2007年01月07日

3部、これで終わりー。

はい、どうも無駄に長いSSでした。
今回で3部目です。完結です?
テキストエディタなどに一通り貼り付けて読んだ方がいいかもしれませんねー<挨拶


今日は成人式の日ですか、そうですか…。遠い昔です('A`)
成人を迎えられた方々、おめでとうございます。

くれぐれも普段と変わらない生活を送ってください。勿論、一般常識的な意味で

そうですね、具体的に言えば
羽羊さん、haya10さんって所ですか?setugetukaタンはまだですかー?そう言えば大学2年っぽいこと言ってたし来年ですかね。
どちらにせよ、おめでとうございました。
いつかきっと何所かで飲みましょう(笑)その時は飲ま飲ま以下略して…俺が潰されます!(大嘘

成人式…って今は言わないんですか?言うんですか?良く知りませんが、そんな日に大雪ですか。そうですか…とってもありがとうございました。
先日、羽羊さんと2時くらいまでMSNメッセ―ンジャーで会話してましたが起きれたのでしょうか(´ー`)


で、今日こそ髪の毛を切りに逝こうと思ったらこんな天気ですか。嫌がらせですか?
寧ろ切るなって事ですか、ええ、そうですかヽ(`д´)ノ
そんな中、徒歩でいきました。30分ほど掛けて orz
途中、中国人に道を聞かれる…日本語が達者だったので留学生か結構な時間日本に居るかのどっちかだろう。
年齢からして私と同じくらいだろう。そこそこ美人だったので寒いが教えてあげましたとさ。
こんな寒い日に駅までいってどうするんでしょうかね。私はそのまま連中と逆の方向に歩いていきましたが。

で、案の定、客がいない!ワロス!
スムーズに終わらせて帰宅しました。
おー、雪だ雪雪なんてレベルじゃねーぞ!







雪地方の方々、もめんなさい。
こっちではこれだけ降れば上等なんですわぃ!(笑)
走ってる車はどれもノーマルタイヤでワロス!間違っても家に突っ込んでこないで下さいね('A`)
昔、飲酒運転の車が寝室に突っ込んできました。マジで死ぬかと思いました。ええ。
お陰で母親の車のタイヤのはめ替えをしなきゃならなくなりますたよ…。日曜だから知り合いの工場も閉ってるからインパクトレンチ使いたくてもつかえねーじゃねーかよー!
おまけにジャッキもタイヤごとに上げ下げせにゃならぬ…。工場のなら前と後ろだけで済むのに。・゚・(ノД`)・゚・。
まぁいいや…__| ̄|○


先日の2回目の分も、Faxiaさんに捕捉して頂いてます。いつもありがとうございます☆(ゝω・)vキャピ

前振りも十分、それでは[遥かに仰ぎ、麗しの wind作 SS]3/3分を。


EXシナリオ?[王国の、ある日のティータイム そして…。] (HAU-SS02-3/3)


テーブルには紅茶と軽食が用意してある
時間としては昼をちょっと回っているからその為の物だろう。お腹の減った人は摘んで下さい程度のものである

暁さん、燕玲も椅子に座る。僕は一番後に座る形になった

邑那は手際よく、それでも丁寧にカップに紅茶を注いでくれる
双子はテーブルの上のサンドウィッチに手を伸ばし食べていた

邑那「どうぞ、司さん」

司「ありがとう、やっぱり邑那の紅茶を飲まないと落ち着かないね」

苦笑しながらお礼を言う
既に2人の世界を作ってしまった所で燕玲からツッコミが入る

燕玲「ゆう、私にも淹れて欲しいわね。司と甘い世界を作るのは構わないけど、責めて全員分は注いで欲しいわ」

暁「そうだそうだ、司きゅんばかりずるいぞ」

司「僕は良いんですよ。邑那の紅茶を専属で飲める立場なんですからっ」

微妙に逆切れしながら暁さんに言う。既に燕玲のツッコミはスルーだ
そんなやり取りを奏は見守っている感じだった

司「これ、上原が…じゃない、暁が…だと2人居る…うーん…」

この場では流石に困るな
そう思ったときに後ろから叫び声がきこえ―

??「あかっぺーーーーーー!!!!!!」

あかっぺ?誰だそりゃ?
声の主は聞き覚えのあるものだが呼んだほうの名前は良く分らなかった

奏「もー、みさきちっ!あかっぺって呼ぶな禁止禁止禁止ー!」

美崎「えーっ、だって、暁奏だし、暁って2人になっちゃうからセンセが困ってるじゃーん」

いつから聞いていたのか分らないくらいに僕の困り振りを理解した不思議な奴だった

奏「それはそうだけどどうだけど、かなっぺから変わってないじゃんないじゃん!」

美崎「ふっふっふ。甘いなあかっぺ、以前のかなっぺは友情だけだが…今回のあかっぺには暁ちんの愛情がこもっているのだよ!」

ズビシっ!と指差すように奏を指す

暁・司・邑那・燕玲「あかっぺの負けだな(負けね)(負けですね)」

その場にいた全員が揃って口にする

千鳥・鶫「負け? 負け? あかっぺ! あかっぺ!」

双子は食べていたサンドウィッチを飲み込んでから奏に向かって言った

奏「あうぅ…。もういいですよーぅ」

抜け殻のようになりながらカップを口に運ぶ
このようなやり取りをしている間に邑那は紅茶を注ぎ終わっていたのだ

相沢が騒いでる所にもう1人の姿が現れる
今では仲もよくなった妹の栖香だ

栖香「お姉様、大勢の前でそんなはしたない行動は慎んでくださいとあれほど―」
途中で言葉が止まる。無理も無い、彼女の目の前には、”あの李燕玲”が居るのだから…
僕は席を立ち、仁礼に話し掛ける

司「先ずは落ち着いてくれ、仁礼。席に…」

数秒、いやもっとかもしれない…仁礼は立ち尽くしてから相沢の言葉で我を取り戻した

美崎「すみすみ、先ずは座ろ、センセもそう言ってるし。それに邑那さんの紅茶が付いて来るんだよ?これは飲まないとだめっしょ!」

栖香「えっ…あ…はい。お姉様」


…少し間が持たないのかもしれない
僕は辛くなって話を切り出そうとするが、ここぞと言うときに口が動かない

邑那「どうぞ…」

相沢、仁礼に紅茶を出す
仁礼はその視線を燕玲に向けていた。無理も無い、彼女は”2人だけの王国”を知らないのだから…
そう…僕と、”王国の人間”を除く人は誰も知らない事なのだから


美崎「やっぱり邑那さんの紅茶は最高だねっ!これ以外の紅茶じゃ満足出来ないよ」

少し思い出すように口にする

美崎「アタシと、邑那さんの約束だったよね。再会したら紅茶を…って。だから再会する度、紅茶を飲ませてもらわないとっ!」

重い空気を破ろうとしたのは相沢だった
やはりこう言う時の彼女の行動力は凄い

美崎「ほら、すみすみも飲んで、落ち着こうよ」

司「それはお前の方じゃないのかな、相沢」

この場を逃すわけには行かない。空気を変える為に僕も口を挟む

美崎「うわっ、それは酷いなぁ、センセ。幾ら教師から邑那さんの秘書になったとは言え…あれ、今は逆玉でウッハウハだっけ」

司「くっ…。言わせておけば…」

暁「ふはははは。司、事実なんだからお前の負けだな」

暁さんも会話に乗ってきてくれている、後は仁礼と燕玲次第…か。邑那に関しては大丈夫だろう、先ほどの紅茶を注いだ時ので分る

すると、仁礼はカップに口をつけた

栖香「…美味しい」

そう言って、彼女は邑那に微笑み返す
どうやら、少しいい方向に向かった様だ


1時間ほどはぎこちない雰囲気が残りはしたが、気が付くとそれは忘れられていた。時間が解決してくれる問題だけに、行き成り…とは行かないだろう

邑那「それで、美崎さんは今は何をなさってるのですか?」

美崎「んー、ここ最近は学院の皆に会いに行ったりしたよ。元気そうだったよ。それと、学院に行って後輩ちゃんに凰華ジャーナルのなんたるかを指導したりしているのだっ!」

エヘン!と指を立てて言うと、それに合わせて邑那は微笑む

司「なんたるか…って、おぃ…また変な記事の書き方とかじゃないだろうな」

美崎「まっさかぁ、センセはアタシを信用してないなぁ…」

司「当り前だろっ!」

美崎「そうそう、しのしのにも会って来たけど凄いんだよ。アタシが会いに行っても拒否されなかったし」

学院に居た頃から比べれば物凄い進歩だと思う
あの頃は顔をあわせるだけでも恐れられたからなぁ…

暁「八乙女も頑張ってるんだな」


相沢はペラペラと元学院生の近況を話してくれた。僕の元生徒達も元気そうで何よりだ
そのことが分っただけでも相沢には感謝しなくてはならないだろう

美崎「あーっ!でも、皆驚いてたよ。センセが行き成りテレビに出てくるんだから。勿論、邑那さんにもだけどね」

司・邑那「まぁ、それは色々あったんだよ(のですよ)」

僕等はほぼ同時に口にした
その際に僕は燕玲と仁礼に目配せをする。燕玲はカップに口をつけ、双子を観察していた
二人を繋ぐ空気だけは重いが、それは仕方ないと思うことにした

司(何とかならないものか…まぁ…僕だって真相を知るまでは仁礼と同じ気持ちだったからわからなくも無いが)

僕は仁礼に声をかける。なるべく平然を装って…

司「仁礼は、今はどうしてるんだ?」

僕の気持ちが伝わったのか、いつもの調子で答えてくれる

栖香「お姉様と一緒に居る時が多くなりました。実家に居ますしから、家の手伝いをしています」

司「そうか…。相沢と仲良くやってるんだな。良かったよ」

それは本心からの言葉だった
姉妹で仲良く出来ない事ほど辛い事は無いのだから…

そこで相沢が僕を指差して立ち上がる

美崎「あー!そうだ!センセ見たら一度言おうと思ってた事があったんだ」

ムッとしながら僕を指すところ、余り良さそうな事では無さそうだ

美崎「センセっ、奏の結婚式、知り合いだけでのささやかな式だったのに何でこなかったのよぉ」

なんとも無茶な事を言う口だ…
流石にあの時は忙しくて、結婚式に出席したくとも出来なかったのだから

司「しょーがないだろ!流石にあの時、僕と邑那が抜けたらとんでもない事になってたかもしれないんだから」

ちょっと本気で相沢に反論する
勿論、何も無しではいけないので、お祝いの言葉と品を一緒に贈ったのに…
休みだってロクに取れず、つい最近までは色々と整理で大変だった
これまではそこまで余裕が無かった…

司「まぁ、それでも…最近になって漸く落ち着いてきたんだけどね」

僕がそう言うと邑那は軽く頷いてくれた。勿論、燕玲もだ
流石に3人全員が頷くと相沢も大人しくなる

美崎「うっ…。そうやって言われると…つらいにゃぁ。…突然、学院から去っちゃったと思えば今度はTVの向こう側に居るんだもんね…ビックリだよ」

司「まぁ、無理も無い話だよな。僕だって自分で驚いているくらいなんだから」

それから暫く、暁さんに話したようなこの数年の苦労話を相沢、仁礼相手にすることになった。勿論、簡略的にして話したから暁さんと話をしたときのような時間は掛かっていない
勿論、その中に、結婚式に行けなかった理由も交えて話すことは忘れなかった

仁礼「そんな事が…。先生も大変だったのですね」

やっぱり僕は皆にとっては永遠の先生なのだろうか…?

司「なぁ、相沢、仁礼…僕は今は先生じゃないんだけど…」

美崎・栖香「センセ(先生)は変わらずだよ(です)」

少しだけ間を空け、一息吐いてから僕は纏めるようにしていった

司「なっ、これでこの数年、忙しくて結婚式に出席はおろか、休みすらなくて大変だったのが伝わっただろ?」

こうして僕と邑那があの学院を唐突に去ってからメディアの前に姿を現し、今こうしている事が理解されたわけだ

司(確かに結婚式は丁度…1年前位だろうか?その頃もまだ忙しかったしなぁ…何回か会った割りに忙しいって言うだけで詳しい事情は話してなかった訳だし)

僕は内心そんなことを考えながら何杯目かの紅茶を口にする
邑那が常に気を利かせてくれているのだろう
会話に参加していても、していなくても周りを良く見ている


それから少しの間、暁さんと奏の結婚式の話を聞く事になった
奏も、僕等にそのことを知っておいて欲しかったらしく、聞くこととなった

結婚式といっても、お互いの家族と友人等だけでのささやかなもので(これは奏の希望だったらしい)それでも盛大に行ったらしい
その時、出席していた相沢の父親のはしゃぎ様は言葉だけで十分伝わった…

司「なんだか、想像できるよ」

苦笑しながら僕はボソリと言う

美崎「でも、アタシが結婚するときはどーなるんだろっ…ってかピストル持ち出してきそうだねっ」

とても現実味があって宜しいと思います。…勘弁してください
呼ばれても参加したく無いと思うな…。結婚式で血の海は誰も見たくなかろうて


司「結局、僕等以外の招待者は全員参加したのかい?」

奏「はい。皆さん忙しくても予定を空けてくださったみたいで、参加してくださいました」

グサリと僕の心に突き刺さる
奏には悪気は無いのだろう、だから僕もここは敢えて流す事にする

邑那「…参加すべきだったのですが、行けるほど余裕が無かったので、本当にすみません」

奏と暁さんに向かって軽く頭を下げる。暁さんは軽く手を振りながら

暁「あぁ、そう気にしなさんな。それなりに綺麗に終わったが相沢がしっかりかき回してくれたからな。結婚式を”楽しませて”貰ったさ」

少し意地悪交じりに相沢を見てウィンクをする

美崎「あれはパパが暴走しちゃって―」

人の結婚式で暴走するのか、あの人は…
学院で何回かは相沢の家族に会ったが、いい家族だと思う。本当に愛されていると僕は思った

暁「流石に、行き成り喚いたと思ったら大声で泣き出す父親も中々だとおもうがな」

笑いながら暁さんは相沢を見る
隣に座っている奏は思い出したように手を叩く

奏「思い出しました、あの時、美崎に撮って貰った写真がありますが、邑那さん、先生、ご覧になりますか?」

言い終る前に席を立ったと言うことは見せる気なのだろう

そんな結婚式の話をしながら、その時のアルバムを奏が出してきたので見る事となった
暁さんは照れているのか、視線を明後日の方向に投げ、正面を見ようとしなかったが…それはそれで珍しい光景だったし、そんな状態のこの人を見れるのは滅多に無いだろうと色々な意味で堪能させてもらった

アルバムに皆が集っている間に僕は一息ついた
少し疲れたのかもしれない。流石にこう…働き詰めでは。しかし、それは邑那、燕玲も同じなのだ
そう思い返し、視線を正面に移す

写真は上手に撮れていた。いつもカメラを構えているだけのことはあるようで、ドレス姿、タキシード姿も綺麗に写っていた

式の話が一通り終わった頃には
―陽は、いい感じに沈みかけていた


突然話を切り替えるように、相沢は僕に話し掛けてくる

美崎「ねぇセンセ、前に学院に行ったんでしょ?邑那さんが居ない今、温室ってどうなってるのかな?通販さんが引き継いで世話をしてるのは知ってるけど」

司「お前の方が最近の学院に行ってるんだろ?そっちの方が知ってるんじゃないのか?」

美崎「いやぁ、すっかり見に行くのを忘れちゃってさぁ。あそこって広いし、世話をするの行き成りじゃ大変だし、それにアタシらが卒院する前に少し枯らしちゃってたしさ」

アルバムを見ていた邑那が口を開く

邑那「少し枯らしてしまったみたいですが、今では上手くやってるみたいですよ」

奏「じゃあ通販さんは、今はずっとずっと温室に居るんですか?」

その言葉に邑那は軽く頷いて

邑那「今では 花さん って呼ばれてるみたいですね。通販さんって呼び方をするのは私たちくらいでしょう」

思い出すように微笑んで奏に言う

司「まぁ、僕等が学院に行ったのが2年前だから、今はどうなっている事か…」

管理室に通信環境があって、マメに会話しているなんて流石に言えないので、さりげなく知らない振りをする
すっとぼける僕を見て、邑那と燕玲は笑いを堪えるのに必死みたいだ

栖香「邑那さん、何かおかしい事でも…?」

不思議そうに仁礼が邑那に向かって聞く。その理由がわかるはずも無いだろうに

邑那「…いいえ、何でもありませんよ。ただ、昔の面白かったことを思い出して…。通販さんは元気でしたよ。温室で紅茶を淹れるようになったみたいで、美味しかったですよ」

司(上手く誤魔化したな…)

美綺「今では温室で、通販さんの紅茶かぁ。よーし、妹よ、明日にでもいくよっ!」

栖香「お姉様、そんな突然は失礼すぎます!もっと事前から計画を立ててですね―」

美綺「駄目だぞっ、そんなことでは立派なジャーナリストにはなれない!」

相変わらずの姉妹であることは良く分った
僕は全体を見渡すように視線を動かす。すると嫌な感じがする
暁さんがにやにやしながらこっちを見ている

司(何かある、あの笑いは絶対何かある…先手を打って黙らせてしまうか、いや…まて、それが狙いか?)

そんな考えを尻目に暁さんが口を開く。それに視線の先は僕ではなく、邑那に移った

暁「ボス、そんなにドレスの写真をじーっと眺めて、結婚式でも挙げられたいのですか?」

半分真面目に、半分笑いながら邑那に向かって言った

司(そっちが狙いかーーーーー!!!)

すると邑那は真っ赤になって黙り込んでしまった。それでもアルバムの1枚の写真から目を離そうとはしなかった
こちら側からは邑那がどのページを開いてるか分るが…果たして暁さんの方から分るのだろうか?

暁「やーっぱりそのページ開いてたのか。さっきからちーっともページが変わってないと思ったらさっ」

どうやらカマをかけられたらしい
その隣に座っている燕玲も苦笑している

暁「女の子にとっては夢の1つだからな。分らなくも無いさ。所で、司きゅんの結婚式はいつなのかな?」

司「司きゅんって言うな!」

照れ隠しも含めて暁さんに言う
そりゃ、忙しすぎて結婚式なんて言ってられなかったから籍だけは入れて、僕と邑那は夫婦になっているわけだが
そこで久々に燕玲が口を開く

燕玲「陽道の総帥の結婚式となれば…規模が想像できないわね。マスコミも大騒ぎだし、状況によってはTV中継もありえたりするんじゃないかしら?」

ひゅーと暁さんは口笛を吹く

司「流石にそれはやりすぎでしょう…それに邑那の希望も聞かないと…」

燕玲「ゆうは挙式をいつにしたらいいかとか相談してくれるわよ。あら、司にはしてこないのかしら?」

からかうように言って来る。いや、本当にからかっている、それにちょっと悔しい

邑那「イェンっ、それは司さんには言わないでって言ったじゃない。もうっ」

真っ赤になりながら邑那は燕玲の方を向いて言った
相沢、仁礼、奏はと言うと…
真っ赤になった邑那を見れる機会など滅多に無い訳で、ポカーンとしている。これも実に珍しい光景だ
双子は何時の間にか消えていた

美崎「へぇ…。確かに、邑那さんの結婚式ってのは凄いニュースだよ」

燕玲「そうね。陽道の総帥ってだけでも凄いことだし、この若さで総帥、更に結婚式なんて話題過ぎるもの」

相沢達はそれぞれで会話をし始める

暁「で、司。お前達の式はいつにするんだ?勿論、参加させてもらうぞ」

突然そんなことを言われても困る
話を逸らそうにも邑那は真っ赤だし、燕玲はあてに出来ないし…

司「まぁ、ほら…日も暮れてきましたし。そろそろお開きですよ」

本当に苦し紛れだが、実際に陽は沈んでいたし

暁「あ、おい、そりゃ無いだろ。折角これからが盛り上りだってのに」

司「何言ってるんですか、僕らは明日からまた忙しいんですよ」

やや強引ではあるが仕方が無い。このまま暁さんに付き合ったら大変なことになりそうだ

燕玲「そうね、そろそろ戻らないと。今日くらいはゆっくり横になりたいし。ゆう、片づけをして戻りましょうか」

その言葉に落ち着きを取り戻して邑那は片づけを始める

邑那「そうね、奏さん片付けましょうか」

奏「ああっ、いいですよいいですよ。片付けは私がやりますから」

そう言って2人は片付けを始める
相沢と仁礼は席から立ち上がり、外を見ている

栖香「お姉様、私達も帰りましょう」

美崎「そうだねぇ。センセ、帰り、一緒に乗っけてってくれないかにゃあ?」

言われると思ったので僕は予め用意しておいた

司「まぁ、途中までだぞ?それでいいなら一緒に乗っていけばいい」

美崎「サンキュ、センセ。序でに夕食もご馳走してくれると嬉しいんだけどなぁ」

司「ばーか、流石にそこまで付き合いきれないってーの。それに家で両親が待っているだろう?」

冗談なのは分っていたのでこっちも笑いながら言い返してやる

栖香「先生、よろしくお願いします」

司「ああ、別に気にしなくてもいいよ。途中まででよければだしね」


僕はそう言うと席を立ち、少し離れた所で何かを描いている双子を見る
すると、暁さんが横に来る

暁「どうだ、凄いだろうあの2人は。これからもっともっと凄くなる」

司「そうですね…学院に居た頃から凄かったわけですからこれから更にって言うと想像が出来ませんよ」

僕は感心して言う。暁さんにもそれは十分に伝わっているはずだ

暁「だいぶ2人とも懐いてくれたしな、奏と話をしてあの双子を養子にしようと思ってる」

司「そのうちそうなるんじゃないかって思ってましたよ」

僕は、いつかそうなるのだろうと思っていたし、暁さんから言葉を聞けるのもそれはそれで嬉しかった
暁さんは困った表情を浮かべつつ、苦笑しながら

暁「まぁ、今のままでも良いんだが…最近はそう言う気分でね。あの2人の才能が完全に開いたら、俺はまた美術教師にでももどるつもりさ」

司「そんなに遠くない話でしょう。今はあの2人に熱を入れてるんですね」

暁「馬鹿いうなよ。俺が熱くなるのは奏にだけだよ」

燕玲「ほんと、男って馬鹿ね」

苦笑しながら彼女は僕らの後ろに立っていた

燕玲「片付けも粗方済んだ見たいだし、帰りましょ」

奥の部屋から邑那と奏が出てくる
お互い、軽く頭を下げて邑那は僕のほうに、奏は暁さんの方に寄ってくる


暁「ほいじゃ司、元気でな」

司「ええ、暁さんもお元気で。あかっぺ、仲良くな」

邑那と燕玲も2人に挨拶をして車の方に向かう。既に車の前には相沢と仁礼も向かっているはずだ
さて…僕はと言うと………。


奏「光一郎さん…」

奏は少し頬を赤らめて暁さんに寄り添う。意図を理解したのか暁さんは黙って肩を引き寄せて奏の唇を奪う

奏「ん……ちゅっ、ちゅ」

軽く唇を重ねつつも、段々と情熱的になって行く

丁度そこで―
2つのシャッター音が鳴る

暁・奏「!!??」

2人を挟むようにして僕と相沢がカメラを持っていた

司・美崎「ナイスショット!」

お互いを誉めるようにして親指を立てる

奏「み…みさきちっ!な、なななな何、何、何、撮ってるのぉー!失礼だよ失礼だよ失礼だよ」

奏は予想通りに慌てて相沢に向かっていく

暁「司隊員、遂に俺の身体まで欲しくなったのか…」

司「何いってんですか!別に欲しくないし、僕には邑那だけで十分ですよ」

冗談なのはお互いに分っているのでそのままのノリで続ける

暁「だってぇ、司きゅんがこんな事までするんだし」

身をくねらせて言う。昔、こんな事もあったなと思い出す
僕は苦笑しながら言い返す

司「ほら、いつか暁さんは言ったじゃないですか、”江戸の仇を長崎でだ”と」

暁「おいおい、それとこれは状況が違うだろ。ひでぇな。それに、お前言ったじゃないか、”そういうの僕、嫌いです”ってさ」

司「冗談ですよ。勿論データは残してませんって。残ってるとすれば相沢のカメラくらいですよ」

確かにデータは残していない。僕はそこまで悪趣味じゃないし

暁「まっ、分ってはいるがね。言っただけさ。相沢の方は奏がなんとかするだろ」

先の事を読んでるのか、人を信頼してるのか…まったく掴めない人だ
向こう側では、相沢と奏のやり取りが繰り広げられてる

美崎「ふっふっふ。これであかっぺの弱みをまた1つ―」

奏「くぉらぁ!みさきちぃ!消しなさい消しなさいけーしーなーさーいー!」

美崎「えーっ、折角の良いワンショットなんだよ?勿体無いよ?」

奏「勿体無くもなんでも良いから消して消してっ」

酷く一生懸命に相沢を説得していた
余りにも必死で、可哀相に思えてきたので僕は助け舟を出す事にする

司「相沢、さっさとデータ消して帰るぞ。運転は僕なんだから車に乗ったら置いてけぼりだぞー。いいのかな?」

美崎「うわっ、それ酷いよ、すみすみだけ同乗で私だけ置いてけぼり?!うわーん」

司「だったら、さっさと行くぞ。燕玲を待たせると五月蝿いしさ」

そう言って相沢からカメラを取り上げると僕は先ほどの写真のデータを削除して2人に向き直る

司「それじゃ、失礼します。また時間を作って遊びに来ますよ」

相沢は僕の行動にちゃんと合わせてくれる。学院の時からそうだが、ちゃんとそう言うところは分っているからコイツは良い奴だ

暁「おう、それじゃ、またな。仕事に埋もれるんじゃないぞ。…あと、結婚式にはちゃんと呼べよ。俺がお前の教師時代の話をたっぷりしてやるからな」

司「…考えておきます」

最後にしっかりと仕返しを受けてから、僕は車の方に歩き出すと相沢もそれに付いて来る

奏「先生、みさきだけはしっかり叱っておいてくだいさいね」

苦笑するしかなかったが、軽く頷いてから手を軽く振る。それは相沢も同じだ
車では少し不機嫌な燕玲とそれをなだめる邑那、少し複雑そうな仁礼が待っている
仁礼にとっては難しい一日だったのかもしれない。”あの李燕玲”の本当の顔を見たのだから
何にせよ、お互いにとって重要な一歩にもなるだろう

司「さーて、帰りますよ。悪かったね、邑那」

邑那「いいえ、そんな事はありませんよ。折角の休みですし、暁さんと久々に会ってた訳ですから」

美崎「おーおー。流石、妻の余裕ですかー?」

栖香「お姉様っ―」


そんな会話をしながら車は走り出す―

そこは、”2人”と”2人”の王国―
いつもは4人の王国だけど、この瞬間だけは2人だけでもいいだろう―

奏「光一郎さん」

暁「何だ?」

奏「これからも、ずっと一緒ですよ………私の、旦那様」


―――夕日は沈みきって、空には月と、星が輝いていた―

― end ―



………。

??・?「見せる? 見せる?」

??・?「決定的、瞬間〜♪」

―その場には”部外者2人”は除かれて、愛する二人が唇を合わせあっている絵が、そこには描かれていた―






〜あとがき・・・?〜

いやっほー!
黒歴史 Mk-2 __| ̄|○

いかがでしたでしょうか?
と、言うか全3回にぶったぎってしまい、読みにくかったかもしれません(⊃д`)
そこはブログの仕様上って事でご容赦ください。
本来は1回で済ませる予定だったんですからー!残念!(この人もうネタ無いよね…)
オリジナル版(といっても大して変わんないか…)が必要な方はコメント欄か何かで仰ってくだされば何か考えます。
…まぁ、必要ないか(´ー`)


今回はサブキャラである”光一郎”と”奏”の話です。
自分で、書いて、読み返して…
司と邑那 とも取れるし、ごちゃ混ぜ とも受け取れるので微妙な気分です(ノ´д`)ノ 〜┻━┻


前回はクッサー!…だったんですけど、今回はクサーよりも中身の具合が心配です。
正直、話に山が無いし、谷が無いし、オチは微妙だし、いい事ねーよ!。・゚・(ノД`)・゚・。
いや、それでも年末年始、思いっきりこれで棒に振ったんですよ?ほんとに。
考え出すと止まらなくていかんのですがね…。ずーっと構想が頭から離れなくて、文章にしたのは良いけど半端すぎて途中で乗ってきたー!と思ってたら止まるし。
エライ目にあいながら書いてました。

会話にするネタを洗い出していくのも中々難しいんです。そもそもサブキャラですし…
なので、ゲームを何度も流し見しながら、ネタを探して、台詞をメモしたり色々やって、やっとこれですよ__| ̄|○
後は…話の設定を考えるのに困りまして、何年後が良いのか、周りの状況はどうするのが不自然でないかとか。
これも何回もゲームを流しながら考えましたがねヽ(`д´)ノ

…一回、書き出したら、半日辺りで没。話が進められなくなって没!
くっ…。自分の文才の無さをここでこんなに恨んだ事は無い(つД`)
誰か、少しでも良いから文才を分けてください。

今回も視点は司きゅんの視点です。
後、”上原”って表記にするのはイマイチだなぁ…と思ったので(結婚して苗字は暁に変わった設定になってますし)暁さん(光一郎)に対し暁(奏)って書くのは変なので単純に奏にしましたとさ。

やっぱり、この恥さらしのSSを公開して心配になるのは”本来のゲームの質”を落としてしまうんじゃないかと言うこと(笑)
まぁ、んな事言ってたら何も出来ませんがね。
ええ、お陰で、何作もお蔵入りしてるのがありますよ。・゚・(ノД`)・゚・。
今更だがなっ!

前回の黒歴史の最後に書いた通り、奏と暁ちんの出番が無かったので、今回それをフォローする形をとったわけです。
本当は志藤の話をサラリと…とも思ったのですが、頭の中で一番濃く出たのはこの2人だったのでこうした訳で…

読んでいてどんな反応をされるか分りませんが、何か思う所があればコメントなどいただけると幸いです。
多分、無駄に長いだけで面白くもなんとも無いですがね!

陽道の忙しさの詳細を書いてないのはこれがあくまでも光一郎・奏のエピソードだから(笑)
邑那編のSSを書くなら結婚式中心に書きたいなぁ…とは思ってますが。
多忙な仕事の一部には風祭、志藤などとの話し合いやらなんやらが合ったからって個人的設定もあるにはあるのですが…。

あー、一番面倒だったのは、個人がそれぞれ自分のことを表現するときかな。
美崎=アタシ
邑那=あたし
等、バラバラだっため、ある程度書きあがったときにそれに気付いて修正に修正。ひょっとしたらまだそんなのが残ってるかも(笑)
勿論、口調や性格を原作に近づける事も苦労したのですがね、その辺は微妙。
個人的な希望の部分も含めてはいますが、基本は原作の性格の再現、延長って感じで、この場合はこのキャラはこうするであろうと言う書き方。
会話に関してはこんな会話があったら面白いなー等と思ったことを書いたので原作に近いかどうかは不明。

誤字・脱字は仕様です!全力で!!!


以下はこのSSの状況などの設定を(箇条書き)―

・ベースは分校-邑那編
・蘆部源八郎の死去から4年後(邑那編エピローグから2年後)
・光一郎-奏は蘆部源八郎の死去から3年後に結婚(SS内では1年前)
・司と邑那の挙式はまだ
・双子はちょっとずつ有名な画家になりつつある
・暁たちは今の住居に来る前は別のところに居た(詳細未設定)
・実は最近、通販さんは温室に小型テレビを導入して通販番組をみている(な、なんだってー!)
・結婚式の費用は何故か相沢パパが勝手に出した(SS本編未収録)
他の設定などは察してください('A`)

ちなみに、未収録設定は後から都合が悪くなったら、なかったことに出来るからだ!(ぉぃ
完成までに要した時間は忘れました(´・ω・`)

まぁ、設定練るのが一番時間掛かりましたがね。実際に文章にした時間は1〜2日くらい


# 他のキャラの話は頭の中にはありますけど…文章化までは考えてませぬ。読みたい人が居れば考える位ですがー。
Posted by wind_summer_t_will at 20:30│Comments(3)TrackBack(0)黒歴史 

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この記事へのコメント
わかったから燕玲と邑那のどろどろ三角関係の話を書けと
出来はまあ・・・・
Posted by sage at 2007年01月08日 14:03
最後の落ちは文句なしです(//▽//)
Posted by 匿名希望 at 2007年02月11日 14:00
匿名希望さん

どうも有り難うございますー。
オチだけは設定作ったときに候補が幾つかありましたが、折角ですしこの落とし方が一番いいだろうと以下略で…。
Posted by wind_summer_t_will at 2007年02月11日 16:04