以前から危ないと言われてきたドイツ銀行、バークレー銀行、イタリア最大の銀行(ウニクレーディト)が大量リストラを実施すると発表しました。ただし、大量リストラはこれらの3銀行に限ったことではないと以下の記事は伝えています。
現在、金融ビジネスは全体的に収益が落ち込んでいるようです。銀行で働いている一般従業員が一番被害を被ります。金融エリートは自分たちを守るために彼らの配下にいる従業員を大量リストラします。
大量リストラがこれらの3銀行に限らないとするなら、今後、金融業界は大量の失業者が出るでしょう。金融エリートに無残に首を切られた労働者は一体どこで再就職ができるのでしょうか。
日本では、条件の良い仕事がなくなりつつあります。正社員募集の求人広告を見ても、その多くが訳の分からない胡散臭い会社とか零細やブラック企業が多く、賃金は奴隷並みです。しかも正社員募集ならまだマシな方であり殆どがパートや派遣などの非正規雇用です。
これは日本だけの問題だけでなく先進国はみな同じような状態です。
このような状況下で銀行員がリストラされたらどこで働けばよいのでしょうね。
グローバリズムによって貧富の差が益々激しくなり、労働者は奴隷のように働くことが日常的になるのではないでしょうか。仕事がなければホームレスになって野垂れ死にをするか、どこかの施設に強制収容され監禁状態で人生を終えるのでしょうか。
グローバル企業による独裁資本主義のグローバリズムがこのまま推進されれば、世界経済は崩壊し人々の暮らしはどん底になりそうです。

http://investmentwatchblog.com/big-banks-cutting-tens-of-thousands-of-jobs-huge-implications/ 
(概要)
1月15日付け

大手銀行が大量リストラを行います。

世界の大手銀行が次々と大きな経営上の問題を理由に大量リストラを実施することになりました。
その代表例として、以下の3銀行は数万人規模のリストラを決行します。

英バークレー銀行・・・・3万人以上の従業員をリストラ。
バークレー銀行は今月、CEOのジェンキンズ氏を解雇しました。また今後2年間で3万人以上の人員を整理をします。2017年末までにバークレー銀行は慢性的な経営不振を立て直すために全従業員数を10万人以下にまで削減する予定です。
リストラの対象は主に経営管理、事務管理部門に向けられています。新たにCEOの候補となっている人物は人員削減をよりスピーディに徹底して行う可能性があります。

●ドイツ銀行・・・全従業員数の4分の1をリストラ。
ドイツ銀行は約23000人(全従業員数の4分の1)の従業員をリストラします。
昨年7月にコスト削減を約束して就任した新たなCEOの下で正規の従業員数が75000人にまで削減されます。罰金や清算、改革の行き詰まりやコスト高騰などの問題を抱えたドイツ銀行の株価がグローバル投資銀行の中で最低ランクとなってしまいました。株価純資産倍率は約0.5です。
主に技術と事務管理部門で約2万人のリストラを行います。ドイツ銀行の最大投資事銀行業務部門における事務管理業務はロンドン、ニューヨーク、フランクフルトに集中しています。

●ウニクレーディト・イタリアーノ銀行は約1万人の従業員をリストラ。
イタリア最大の銀行がコスト削減と増益のために全従業員の7%の約1万人を削減します。特にイタリア、ドイツ、オーストリアを中心にコスト削減が行われます。イタリアだけでも2700人がリストラされます。ウニクレーディトは17ヵ国で146、600人の従業員を抱えていますが、そのうちの1万人がリストラされることになります。

銀行がこのような人員削減を決定した背景には:
・テクノロジーの進歩で知識労働のオートメーション化が進んでいる。
・将来的に 銀行における中核業務の採算性が急落する。
・ヨーロッパの大卒者の就職率が悪化。大手銀行が縮小する中で金融に依存するシステムは成長が見込めない。
・他の大手銀行も、世界経済が低成長の上ゼロ金利で運営しているため、これらの3銀行と同じように経営は苦しい。アメリカでは自動車ローンだけが明るい材料となっているが、自動車が売れなくなったらどうなるのか。アメリカの自動車販売台数は既に激減している。
・世界的に景気が回復しているというのは幻想である。
6年間にわたり株価や債券価格は記録的なレベルまで上昇しているが、市場取引を行うサポートスタッフの需要は増えておらず、大手銀行がこのような規模のリストラを行うのは大恐慌レベルである。
このような時にFRBが金融引き締めを強行するのは困難であり、金融緩和を行う可能性がある。