から2011-10-28
                      5日で1回読み終えた。


#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-11-27に書いた。
 ということで少々書き足りないが、こんなところで終わりにしておこうと思う。


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2011年10月23日

『街の灯』を読了!!

『街の灯(まちのひ)』を読み終えた。

『街の灯』 北村薫・著 『街の灯』 北村薫・著

『ベッキーさんシリーズ』の第1弾とのこと。

わたしは第2弾の『玻璃の天』から読んでしまったけれども、やはり、順番に読んだ方がよいだろう。

 『玻璃の天』を読了!!

シリーズものであることを知り、当然のことながらその1作目は文庫版になっているので探していた。
そして、結構前に入手して未読本待ち行列の中に入れていた。

1作目なので、主人公の花村英子が、ベッキーさんこと別宮みつ子に対面する場面がある。
花村家は士族から出て会社を立ち上げ、今では財閥系の商事会社を運営している。
その花村家の正運転手の山崎という人が辞めることになり、園田という副運転手が格上げになる。
結果としてもう一人、運転手が必要になるわけだが、その新しい運転手がベッキーさんだ。

今でこそ女性の運転手はそれほど珍しくなくなったが、このおはなしは昭和初期が舞台だ。
昭和7年という設定であり、園田は使用人にも拘わらず、花村社長に異議を申し立てる。
「パンクの修理はできるか」とか、「チューブを交換できるか」とか、ひいては「お嬢様の護衛的しごともあります」というようなことをいうのだが、ことごとく問題がないことが判明していく。

別のシーンで、花村の門前にて暴漢が刀を振り回して言いがかりを付けるところがある。

英子と園田の前で、ベッキーさんはその暴漢と立ち会うことに。

暴漢の頭はそれなりにできる男のようでベッキーさんの実力を感じることができ、結局、格好だけ付けて退散することになる。

園田もたいしたもので、ベッキーさんの動きひとつひとつを英子に解説し、ベッキーさんの剣の腕前に感服する。
文学、その他にも長けていていわゆるスーパーレディなのだ。
何ともいえず、痛快なシーンでわたしは大好きだ。

はなしは短編の3部構成になっていて、それぞれ日常に起こるであろうちょっとした疑問や事件を解決していく設定だ。
しかし、ベッキーさんが主人公ではなく、あくまでも主人公は花村家のお嬢様『英子』である。

英子の質問に答えたり、英子の指示でちょっとした調査を手伝ったりしながら、事件を解決するのは英子の役割というところも素敵だ。
ベッキーさんは何も知らない振りをしながら、英子にひとことふたことことばを返す。
実はこれが示唆に富んだ言葉で英子の考えを発展・飛躍させるようになっている。
ベッキーさんは英子お嬢様のことを愛おしく思っていることが感じられるところだ。

第1話の『虚栄の市』と表題作の第3話『街の灯』では、人が亡くなる事件を扱っている。
サッカレーの『虚栄の市』という小説と、その主人公の名前が『ベッキー』であるということが紹介されている。
これを読んだ『花村英子』が、新規採用の女性運転手『別宮みつ子』を『ベッキー』と呼ぶことにしたはなしが書かれている。
このとき『別宮みつ子』が、「二人だけのお好きなようになさって下さい。でも、どなたかのいらっしゃる前では<<別宮>>と、お呼びになった方が穏やかかと存じます」というところがある。
このような、ちょっとしたひとことに好感を覚える。

事件の方は『面影館』という下宿屋でおこった変死事件で被害者は江戸川乱歩の愛読者ともうひとりは面影館のオーナー夫婦の夫(夫の方だけ)だ。
江戸川乱歩の小説を読みながら、この事件を『英子』が解決していくというストーリーだった。


第2話の『銀座八丁』では、銀座八丁に存在する店と『いろは』の対応表を考え、暗号を解いていく。
兄の雅吉が普段の生活の中で友人から投げかけられたちょっとした暗号を、その妹である英子が解いていく過程が楽しい。

小説ではベッキーさんのことを『若い女性』と表現しているが、読んでみてわたしが受けたイメージは30代後半から40代前半という感じだ。


表題作の『街の灯』では、チャップリンの『街の灯』を次のように紹介している。
「街の灯」は、目の見えない少女のために、貧乏紳士のチャップリンが悪戦苦闘して手術費を稼ぐという、笑いと涙の物語である。

手術後、目が見えるようになった少女と貧乏紳士(チャップリン)の再会のシーンがいいらしい。
チャップリンの映画は、わたしには断片的な映像しかイメージがないのだが、全編を通して観てみたくなる。

さて、こちらのはなしでは舞台は軽井沢の別荘である。
軽井沢からは少々離れるけれども『鬼押出し』なども舞台になり、わたしにとって割と身近な軽井沢なので何となくイメージが沸いてくる(但し、昭和初期の軽井沢は知るよしもないので、今のイメージでしかない)。
友人である桐原道子(桐原様)に誘われて行った瓜生様の別荘で起こった井関という女性家庭教師の変死事件。
検事をしている叔父の弓原とともに映写会に招待されたところでの突然死事件だ。
事件とはいえないような事象なのだが、それを英子が推理していく。
このときに亡くなったのではなくて、既に何らかの理由で亡くなっていたというもの。

鬼押出しで、英子が道子から事情を伺ったことはだいたい想像通りだった。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-10-21から2011-10-23
                     3日で1回読み終えた。

#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-11-27に書いた。


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2011年10月20日

『いつかのきみへ』を読了!!

橋本紡氏の『いつかのきみへ』を読み終えた。

『いつかのきみへ』 橋本紡・著 『いつかのきみへ』 橋本紡・著

最近、文庫化されて発売されたものだが、単行本は『橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ』というタイトルだったとのこと。
文庫化されるタイミングで改題された。

『橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ』 橋本紡・著 『橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ』 橋本紡・著

単行本のタイトルにあるように、東京の下町、深川で生きている人たちのものがたりで、隅田川を中心としたそこを流れる川に架かる橋を巡るものがたりでもある。

清洲橋、亥之堀橋、大富橋、八幡橋、まつぼっくり橋、永代橋という6つの橋が舞台だ。

−−−

この中で、わたしは特に『亥之堀橋』が好きだ。

隅田川に繋がる運河で、大横川という川に架かる『亥之堀橋』。

その近くのマンションの一階で店を構えている高村耕平。
その昔は銀座ナンバーワンのバーテンダーだった男。
自ら勤めていた銀座のクラブ『しをり』のママが病気(治療可能な初期の乳がん)になってしまったために店をたたむことになった。
このため、『退職金』と称して、長年勤めたことに対する『お礼』をママから頂くことになった。
高額の『お礼』でたてた自分のマンションとお店。
バーテンダーという職業のイメージは『クールで格好がよい』、『お客さんの注文にあわせて直ぐに体が動き、さりげなくシェーカーをシェイクして「(XXでございます」といいながら、さりげなくカクテルを出す人』、『基本的には無言で黙々と仕事をする人』という感じがしている。

この耕平はまさにそんな感じの人。

深川も昔ながらの住人と、マンション建設などに伴って流入してきた新しい住人が一つの街の中に住むようになってきた。
古くからの住人の中には、こういった新しい住人に対して今ひとつしっくりこない人たちもいる。

そこに持ち上がった本の寄付運動。

近所の小学校に本を寄付して地元の小学生にたくさん本を読んで貰おうと企画したものなのだが、新たに入ってきた住人は「既にたくさんの税金を払っているのだから、市民レベルで新たにお金を出す必要はなし」と請け合わない。

こういう普段の生活にありがちな問題なのだが、古くからの住人である岸川さんという知り合いからその解決を頼まれる耕平。

中身は書かないことにするが、その解決方法が実にスマートで振るっている。

別に自分が何かをしたわけではないけれども、必要な人を必要な場所に配置して自然に問題が解決し、みんなが幸せな状態を作りあげたところに、この人らしさが感じられる。
何だかホッとするところが好きである。

−−−

『まつぼっくり橋』では、自分たちの住む家を探しに来た若いカップルが不動産屋で旧友と再会。
男性の方も不動産屋の方も大学で建築を勉強してきた仲間だ。
紹介される家に対して、ああでもない、こうでもないと2人で盛り上がっているところをにこにこしながら妻となる若い女性がうれしそうにしている。

そして、最後に決まった少々古いが造りは立派な家を、友人と自分の2人が中心となりながら、かつての学生仲間も集まって手直しするところではなしが終わっている。
橋本紡作品に共通して流れる『ほのぼのとしていて何ともいえぬ安心感のようなもの』が漂っているところがよい。

−−−

どの作品も素敵な作品なのだが、この2作が特に印象に残っている。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-10-18から2011-10-20
                      3日で1回読み終えた。

#ここのところ、記事の投稿が滞っている。
 この記事は実質2011-11-27に書いた。


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2011年10月17日

『誘拐ラプソディー』を読了!!

荻原浩氏の『誘拐ラプソディー』を読み終えた。

『誘拐ラプソディー』 荻原浩・著 『誘拐ラプソディー』 荻原浩・著

伊達秀吉という妙な名前の男。
強盗などの前科のある男なのだが、斉藤工務店の元で世話になっていたのだが、恩人の社長を殴って金を奪いその元を出てしまう。
しばらくすると身の処し方に困ってくる秀吉。

その解決策として、考えのは誘拐。
ところが、その相手が悪かった。

篠宮伝助。

誘拐した男の子、伝助の父親は暴力団組長という設定。

篠宮智彦。

近所の悪ガキからのし上がって気がつけば組長になってしまった男。
表向きは篠宮興産という会社の社長だが、その実態は前述の通り。


我が身を秀吉の身に合わせてみると、思わずゾッとしてしまう。


伝助の母、多香子がほんわか、ゆったりのいい雰囲気を醸し出してたりする。
また、ITオタクの三森は実は東大卒業という設定になっている。

県警の刑事だった勝又や、その昔、悪ガキ仲間として、篠宮智彦とつるんでいたときに、密かに多香子にあこがれを感じていた桜田史郎なども登場する。
その桜田も既に大幹部’(ナンバー2で、篠宮観光の社長)であったりする。
構成員には自衛隊オタクのようなものまでいたりして、キャラクタ設定にもそれぞれ凝っていて恐いながらにも楽しくも感じてしまう。


秀吉に迫り来る暴力団の組員たち。


そこにチャイニーズマフィアも絡んでくる。
両者は敵対関係にあり、チャイニーズマフィアも、組長の息子を追っている。

秀吉と伝助との連帯感。
チャイニーズマフィアから男の子を守る秀吉。
ドタバタといえばドタバタなのだが、何とも楽しいおはなし。
父親とは決してしたこともないキャッチボールを秀吉としたりして、こころは繋がっていく。

誘拐どころか秀吉と伝助は友達のような関係になり、チャイニーズマフィアから伝助を守ることになったりもする。
また、祖母の住んでいるところを探して旅に出たりもして絆を深めていく。

結局、秀吉は誘拐犯として捕まるのだが、少年との約束を守る再度約束して刑務所に入るところで終わっている。
ラストで多香子が塾の先生になった感じで、秀吉に語りかけてくるシーンがある。
逆探知をする目的で電話を伸ばすところだ。
秀吉は伝助の父親になったような感じで語るシーン。
子どもにとって大切なことは何か、父親とは何かを表しているようにも感じられた。


#情報科教員MTの読書記録・・・・20111014から20111017
                      4日で1回読み終えた。

何となくブログの更新は滞っている。
本記事の実投稿日時は2011-11-08である。


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2011年10月14日

『鷺と雪』と『神様2011』を購入!!

既に先日と表現すべき日だが、2011-10-11に次の2冊を購入した。

『鷺と雪』 北村薫・著 『鷺と雪』 北村薫・著

『神様2011』 川上弘美・著 『神様2011』 川上弘美・著

1冊目は北村薫氏の第141回直木賞受賞作の文庫化されたもの。
『ベッキーさんシリーズ』の3冊目だ。
順番が違うものの、既に第2作、第1作は読んでいるので、これを読めば『ベッキーさんシリーズ』は全て読んだことになる。
士族由来の大財閥・花村家のお嬢様、花村英子のお抱え運転手で護衛係、お目付役の別宮みつ子。
通称ベッキーさんは剣の腕も最上級、文学にも長けていて、語学も堪能というスーパーレディだ。
英子との相性抜群でお互いのキャラクターも読者にとっては魅力的だ。

2011-10-10発売だったので、翌日購入したものということになる。

一方の『神様2011』は川上弘美氏の作品『神様』の改編版。
勿論、2011というのは3・11の東日本大震災を題材にしたもので、『神様』の世界を東日本大震災以降の世界として再構築したもの。
収益は寄付されるというものである。

思っていたものよりも薄い本なので近いうちに読んでみようと思う。


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何となくブログの更新は滞っている。
本記事の実投稿日時は2011-11-22である。





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MT
杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしている津久井 大(まさる)と申します。
元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
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