2006年12月08日

遥かに仰ぎ、麗しの 5周目

やー、たまらん。これいいわー!
前回の梓乃の続き、今回は殿子編でございます。
事前に設定で分っているのは親との折り合いが悪く、本人は自由に飛びたいと言う…。
さてさて、これがまた萌えだったわけですよ<挨拶


このルートを通して頭の中によみがえる言葉

在りたいように在る、ということはとても難しい。それは、生きることが難しいと言う事だと思う。僕は今になってそう思うようになった。

在りたいように在るには、他人を考えずに行動しなければならない。しかし、おおよその人間は他人の感情を無視して行動することを良しとしない。だからこそ時に人は迷い、そして予期せぬ生き方を強いられる。
それはどこまでも『自分』に付いてまわる、永遠のジレンマだ。
本当に自分のしたいように生きるためには、たった一人孤島で暮らす事が必要なのかもしれない。


―F&C FC01-こなたよりかなたまで 冒頭より抜粋

私が忘れもしないシーンの一つであり、この話を読んでる間、頭の片隅にずーっと居座った言葉。”在りたいように在る、ということはとても難しい。それは、生きることが難しいと言う事だと思う。”
勿論、この後に続く 〜砂時計が落ちきる前に心と折り合いをつけなければならない。 までしっかりと思い返されるが、この場では割合することに。

さて、梓乃、殿子とプレイしていてこの言葉がずーっと離れなかったのは、殿子編が終わってから何となく折り合いが付いた気がします。
最終的には、これが意味する部分から”一歩踏み出した結果”を描いてくれたのだと解釈したから。
そう言う意味でこの作品、このルートは出来が良いと思う。
単純に愉快と言う意味合いでの話の終わり方なら梓乃編でも十分で、それとはまた別の意味合いを持つ楽しみ方であればこっちのルートがいいのではないかと。


さて、それを踏まえた(?)上で、鷹月殿子編のプレイ日記を。


連日、感想でのネタバレ祭りしてるのでここまで来れば見ている皆様方ももう諦めはつくのでしょうか(苦笑)
まぁ、長々と書いたところで意味を持ってなければ何も成さないしなぁ…と思わなくもないんですが。


その瞳には何人も映す事は無く、その思考は誰にも追いつくことが出来ず、人々の言葉はその心(精神)には届かずの放浪癖な娘。
唯一、それを理解したのはいつも傍にいる梓乃だった。

両親との問題を抱え、殿子の中にある考えを汲み取ってくれた主人公に初めて心を開き、お互いに友達として触れ合いだす。
それらを積み重ねて行き、彼女が求めていた物を主人公の中に見出す事でその関係がまた一つ段階を上げる…”おとうさん”へ。
その先は、”本来は求めてはいけない”ものだと知りながらもお互いはその一歩を踏み出さずにはいられなく、一時は殿子が引いてしまうが、その想いに正直になることでお互いに歩み寄り二人は晴れて恋人同士となることが出来る。

全ての切り替わりの切欠は、暁先生と偶然(?)にも街で出会った事から始まった。
その言葉は殿子の意識に直接触れ、自分でも気が付かなかった部分を覚醒させることになり、その想いが具体的に行動に出るのは内輪のパーティーをしたときであった。
もう止まらない。止められないのだ。気が付いてしまえばその感情は自分でも抑えられない、だが唯一それを制御できたのは苦くも”鷹月”の名であり、それが殿子を苦しめる。
そこで抑えたのは正しくもあり、間違いでもあることには本人は気が付かない。
無理に避けることでその想いが濃くなり、そうなったからこそ”本当の意味で前を向く”事が出来るようになった…のかもしれない。

それに至までは大きな問題と壁があった。その問題を殿子は誰にも頼る事が出来ず…いや、頼る事を諦めていた。
だからこそ二人の関係は一時として”そこ”に留まることになってしまった。
それを助け出したのは他でもない、自身の想いと梓乃の一言だった。
物事を諦めなかった主人公と挑戦する前から駄目だと決め付けた殿子。しかし、失いたくない一心で諦める事を止め、自身とその前に立ちはだかる壁に立ち向かう事を決意する。

その心の闇に巣食うモノをお互いに振り払う事を覚えた二人だから。

さて、そうなってこれから1章丸まる使って対決する(盛り上がり)のかな〜って期待したんですけど嫌ーな予感。
…見事的中。
面白い部分がアッサリとエピローグで流されてる__| ̄|○
一番の見物部分じゃないですかー!!!
最後に鷹月の家と和解…ではないが折り合いをつけて平和的に終わるあたりを描くとこのシナリオは本当の意味でハッピーエンドだったような気がしなくはないかな…。
(回想って形でさらっと終わらせてるから余計に勿体無く感じてしまう)
このルートの流れが良いだけに是非とも見たかった部分ではあるが…
ま、まさか…ファンディスクへの布石なのか! (しつこい



全体としてはそんな感じって事になりましてー…。
殿子、可愛すぎと思ったのは、彼女が

「愛してください………。
 貴方にできる、全てのやりかたで………。」

なんって娘なのっ(;´д`)/ヽァ/ヽァ
それを言われるとなんというかもう…。
堪りません。娘属性にも目覚めるし、おまけにこのルートで、娘としての感情から恋人への感情が目覚める辺りのやり取りとか心情描写がもう…上手すぎ!
個人的に心打たれるところばっかりで、梓乃の気持ちとか考えるといけませんね。
萌え、だいすき!この子、娘にしたいって思えてきます(笑)

”おとうさん”を感じた海水浴から飛行機の組立の現場発見。
必死に止めようとする殿子―。失いたくないと強く思うその心もぐっと来ます。
お互いがその想いに気付いて、司の飛行機の組立に対する情熱が止まり、それを感じ取る殿子の心理を描いた所は…痛むなぁ。
それこそが最大の切欠でもあるので必要不可欠な部分なんですけど。

エロシーンに関しては、エロさを感じさせつつもそれ以上の無駄さを感じさせない。
いやらしさを面に感じられないエロシーンだからこそ、愛しい、可愛い。
そこまでの色々な要素があって、このシーンが上手く混ざってるんだなーって…思いません?(笑)


一番の印象が強いのは、殿子が梓乃に自分の、司への想い、それによって巻き込まれてしまう恐れのある問題、それでも止める事が出来ない”好き”を打ち明けるシーン。
これは一番に印象が強い。
それに付随する形で思い出されるシーンが、地下道で一度だけ漏らした本当の言葉。
相反する本心。だからこそ印象に強く残るのかもしれない。
萌えであって、それで尚、ストーリーとして手を離さない展開は、正に感動モノである。

本校組みの2回目を迎えるにあたって、確信を得るのはライター違いによる”物語の視点”である。
前回プレイの梓乃ルートで感じた事そのままであるが、展開上の形式は同じなのでそこは確信を持つことが出来た。

今回のルートは梓乃編とは反対の意味を持つシナリオ…なのかな?って感じることが少しある。
”心の闇”の部分を見るとそうなのかもしれない。
梓乃ルートにおける闇ってのは、好きになることで(両者における立場で)擦れられてしまう、引き裂かれてしまう事である。だからこそ、その内側に踏み入る事が出来ない。
対して、殿子ルートの場合はお互いに好きになる事で、家の問題が邪魔をして、引き裂かれてしまう。だからこそ、内側に踏み入る事が出来ない。

根本として、両者は共通している。だが、違う。
ただ、違うのはその闇になる部分が精神的に内側から来るものと、外側からの介入によるものとでの違いである。
この違い、何かを感じないだろうか。私はここに、その2人の”展開における違い”を感じているのです。
確信と言うか、こう言った理由からこうだ。と強い根拠は無い。そう感じたからこの場で言っているだけですが(苦笑)

心情描写の上手さは今に始まったわけでもなく、梓乃ルートでも感じていたことですし。
だからこそ上記に[こなたよりかなたまで]の抜粋をしたのですが、プレイした事のある人であれば、何か感じ取る事ができると私は思っています。
らしい作り方だと思います。だからこそ、主人公とそのキーマン、ヒロインが大切に描かれています。
情熱的に描く所、感傷的に描く所、それらがその場面に合わせて大切に書かれている。
それはライターがキャラに対する思い入れが深いことを私に連想させる。
これは誰もが出来る事じゃない、このひとだから出来る描き方なんだなーと改めて実感させられるルートだったりもする。
この感想を読まれている方々は、だからこそ、このヒロインに惹かれていくんじゃないんでしょーか?
だからこそ、主人公、司の存在を認められるんじゃないでしょーか?
私はそうです。プレイヤーとしては悔しいですが (あたりまえ

そうやって、”在りたいように在る、ということはとても難しい。”を実現したのだから、これからも2人は在り続けるのだろう。求めるものに対して…。

# 考察について、突っ込むべきところがあれば遠慮なくお願いしますー。上手く纏められてないと自分でも思ってますし(苦笑)


次回はラスト…?
遂に来ました、リーダさんぷりちー!…もとい、みやびちゃんぷりちー!
ですよっっっ!
エロ組分校組み、本校組みのそれぞれが完結する、その先に見出すものはなんでしょうか。
私自身が楽しみにしています。
作品として、もう比較っていう事ではないな…そう考えているのは確かです。
書いて、目指した物が違うような気がするから。

さー、いってみよー!



勢い込んで飛び込んだは良いがな、
そのまま溺れる奴も居るんだ。


Posted by wind_summer_t_will at 21:10│Comments(2)TrackBack(0)日記 

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この記事へのコメント
×週
○周

ずいぶん以前からですが
Posted by 通りすがりの係長 at 2006年12月08日 21:39
痛いツッコミ有り難うございますー(笑)
今更気が付きました orz

全部かきなおしてきまーす(⊃д`)

ご指摘、有り難うございますー。
いや、ほんと些細な突っ込みでも嬉しいです。ええ、マz(ry
…ではありませんが
Posted by wind_summer_t_will at 2006年12月08日 21:41