2012年04月25日

あれから2日

帰ってきてから2日。

桜が咲いたと、便りが来た。


なかなか、いけずなコトを。

嫌いじゃないけどな。  

Posted by wing_ing23 at 19:49Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月24日

一年を越えて

1年ぶりの更新。

去年更新したのは、石巻に行ってから。
そして今、一年ぶりに石巻を訪れて、書こうと思う。

去年桜が咲いていた。
それをまた見に来るよ。
そう言った。
見に行ったら、桜は咲いていなかったんだけど、
約束を守る為にはまた行くしかないってことだね。

約束なんてなくても、また遊びに行くよ。
なにより、桜を見ながら、石巻の人とお酒を飲みたいだけなんだけど。



去年僕はほとんど表現をしなかった。
役者としてほとんど表現をしなかった。
地震の前に2本と、地震直後に1本。
そして石巻に行った。
誰かの後押しになればと、人のケツに乗っかる形で行った。
そして友達が出来た。
僕は僕が今迄見た事のないモノをいっぱい見てきた。
そこに行く迄、それらの景色はテレビで見ていても実感は伴っていなかった。
想像を力に表現をしているのに。

そして、そこを訪れ友達が出来た。
そして、見た事のない景色の中に、友達が住んでいる。
そうしたら、実感が湧いてきた。
その後起きる地震にも実感が湧いてきた。
想像を越えて心配になった。

僕は想像を一旦脇に置いておこうと思った。
僕の及ばない想像で、なにか出来るのだろうか。
その想いは烏滸がましいなんてことは、自明なんだけど、それでもそれを考えないのは
生きるのを放棄していると思った。
あの日以来、生きるのを放棄するのはやめようと思ったから。
そうやって考えて、「想像を一旦脇に置いておこう」と思った。

役者としてより「人」として世界と向かい合ってみよう、と。
世界というのは、単純に僕の周りの、僕の知っている僕と関わりのある人やモノやコト。
何が出来るか分からないけど、なにか出来るなら、想像より実感のある僕なんじゃないかと思った。


だから、僕が出来る事をやろうと思って、やってきた。
それは、端から見たら、悪ふざけに見えただろうし気まぐれに見えたかもしれない。
それでも、本気で悪ふざけをして、道を逸れる時も本気で道を逸れた。
直面した一個一個、その都度都度の感情に逆らわず向き合った。





そうする事で、僕と関わってくれる人が楽しかったらいいなぁと。





1年経って、石巻に帰って音楽と演劇のイベントに参加してきた。
それは単純にお客さんとしての参加で、音楽を聴き、演劇を観て、お酒を飲んで、人と話してきた。


『R』という優しいイベント

R


優しく熱のあるイベント。



最初に言った様に、桜は咲いてなかったけど、1年前に見た色んな景色をまた見てきた。

道の端に寄せられていた瓦礫に、そこに住む人の熱が感じられたあの日。
その瓦礫がなくなり、雑然とした更地ばかりが広がり、熱が失われた様に見えて
すごく沸き上がってくるものがあった。
その更地の中は、僕らが知っているものが知らない形になって落ちていて、
瓦礫じゃないし更地じゃないんだなと強く訴えてきた。
あるべき場所にない割れた瓦、まっぷたつになったアイロン、ひしゃげたテレビ台。
見た事あるのに、こういう姿で目の前にあるのは、知らないもので、3月11日に出来たモノ。


その地でのイベントに東京から多くの参加者が来ていた。
皆が音楽や演劇という名刺を持ってその地を訪れていたけど、
僕だけ、ただただ訪れた様な想いを持った。
「何しに来たの?」
石巻の地はそんな事は問いかけず、温かく迎え入れてくれたけど、
その問いは完全に自問なんだけど、胸の中に起こった。


今回出会えた人々がいた。
それは、僕がこの一年をかけて出会えた人々と一緒で、今の僕だから出会えたんだと自負している。
すごく真っ当にお話が出来た。
くだらなく寝食を共にし、歌い、演じ、熱のある2晩だった。



一年をかけて、そしてあの2晩を越えて、想像を、また手にしようと思う。

僕が手にする想像は、あの時とは少し違っていると思う。




一緒に想像して、それでも楽しかったら、何よりだ。





そうじゃなかったとしても、大丈夫だと、思える。

有り難きことを実感し、ありがとうといえる。

ありがとうございました。

石巻桜JPG

一本だけ早い花をつけていてくれた、日和山の桜。


  
Posted by wing_ing23 at 16:02Comments(2)TrackBack(0)