2021年10月30日

今から25年前ウィリーがまだ学生やってた頃でしょうか、当時は一家に何台もパソコンがある時代ではなく、インターネット環境も今のようにちゃんとはしていませんでした。バイトを探すとなればやはりフロムエーやanなどの求人雑誌を見て決めていたものである。ちなみにウィリーは基本日雇いバイトをよくやっていた時期があり、その中には体力的にきつい引越しスタッフ、暑さ寒さや雨風に負けずにひたすらカウンターをカチカチと何時間もやり続ける交通量調査員、ドラマや戦隊もののエキストラ、デパートの縁日でスーパーボールすくいの店員並びにくじ引き係、地元新聞紙面上のエイズ撲滅キャンペーンの広告で渋谷のスクランブル交差点で女性と手を繋いでカップル風を演出し後姿の写真を取られるモデル等々、結構訳のわからないことをやっておりました。
そして色々やったバイトの中でも群を抜いて辛かったのが路線バスに乗り込んでやるアンケート調査員のバイトである。
まず、バスの始発から終バスまで路線バスに乗りながらの作業であるため、前日夜に集合場所から薄汚いバスに乗って大きな路線バスの車庫に行って前泊するところから始まります。確かあの時は南千住辺りの大きな車庫だったと思います。はっきり言って前日夜に車庫に着いたってあの狭いバス内で眠れるわけがありません。スキーの団体バス状態です。そして、ほぼ一睡もしない状況で朝6時前には戦場に駆り出されるわけです。
基本的にこのバイトは2人一組で行います。一人が乗車口の横に座りアンケート用紙をバスの乗客に配ります。そして出口でもう一人がアンケート用紙を回収するといった具合です。友人と2人でバイトに申し込んでいたので半分楽しみながら出来るかなと思っておりましたが、それは大きな間違いでした。まず路線バスに一睡もしない中で長時間乗ったらどうなるか・・・。そうです、激しい車酔いです。そもそも一般人は路線バスに早朝から深夜まで乗り続けるという事をしたことがありません。せいぜい家の近くの停留所と駅までの10分か20分位です。1日路線バスに乗り続けるなんてまさに想定外の事を行うという事です。
停留所で毎回止まり、時には強めのブレーキ。そして発進を繰り返す。渋滞ももちろんあります。時間帯によっては満員状態の時もあります。動きたくても動けませんしトイレにも行けません。一体何の調査をやっているんだ!と乗客から怒られる事もあります。
徳光さんがやってる路線バスの旅とかとは訳が違って、途中で下車して散策もできません。どこだかわからない路線をひたすら往復。たまに車庫での休憩が入り今度は違う路線をひたすら往復。路線バス独特の車内の匂いと揺れに本当に途中で吐き気がしてきてアンケート用紙を入れる袋にそのままゲロを吐くところでしたよ。はっきり言って酔い止め薬飲んどきゃ良かったですね。そして単調な作業だけに睡魔もかなり凄い。ああ、一刻も早く家に帰りたい・・・と思って仕事をしていたと思います。
深夜に終バスが車庫に着いた時には既に精も根も尽き果てていたのは言うまでもない。いやーこのバイトはマジで辛かったですよ。ただ、慣れれば仕事自体は単純で楽だとは思います。まずは車酔いと極度の疲労と睡魔を克服しないといけないかもしれませんが・・。
ただ、無類の路線バスマニアには堪らないバイトだと思います。路線バスに無料で1日乗り続けられて、しかもそこそこいいバイト代もらえますからね。
今はこういうアンケート調査を路線バス内やっているかどうかわかりませんが、もしやっていたならばウィリー石松のサルマンな日々読者の皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?忍耐力のいい訓練になるかなとは思います。酔い止め薬はお忘れなく。

willy_ishimatsu at 10:00
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2021年03月11日

歌舞伎の世界や能の世界では基本的に昔から世襲制であり、一般人が歌舞伎役者や能楽師になるには歌舞伎役者や能楽師に弟子入りするかもしくは養成所に通う事で可能は可能らしいですが、主役級を演じるためにはかなり狭き門と言わざるを得ないというのが現状でしょう。
やはり歌舞伎や能の名門の一家に生まれて幼き頃より厳しい修行を積む事こそが、例えば二代目 市川團十郎などを襲名できる唯一に近い方法であると考えられる。やはり家柄が重要視される世界であろう。
それでは落語の世界ではどうであろう。こちらは世襲制という意味では林家正蔵、林家三平、林家木久蔵など親や祖父が落語家の子供が襲名する例も結構ありますが、弟子が襲名する例も結構あると思います。
例えば三遊亭円楽、立川談志、笑福亭仁鶴などは弟子が代々その名を襲名しているのではないでしょうか。
ちなみに、昨今有名アーティストの訃報並びに引退の話を耳にすることが多いですが、本当に自分の好きなアーティストが亡くなったり、引退したりすると物凄いショックでなりません。しかしもし音楽界で世襲制度や弟子制度が一般化すれば、我々は二代目、三代目を襲名した歌手やバンドを半永久的に応援し続けられるのではないかと・・。
例えば、ビートルズのメンバーの息子か娘達が幼き頃よりの鍛錬により二代目を襲名、二代目ポールマッカートニー、二代目ジョンレノン等々。それがいつしか伝統の音楽界の慣わしとなり、初代である本人達が引退したり亡くなったりしたとしても普通に息子や娘達が二代目ビートルズとしてバンドは存続、そして活躍すれば歌舞伎界同様この方式が受け入れられるのではなかろうか。
息子や娘がいなければ弟子が襲名する事も可能であろう。六代目三遊亭円楽などと同じパターンである。
それに当てはめてみれば色々と伝説のアーティストや芸術家達の名前が歴代家系図のように歴史を作っていくのではないであろうか?歌舞伎界、能楽界、落語界には歴代襲名儀式があるのに何故音楽家にないのであろうか?
考えてみたらスケバン刑事だって三代目まであるではないか!株式会社 共栄通商だって社長は世襲の二代目ではないか!
二代目山口百恵、二代目美空ひばり、二代目マイケルジャクソン、二代目デビットボウイ、二代目フレディーマーキュリー、二代目ボブマーリー、二代目ジミヘンドリックス、二代目ヴァンヘイレン、二代目カートコバーン、二代目フランクザッパ、二代目チックコリア、二代目マドンナ、二代目シンディーローパー、二代目ブルーススプリングスティーン、二代目 坂本九、二代目 尾崎豊、二代目 安室奈美恵、二代目ピカソ、二代目レオナルドダビンチ、etc...。数を上げればきりがない。
そうだ、このシステムが確立すれば我々にも弟子入りさえすれば伝説のアーティストの二代目、三代目としてやっていくチャンスがあるではないか!歌や楽器がもの凄く上手いがコネやチャンスが無いために世の中に埋もれている人達の救済にもなるこの画期的計画。まさに有名アーティストの無限ループだ。初代ウィリー石松も近々弟子を取ろうかと思います。それではまた。

2020年09月23日

1983年に南極物語という映画が公開されてから37年を経過したとある日、友人が何やら面白いものを入手したという事で家までわざわざ届けに来てくれました。友人がカバンから取り出したビニール袋の中身はなんと南極の氷。嘘か真か、とあるところから手に入れた本物だそうです。南極の氷と言っても海水が凍ったものかと思いきや、雪が何万年も降り積もって圧縮されたものが氷となったものだそうです。なので塩辛くないそうです。
氷の中には細かい気泡が入っており、氷となっていく過程で何万年も前の空気も一緒に閉じ込められており、無数の気泡が氷の中に入っております。なんてレアな代物なのでしょう!



こんなレアなものをもらってしまったら、男のロマンとしてはやはり南極氷でウィスキーのオン・ザ・ロックでしょう。
という事で早速やってみました。今回の企画で試飲するウィスキーは知人から昔頂いたこちらもレアな山崎 The Owners Cask 1986です。今ではなかなか入手困難な国産ウィスキーですが、せっかくの南極氷なので少し贅沢にいきたいと思います。



ウィスキーを注ぐ前に小さな氷の破片を口の中に入れてみましたが、口の中でプチプチと細かな気泡が破裂していきます。何万年も前の空気が口の中に広がります。昔あったパチパチキャンディー的と言いますか・・。とにかく氷自体の味は雑味もなく凄くクリアな味がしていました。

ウィスキーのロックグラスに適度に削ぎ落した氷を入れ、琥珀色に輝いたウィスキーを注いでみると、先ほどの口の中に入れた氷同様に気泡がプチプチと弾け始め、不思議と心地良い音が奏でられます。おのずと気分も盛り上がり始めた頃、古代の空気とウィスキーの芳醇な香りが混ざり合い鼻孔の奥を心地よく刺激していきます。


太古の空気が入った細かい気泡が見れると思います


我が家のニャーも気になっているようです

そして太古の南極の空気を感じながらウィスキーを口に含んだ瞬間、パーっと目の前に遠くまで広がる氷の大陸の情景が浮かんでくるではありませんか!そして、南極の冷たい空気がまるで口の中で芳醇なウィスキーの香りを乗せて運んできてくれているようではありませんか!複雑な味と香り、気泡の心地よい破裂音と南極の情景、グラス越しに手に伝わる冷たい南極氷の感覚が混ざり合い、五感にこれでもかと訴えかけてくるではありませんか。こ、こ、こ、これは、まさに究極のウィスキーの飲み方ではないか!!
長い年月をかけて作られる山崎ウィスキーの奥深い味わいもさることながら、さらにもっともっと長い年月をかけて作られた南極の氷とのまさに夢のコラボ。そんな究極のウィスキーのロックを頂きながら太古の地球に思いを馳せゆっくりと流れていく時間・・・、なんて贅沢なのでしょう。とてつもなく長い時間をかけて運命的にようやく巡り合ったウィスキーと南極氷。人間の人生の儚さすら感じてきます。
次回は北極の氷か冷凍庫の奥にこびり付いた15年前の氷でウィスキーを飲んでみたいと思います。それではまた。

Profile
ウィリー石松
男らしさ、それは渋さと意外性。
飾らない魅力はサルマンな日々と共に…。
今日もお酒が美味しいな。
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