2008年の夏に徳島の阿波踊りをみに行った。
その時の思い出が紙切れに書かれていたのでここに残して、
紙切れは処分。
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私の大切な大切な友人が、徳島出身であること。
これが、今回徳島県まで容易にこの私を連れだした理由。
徳島と言えば阿波おどり。
前々から阿波おどりには興味があったし、
彼女の家族や、生まれ育った土地に触れてみたかった私は、
この徳島の旅を心待ちにしていました。
お盆の時期、徳島では5日間に渡って阿波おどりが開催されています。
私はその初日に観覧しました。
浴衣を着ていた私達は、いつもより女らしい歩幅で歩き、少し心浮かれて演舞場に向かいます。
彼女のお母様が、演舞場の桟敷席を予約して下さったお陰で、
とても見やすい席で観覧することができました。
赤と黄色の提灯が交互に連なって、会場をますます熱くさせます。
その中を、踊り子達が踊りながらゆっくりと前進し、前を通り過ぎてゆきます。
心と体がゾワッとして、、そう、自分自身が「ぞめく」のを感じました。
徳島県民の血、を見ました。指の先まで行き渡った県民の魂を。そして使命を。
熱く賑わう演舞場の中、ピシッと揃った踊り子達のその姿は、
お囃子のお三味線や横笛、太鼓が、命の鼓動を天に響かせるその姿は、
時に、私を無音の世界へとつれてゆきました。
席に座って、目の前を通り過ぎてゆく姿を、ただただ見ていただけだけど、
私は、とても大きなものを得ることができたように思います。
それはきっと、本当は誰しもが持つもので、なくてはならないもの。
それはきっと
命のずーっとずーっと奥底に、確かにあるもの。
見失いやすいけど、見失ってはいけないもの。
得ることはできても、保つことが難しいもの。
だけど、保つことで、その価値はきっと高まってゆく。。
一かけ
二かけ
三かけて
しかけた踊りはやめられぬ
五かけ
六かけ
七かけて
やっぱり踊りはやめられぬ