定年退職者が選ぶ移住ランキングは、1位、マレーシア、2位、フィリピン、3位、タイ、4位、カナダ、5位、インドネシアだそうです。
多くの定年退職者がこれらの国々に移住し年金暮らしをしているようです。。。
彼らが海外に移住するワケは色々あるのでしょうけど。。。私なら絶対に海外には移住しませんね。昔、イギリスで長年暮らしていたことがありますが、今は絶対に海外移住はしたくないですね。たとえ、日本人に人気のニュージーランドでも。
色々な面で日本以上に安全で暮らしやすい国はありません。もちろん日本も色々な問題を抱えており決して楽に生活できるとはいえませんが、困ったときは社会保障制度がありますし、言葉の問題もないですし、治安も(他の国々よりも)良いので、安心して暮らせます。
独居老人、孤独死、認知症など。。。高齢者の問題はどこの国でも同じです。少なくとも自分の生まれ育った国でく暮らしていれば何とかなります。(人間関係、女性問題、借金など)何等かの問題を抱えて海外へ逃亡するシニア男性もいるのでしょうけど、どこに逃亡しても生きていかなければならず、別の問題を抱えることになります。
若い頃に留学し、その国で仕事を見つけて永住するならまだしも。。。年金生活者の移住はよほど経済的に恵まれていないと苦労します。海外生活をしたことのない高齢者が海外に移住するのはかなり無謀です。都会から田舎に移住するのも案外大変なことなのに。。。
しかも多くの老人が移住先で迷惑をかけているそうです。認知症になったり介護が必要になったり。。。海外ではお金持ちの日本人以外は老人ホームに入ることもできないでしょうから、最後まで一人で生活していかなければならず。。結局、近所の人たちに助けてもらい迷惑をかけることになります。
どうしても今住んでいる街から逃げたいというなら、海外ではなく、国内の田舎や離島に引っ越しをした方が無難です。
私は、日本政府が移民や外国人労働者を受け入れていることに危機感を持っていますが、定年退職者が安易に海外に移住しようとすることについても懸念しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171020-00010003-nishinpc-int&p=1

「第二の人生」タイへの移住で思わぬ事態 日本人の困窮者が続出 孤独死や徘徊相次ぐ
   

 東南アジアなどに長期滞在して余暇を過ごす「海外ロングステイ」の人気が続いている。温暖な気候で日本人に人気のタイ北部チェンマイでは、リタイア後に充実した日々を送る人がいる一方で、安易な計画で移住に踏み切って生活が困窮する人が続出。急速な高齢化に伴い、日本人の孤独死や徘徊(はいかい)が相次ぐなど、思わぬ事態が生じている。

 「おじいさんは今も元気でしょうか? 1人で部屋にこもりがちだったけど、うちの子にお菓子をくれることもあったんですよ」。チェンマイの中心部にある古びたアパート。管理人のサムルアイさん(52)が心配そうにつぶやいた。

 おじいさんとは、アパートに長期滞在していた60代の日本人男性のことだ。「女性に貢いでお金に困っていたみたい。バイク事故をきっかけに身の回りのことができなくなってね…」

 サムルアイさんは見るに見かねて、朝昼晩に食事を届け、排せつ物で汚れた部屋も掃除していたという。「私が優しいって? 仏教を信じるタイ人にとって、お年寄りの世話をするのは当然のこと。ほっとけないよ」と照れ笑いした。

 別のアパートでも、日本の親戚と縁を切り、単身でタイ北部に20年近く滞在していた70代男性の世話を、タイ人の清掃員らが担っていた。家賃の滞納のほか、持病が悪化して失禁を重ねるようになり、周囲の人は困り果てていたという。

 2人とも日本には居場所がなく当初は「帰りたくない」とかたくなだったが、昨年から今年にかけて相次いで帰国した。説得に奔走したのが、チェンマイで昨年9月に発足したボランティア団体「ジャパン・ケア・ネット」(JCN)だ。

「第二の人生」タイへの移住で思わぬ事態 日本人の困窮者が続出 孤独死や徘徊相次ぐ


「日本の超高齢社会の縮図のようなことが起きている」

 「帰国のタイミングを逃したら、2人はどうなっていたか分からない」。JCNの志田義晴代表は言う。15人のメンバーが独居老人の見守りを手弁当で行い、衣服などを提供。帰国の説得のほか、飛行機代を立て替えたこともある。「同じ日本人として、タイの人たちに迷惑は掛けられない」との思いからだ。

 タイ北部は、首都バンコクに比べて物価が安く気候も温暖なため「第二の人生」を歩もうとする日本人年金生活者に人気が高い。北部9県を管轄する在チェンマイ日本総領事館によると、在留届を出している日本人は3200人を超えており、60歳以上が5割、70歳以上は3割を占める。

 ほとんどが1年更新のロングステイビザで悠々自適に過ごす人たちだが、滞在の長期化で高齢化が進行。病気や貧困に直面する人が急増している。借金や女性問題を抱えて家族と縁を切り、チェンマイに流れ着いた人も少なくない。

 街を徘徊して警察に保護される認知症の男性。所持金もなくホームレス同然の生活困窮者…。総領事館にはタイ当局から日本人に関する情報が連日寄せられる。「日本の超高齢社会の縮図のようなことが起きている」と峯尾直矢領事は嘆く。

 しかも、ここは海外。日本の社会保障制度は基本的に、適用されない。最初は元気でも、誰しも年を取れば病気になる。タイの病院は治療費が高額。医療保険に入っていなければ一気に蓄えを失い、生活が困窮してしまうのだ。

孤独死の増加

 いま、最も懸念されているのが孤独死の増加だ。タイ北部では毎年20~25人の日本人が亡くなっているが、昨年は38人に上った。

 日本人の70代男性が昨年4月、チェンマイのマンションの一室で息を引き取った。孤独死だった。「礼儀正しい人だったけど、近所付き合いを避けていた。もっと踏み込んで付き合っていれば」。隣室だった日本人女性(71)は悔やむ。

 男性は亡くなって1週間後に発見された。遺体はさらに2カ月間、病院に安置されたままだった。日本との関係が20年以上途絶えていたため、親族を捜すのに時間がかかったのだ。

 タイでは親族の署名がなければ、遺体の引き取りも、火葬もできない。総領事館が戸籍をたどって親族に連絡を入れても、複雑な事情を抱えた人の場合は「一切関わりたくない」と拒否されることも多い。そのたびに総領事館は、委任状への署名や諸経費の負担に応じてほしいと頼み込む。タイでは遺体を病院に安置するだけで1日に数百バーツ。火葬も有料だ。

 「日本人の高齢者問題がここまで深刻な地域は、他にない」と峯尾さん。タイで暮らせば日本の社会保障制度は基本的に適用されず、タイの公的サービスからも外国人は抜け落ちてしまう。そうしたセーフティーネットの「隙間に落ちてしまうリスクを考えてほしい」と警鐘を鳴らす。

西日本新聞社