2005年11月

2005年11月29日 23:10

〜山陰への旅・出雲大社の巻/その3〜


2時間が経っていた。
出雲大社を後にするとき、爽やかさとともに皆が感じていたのは、空腹だった。(ホンマに俗物やワ)

出雲はそば屋さんがたくさんある。門前で土産物屋をしているオバちゃんを捕まえ、「おそばを食べたいねん。どこかエエ店教えてぇな?」って聞いてみる。門前でなくてもエエんやったら、クルマでちょっと走ったところに行きなさいと教えてくれた。クルマで数分のお店に着くが、店構えはそこらへんの大衆食堂って感じのお店だった。ホンマにここでエエのかな?と思いながら暖簾をくぐる。お昼時をかなり過ぎていたので、先客は一人。おおきなテーブルを全員で陣取る。しかし、店内も大衆食堂そのまんまや。(大丈夫かいな?)
おそばのメニューのほか、うどんや丼物もある。但馬・出石のそば屋じゃぁありえない。そばメニューは、割子そば、釜揚げそば、玉子そば、山かけそばくらいだ。出石の皿そばのような感覚を割子そばに感じたので、それを注文。空腹のため2人分頼んだ。
運ばれてきた割子そばは、ねぎとかつお節がのっかっていた。山葵がない。なんと山葵の代わりは、もみじおろしだった。色はかなり黒く、素朴な味だった。さらに山かけを追加。やはりもみじおろしだった。(これは違和感があった。山葵が欲しい!)

お土産を入手するため、松江の町を目指す。宍道湖の北を走る国道を東へ走る。松江ではコーヒーを一杯飲んで、名産の和菓子と出雲そばをゲットしただけ。松江を後にしたころには、日は暮れかかっていた。

無事に大阪に帰ったら、21時を廻っていた。お疲れ〜〜〜!温泉と出雲大社で英気を養った秋の「遠征」だった。


佐藤友彦@しらたき



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2005年11月28日 02:17

〜山陰への旅・出雲大社の巻/その2〜

本殿の手前(南側)の拝殿に案内される。大勢の参拝客とともにご祈祷を受ける。小生の願意はもちろん「商売繁盛」。神職が祝詞を奏上し、巫女さんのお神楽が披露される。そして団体参拝の代表者が玉串を奉奠して、ご祈祷が終わる。拝殿に案内してくれた若い神職が、「どうぞ、こちらへ……」と我々を促す。導かれた先は、本殿前のくぐり戸だった。制服姿のガードマンがいる。若い神職を先頭に、ガードマンが開けてくれた扉から入る。目の前には、出雲大社のご本殿がそびえる。

「大社造り」と呼ばれる独特の神殿が、秋空に映える。美しくも荘厳に屹立するも、圧迫感が全く感じられない。
聞けば、仏教伝来以前の様式なので、我々が考える(よく目にする)神社とは、建築様式が全く異なるというのだ。そういえば、歴史の教科書で見た弥生時代の建築物に似ていなくも無い。屋根が檜皮葺であることを除けば、まんま神話の世界の建物や。

先導する神職が、ツアーガイド役をしてくださっている。う〜ん!普通、こんなことはありえないやろ、って思った。

本殿の周りを一周して、束帯・烏帽子の神職が「これよりご奉仕させていただきます」といって、我々を本殿の正面にいざなう。小生が代表して、玉串を奉奠する。出雲大社では、「二礼・二拍手・一礼」じゃなく、「二礼・四拍手・一礼」だ。(初めて知った)

ご本殿での正式参拝を終え、くぐり戸を出た時は、なんとも言えぬ爽快な気持ちだった。「お参りできてよかったねぇ」と皆が言う。

宝物殿を見学したあと、権宮司さんにお礼を申し述べて辞去した。

〜つづく〜

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月25日 12:39

〜山陰への旅・出雲大社の巻/その1〜

早朝、窓の外を見やると、消波ブロックの上で釣り人が竿をだしている。海も穏やかで、まずまずのお天気で気分がいい。日本海側の天気は、この季節変わりやすい。「弁当を忘れても、傘は忘れるな」って言葉は、北陸のほうの言い伝えだったっけ?それくらい時雨やすい。

朝食前に大浴場へ行って、またまたゆったり気分を味わう。昨夜と男湯と女湯が入れ替わり、また異なる気分だ。

チェックアウトして、女将さんとそのご子息である支配人さんの見送りをうけ、出発。クルマを西に走らせる。今日の目的地は、出雲大社だ。

出雲大社への訪問目的は、「正式参拝」だ。
ひごろお世話になっている神社を通じてお願いすると、「ぜひお越しください」との快諾をいただいた。出雲大社へは初めての訪問だ。

時間を読み間違えたか、予定より20分遅れて到着する。到着を申告するため社務所に入るが、ご祈祷をお願いする参拝客でごった返している。手の空いている神職を見つけ、来意を告げ、名刺を差し出す。別の神職に名刺が渡り、パソコンのキーを操作している。すると、「お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」と促され、別棟の接遇所へ案内される。白いカバーのついた応接セットを勧められ、お茶とお菓子が運ばれてきた。
ここで「ありゃりゃ?どうも大変な待遇をうけそうやな?」と感じた。

紫色の袴を身に着けた、初老の神職が現れる。「権宮司の千家です。お待ちいたしておりました。」宮司さんの弟さんにあたる、出雲大社NO2の出迎えを受けたのだ。(うわぁ〜大変なことになったワ。どうしよう?)
宮司家は80数代の長きにわたり、出雲大社に仕えられている名家で、遠く祖先は
祭神・大国主命につながる。

「正式参拝」のお願いを受け入れてくださったことにお礼を申し上げ、しばしの談笑をする。しかし、緊張していて何を喋ったのか、覚えていない。

〜つづく〜


佐藤友彦@しらたき





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2005年11月24日 20:12

〜山陰への旅〜

異業種交流・研修会のメンバーと山陰方面へ行ってきました。

日ごろお世話になっているコンサルの先生が、経営支援に乗り出した温泉旅館を訪問するという企画だ。

ちょうどカニも解禁になったことだし温泉に入るのもエエか?と7人で出かけた。
クルマ2台(神戸組・大阪組)に分乗して、中国道を西へ走る。米子道に入り北へ向かうと、大山の山頂は白い衣装を身に着けていた。キレイやな〜!と声が上がる。

足立美術館に立ち寄る。横山大観の絵をたくさん収蔵する美術館だが、お庭も見事。
庭木が紅葉し、その美しさに見入ってしまう。お手入れも完璧で、米誌に「美しい日本庭園」の第1位にランクされているそうな。

横山大観を堪能した後、北大路魯山人の器を見学した。美食家でもあり、料理・器に造詣の深い趣味人は、やはり常人離れしているのかと感じた。

温泉旅館に到着して、2時間ばかり研修会を行う。真剣な研修はいつもと変わらずで、モチベーションが上がる。あまりに白熱して、時間切れ。未発表者が2名。サスペンデッド・ゲームを宣告して、入浴タイム。

この温泉旅館はすでに築40年を経ているので、やや古ぼけているが温泉はとても気持ちがいい。熱い湯が苦手な小生には、ほんとうに心地いい。屋内の大浴場と屋外の露天風呂とは泉質が異なり、「一粒で二度おいしい」って感じやね。

入浴後は、お待ちかねカニ料理の夕食。
前菜の後、カニサラダ、カニ酢、焼きカニ、カニ刺し、カニすき、てんぷらとカニ尽くし。最後のカニ雑炊が出たころは、おなか一杯。アルコールもあまり飲んでいないようだ。食べるのに忙しいねんな、みんな。(あとで勘定書きを見ると、ビールが7本、お銚子が3本!飲んでいないぞ!)

これまで、研修会の例会を終えてから一杯やりながらメシを食うことはあったが、腰を落ち着けて飲む機会は、昨年の研修旅行以来だ。今回は温泉旅館だけに、上げ膳・据え膳でゆったり気分。はてはカラオケまで堪能した。
小生好みのシングルモルトウィスキーを持ち込んで、旅館のカラオケBOXでマイクの取り合い。研修を終えた社長たちは、アルコールに親しんだり、飲まれていったり……。トイレのスリッパを履いたまま、徳永英明の「壊れかけのRADIO」を歌う「壊れたIT企業の社長」もいた。


〜つづく〜

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月17日 16:35

〜本日解禁〜

昨日からバタバタしてます。

以上

佐藤友彦@しらたき

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2005年11月14日 13:00

〜立飲みって、どうなの?・その3〜

立飲みは、どうやら静かに増殖中のようだ。北新地にもできたし、大阪駅前のビルの飲食街でも盛業中のようだ。

量り売りにながれで立飲みの営業を続けている酒屋さんを、眉をひそめ冷ややかな態度をとる御仁もいた。税務署(酒類販売のお目付け役の間税部門)も、「いつまでやるんですか?」という態度だ。

立飲みは「飲食店営業」である。酒の販売場所は税務署の管轄で、立飲みのスペースは保健所の管轄になる。税務署は飲食店には酒類販売免許を下付しないという原則に基づいて、立飲みスペースと酒類の販売・貯蔵場所と区切るよう指導をせざるを得ない。まぁ、コレはしゃぁないと思う。

ウチでは生ビールを300円、焼酎は250円でお出ししている。当社が勝手に決めた「量り売りルール」により、ボトルキープはしない。「アテ」は100〜200円で、客単価は1000円を少々上回るくらいか……。

繁華街で「立飲み飲食店」を経営するのは大変やと思う。お客様は、一人でも気軽に入れて、お勘定は激安というのが最大の魅力だと思うが、お店の経営はどうなのだろう?やっていけるの?というのが正直な思いだ。家賃・人件費・光熱費はペイできるのかなぁ?

いっぺん覗いてみよう。おしゃれな感覚の立飲み屋さんに興味深々やねん。

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月12日 12:01

〜立飲みって、どうなの?・その2〜

所帯持ちのお客さんならば、子供がおつかいにやってきて、「量り売り」でお持ち帰りなのだが、独身のお客さんならどうなる?

その日の勘定(日当)をもらってから、酒屋に寄る。「量り売り」の酒を買って、自宅で一杯という人もあるだろう。しかし、面倒なことはヤダって人は、酒屋の店先でそのまま飲んじゃう。「量り売り」の酒を瓶ではなく、コップに注いでもらって、その場で「グィッ!プハ〜!」になっていった。そのとき、商売気のある酒屋の女将さんは、ピンとひらめいた。

「ちょっとしたオカズを作っておけば、夕方に仕事を終えた若い衆がお店に来て、お酒とともに売れるんとちゃうか?」

これが立飲みのルーツや!つまり、「量り売り」にスタートがあるということ。

昨今は「量り売り」てなもんは無くなってきた。友人の肉屋の息子は、こう言う。「若い主婦と思しきお客さんが、買い物にきたんやけど、突っ立ったままで、お肉をよう買わんねん。」
「へっ?何で?」
「ほれ、スーパーマーケットやったら、適当な量をパックしてあるやろ。そのお肉の量を目分量で、コレで何人前って考えてレジに持っていくねん。ウチやったら、そのお肉を何百gちょうだいって言うてもらって、それをケースからだしてハカリで量ってからお客さんにわたすやろ。それがお客さんが出来ないんや。つまり、すき焼きを○人でするんやったら、トータル○○○gあったらエエなぁってことが理解でけへんねん。」
「へ〜〜〜っ!」

〜つづく〜


佐藤友彦@しらたき


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2005年11月11日 13:35

〜立飲みって、どうなの?〜

小生が立飲みバーのマスターであることは、すでにカキコしたとおり……。
どうやら、立飲みは昨今、ブームになっているらしい。かの、「おねぇちゃんの街」北新地にもある。

ブームとして、一過性のものなのかどうかは、今後の推移が気になるところや。

ところで、立飲みって言うのは、どのようにして生まれたのだろうか?みんな、知ってるのかな?ちょっとここで教えちゃおう!

昭和20年代までだろうか、清酒は今のような流通ではなかったようだ。
お酒の小売店は、清酒を仕入れる際、大きな樽(18〜72ℓ)で仕入れ、その清酒を一升瓶に小分けして販売していた。小分けした清酒に王冠で栓をしていたので、どこの酒屋さんにも、「打栓機」という王冠で一升瓶を密閉できる器具があったのだ。だから、お店によって清酒の味は微妙に異なっていたとも聞く。

また一升瓶で清酒を購入する層は、けっこうお金持ちだった。つまり、戦前の日本は今のような社会ではなく、身分制度が厳しく残り、上級学校への進学や、土地・農地の所有はそれほど自由なものではなかったはずだ。長屋やアパートに暮らす庶民は、その日の給金を現金で雇い主から受け取って(日払い)、おうちに帰っておかみさんに「はい、今日の勘定(給料)やで。」とお金を渡していた。ご主人は銭湯に風呂を浴びに出かけ、おかみさんは、そのお金で、惣菜や豆腐などの食品を買いもとめる。そして子供たちが酒屋にやってくる。
そう、空き瓶をぶら下げて酒屋に行き、お酒を買う「おつかい」にやってくる。

空き瓶を酒屋の店主に差し出し、「今日はお酒を二合ちょうだいな。」母親から預かったお金を差し出し、きびすを返して自宅に帰ってゆく……。長屋や貸し間のお客さんには、ツケで商品は渡せないから、毎日現金で、酒を買ってもらっていたのだ。(それくらい夜逃げは多かったらしい)

今でこそいろいろなサイズの商品があるが、このような商品の売り方を「量り売り」と言っていた。(そういえば、味噌とかお肉とか「量り売り」のお店はなんぼでもあったなぁ……。)いまのスーパーマーケットは、なんでもパック入りで、味気ないなぁ。

〜つづく〜

佐藤友彦@しらたき

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2005年11月10日 10:28

〜商店街・その2〜

自転車のマナーについては、議論の余地はない。最悪や。
ちょっと前のことだが、お店の前を突っ走る自転車と徒歩の小生が接触して、自転車が5〜6メートル吹っ飛んで、自転車の女性が転んで怪我をした。なんとこの女性、逆ギレして、転んで怪我をしたのはそっちのせいだ!とのたまう。「歩行者を避けられないスピードで突っ込んできたのは、吹っ飛んだ距離で明らかやろ!そっちに原因がある!」と言い返すと、「亭主を呼んでやる!」とさらにアホをぬかしよる。小生もちょっとビビったので、警察に通報して巡査にきてもらう。
当然のことながら、自転車の女性にきついお灸がすえられた。小生はほんのかすり傷で済んだので、治療費の請求はしないということで落着した。

むろん駐輪マナーなんてひどいものだ。商店街の店頭に限らず、駅周辺・銀行のまわりなど無法地帯。市がやっている放置自転車の撤去作業なぞ、焼け石に水や……。

それなら、お店の前のワゴンはどうなのよ、っていう話になる。

自動車の放置は駐車違反になるし、はみ出し自販機は道交法違反でほぼ無くなった。商店街の道路は大阪市道のはずなのに、道路上に商品を陳列してもエエのんか?恒常的設置物ではないが、お店の営業時間中は必ず道路を不正使用している状態をどう見る?商品を陳列するワゴンには必ずといっていいほど、コマ(車輪)がつけてあって、お店の一部分と化している。はみ出し自販機が道交法違反なら、店頭の陳列ワゴンや巨大な置き看板も道交法違反のはずやと思う。

コロッケ屋もタコ焼き屋も一銭洋食(薄っぺらいお好み焼き)も店内で調理せずに、お店の前にワゴンをだして調理。そして店頭にお客に行列させている。

マナーの悪い自転車の排除は、イタチゴッコで解決策は見えない。駐輪場を確保しようにも、あふれかえる自転車に対応できない。

しかし商店の前のワゴンの撤去は可能ではないのか?大きな置き看板も考える余地があるはず。
商店街には友人もお店を持っている……。なんとかならないのかなぁ?

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月09日 20:54

〜商店街〜

ずっと感じていることがある……。
もしかすると、「天に唾する」ような話かもしれないけれど、納得がいかないことを黙ってはいられない。ここで小生が取り上げる話は、どこの商店街のことかすぐわかってしまうけれど……。

商店街の道路は「私道」ではなく「大阪市道」のはずではないのか?

商店街のアーケードを自転車で流していると、すんなりと走れないことがある。買い物用のカートを押して歩くお年寄り、携帯電話で話をしながら足早に歩くビジネスマン、子供と買い物した商品で満載の自転車をあぶなげに操る主婦、それぞれ進むスピードは異なり、注意して走らないと危険だ。
何故かと考えると、駅近くの放置自転車、お店の前の買い物客の自転車が道路を占領して、道幅が狭くなっているからだと思っていた。(←過去形)
買い物客が自転車に乗ってやってきて、そのお店の前に駐輪してお店に入ってゆく。これは、当たり前や。なのに、歩きづらいほどに自転車が止まり、道が狭くなるのだろうか?

よくよく観察してみると、お店の前の「ワゴン」に原因がある。つまり、商店街の市道を「売り場」にしているお店がほとんどやということだ!

朝の開店とともに、それぞれもお店は、シャッターの中から商品を満載にしたワゴンを道路に押し出す。書店、瀬戸物屋、薬局、洋服屋、100円ショップ、花屋、はてはタコ焼きの屋台まで。商店街の頭上はアーケードがあって、雨・風もしのげるし、商品を痛めるような照りつける太陽も無い。ましてや、夜10時まで車の通行は禁じられているから、駐車違反のクルマも無い。天国のような環境や。(アーケードの設置費用は商店街が負担がするから、当たり前か?)

つづく

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月07日 21:24

〜新米〜

新米といっても、おコメのほう……。

小生の父親の故郷は新潟県・佐渡である。そう、北朝鮮から帰国したジェンキンスさん一家の住むところだ。日本海に面した相川という集落に今も従兄弟や伯母が暮らしている。父は旧制中学在学中、登校前に馬を操って田んぼの仕事をして家を助けていたらしい。伯父たちが出征して、田んぼの世話をする人がいなかったからだそうだ。

毎年秋になると、父の実家を継いだ従兄弟が、おコメを送ってくれる。若き日の父が守った田んぼから収穫したおコメだけに、なんともいえぬ感情が湧いてくる。早速、東京で暮らす弟にも半分送った。

昨年は台風の被害で、思わぬ不作だった。従兄弟は「デキがわり〜いんで、すまん、すまん……。」と言いながら送ってきたが、今年は電話口で、鼻息が荒い。「今年はのう、ええコメがとれたわぁ!豊作じゃぁ!」送ってきたおコメは、なんと昨年の倍の量……。ハハハハハ!判りやすい!

従兄弟の田んぼは、決して恵まれた田んぼじゃあない。同じ佐渡島内でも、国仲平野のおコメならなかなかのブランド米らしい。しかし、日本海からまともに風をうける相川のおコメは品質はもうひとつだが、逞しさを感ずるコメだ。

亡き父に感謝し、佐渡に向かって最敬礼した。

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月04日 18:45

〜接遇と接客・その2〜

前回につづいて潜入した講演会のお話。

接遇の原則と第一印象の重要性を語られた。

接遇の原則とは
1 あいさつ
2 表情
3 態度
4 身だしなみ
5 言葉
の5つである。

特に第一印象の重要性にかかわるのが、表情だということだ。第一印象は表情で決まるといってよいらしい。豊かであるか否かだ。ホテルマンは笑顔を作る練習を、結構つんでいるらしい。口もとが大事で、表情を決定付ける。柔らかな笑顔をかもし出すには、「ウ〜〜〜ィスキー」が合言葉。口をとんがらせて「ウ〜〜〜ッ!」って言って、「ィスキー」で唇の両端を上げる練習を繰り返してみたらエエらしい。(参考になるなぁ……)

5の言葉では、声のトーンも重要であろうとのことだ。沈んだ、抑揚のないしゃべり方では、お客様だって暗くなってしまうもんね。

そしてコンビニ敬語、いわゆるバイト語は?ということ。言葉は時代によって変化してゆくが、現段階では受け入れられないものだ。「そのバイト語をやめなさい〜プロが教える社会人の正しい話し方」という本がベストセラーになってる。しかし、アルバイト、フリーターをたくさん抱える外食産業、コンビニ業界ではなかなか言葉遣いにまで行き届いた教育がまだできていない。(これは小生もHPに書いたぜ!)

クッション言葉って初めて聞いた。
つまり、お客様と会話するとき最初に「恐れ入りますが、〜〜〜」「誠に申し訳ありませんが〜〜〜」を入れて、いきなり本題に入らぬこと。物腰が柔らかになるね。

さらに二重にNOを使う会話をしたら、お客様はとても不快に感じるそうだ。
たとえば、「優待券が無ければ、割引はできません」と「優待券をお持ちでございましたら、割引が可能でございます」だ。意味はほぼ同じだが、お客様が感じる印象は、全く異なるものになるというのだ。(なるほどねぇ!勉強になるワ!)

コンビニに立ち寄って店員さんに言われる、「こんにちは!いらっしゃいませ!」には、はっきりと「マニュアルどおりに挨拶してますよ」を感じちゃう。棚に商品を並べる作業をしているスタッフまで、コダマのように店内のあちらこちらで「こんにちは!いらっしゃいませ!」人対人のふれあいは優しさにあふれるものでなければならないと思う。決してマニュアルどおりのものではないはずだ!

「接遇」とは、おもてなしの気持ちのこもった接客のことであることを肝に銘じることができた講演会であった。感謝しています。ありがとう。

佐藤友彦@しらたき


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2005年11月02日 20:06

〜接遇と接客〜

先日、大阪商工会議所主催の講演会に潜入してまいりました。当社は商工会議所の会員でもないのですが、うまく潜りこめました。

題目は「クレームを呼ぶ接遇、呼ばない接遇〜一流ホテルのノウハウを現場に活かす方法」ということで、講師は一流ホテルの接遇マナー研修のご担当者でした。(以前、このブログにカキコしたことのある高校の同級生のホテル・ウーマンの後輩ですな)

言葉としての接遇と接客の違いはどこにあるのかを知りました。接客とは飲食店に限らず小売店でも、商品の説明、受け渡しなどよくあることなのですが、接遇は「おもてなしの心をもった接客」を意味している言葉なのですね。

小生のHPに「接客はとても重要ですよ!」と幾度と無く書いているのですが、小生の言う「接客」はもちろん接遇の意味ですよ。

とてもためになるお話だったので、ここでいくつかを披露したい。
クレームを言うお客様は、実はとても少ない。サービスに不満を感じたお客様が100人いたとしよう。そのうち96人はクレームを言わずに帰ってしまう。はっきりとクレームを言って解決を求めるお客様は、なんと4%ということだ。そしてクレームを言わずに帰っちゃったお客様は、その不満を10人以上の人に言いふらす。そのお店(ホテル)の評判を貶めるのは、不満を飲み込んで帰ってしまったお客様なんだということを忘れてはならない。「声無きクレーム」がお店にとって一番怖いのだ。

〜つづく〜

佐藤友彦@しらたき


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