2011年04月28日

トンネルを抜けて。

サクラがぽつぽつと咲いていた。

サクラだけが色を帯びていた。

多分、街の辻々に顔をのぞかせていただろうサクラ。

遮るモノがなくなり、自然の猛威に同じ自然だけが立つ事を許された様に。

元々野天にあるものだからふさわしくない言葉だが、野晒しのサクラ。

やけに目についた。


「人様に迷惑をかけない様に」などという言葉があるが、

生きているだけで、単純に迷惑をかけてしまうと、僕は思っていて、

その上で、迷惑をかける以上の事を、この世界に還元出来たらなぁと思っている。

迷惑をかけた相手にではなくて、この世界に。

そう漠然と思って生きている。



数メートル、数十メートル場所が違うと、全く違う世界がある。

100キロも200キロも離れたらそれこそ彼の地、という様なもの。

人の想像力なんて、そんな万能ではない。

僕の出来る想像は、周りの大事な人に位しか及ばない。

彼の地に友達が出来たら、それは想像力が及ぶ。

友達には笑っていてほしい。



単純に「頑張れ、頑張ろう」という言葉が走っているが、

どうしようもないモノを見上げた時に、その言葉のなんと空虚な事か。

人の力で、どうにか出来ることなんて・・・。と思いを深める。

しかし、その傍ら黙々と自分に動かせるモノを動かしている人がいる。

その時、その言葉を掲げる人々のなんて、強い事か。と思った。

奮起の言葉でも、強がりでも、どういう意味だろうが、それを吐き出した人々に敬意を払う。

僕に言える言葉と、言えない言葉が、ある。



誰も彼もが、考えている。

僕は、その誰かの考えにノってしまうコトが、その人の後押しになったらと思う。

僕は、友達と遊びたい。笑いたい。それもとびきりクダラナイ話しをしながら。

僕はクダラナイ人間で、浅い人間だけど、

生きているだけで迷惑をかけるような人間だけど、

生きて笑って、泣いて、ご飯を食べて、好きだと言おうと思う。



いままでと違うものを内に秘め、いままでと似た様な世界に生きよう。


多分、僕はそんなに変わらず、生きていけるはずだと思っている。



また、サクラを見に行こう。

その時は、空が抜ける様に青いといいな。



たくさんの祈りを込めて。

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