2020年09月24日

監督を喜ばせることだけを考えておけばいい

最近はバラエティーでもその独特の趣味志向でおなじみの俳優の高嶋政宏さん、俳優として目覚めたのは、森田芳光監督に「お前は監督を喜ばせることだけを考えておけばいいんだ。それが俳優なんだ」と言われた時だそうです。




これは考えたら当たり前のことですよね。俳優は作品の一部であり、作品の「作者」は監督です。その監督が喜ぶことがつまりは「正解」です。

また、そのように考えると意識が「外在化」し、監督の視点で「演じてる自分」を見ることができます。
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ただこれはなかなか難しいです。たいていは「自分がやること」だけに一生懸命になっていて「誰かの為に演じる」なんて考えられません。 結果、緊張してボロボロの結果に終わってしまうのです。

特に初心者のうちは「演じる目的」がよく分かってません。「目的のない行動」は行動そのものが目的となります。そうすると「内向」し始め、正解がわからず動きに迷いが生じます。どんなシーンを演じても「悩んでいる人」がそこに見えてしまうのです。

「とにかく監督を喜ばせよう」そう思えたら、目的は明確です。視点が外在化し正解がそこに瞬時に見つかるでしょう。これはとてもシンプルな「プロの演技のコツ」の一つです。


【コーチが喜ぶことに興味を持とう】
レッスンにおいても、なかなか上達しない人、いくらがんばっても評価されない人は、まさにその罠に陥っています。

たとえば、その人の前に演じた人が「ここが素晴らしかったよ!」と評価されたとします。「人を喜ばせること」に興味がない人は、その前の人が褒められようが全くそれに興味はなく、「正解」がそこに見えているのに、肝心のそこをわざわざ見過ごし、する必要のない失敗をしてしまうのです。

「自分がやることだけに一生懸命」な人は、グループレッスンのメリットを半分以上捨てているようなものです。

もちろんただ同じようにやる必要はありません。練習なのだから、たとえコーチに褒められなくても、自分が「これが最高!」と思うものだったり、誰か他の人に「面白いねそれ!」と言ってもらえることをやっても自分で納得できていればそれでいいです。

それでも自分以外の人の演技にもしっかりと向き合い、「褒められた所」は理解しておかなくてはいけません。それを理解しそれを真似するか、理解しても真似することなくそれ以上のなにかをやることを心がけましょう。


【チャレンジするものを見つけ、勇気を持って飛び込む!】
さて、では実際のところ、コーチは「何を」褒めているのでしょう?
「言われた通りのこと」ができても褒めません。しっかり間違いなく演技できても褒めません。

コーチが褒めるのは常に「自分でやるべきことを見つけ、勇気を持ってそれをやろうとした」ところです。人から言われたことをタダやろうとしたり、守りに入って無難にこなすだけではレッスンをやる意味がありません。レッスンでは失敗OK!なのです。

もしかしたらうまくいかないかもしれない「ドキドキワクワク」の先にのみ、面白い世界が待っています。その普通の人では飛び越えられない「谷」を、いとも簡単にひょいひょいと飛び越えていける人が「プロ」なのです。


いずれにしてもポイントは「人を楽しませる」ことです。それ以外は目的ではありません。それこそが私たちの「仕事」なのですから。


winnerslab at 21:53│ Comments(0)

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