欧州中央銀行が再び金融緩和を行うと発表した理由は、イタリアの銀行破綻に端を発してヨーロッパの金融メルトダウンが起こることを恐れたからでしょうね。
ヨーロッパ経済は数年前から低迷していましたが、金融メルトダウンと大量の移民、難民の問題でダブルパンチを受けています。世界金融同時崩壊の発端となるのは中国か、ヨーロッパか、アメリカか?みな同じように危険な状態です。
いくら中央銀行が金融緩和を行っても、制御不能状態なのではないでしょうか。
今回、銀行が破綻すると、ベイルアウトをする余裕はどの国もありませんから、きっと、預金者のお金を奪い取って銀行を救済するベイルインが実施されるのでしょうね。欧米では預金者は早く預金を引き出さないとベイルインで預金が銀行救済のために奪われてしまうのでしょうか。

http://beforeitsnews.com/survival/2016/01/a-run-on-the-banks-begins-in-italy-as-italian-banking-stocks-collapse-2601886.html
(概要)
1月20日付け
 

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ついに、イタリアで金融メルトダウンが始まりました。私は随分前から読者のみなさんにイタリアに注意するように警告してました。
今週水曜日にイタリアの銀行株が5日連続の暴落となりました。
この状況に危機感を持ったイタリアの預金者が銀行から預金を大量に引き出し始めました。
特に、イタリア第3位の大手銀行のモンテパスキ銀行は手に付けられないほど酷い状態です。融資の3分の1が債務不履行状態であり、株価は今年に入ってから57%も暴落しました。
モンテパスキ銀行は緊急支援が必要です。しかしイタリアの他の大手銀行も同じような状態です。イタリアの銀行を救済するための資金はどこから拠出されるのでしょうか(ベイルイン?)。
モンテパスキ銀行が危ないとの噂を耳にしたイタリアの人々は今のうちに銀行口座から大量に預金を引き出そうと考えたのです。

世界経済の鈍化が進む中、イタリアの銀行株は今年に入ッてから24%の損失が生じています。そして2兆ユーロがの融資が焦げ付いています。投資家らはイタリアの銀行株から急速に手を引き始めています。
今年に入り、ウニクレーディト・イタリアーノ(欧州で主要な銀行グループの1つ)の株価が27%も下落しました。

今週水曜日にイタリアの銀行株が崩壊したのです!そしてギリシャの金融部門と同じ運命をたどることになるかもしれません。
FTSE イタリア・オールシェア・インデックスは今年に入り21%も下落しています。
このような下落幅は金融崩壊時でないと見られません。つまり、イタリアの金融が崩壊したということです。
随分前からイタリアの銀行が危ないと言われてきました。
イタリアの殆どの銀行が不良債権で飽和状態です。

これはイタリアに限ったことではありません。ヨーロッパ全体の金融メルトダウンが起こる危険性があります。
今週水曜日にドイツ、オランド、イギリスでも株価が暴落しました。
過去52週間で最も高い株価と比べ、以下の通り各国の株価が暴落しています。

イギリス 20%ダウン

オランダ 22%ダウン

フランス 22%ダウン
ドイツ 24%ダウン

トルコ 24%ダウン

イタリア 25%ダウン

スウェーデン 25%ダウン
ポーランド 26%ダウン
ポルトガル 28%ダウン
スペイン30%ダウン
ギリシャ 44%ダウン

世界の株価が下げ相場に入りました。パニックが世界的に広まっています。
イタリアの金融危機に端を発してヨーロッパの金融危機が起こります。ヨーロッパ、アジアの大手銀行は足元がぐらついています。そして金融崩壊がドミノ式に世界中に広がります。

以下省略