2012年02月

2012年02月18日

タイヨウデンシの「製造部門の品質管理」管理者セミナー

 今日は、姫路にあるタイヨウデンシで一昨年から続いている現場リーダーである管理者研修を行って来ました。

 株式会社タイヨウデンシは(以下、タイヨウデンシ)、個別オーダーで、さまざまな加工の依頼が入ってきますので、現場リーダー(管理職)や従業員の方々も仕事に変化があり、面白いのです。

 タイヨウデンシで得意とするレーザー加工は、一つの加工サービスです。樹脂材の部品や板材に文字を印字します。精密な印字は、名刺大の部材に必要な文字や記号を自由にスピーディーに印字します。

 レーザー加工部門の現場リーダーが「はい、わたしはこういうものです。」とプラ材のカード名刺を差し出しますので、受け取りました。なんと、レーザー加工彫で名前から住所・電話までが彫り込まれてありました。デジタルの世界は凄いなとおもいます。    

 タイヨウデンシには、「この部品に、このような印字ができますか?」とお客様から問い合わせがあります。それらの要求に技術的に対応し、見積をするのが現場リーダーです。

 塗装部門では、自動車の車体に装着される小さい機能部品に車体と寸分違わない同色で塗装をします。これら一連の加工は、工程分析表で見ますと、数十の作業と検査作業で「作業プロセス」が構成されています。これをロボットの腕が巧みに微細な塗装を素早く神業に近い動きでやり遂げます。

 検査作業部門では、電子部品の良否判定の検査及び付帯作業を行う部門です。何千個の部品を最終検査でお客様に変わって代行する作業です。「なーんだ。」と思われるかもしれませんが、どのメーカーでも大事な電子部品が不良を出せば、それが組み込まれる製品はクレームがついてくるでしょう。

 電子部品は、工程で品質が作り込まれているのですが、顧客への品質保証の視点から最終検査も大事なわけです。こうした顧客ニーズに応えているのがタイヨウデンシの検査作業サービスです。この部門の作業プロセスを見ますと、作業での「道具立ての仕組みづくり」に工夫がされています。

 ムダな動作が内容に手早い動作で検査が的確にできるように、また、人間のポカミスがないように工夫されて寸分の違いも見分けるような工夫の連続なのです。今日の管理者セミナー{応用編}は、「製造部門の品質管理」です。品質管理は完璧に行いミスはゼロでなければなりません。このために作業プロセスでは、「道具立ての仕組みづくり」の工夫をさまざま行うのが現場リーダーである管理者の目の付け所と知恵なのです。

 この視点で、検査部門は継続的な改善の積み重ねが多いのです。「製造部門の品質管理」という監視者セミナーは、品質管理に重点を置いてもコストがアップしないように管理者の問題解決能力を高かめようというのが狙いの一つです。お客様が安心して、「スピーディで、確実な検査をやってくれる。」という評価からリピートを戴いている結果につながっております。「単価が安く、しかも納期が短い」仕事はやっておれないとライバル他社はいわれますが、タイヨウデンシには、この仕事ができるという秘訣があるのです。

 今日の「製造部門の品質管理」の管理者セミナーの狙いは、「品質管理は管理者によって決まる」ということです。品質管理の仕組みであるISO9001の認証取得をし、その仕組みを高めてISO9001を持続可能な成長を実現する“質”マネジメントシステムにしていくには、折れない、忍耐のある、強靭な管理者づくりという人材育成が必要なのです

 タイヨウデンシのトップ・マネジメントは、このことに気づかれて予算の中で人材投資のウエイトを高められています。先行き不透明な経営環境は続きそうです。今、過去の成功体験がガラガラと崩れ出しています。日本のお家芸でありました家電分野、最高の技術と集積度と言われた液晶技術とプラズマ技術のテレビが価格の下落で立ち上がれないほどです。造船しかり、2014年の危機が懸念されています。

 さらに、東日本大災害の想定外で原子力発電が被害を蒙り、放射能禍が、原子力発電離れをおこしています。 この日本で、中小企業の明日はあるのでしょうか? 明日には明るい明日があると思う企業には、過去の成功体験から離脱し、トップから全従業員に至るまで、社長と社員が一体となって、チームワークを発揮できる時が来ています。今、ここでやるべきこと、怠っていたことを振り返り、先送りしないで実行する時が来ているのです。

そのような観点で現場リーダーである管理者のセミナーがタイヨウデンシでは、行われています。



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2012年02月10日

舞洲での エニアグラム・セミナー

今日は、大阪市の舞洲(まいしま)にある舞洲障害者スポーツセンターで、大阪市障害児・者施設連絡協議会様が主催された一泊研修会に呼ばれて、午後の時間に「エニアグラム・セミナー」のワークショップの講師をつとめました。

大阪市の障害者の施設の職員の方々が人間関係を良くし、より良い仕事をやろうという目標でエニアグラム人間学を選択されました。

「エニアグラム」のことを「エニアグラム人間学」と、わたしは呼ぶようにしています。
単に、性格類型学としてではなく、人間として互いに愛し合い、協力し合い、家庭から仕事をする職場組織にいたるまで、豊かに信頼し合う絆をつくるためです。

社会での交流において、互いに人格を尊重し合い、平和で豊かな人間関係を築いていくために必要な学びと思うからです。

大阪市の障害者施設で働いておられる男女の職員の方々30名が、エニアグラム・ワークショップセミナーをいたしました。

「エニアグラムって何なの?」「わたしの仕事にどんなプラスがあるの?」という疑問に答えるために、まず、「自分を知る」ということから小さなエクササイズをしてもらいました。
2人ペアで、「あなたの特徴は何ですか?」という3分間の問答をしていただきました。

普段に、自分の好ましいところ、自分の長所などお考えになったことはなかったとおもいます。施設で障害者の方々のために身を粉にして働いておられる職員の方々が、アイスブレーキングを兼て自分自身を見つめなおしていただきました。

「エニアグラムとは」という疑問に答えるために、古代にルーツを持つエニアグラムの図形をご紹介し、人間が大きく9つのグループに分けられ、しかも、9÷3=3で、3つの中枢センターという組に分けられることを説明しました。

  < 3つの中枢センターの違い >

(1) 身体で、「腹」にたとえられる「本能」のグループの人→  直観による判断
(2) 身体で、「心」にたとえられる「感情」のグループの人→  心の感覚で判定し働く
(3) 身体で、「頭」にたとえられる「思考」のグループの人→  頭での集中した考えと分析

わたしたちが、勘違いしやすいのは、自分の心で感じていること、頭で考えていること、自分の身体で湧き上がるエネルギーの感じは、相手も同じと思いやすいのです。これは親と子の間でも、3つの中枢センターは、一緒の場合もありますが、異なることが多いのです。

腹(本能)の人、心の人、頭の人で、この違いがあるのです。腹(本能)の人は、心・頭の人の感じ方と違うのです。心の中から出てくる動機、情動は、3つの中枢センターで異なるのです。

今、朝ドラ番組「カーネーション」が話題沸騰です。
このドラマの主人公「糸子さん」は、腹(本能)の中枢センターの性格をよく表しています。だんじり祭りの岸和田市に代表される河内弁の「何やてー言うてみい」「あかんちゅうたらあかん」と喧嘩腰に聞こえる糸子さんの性格は、「心の人、頭の人」には、理解できにくいものです。

糸子さんと、仕事で張り合う縫製会社の山本社長も腹(本能)の性格を表しています。糸子さんのお母さんの孫たちをいつくしむ、やさしいご性格は心の人の性格を表しているようです。

恋愛した夫婦が離婚率が30%を超えています。アメリカでは60%を超えています。
なぜでしょうか?

結婚相手は、エニアグラム人間学で統計をとれば面白いと思いますが、わたしがであった夫婦は、エニアグラム人間学のタイプが異なります。結婚は、ユングのいう「無意識の世界」で、自分とは異なるタイプを選んでいるのではないでしょうか?

結婚とは、3つのタイプのセンターが異なる互い同士が結婚をします。その意義は、自分にない「違い」を求めて引き合っているように見えます。互いに切磋琢磨して成長し、家庭を築きあげるのが目的なのです。そのように神様は私たちを創造されています。

自分を知ること、エニアグラム人間学では、「自己理解」と呼びます。同様に、他人を「他者理解」と呼びます。夫婦の間、親子の間、職場の人間関係において、互いに自分を深く知り、どのような人間であるか、精神構造がつくられているかを知ることです。その知ることによって、同じ深さだけ、相手(他者)も理解できるのです。

今日、大阪市舞洲障害児スポーツセンターで行いましたエニアグラム人間学は、メインのワークショップで、自分の特徴を知るためです。わたしの作りました簡単なタイプ診断の質問書で明らかになりましたエニアグラム・タイプのグループに分かれてワークショップ(ある作業)をしてもらいました。このワークで、同じグループの中でタイプを擦り合せて、同じかどうかを体験していただきました。

エニアグラム人間学は、本を読まれたり、インターネットでタイプ質問に答えてタイプが分かっても、それが本当に自分のタイプかどうかは、わかりません。ワークショップ・セミナーのような場所で、互いに擦り合せて人間として、心で、頭で、腹(本能)でそれぞれ感じなければ、自分の本当のタイプとは言えないのです。

時折、数年、7年間、「わたしは〇〇タイプです」と言われていた方が、「わたしの本当のタイプは△△です。このことに今、気が付きました。」と言われる方があります。このタイプの思い込み違いは、わたしにも当てはまるかもしれません。タイプ間違いの防止のために、最初が肝心です。自己タイプ診断でタイプが分かっても、その後、自分の内面、情動を観察してそのタイプかどうかを検証してみる必要があるのです。

ワークショップに参加する意義は、ここにあり、最初の段階で自分の間違いを知ることができることです。
大人に成長するまで幼少から父母の性格の影響や、さまざまな人間関係で影響をうけていますし、自分の好ましい性格を自分だと思い込んでしまうこともあるのです。これは誰れにもおこる可能性があります。

今日のワークショップ・セミナーは、大阪市の障害児施設で大切なお仕事に就いておられる職員の方々が大きな気づきを得られたと確信します。本で読んだ知識としてのエニアグラム、講演や人の話で聞いて得た知識、質問書に応えて得たエニアグラム・タイプの知識をそのままではなく、実際に人間と人間が互いにワークショップ(作業)をすることで身体・心・頭の中を擦り合せて、体験として、自分のタイプを実感されたと思います。

今日のセミナーの目的は、「自分のタイプを正しく知る」ということでした。

ここから、日々の人と人との交流の中で、さまざまな具体的な自分の内面の情動を知ることになるでしょう。その結果、性格という幼少からの自己防衛の反応を捨てることが大切と気づき始めることです。これを「囚われからの解放」といいます。

自由な、晴々とした、ストレスが解消した自分に気づかれるでしょう。生きる喜びがわいてまいります。それが、アメリカのエニアグラムの権威であるドン・リチャード・リソ氏が発見された性格構造「成長の段階の理論」の健全な段階に至るステップです。

NPO法人日本エニアグラム学会の公式講座「アドバンス・コース」(上級コース)では、綿密にリソの「成長の段階の理論」をリソの理論資料から学びます。貴重な体験が得られるコースです。

人は、健全な段階(レベル1〜3)、通常の段階(レベル4〜6)、不健全な段階(レベル7〜9)のどこかの位置にいるのです。リソは、エレベーターに乗っているように日常の生活の中で段階が上下すると話してくれました。健全な健康な身体が望ましいように、精神構造も「健全な段階」にレベルアップしていくことが人間としての成長、すなわち、性格という囚われから解放されて、自分の「本質」を見出していきます。自分の中にある本質に触れて自己の賜物が輝き始めます。

そこに、豊かな人間関係が築かれていくのです。この目標は、誰でも到達可能な目標です。勿論、自分を深く観察し、相手を理解し、相手に奉仕していく、人を自分より優れた人格として認めていく謙虚な姿勢・心から健全な状態が得られます。自分の我を捨てる、高ぶりを捨てることが大切でしょう。



wisdom_mng at 21:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)エニアグラム人間学 | 交流・コミュニケーション
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