カテゴリ:ブルゴーニュ > ACブルゴーニュ2015

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市場価格1700円程度のブルゴーニュワイン。初めて呑む造り手なのだが、この価格はじつにありがたい。でも、味わいは価格なりのもの。ブルゴーニュワインとしての体裁をどうにかこうにか保っているといった感じ。ちょい重目の液体で、華には欠ける。個人的には70点。

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大阪のフレンチ「ヴァリエ」で呑んだブルゴーニュワイン。多くのブルゴーニュワインが2万円台の境地に突入しそうななか、1万円以内であったワイン。安心の造り手であり、予想どおり安心。安定の味わいになっている。なにより、一流のフレンチの皿相手に負けていない。料理のうまさを引き立てもする。もはや、ACブルゴーニュだと馬鹿にする時代は終わっている。同じ造り手でも、村名よりもACのほうをうまいと思うこともしばしばであり、もう村名ワイン以上を頼んで見栄を張る必要もないのかもしれない。個人的には73点。

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パストゥグランとはいえ、整ったワインである。さすがに一流の造り手のワインと思ってしまうが、この造り手のワインって、どうも内向しがちだ。エネルギーを

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この造り手のワインは、若いうちは荒々しいとさえいえる。タンニンとエナジーに溢れ、どこかしっちゃかめっちゃかなところがある。扱いかねる猛獣のようなところがあり、しばし寝かせておいた。そろそろかなと思って開けてみると、なんとタンニンから解き放たれている。現れてきたのは、洗練度の高い液体である。そこには静謐美さえもあり、あのタンニンのお化けのようなところは一つもない。残念なのは、2日目になるとあまりに静謐になりすぎているところ。時間の経過なのだから、しかたないんだが。個人的には74点。

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市場価格2600円程度のブルゴーニュワイン。アンドレ・ゴワショの名でも流通している造り手のようだ。出来には特筆すべきところはなく、月並。でも、凡庸かといえば、凡庸とまではいかない。ブルゴーニュワインとして要素はギリギリ満たしている。個人的には70点。

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